4ステップで働く人の健康づくり

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ページID1021437  更新日 令和6年3月8日

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4ステップの進め方

4ステップフロー図:ステップ1健康診断・がん検診を受ける、ステップ2健診結果を確認する、ステップ3健康課題・対応方法を知る、ステップ4健康づくりスタート

  • ステップ1から4を繰り返しながら、健康づくりを継続していきます。
  • ステップ4で行った取組の効果を、ステップ1の健診結果(次年度)の変化で確認します。

ステップ1 健診・がん検診を受けましょう

自分の健康状態をチェックすることが元気に働き続ける第一歩です。

生活習慣病の予防やがんの早期発見・早期治療のために健診(検診)を受けましょう。

ポイント:年1回健診を受診しましょう

健診のイラスト

定期的に健診を受診をすることは、食生活や運動習慣などの自分の生活習慣を見直せるチャンスです。がんは早期発見・早期治療が重要です。健診やがん検診の詳細については下記のページをご覧ください。 


ステップ2 自分の健康状態を知りましょう

健診結果を確認していますか。普段は目では見えない自分の健康状態を健診結果から知ることができます。

ポイント:要経過観察は生活習慣改善のベストタイミング

健診結果の見方 

異常なし 良い生活習慣をこれからも続けましょう。定期的に健診を受け、検査数値の推移を見るように心掛けましょう。
要経過観察 大きな異常はありませんが、基準値から外れた値です。次回健診での数値の改善を目指し、食事量や内容の見直しや運動を取り入れるなどの生活習慣を改善する取り組みをしてみましょう。
要精密検査 疑わしい部分が認められるので、もう少し詳しく調べる必要があります。病気の有無について正確に調べるため、早いうちに医療機関を受診しましょう。
  • 検査項目の見方  
検査項目 基準値 検査からわかること
身体計測 肥満度(BMI) 18.5~24.9 肥満かどうかを判断する体格の指標です。体重(キログラム)÷{身長(メートル)×身長(メートル)}
腹囲

男性:85センチメートル未満

女性:90センチメートル未満

内臓脂肪の蓄積の程度をみます
血圧 最高血圧(収縮期) 130未満 循環器系の異常(脳卒中、心臓病など)を知る手がかりとなります
最低血圧(拡張期) 85未満
脂質

中性脂肪

150未満 中性脂肪が高くなると、動脈硬化の原因になります
HDLコレステロール 40以上 動脈硬化を予防する作用があります
LDLコレステロール 120未満 動脈硬化の原因になります
血糖 空腹時血糖 100未満

血液中のブドウ糖の量を測定します

血糖値が高くなると、糖尿病が疑われます

HbA1c(NGSP値) 5.6未満 過去1~3か月の血糖の状態を知ることができます
肝機能 AST(GOT) 30以下

心筋、肝臓、骨格筋、腎臓などの臓器に含まれる酵素です

これらの臓器に異常が起こると変化が現れます

ALT(GPT) 30以下

主に肝臓に障がいが起こると変化します

肝炎や脂肪肝などの場合に高くなります

γ-GT(γ-GTP) 50以下

肝臓などの臓器に含まれる酵素です

アルコール性肝障がいで数値が高くなります

腎機能

eGFR

45未満 腎臓が老廃物を排泄する能力を調べます

 (注意)基準値は目安であり、医療機関や健診機関によって多少の違いがあります。異常値が出た場合などの詳細については医師へご相談ください。

出典:厚生労働省「標準的な健診・保健指導プログラム」

ポイント:「要精密検査」は必ず早めに受診

健診結果で「要精密検査」だった場合は必ず早めに受診することが重要です。

もし、受診せずに放置していると、生活に様々な影響が出る可能性があります。

 

例えば、血糖値が高い状態を放置すると

糖尿病進行のフロー図:1.正常域(空腹時血糖値99以下、ヘモグロビンエーワンシー値5.5以下)、就業の制限なく普段通り働ける、今の生活習慣を維持、2.正常高値(空腹時血糖値100~109、ヘモグロビンエーワンシー値5.6~5.9)と境界域(空腹時血糖値110~125、ヘモグロビンエーワンシー値6.0~6.4)、自覚症状はなく、普段通り働けるが、すい臓が疲弊し、血糖値を下げる「インスリン」が出にくくなる、効かなくなってくるため、高血糖の状態が続く、生活習慣を改善しないと、糖尿病になる可能性が高い、3.糖尿病域(空腹時血糖値126以上、ヘモグロビンエーワンシー値6.5以上)、すぐに必ず受診が必要、自覚症状が(のどが渇く、頻回にトイレに行く、疲れやすい、体重が急に減って痩せてきたなど)ある場合、仕事に支障が出る可能性あり、4.適切な治療を受けずに放置していると、合併症発症:ヘモグロビンエーワンシー値6.9以上で心筋梗塞や脳梗塞の危険があり、突然死や身体に麻痺が出る可能性あり、ヘモグロビンエーワンシー値7.4以上で特に三大合併症(糖尿病性網膜症:視力低下し、失明することあり、糖尿病性神経障がい:足を切断することあり、糖尿病性腎症:人工透析(1回約4時間、週2~3回は時間の拘束あり)の危険あり、これまでの業務ができなくなる可能性あり


ステップ3 自分の健康課題・対応方法を知ろう

健診結果などから自分の健康課題や課題を解決するための生活習慣改善の方法を知りましょう。

ポイント:専門職に相談してみましょう

  • 保健師や栄養士などの専門職に相談し、健診結果などから自分の生活習慣の課題や生活習慣の改善方法のアドバイスをもらいましょう。

主な相談窓口

  • お勤め先の会社の産業医、保健師、看護師など
  • 加入している医療保険の保険者(全国健康保険協会や健康保険組合など)
  • 宇都宮市の保健師や栄養士など

相談窓口は以下のページの「ステップ2 自分の健康状態を知る、ステップ3 自分の健康課題・対応方法を知る」をご覧ください。


ステップ4 健康づくりをスタート

ステップ3で受けたアドバイスを参考に、食生活や運動の取組を始めてみましょう。

ポイント:自分に合った食生活や運動に取り組みましょう

食生活や運動など、できることから取り組んでみましょう。

「働く人におすすめ健康情報」で具体的な取組内容をチェックしてみましょう。

食生活:定食スタイルで食べる(外食やコンビニを利用する際も主食・主菜・副菜を組み合わせる)、栄養成分表示を活用する、運動:今より10分(1,000~1,500歩)多く歩く、階段を利用する、こころの健康:ストレス解消法を身につける、良質な睡眠をとる工夫をする(就寝前にコーヒーなどカフェインが含まれるものをとらないなど)、歯・口腔の健康:かかりつけ歯科医を持ち、定期的に歯科健診を受ける、毎食後歯磨きをする、たばこ:喫煙者は喫煙場所を選ぶなどして、家族などへの受動喫煙を防ぐ、禁煙治療を受ける、アルコール:適正な飲酒量を心がける(適量は1日にビール500ミリリットル)、休肝日を設ける

このページに関するお問い合わせ

宇都宮市保健所 健康増進課 企画グループ
電話番号:028-626-1128 ファクス:028-627-9244
住所:〒321-0974 宇都宮市竹林町972
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