芳賀・宇都宮LRTの開業日(令和5年8月26日)決定に係る市長からのメッセージ(6月2日発出)
「芳賀・宇都宮LRT事業」につきましては、 振り返りますと、平成5年より、東部地域の慢性的な交通渋滞の社会問題化に伴い、構想が生まれた事業であります。
私自身が市長に就任した平成16年以降は、本事業を県央地域の公共交通ネットワークの要である「東西基幹公共交通」と位置づけ、計画を着実に進め、芳賀町、宇都宮ライトレール株式会社と連携を図りながら、平成28年に特許を取得し、平成30年に着工いたしました。
具体的な整備に着手して以来、約5年にわたり、総距離約14.6kmに及ぶ国内初の全線LRTによる新規路線の敷設という路面電車のない地域において、誰も経験したことの無い工事を進めてまいりました。
本事業につきましては、「雷都を未来へ」というトータルデザインコンセプトのもと、古来より、雷がこの地に恵みを与えてきたように、LRTが人々に利便性や快適性はもとより、交流や地域へ活力や豊かさという多くの恵みを与える役割を担い、50年先、100年先も持続的に発展していくための礎(いしずえ)を築き、地方創生の全国モデル都市を実現するという意思と願いを込めて、取り組んでまいりました。
また、世界中の国々が、脱炭素社会を目指す中で、このLRTは、世界でも類をみない、ごみ焼却施設で発電した再生可能エネルギーで走行する「ゼロ・カーボン・トランスポート」を目指すものであり、国内外からも注目をいただいている一大事業であります。
本事業に対しましては、大変、多くの皆様のご協力をいただきながら、ここまで来ることができました。改めて、この場をお借りして心から感謝を申し上げます。
LRTの開業に向けましては、長い工事を終え、本年4月からは全線での試運転を行うなど、安全な運行に向けて、最終確認を行ってきたところであり、この度、その確認ができたことから、本日、開業日(令和5年8月26日)について、お知らせさせていただきます。
新型コロナウイルス感染症の対応に係る市長からのメッセージ(4月28日発出)
新型コロナウイルス感染症の分類が季節性インフルエンザと同様の「5類」へ移行することが正式決定されました。これにより、「『三つの密』の回避」や「人と人との距離の確保」をはじめとした基本的な感染対策、「イベントの開催制限」など、これまで「新型インフルエンザ等対策特別措置法」に基づき、日常的に要請されてきた感染対策は、5月8日以降、個人の判断に委ねられることになります。
新型コロナウイルス感染症の脅威は全て過ぎ去ったわけではありませんが、ウィズコロナの日常に向け、引き続き、ワクチンの接種も含め、一人ひとりが状況や場面に応じた感染対策を心掛けてください。
さて、この度、本市におきましても、国・県の対応と同様に、「宇都宮市新型コロナウイルス感染症危機対策本部」を5月8日付けで廃止することといたしました。
振り返りますと、感染症の収束の見通しが立たない中、社会経済活動との両立に向け、度重なる「不要不急の外出自粛」や「時短営業」など、様々な協力を呼び掛けてまいりました。
また、感染拡大期には、本市においても独自に「緊急事態宣言」を発出し、市民、事業者の皆様に一層の感染対策をお願いしました。
皆様におかれましては、長期間に渡って我慢を強いられる場面が多々あったことと思いますが、今日に至るまで、感染拡大防止に関する様々な取組にご理解ご協力をいただき、誠にありがとうございました。心より感謝申し上げます。
特に、医療従事者の皆様におかれましては、コロナ対策の最前線でご尽力いただき、深く感謝申し上げるとともに、引き続き、ご協力いただけますよう、お願いいたします。
今年はLRTの開業も予定されており、宇都宮市が新たな未来へ出発する節目の年となります。より一層の本市の発展に向けて、引き続き、市民の皆様の声に寄り添いながら、全庁一丸となって取り組んでまいります。
エコパーク板戸 遮水シートの一部損傷への対応に係る市長からのメッセージ(4月7日発出)
今回、エコパーク板戸の漏水により、地元の皆様をはじめ、市民の皆様にご心配をおかけしたことをお詫び申し上げます。
今後は、廃棄物施設の維持管理において、一層の安全安心を確保できるよう外部委員を含めた検証委員会を設け、専門的視点による検証を実施したうえで、維持管理体制と緊急対応能力の強化を行い、迅速な対応と適切な維持管理を行って参ります。