第44回宇都宮市民芸術祭 文芸部門作品募集
第44回宇都宮市民芸術祭 文芸部門作品募集開始
第44回宇都宮市民芸術祭文芸部門作品募集要項
- 募集種別
部 門 |
応募 基準 |
作品規定 |
PC等原稿の場合 |
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小説 |
1人 1編 |
・400字詰め原稿用紙換算で、 50枚(20、000字)以内。 ・作品には題名をつけること。 |
A4用紙(ヨコ仕様)にタテ書き、 30字×40行、11ポイントを原則とする。 (注意4):原稿例参照 |
随筆・エッセー |
1人 1編 |
・400字詰め原稿用紙換算で、 5枚(2、000字)以内。 ・作品には題名をつけること。 |
A4用紙にタテ書き、20字×20行、 12ポイントを原則とする。 |
詩 |
1人 1編 |
・400字詰め原稿用紙(A4判を使用) ・作品には題名をつけること。 |
A4用紙にタテ書き、20字×20行、 12ポイントを原則とする。 |
短 歌 |
1人 5首 |
・400字詰め原稿用紙(A4判を使用) ・欄外に題名を記載すること。 |
A4用紙にタテ書き、20字×20行、 12ポイントを原則とする。 |
俳 句 |
1人 10句 |
・400字詰め原稿用紙(A4判を使用) ・欄外に題名を記載すること。 |
A4用紙にタテ書き、20字×20行、 12ポイントを原則とする。 |
川 柳 |
1人 10句 |
・400字詰め原稿用紙(A4判を使用) ・欄外に題名を記載すること。 |
A4用紙にタテ書き、20字×20行、 12ポイントを原則とする。 |
(注意1) データでの出品にご協力お願いします。
(注意2) 小説、随筆・エッセーの入賞作品については、Eメールまたは記録メディア(USBメモリ、CD-ROM等)にて原稿の提出をお願いする場合があります。記録メディアの返却につきましては、事務局までお問い合わせください。
(注意3) 小説については、ページ番号を欄外に記載してください。また、400字詰め原稿用紙に換算した枚数を最終ページの欄外に記載してください。(例:総文字数18,000文字の場合、原稿用紙換算枚数45枚と記載)
(注意4) 小説部門PC原稿規定に沿った原稿例のファイルをご参照の上、規定内での作品提出をお願いします。
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応募資格及び条件
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・宇都宮市在住者、通勤・通学または宇都宮市出身者。(15歳以上)
・宇都宮市に活動の拠点がある文芸団体に所属する者。
・宇都宮市に関わりのある者。作品は、未発表に限ります。ただし、小説部門に限り、令和4年1月1日から令和4年12月31日の間に発行された同人雑誌等の掲載作品のコピーをもって応募することができます。
点字による作品も応募できます。
文字は、楷書ではっきりと書いてください。
応募原稿には、出品票を添付し原稿用紙には氏名等を記入しないでください。
応募作品は返却しません。 - 応募方法
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・窓口
・送付
・WEB(下部の応募フォームにて受け付けます。)
(注意)WEB応募について、応募完了後にご入力いただいたメールアドレス宛に控えメールが届きます。応募料のお支払いの際に控えメールに記載されている「送信LogNo」が必要となりますので、メールが届きましたら、応募内容と併せてご確認ください。
- 応募料
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1,500円(高校生・同年齢者は無料)
応募者全員に「うつのみや市民文芸第44号」を1冊贈呈します。口座振り込み、定額小為替の送付または事務局窓口で受け付けています。
定額小為替(日本郵政)は、受取人欄は空欄としてください。 - 応募先
- 郵便番号320-8540 宇都宮市旭1丁目1-5 宇都宮市教育委員会文化課内
宇都宮市民芸術祭実行委員会事務局文芸係 - 応募締切
- 令和5年4月3日(月曜日) 必着
- 賞
市民芸術祭賞 | 各種別とも1以内 | 賞状、トロフィー、副賞(5,000円相当図書カード) |
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準市民芸術祭賞 | 各種別とも1以内 | 賞状、楯、副賞(2,000円相当図書カード) |
奨励賞 | 各種別とも2以内 | 賞状、楯 |
佳作 | 各種別とも若干数 | 賞状 |
