緊急事態措置 変異株が猛威を振るっています(手話通訳付き)
再生時間:5分15秒
栃木県が緊急事態措置の対象区域になりました。
第5波を迎え、宇都宮市においても、7月下旬から感染拡大に歯止めがかからない状況です。
発生件数がこれほど長期間にわたって高い水準となっているのは、これまでの第1波から第4波にはなかったことです。
これは、感染のほとんどが、感染力の高い変異株に置き換わっていることが原因と考えられます。
変異株は、従来株と比べ、はるかに強い感染力があると言われており、年齢にかかわらず感染するリスクが高くなっています。
市民の皆様には、通院や、生活必需品の買い出しなどの、生活や健康の維持のために必要な場合以外は、外出自粛をお願いします。
特に、夜8時以降の外出を自粛していただくとともに、日中、外出する場合でも、混雑している時間や場所を避け、家族や普段行動を共にしている人と少人数で出かけるようにしてください。
さらに、新型コロナウイルス感染症は、重症化が急速に進むのが特徴です。
栃木県内で集中治療にあたられている医師の方も、最近は、呼吸不全の重症化の速さに「背筋が凍る」思いがしたとおっしゃっているそうです。
栃木県における緊急事態宣言も3度目となり、最近は「コロナ慣れ」などとも言われていますが、今回は、変異株が猛威を振るう、これまでとは全く違う、異次元の緊急事態であると言えます。
自分と、自分の家族や仲間が、辛く、苦しいコロナ感染の当事者とならないために、再度、感染防止対策の徹底を心がけてください。
そして、マスクの着用、手洗いなどの基本的な感染対策を徹底的に行うようお願いいたします。
マスクは隙間がないよう、鼻を覆っていますか?
手洗いは、石けんで、指先・指の間も丁寧に洗っていますか?
「密閉」「密集」「密接」の3密をそれぞれ回避する「ゼロ密」を実行していますか?
体調が悪い場合、仕事を休む・休ませる を徹底していますか?
二度と緊急事態宣言にならないよう、どうか、一人ひとりの行動の徹底をお願いいたします。
また、事業者の皆様には、テレワークなどの在宅勤務の活用により、出勤者数の7割削減を目指していいただくとともに、職場における感染対策も徹底するようお願いいたします。職場で、休憩中にマスクをはずして会話をしたため感染し、家族内感染につながった例も多く見受けられます。少しの気の緩みにコロナウイルスが侵入します。十分注意しましょう。
そして、飲食店等の皆様には、引き続き、営業時間の短縮をお願いいたします。
中小企業の飲食店の皆様には、栃木県から支給される協力金に、宇都宮市独自の上乗せを行います。
また、飲食店以外の事業者の皆様には、国・県の支援金の対象とならない、売上の減少が20%以上30%未満の中小法人・個人事業者の方々を対象に、宇都宮市独自の「宮の事業継続支援金」を支給いたします。
事業者の皆様には、大変なご負担をおかけいたしますが、今一度、ご協力をいただきますようお願いいたします。
我々は今、ウイルスの脅威にさらされています。感染を防止する適切な行動がとれるかどうかを、ウイルスに試されています。
宇都宮市が新型コロナウイルスに負けないよう、皆さま一人ひとりのお力をお貸しください。全市民一丸となって、自分を、そして社会を守りましょう。