平成27年度教育委員会の活動

Xでポスト
フェイスブックでシェア
ラインでシェア

ページID1011043  更新日 令和6年3月8日

印刷 大きな文字で印刷

教育委員の活動の様子を紹介するもの

教育懇談会

平成27年8月18日(火曜日) 教育委員会と教職員とのふれあいティータイムトークを開催

出席者
 小学校及び中学校の教員 6名

テーマ
 学校現場の実態と教職員としてのやりがいについて

内容
 「学校現場の実態と教職員としてのやりがいについて」をテーマとした意見交換を行いました。
 主に中堅の先生方にご出席いただきましたが、今年度は特に教員の多忙感に焦点をあて、学校現場での実態などについて率直なご意見をいただきました。
 先生方は、授業だけでなく普段の学校生活や部活動などの子どもたちと直接向き合う時間や教材研究、連絡帳の確認などの準備時間を大切に考えており、いかにしてその時間を確保していくのか、中堅教員として様々な校務を担当されている中でご苦労されながら、それぞれ工夫をされていました。ただ、忙しい中にあっても、子どもたちの成長を見たときや自分の教えが教え子たちの人生に影響していることを知ったときに、教員としてのやりがいを強く感じておられました。一方で、通知表がパソコンで作成できるようになり、非常に楽になったというお話もありました。
 教育委員会としても、今後さらに取組を充実させていくとともに、先生方も自身のご家庭を大切にしていただきながら、自信と誇りとやりがいを持って、教員の責務を全うしていただきたいと思います。

平成27年度ふれあいティータイムトークの様子1

平成27年度ふれあいティータイムトークの様子2

平成27年度ふれあいティータイムトークの様子3

平成28年2月19日(金曜日)スクールソーシャルワーカーとの懇談会を開催

スクールソーシャルワーカとの懇談会の様子

出席者
 スクールソーシャルワーカー

テーマ
 スクールソーシャルワーカーの役割と学校現場の状況について

内容
 今年度から新たに配置されたスクールソーシャルワーカーについて理解を深めるとともに、学校現場の状況や課題等について把握するために、スクールソーシャルワーカーとの懇談会を実施しました。
 スクールソーシャルワーカーは、家庭環境等が要因となって発生する児童生徒の不登校など、学校だけでは対応が困難な事案に対し、福祉等の関係機関と連携して問題解決にあたることを目的に配置しました。実際の活動としては、福祉的な支援の介入や、学校への指導・助言、ケース会議の開催などであり、家庭と関係機関を繋ぎながら、各機関がスームズに対応できるよう調整するという重要な役割を担っています。
 支援にあたっては、関係機関との「顔の見える関係」を築くなど、連携体制の強化を図りながら、家庭の状況を十分に把握したうえで、家庭に「寄り添う」ことを心がけて活動されていることが分かりました。スクールソーシャルワーカーには、福祉分野にかかる専門性や各機関との関係構築力も必要ですが、何よりも人柄が重要なものだと感じました。
 今後、学校現場では、スクールソーシャルワーカーを必要とする機会がますます広がっていくものと思いますが、すべての子どもたちが充実した学校生活を送れるようにするため、見える部分だけでなく、見えにくい部分に対する支援の強化を図っていくことも必要であると思いました。

意見交換会

平成27年8月25日(火曜日) 市議会と教育委員会との意見交換会を開催

出席者
 宇都宮市議会議長・副議長、文教消防水道常任委員会委員長・副委員長

内容
 本年度の市議会との意見交換会は、例年通り、「平成27年度教育委員会点検・評価報告書」の提出と併せて実施いたしました。 
 本年度の意見交換会は特にテーマを設定せず実施し、提出した報告書の内容のほか、「宮っ子ステーション事業の取組状況」や「児童生徒の学力について」など、議員の皆さまから多くのご意見をいただきました。
 「宮っ子ステーション事業の取組状況」については、地域の人材確保が年々難しくなっており、若い人材を育成する体制づくりが必要であるなどのご意見をいただきました。
 「児童生徒の学力」については、市内でも実施している習熟度別学習の必要性について、昨年度に教育委員が視察した瑞穂台小学校の取組状況をお話ししながら、共通理解を深めることができました。
 意見交換会では、議員の皆さまの経験に基づく幅広い視点から、大変貴重なご意見をいただくことができました。いただいたご意見は今後の取組の参考とさせていただき、本市教育の充実に向け取り組んでまいります。