- 入賞発表
- 入賞者に対してのみ5月上旬頃に通知いたします。
またホームページにて掲載発表予定です。 - 作品集
- 入賞作品は、「うつのみや市民文芸第44号」に掲載いたします。
ただし、スペースの都合で掲載できないこともありますのでご了承ください。 - 審査員
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小説 福田三男、加葉まひろ、福冨陽子
随筆 小島延介、松林厚子、国井和子
詩 我妻洋、矢口志津江、和氣勇雄
短歌 田村トモ、𠮷崎敏枝
俳句 五十嵐藤重、加茂都紀女、小藪敏夫
川柳 刑部仙太、善林真琴、野口直子 - その他
- 「うつのみや市民文芸第44号」の発行は令和4年7月下旬頃の予定です。
表彰式は令和5年7月下旬頃に行う予定です。
「うつのみや市民文芸第43号」(最新号)を事務局にて販売しています。
(第42号以前のバックナンバーについては、事務局にお問い合わせ下さい。)
その他、不明な点は事務局にお問い合わせ下さい。
ペンネーム掲載希望者のみ、出品票のペンネーム欄にご記入ください。
応募者の個人情報について
皆様の個人情報は、実行委員会で責任をもって管理いたします。
応募用紙にご記入の情報は今後の入選通知の送付、目録作成、募集要項送付のために利用いたします。
また個人情報の第三者への提供はいたしません。
審査員からのアドバイス
募集に際して、審査員からのアドバイスを順次掲載します。作品作りのご参考にしてください。
小説
原稿で50枚と言えば短編小説である。それならば充分に推敲する時間があろう。誤字や脱字がないか、書き過ぎてしまっていること、或いは書き足りなかったことがなかったのかどうかと、小説を書く場合の基本的な姿勢であろう。
やたらと登場人物を多くする必要はないし、物語を複雑にする必要も無い。作者が、これだけはどうしても書きたいんだと言う欲求が感じられれば成功である。奇を衒(てら)うことなく、素直に書くべきである。
随筆・エッセー
自分の書きたいことを見つけたら、ほかの人が読みたくなるように書く、ことに尽きる。それにはまず題名で惹きつけ、書き出しでこれからの期待を持たせ、読むうちに次への関心を持たせ、最後にサッと突き放すこと。
書いたら声を出して読む。そこで文章にリズムがあるかどうか、描写より説明になってないか、エピソードが入って立体的になっているか、などを点検する。
本を読むとき、つねに書く意識を忘れないで。
詩
誰もが「詩の心」は持っているのです。詩は書くための色々な制限が無い、つまり形式の要らない自由な表現が出来る短詩型文学です。詩は「心の声」だと言われます。
つまり「心」に起伏する様々な想いを書けばいい、主題は何でもいい、そこに少しでも心にある濁りをうすめるような、美しい思念を表現出来たらベストです。書いて行く程に真実に迫れる、深い喜びを味わえるジャンルです。
さあ、あなたも心の中にある詩人を呼び出して書いてみましょう。
短歌
- 初心者の方も奮って応募してください。生活の中で気づいたこと、感じたことを31文字にまとめて10首を作るのです。
- 再度経験のある方は、10首を一つのテーマで詠むことを心がけてください。
- 声に出して読んで、なめらかなのが望ましいです。なめらかな短歌は定型におさまり声調もよく、ひびきもよいのです。これは、大切な作歌の基本です。
俳句
俳句は、五・七・五の短詩型文学で、季節感の季題を取り入れた「有季定型」の詩型です。自然現象に愛情を持って、細かく観察して作られることが大切なことです。書店で、季題を取り入れた「歳時記」が販売されていますので、それを参考にし作られると簡単に作れます。
例えば、雷は、夏の天文の季題ですが、副題として「神鳴・いかずち・はたた神・鳴神・落雷・日雷」などがあり、これ以外にもおおくの副題が網羅されています。
とても興味がもて知識がゆたかになり、面白く、そして脳の活性化につながりますよ。上達を心がける時は「三多の説」があります。これは具体的には下記のことです。
- 「多くの俳句を読む(味わう)」
- 「多くの俳句を作る」
- 「多くを棄てる」
(注意)「多くを棄てる」の意味は、作られた俳句は、手元から離すの意であり、具体的には、投句(応募)していくことです。
川柳
公募川柳に於いてはその作品は雑詠であることが常識です。市民芸術祭に於いても然りです。テーマのある場合はあらかじめ明記されています。日常茶飯を詠む人間を詠むと言われているが、説明や報告でない作品を期待しています。
自身の所属する川柳結社への投句とは違い、応募作品を添削することはありません。揃えた10句は完壁でなければ審査には残れません。作品が出来たら次の事をチェックして下さい。
- 漢字は正しいか。
- 用宇は正しいか。(同志・同士)
