脳卒中について

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ページID1030768  更新日 令和6年3月8日

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脳卒中とは

 脳卒中は、脳の血管が詰まったり、破れたりして、その先の細胞に栄養が届かなくなって、細胞が死んでしまう病気です。急に倒れて意識がなくなったり、半身のまひが起きたり、ろれつが回らなくなったりする発作が起きます。

 脳卒中は後遺症により生活に支障をきたすことが多く、重度の要介護状態を引き起こす最大の原因となっています。発症後、早く治療を開始すれば後遺症を軽くすることも可能です。脳卒中の疑いがある場合には、可能な限り早く病院を受診しましょう。

脳卒中図

脳梗塞と脳出血

 脳梗塞になると、血管が詰まった部分の先の脳細胞には血液が送られなくなります。

 脳出血では、脳の中に出血して血の固まりができます。

 脳梗塞、脳出血いずれの場合でも、脳細胞が壊れ、意識がなくなったり、半身まひや話すことへの支障、さらには認知機能低下などの症状が現れます。

 脳梗塞や脳出血では、初期に適切な治療を開始すれば、後遺症なく治ることもあり、またリハビリでかなり回復することも多くなっています。

脳梗塞

脳出血

脳卒中の危険因子

 脳梗塞を発生させる危険因子には、高血圧や不整脈、糖尿病、喫煙、肥満などがあります。高くなった血圧や乱れた血流が血管を傷つけて血栓をつくり、血管はしだいに硬くなっていきます。そうしてできた動脈硬化が、脳梗塞を起こします。メタボリックシンドロームも脳梗塞の危険因子の一つです。

 脳出血やくも膜下出血の場合は、高血圧、喫煙、飲酒が発生に関連する要因です。脳出血の場合は、コレステロール値の異常低値(低栄養)も発生に関与します。

脳卒中の典型的な5症状

1 片方の手足・顔半分の麻痺・しびれ(手足のみ、または顔のみの場合もあります。)

片麻痺

2 呂律が回らない、言葉がでない、他人の言うことが理解できない

言語障がい

3 力はあるのに、立てない、歩けない、フラフラする(体のバランスが取れない)

立てない

4 片方の目が見えない、物が二つに見える、視野の半分が欠ける 片方の目にカーテンがかかったように、突然一時的に見えなくなる

視野障がい

5 経験したことのない激しい頭痛がする

強い頭痛

これらの症状がみられるときは119番通報し救急要請をしてください

寒い季節はヒートショックに注意

 暖かい部屋から寒い部屋への移動など、急激な温度変化により、血圧を大きく変動させるヒートショックは、脳卒中や心筋梗塞などの重篤な循環器疾患の発症につながるため、注意が必要です。

 ヒートショックを防ぐためには温度差を少なくする取り組みが必要です。

 トイレや脱衣所に簡易ヒーターを設置すること、暖房器具を使用して家の中の温度差を少なくしましょう。

脳卒中の関連サイト

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このページに関するお問い合わせ

宇都宮市保健所 健康増進課 企画グループ
電話番号:028-626-1128 ファクス:028-627-9244
住所:〒321-0974 宇都宮市竹林町972
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。