市議会との意見交換会1

市議会との意見交換会2

市議会との意見交換会3

教育施設視察

平成27年7月21日(火曜日) 宇都宮市体育館(ブレックスアリーナ宇都宮)を視察

 平成25年10月から平成26年10月まで約1年間大規模改修工事を行った宇都宮市体育館(ブレックスアリーナ宇都宮)について、改修後の施設設備や施設の利用状況などを視察しました。
 改修工事は耐震化が中心でしたが、照明のLED化や天井及び床材の改修のほか、エレベータの設置や車椅子用の観覧スペースの設置など、利用者が使いやすい施設へと改修されていることが確認できました。宇都宮市では、プロスポーツが大変盛んであり、特に市体育館はリンク栃木ブレックスの試合が多く行われるとのことなので、市内外から試合の観戦に来られる方々にも、とても使い勝手のよい施設となったと思います。
 また、視察時には、市体育館の運営主体である公益財団法人宇都宮市スポーツ振興財団主催の「いきいきスポーツ講座」も開かれており、多くの方が参加していました。この他にも様々な講座が開かれているとのことですが、スポーツに対する市民の意識や期待は今後もますます高まっていくと思いますので、継続した取組を行うことが必要だと感じました。
 今後も、本市の生涯スポーツの推進を図るため、「ひとり1スポーツ」の実現に向けて、様々な団体の取組を支援するとともに、スポーツ施設設備の充実にも取り組んでいきたいと思います。

宇都宮市体育館視察の様子1

宇都宮市体育館視察の様子2

宇都宮市体育館視察の様子3

平成28年1月26日(火曜日) 泉が丘小学校を視察

 今回は、泉が丘小学校を訪問させていただき、小中一貫教育の取組の一つである中学校教員による小学校への乗り入れ授業の参観や防犯カメラの設置・運営状況の確認、教職員との意見交換のほか、児童と一緒に給食をいただきました。

 泉が丘小学校は、泉が丘中学校と隣接しているだけでなく、小学校内には泉が丘地域コミュニティセンターや総合型地域スポーツクラブである友遊いずみクラブも設置されていることが大きな特色であり、中学校や地域との密な連携が図れる、とても恵まれた環境にある学校です。
 校長先生をはじめとした教職員の方々が、こうした絶好の教育環境を十分に活かしながら、子どもたちが心豊かにたくましく生きるための教育活動をされていることがよく感じられました。

 乗り入れ授業については、第6学年の音楽の授業を参観しましたが、中学校の雰囲気を感じさせるような授業を行っていました。1つの乗り入れ授業を行うために、小学校と中学校の先生が電話やメールを活用して連絡調整を行うなど、限られた時間の中で連携を密にしながら授業準備を行い、指導の工夫・改善を図っていることも知ることができました。

 給食は、献立が愛知県の郷土料理であり、栄養バランスがとれたおいしい給食をいただきました。また、一緒に食べた第3学年の児童たちは、とても明るく活発であり、笑顔があふれる楽しい時間を過ごすことができました。

 今回の視察では、教職員が子どもたちのために、よりよい教育ができるよう創意工夫した学校運営をしている様子や、そういった教職員の努力により児童が楽しく学校生活を送っている様子をよく知ることができ、とても有意義な視察となりました。

泉が丘小学校視察の様子1

泉が丘小学校視察の様子2

泉が丘小学校視察の様子3

委員de(デ)サロン

 委員de(デ)サロンは、教育委員が考える本市教育行政のあり方や、事務局の実務担当者が考える事務執行上の課題等について話し合うことにより、本市教育にかかる現状や課題等についての共通理解を深めるために開催しています。

 今年度については、昨年度に引き続き、各課から事務概要や主要事業等の説明を受けた上で、教育委員と事務局職員との意見交換を行い、各課の現状や課題等について共通理解を図ってまいります。

第1回 平成27年4月21日(火曜日) 教育企画課と委員de(デ)サロンを開催

第1回委員de(デ)サロンの様子

参加者
 教育企画課長、教育企画課長補佐、企画グループ係長、企画グループ総括主査、管理グループ係長、管理グループ総括主査、管理グループ主任主事

主な内容
 育英事業について
 通学区域について

結果
 育英事業については、学生時代に借りた奨学金の返済が難しい社会人が多い現状を鑑みると、貸付だけでなく返納の方法も分かりやすく周知していくことが重要であると思いました。また、本市の奨学金は無利子であること、そして今年度から返還免除型の奨学金制度も始まることもあり、必要としている方々に利用してもらえるよう、もっと周知広報に努めていくことも必要であると思いました。