- 送り仮名は正しいか。
- 意味の通じる「てにをは」になっているか。
第43回宇都宮市民芸術祭文芸部門入賞者発表
令和4年4月19日に審査を行った結果、下記のとおり46名の作品が入賞されましたので、発表いたします。
第43回宇都宮市民芸術祭文芸部門 市民芸術祭賞受賞者コメント
戸井田 公子 氏「鯉のいのち」(随筆・エッセー部門 市民芸術祭賞)
受賞作品を書く上で苦労した点、工夫した点
現在→過去の思い出→現在という構成をもとに、自分の気持ちをありのままに表現した。1つのセンテンスが長くなりすぎないように工夫した。
書いたあと、何度も音読して、つっかえるところは推こうを重ねた。
創作活動を始めたきっかけ
1年前に還暦を迎え、音楽関係の仕事を退職した。音楽は、音が減衰してしまうが、文学作品は文字として残る。
自分の気持ちを文字として可視化された状態で表現しておきたいと思い、随筆をかき始めた。
日頃の活動について
朝5時から7時30分までマクドナルドで手書きでかいている。
すべて直筆の手書きにして、原稿用紙で作品を保存している。
くぼかわ けんいち 氏「信号待ち」(詩部門 市民芸術祭賞)
受賞作品を書く上で苦労した点、工夫した点
詩を書くとき、発想が生まれると、すぐにノートやキーボードに向かうのが常でした。ところが今回は、自分に意地悪をするように、書き始めるまでに月日を費やしたのです。それが功を奏したのでしょうか。
私の詩をよく読んでくれるかたから、七年前に準市民芸術祭賞をいただいた『くうきのなかみ』のような楽しい作品が読みたいと言われ、くっきりとした映像が浮かぶ世界を描きたいと工夫しました。
創作活動を始めたきっかけ
中学生のとき、さだまさしさんの書く詩の世界に魅了されました。あんなに美しい言葉が自分にも紡げたら、と憧れたのです。高校のとき、国語の先生から「おまえの書くものは上手くはないが面白い」と言われたことも創作活動を始めるきっかけになったかも知れません。ちょうど母が『日本の詩歌』という全集を求めていたので、よき教科書になりました。
日ごろの活動について
詩の結社には入っていません。インスタグラムやフェイスブックで詩や短歌、短篇小説を発表しています。市民芸術祭、栃木県芸術祭も入賞すれば発表の場になってきました。
四十代のころは地元のラジオで一年三か月間、週に一度、作品を放送してもらったこともありました。いつか詩集を出版したいと考えています。
如月 さつき 氏「白鳥讃歌」 (短歌部門 市民芸術祭賞)
受賞作品を書く上で苦労した点、工夫した点
生命感溢れる優雅な白鳥を身近で見ることができたので見たままを短歌に残そうと詠みました。いざ詠んでみると同じ風景、同じ言葉が重なり十首の連作に苦労しましたが、一首一首に独立性をもたせました。
創作活動を始めたきっかけ
俵万智さんの『サラダ記念日』に触発されて作り始めたのですが短歌はそんなに甘くなかった。奥が深くて挫折しそうにもなりましたが飽きずに続いています。
日ごろの活動について
毎月八首を結社に提出しています。新聞などにも投稿して友や孫達に読んでもらい感想や意見を聞くのが励みになっています。
斎藤 武夫 氏「メビウスの帯」 (俳句部門 市民芸術祭賞)
リタイヤ後新しい生活に入り、趣味の一つとして月一回の俳句の会に参加をしています。
月日のたつのは早く、飽きずによくやっているなと自分自身振り返っております。
俳句は何時でも何処でも作ることができ、また句会にはゲーム性があり、詠んだ句が自分の意図と違って客観的に評価されるからと思っております。
今回は句会に投稿した句を主体に読み返し、推敲して応募いたしました。
なかなかこれはと思う句が出来ませんが、老後のボケ防止として楽しみながら詠んでおります。
うつのみや市民文芸第43号
第43回入賞者作品および各審査員寄稿作品を掲載した作品集を販売しております。
場所 宇都宮市教育委員会文化課内 宇都宮市民芸術祭実行委員会事務局(市役所12階)
価格 1,200円
表紙 鶴見久次さん作「果樹園」(第43回宇都宮市民芸術祭ギャラリー部門洋画・版画の部 市民芸術祭賞受賞作品)
- 第42回以前のバックナンバーは定価の半額にて販売いたします。ご希望の方は事務局までお問い合わせ下さい。
事務局
電話番号:028-632-2763
ファクス:028-632-2765
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このページに関するお問い合わせ
教育委員会事務局 文化課 文化振興グループ(市役所12階)
電話番号:028-632-2763 ファクス:028-632-2765
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