感染防止対策の徹底のお願い 市長メッセージ(7月30日)
市内における新型コロナウイルス感染症の状況は、6月末以降、飲食業などにおけるクラスターの発生など、感染者が増加しており、7月29日には、市内で、1日あたり最も多い10名の感染者が確認され、このうち約半数は、家族や親族間の感染でありました。
このような状況を踏まえ、7月30日午後5時から、「第24回宇都宮市新型コロナウイルス感染症危機対策本部会議」を開催し、今後の対応について協議したところであります。
県におきましても、県民に対し、マスクの着用をはじめ、「3つの密」の回避など、基本的な感染防止対策の徹底や、施設に応じた感染防止対策の徹底が行われていない場所への外出を避けるよう要請をしているところでありますが、本市といたしましても、間もなく始まる夏休みを迎え、多くの人の往来が想定されること、「家庭内感染」や「職場内感染」が増加していることから、改めて、市民の皆様におかれましては、次の事項について、ご協力くださいますよう、強くお願いいたします。
1 マスクの着用、換気の徹底をはじめ、「3つの密」の回避や、人と人との距離の確保、手洗いなどの手指衛生等、基本的な感染防止対策を徹底してください。
2 体調が悪い場合は、仕事は休み、旅行や外出を控えてください。
3 施設に応じた感染防止対策の徹底が行われていない場所への外出を避けてください。
これまでもご協力をお願いしている事項であり、繰り返しにはなりますが、皆様が安心して社会経済活動を継続できるよう、特に、夏休みには多くの人が集まる場面も想定されることから、「新しい生活様式」の更なる徹底と、多くの人と接する場所や、感染が拡大している場所においては、十分注意してくださるようお願いいたします。
さらに、「家庭内感染」を予防するため、発熱や咳などの症状がある場合は、家族間であってもマスクの使用の徹底や、タオル、食器等の共有はしないこと、症状に関わらず、換気やこまめな手洗いをするなど、家庭内においてもより一層の緊張感をもって、対策を徹底してください。
また、先日の市内2例目となるクラスターの発生を受け、飲食業や理容・美容業関係団体等に対しまして、業種別ガイドラインの徹底に加え、休憩室や、更衣室等、勤務時間以外の場面での「3つの密」回避など、感染防止対策を徹底するよう依頼をしたところでありますが、今後、より幅広く市内の団体や、本市の指定管理者、委託事業者等に対しましても対策の徹底を依頼してまいります。
事業者の皆様におかれましては、職場を守るため、お客様を守るため、従業員を守るため、特に、出勤前や出勤時には、体温を測定し、発熱やかぜ症状がある場合は責任者へ報告し自宅待機とすることや、休憩室や更衣室等においても、一度に利用する人数を減らし、対面での食事は避けていただく、利用時には、常時換気をするなど感染予防へのご協力をお願いいたします。
なお、市主催のイベントや会合等の開催につきましては、8月31日まで現在の収容率や人数の制限を維持することとし、会合等を開催する場合に、引き続き感染防止対策を徹底することはもちろんのこと、市有施設の利用者の皆様に対しても、感染防止対策の徹底を依頼してまいります。
本市といたしましても、引き続き、感染拡大防止に全力を尽くすとともに、市民の皆様・事業者の皆様の生活を支援してまいります。
力を合わせてこの難局を乗り越えていきましょう。
宇都宮市長