運動習慣を身につけるポイント

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ページID1024990  更新日 令和6年3月8日

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運動について、タイプ別の改善ポイントを確認しましょう

図:A勤務時間が不規則なタイプ

今の生活にプラス10分体を動かしてみませんか?

 仕事の合間の休憩時間や自宅で過ごす中に、「10分」からだを動かすことを取り入れてみましょう。
 自然と体を動かすように日常生活を工夫してみましょう。

【できるところからやってみましょう!】

  • 通勤を自動車から歩きや自転車、公共交通機関を利用する
  • 仕事の休憩時間に散歩をする
  • ラジオ体操を毎日実施する
  • 家事で体を動かす など

図:B仕事中体を動かすことが少ないタイプ

仕事中、座っている時間が多い方へ 運動したいけど時間がないと思っていませんか

 「運動」というと、ジョギングや水泳、筋力トレーニングということを思い浮かべませんか?
しかし仕事が忙しく、運動のための時間がとれないという方は、まずは「からだを動かすこと」に焦点を当ててみましょう。
 仕事中気づくと1時間以上座りっぱなしで、体を動かしていないと感じる人も多いのではないでしょうか。
まずは座りっぱなしを避けて、30分に1回は立ち上がり、ストレッチや物を取りに行くなどして動くことを意識しましょう。
 また、下の図のようにデスクワークや運転業務に携わっている方でしたら、座ったままでできるふくらはぎのストレッチがありますので、ぜひ行ってみてください。ふくらはぎを刺激することで、血流がよくなります。
 

図:座りながらできるふくらはぎのストレッチ (1)足の指でグーをつくる (2)足の指をひらく (3)足を上下につま先立ちする (4)つま先を引き上げる (5)ひざを両手で抱え、足の力を抜いて足首を回す (6)ふくらはぎを軽くもむ

図:B仕事中体を動かすことが少ないタイプ

一番手軽にできる「ウォーキング」から始めてみませんか

 脂肪が減少することにより肥満も解消され、代謝がよくなることで血中脂質や血糖値、血圧の状態の改善にも有効です。心肺機能の維持・改善の効果もあります。身体活動の運動強度において、健康寿命を延ばすためには、中強度(大股で地面を力強く蹴る歩行、うっすらと汗ばむ程度の速歩き、会話が何とかできる程度の息が弾む歩行など)が最適な運動強度とされています。
 最近の研究では、1日当たりの歩数と中強度の歩行時間で予防できる可能性のある病気や病態の関係が報告されており、生活習慣病を予防するのに有効である歩行は、「1日8,000歩、そのうち中強度の歩行が20分」が適切な身体活動量と言われています。
 

図:1日当たりの歩数と中強度の歩行時間で予防できる可能性のある病気や病態 2,000歩 中強度の運動(速歩きなど)0分 寝たきりを予防、4,000歩 中強度の運動5分 うつ病を予防、5,000歩 中強度の運動7.5分 要支援・要介護 認知症 心疾患 脳卒中を予防、7,000歩 中強度の運動15分 がん 動脈硬化 骨折 骨粗しょう症を予防、7,500歩 中強度の運動17.5分 筋減少症 体力の低下の予防、8,000歩 中強度の運動20分 高血圧症 糖尿病 脂質異常症 メタボリックシンドローム(75歳以上)、9,000歩 中強度の運動25分 高血圧(正常高値血圧) 高血糖を予防、10,000歩 中強度の運動30分 メタボリックシンドローム(75歳未満)を予防、12,000歩 中強度の運動40分 肥満を予防

図:C 体力をつかう業務が多いタイプ

仕事でからだを動かす方へ エネルギーの摂取量と消費量について考えてみましょう

 仕事で汗をかき、からだを動かすことが多い業務の方は、エネルギーの消費量はデスクワークの方よりも多い傾向にあります。しかし、健診の結果をみると、体重や腹囲の増加、血糖値や脂質などが基準値よりも高いということはありませんか。
 その原因のひとつとして、からだを動かしてエネルギーを消費した分以上に、食事や飲み物からのエネルギーの摂取量の方が上回っている可能性があります。エネルギーの摂取量を適正にするとともに、1日の中で少しでも運動を取り入れてエネルギー消費量を増やすことに取り組んでみましょう。
 

図:エネルギー摂取量と消費量の関係性 エネルギー消費量より、摂取量が上回ると、体重は増加し、肥満につながります。 エネルギー消費量 (1)基礎代謝量 呼吸や心臓を動かすことや、体温を調節したり、生命活動を保つために消費される量 (2)食後の熱産生量 食事により体内に吸収された栄養素が分解され、その一部が体熱となって消費される量 通常の食事では摂取したエネルギーの10%程度 (3)身体活動量 歩行などの身体を動かすことで消費する量 (注意)食べない(エネルギー摂取量少)、動かない(エネルギー消費量少)で体重を維持しても、筋肉や骨格を維持することはできないため、健康の維持・増進にはつながりません。

図:自分の身体活動レベルを確認しましょう 身体活動レベル 低い(1.)生活の大部分が座位で、静的な活動が中心の場合 ふつう(2.)座位中心の仕事だが、職場内での移動や立位の作業・接客等、通勤・買い物での歩行、家事、軽いスポーツのいずれかを含む場合 高い(3.)移動や立位の多い仕事への従事者、あるいはスポーツ等余暇における活発な運動習慣を持っている場合 自分の年齢と身体活動レベルから推定エネルギー量を確認しましょう 

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