 通学区域については、学校規模や通学距離など、児童生徒の教育環境を考慮することはもちろんのこと、学校が地域コミュニティの核となっている実情から、学校と地域との結びつきなど、様々な視点から考える必要があると認識しました。

第2回 平成27年6月26日(金曜日) 教育センターと委員de(デ)サロンを開催

第2回委員de(デ)サロンの様子

参加者
 教育センター所長、教育センター副所長、情報・研修グループ指導主事2名、相談グループ係長、相談グループ指導主事

主な内容
 特別支援教育の推進について
 不登校の減少に向けた取組の推進について

結果
 特別支援教育の推進については、インクルーシブ教育システムへの対応が必要となる中においても、限られた予算の中で効果的な人員配置や施設整備を行っていくことや、保護者、地域住民等への本市特別支援教育の取組や障がい等について理解を深めるための周知啓発に取り組んでいくことが必要であると思いました。

 不登校の減少に向けた取組の推進については、一度不登校になってしまと、再び学級に戻ることは児童生徒に大きな負担のため、教師は児童生徒が不登校とならないように、日頃から児童生徒を注意深く見守るなど、児童生徒と向き合った学級経営が重要であると思いました。教育委員会としても、子どもと向き合う時間を確保するための教職員の負担軽減に一層取り組んでいきたいと思います。

第3回 平成27年8月21日(金曜日) 教育センターと委員de(デ)サロンを開催

第3回委員de(デ)サロンの様子

参加者
 教育センター所長、教育センター副所長、情報・研修グループ指導主事3名

主な内容
 教職員の資質・能力の向上について
 情報教育の推進とICTの効果的な活用
 新たな適応支援教室の整備について

結果
 教職員の資質・能力の向上については、教員の大量退職の時代を迎えることにより、若手教員等の増加が見込まれることから、若手教員の育成や教員全体のレベルアップを図ることが課題であり、教員マイスター制度などを有効的に活用し、ベテラン教員の指導技術を継承していくことが求められていると感じました。

 情報教育の推進とICTの効果的な活用については、現代の子どもたちは様々な情報機器に囲まれており、情報機器の取り扱いには慣れている子どもが多いのですが、情報機器の活用能力は教育していかなければならない分野であり、また、情報モラルについても指導していくことが大切であると思いました。また、教職員の負担軽減の視点では、本市で導入している校務の各情報システムにより効果が得られていますが、今後もさらなる負担軽減に向けたシステムなどの充実を図ってまいりたいと思います。

 新たな適応支援教室の整備については、不登校状態にある子どもたちが適切な指導や支援を受けるために、よりよい教育環境が確保できるよう、来年度の開校に向けて着実に整備を進めてまいります。

第4回 平成27年10月16日(金曜日) 文化課と委員de(デ)サロンを開催

第4回委員de(デ)サロンの様子

参加者
 文化課長、文化課長補佐、文化振興グループ係長、文化振興グループ主任、文化財保護グループ係長、文化財保護グループ総括主査、文化財保護グループ指導主事

主な内容
 文化振興基本計画の改定について
 百人一首事業の推進について

結果
 文化という分野はとても幅が広く、文化を根付かせていくには、時間をかけて継続的に取り組んでいくなど地道な積み重ねが必要だと思います。また、文化の基本は色々なものを見たり聞いたりして感動することであり、それが文化の振興につながっていくものだと思います。そのようなことからも、現在見直しを行っている文化振興基本計画において、文化振興と文化財保護を別のものでなく同じものとして捉え、日常の暮らしの中で色んな文化を感じてもらうことを理念とすることは、まさにそのとおりであると思いました。今後も、子どもたちへの教育をはじめ、市民により感動を味わってもらうための取組を充実させたいと思います。

 百人一首事業の推進については、子どもたちが本市にゆかりのある百人一首を通じて、日本人が古来から育んできた感性を再認識し、日本語の正しい音を学ぶとともに、「百人一首のまち 宇都宮」を全国に発信するために様々な取組を実施しており、小さな子どもたちも競技かるたなどを通して、百人一首に慣れ親しんでいる現状を改めて認識しました。今後は、若い世代の興味を惹き付けるような取組を充実させながら、より一層、事業を推進していきたいと思います。

このページに関するお問い合わせ

教育委員会事務局 教育企画課 企画グループ(市役所13階)
電話番号:028-632-2706 ファクス:028-639-7159
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。