HIVとAIDS(エイズ)
AIDS(エイズ)ってどんな病気
エイズはHIVというウイルスに感染することで、病気から身を守る機能(免疫機能)が破壊され、健康な時にはかからないような感染症やある種のがんにかかってしまう病気です。
感染後、何もしなければ10年前後の症状のない期間を経て発病します。しかし、感染を早期に発見し、適切な時期から適切な治療を受ければ発病を防ぐことが可能になってきました。
2019年の国内の年間報告数は、新規HIV感染者は903件、新規エイズ患者は333件でした。
検査にいこう
HIV(エイズ)の感染経路
HIVの感染経路は主に以下の3つです。
HIV感染者の精液、膣分泌液、血液が、性器などの粘膜や傷口に触れたときに感染の可能性があります。
性行為感染
HIV感染の約8割が性行為による感染です。コンドームを使用しない性行為によるものがほとんどです。コンドームを正しく使用すれば、ほぼ100パーセントHIVの感染が防げると言われています。
血液感染
注射器の使いまわしや不衛生な道具によるいれずみなどで、HIVに感染している人の血液が体内に入ると感染の可能性があります。
母子感染
HIVに感染しているお母さんから赤ちゃんへ感染することがありますが、妊娠中から薬を内服することや、出産の際に予防策をとることで母子感染を防ぐことが可能です。日本では母子感染はほとんどありません。
こんなことでは感染しません
日常生活ではHIVに感染する心配はありません。
それはどうしてか。
HIVは熱や水、消毒薬、乾燥に弱いウイルスです。空気や水に触れると死んでしまうため、人の体の中でしか生きられません 。
そのため、以下のようなことで感染することはありません。
予防方法
ノーセックス
HIVを含む多くの性感染症は、性行為(性的接触)により感染します。
性行為をしないという選択肢も考えてみましょう。
セーフセックス
自分とパートナーがHIVに感染していないことが確実で、お互いに他の性行為のパートナーがいなければ、二人の性行為は安全です。
過去に一度でも性行為の経験がある人は検査を受け、お互いの感染の有無を確認することも大切です。
セーファーセックス
性行為をするときには、コンドームを使用するということです。
コンドームは性行為をするのであれば、自分のこと、そして大切なパートナーのことを守る大切なアイテムです。
正しく使用すれば、エイズを予防できます。
検査はどこでやっているの
宇都宮市保健所では毎週水曜日、宇都宮市保健センターでは原則第4日曜日に無料、匿名で検査相談を実施しています。
詳細は、下記リンク「エイズ、性感染症(性器クラミジア、梅毒)の検査と相談」をご確認ください。
理解と支援の象徴「レッドリボン」
エイズは決して特別な病気ではありません。
予防をしていなければ誰でも感染の可能性がある病気です。
一人ひとりの理解と思いやりが、HIV感染の拡大をくい止め、差別や偏見をなくす大きな力になります。
「自分には関係ない」と思わず、自分のこと、大切な人のこととして考えてみませんか。
レッドリボンはエイズとともに生きる人への理解と支援を表す赤いリボンです。あなたの胸にもレッドリボンを。
このページに関するお問い合わせ
宇都宮市保健所 保健予防課
電話番号:028-626-1114
住所:〒321-0974 宇都宮市竹林町972
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