定例記者会見令和元年12月
(注意)このページは、定例記者会見のもようを広報広聴課がまとめたものです。
日時・会場
令和元年12月25日(水曜日)午後1時から
宇都宮市役所3階・特別会議室
発表事項
それでは、本日開催いたしました庁議の結果につきまして、発表いたします。
まず、はじめに、「成年年齢引き下げに伴う成人式の対象年齢等について」でありますが、成年年齢が引き下げとなる令和4年度からの本市成人式事業につきましては、多くの若者が宇都宮への愛着を深め、改めて地域とつながる機会とし、これまでどおり20歳を対象とし、実施時期を成人の日の前日としてまいります。また、名称につきましては、「宇都宮市二十歳を祝う成人のつどい」と変更することとし、その具体的な実施内容等や18歳の若者が自ら成人したと自覚できる取組などについて検討してまいります。
次に、「令和元年度宇都宮市健康づくり事業者表彰について」でありますが、本制度は、従業員の健康づくりに積極的に取り組んでいる市内事業者を表彰し、その取組内容を広く周知することで、働く世代の健康増進を行う健康経営の契機にするなど、社会全体の健康づくりの意識醸成を図ることを目的としており、今回の選考では、建設業や通信業など21社が表彰事業者となったところであります。表彰式は、令和2年1月30日、午後1時30分から、田原コミュニティプラザにおきまして、宇都宮市地域・職域連携推進協議会が主催の「働く人の健康づくり講演会」と合同で開催いたします。今後は、市の広報紙、ホームページなどで、受賞事業者の取組内容を周知し、社会全体の健康づくりが広まるよう働く世代の健康づくりを推進してまいります。
次に、「令和元年度職員提案について」でありますが、本事業は、職員から事務改善に関する提案を広く募集する取組であり、市政運営への参画意欲の高揚を図るとともに、事務の効率化を推進し、市民サービス向上を図るために実施するものであります。今年度の提案状況につきましては、多言語による情報発信により市民サービスの向上を図った提案や民間活力の活用により経費削減を図った提案など、職員の事務改善意欲と創意工夫のあふれる提案が数多く提出されました。今後とも、職員提案を推進し、市民サービス向上や事務改善に全職員が一体となり、取り組んでまいります。
次に、「大学生によるまちづくり提案2019の開催結果概要等について」でありますが、今年度で15回目の開催となる本事業は、学生が本市のまちづくりに対して意見を述べる機会の創出と、学生ならではの視点やアイデアをまちづくりに活かしていくことを目的に開催しており、今回のまちづくり提案では、「SDGsな未来都市うつのみや」を課題として、市内5大学17団体から、大学や学部、それぞれの専門分野を活かした幅広い分野の提案がなされました。12月20日に開催した提案発表会には、約270名の来場者があり、選考の結果、優秀提案第1位には、「宇都宮大学国際学部藤井広重研究室と研究サークルUIPJ」の「あらゆる場面においても、子どもの権利保障に向けた市民参加型アプローチの実践」が選ばれました。いただいた提案につきましては、今後、関係部局で実現性の検討などを行い、本市の今後のまちづくりに活かしてまいります。
次に、「職場における健康づくり応援サイトの開設について」でありますが、本取組は、働く人すべてが日常生活の多くの時間を過ごす職場で、健康づくりに取り組むことができる環境を創出するため、健康づくりの新しい話題や積極的に取り組む事業所の好事例等の情報を事業主や企業の健康管理担当者が入手することができ、主体的な健康づくりにつながるよう、健康情報を集約したサイトを来月中旬に本市ホームページに開設するものであり、これは、中核市初の取組であります。特徴といたしましては、事業主等が健康づくりの必要性を認識できるよう健康経営に関する情報や健康づくりに積極的な事業所の取組事例、健康づくりの具体的手法等の情報を集約して掲載することや、宇都宮市地域・職域連携推進協議会が、各構成団体が持つノウハウ等を活用してサイトを運営することであります。今後は、本サイトを多くの事業主などに活用していただけるよう、協議会の各構成団体などと連携した周知に努め、職場における健康づくりを推進してまいります。
次に、「2019ジャパンカップサイクルロードレースの開催結果概要等について」でありますが、10月18日のチームプレゼンテーションを皮切りに翌19日にはジャパンカップクリテリウム、20日には、28回目となるジャパンカップサイクルロードレースを開催いたしました。大会の総括といたしましては、大会1週間前の台風により、コースへの被害がありましたが、大会関係者や民間事業者をはじめとする市民の皆様のご協力のもと、迅速な復旧に取り組み、予定とおり大会を開催し、安全かつ円滑な大会運営を実施することができました。また、今年はクリテリウム10回大会を記念し、女子選手によるウィメンズクリテリウムを初開催するとともに、有名選手による高質なレースが繰り広げられたこともあり、2日間で13万2千人の方々を本市にお迎えし、28億1千万円の経済波及効果を創出、盛況のうちに幕を閉じることができました。今後とも、官民一体となり、安全・安心な大会運営を行うとともに、自転車のまち宇都宮にふさわしい魅力ある大会となるよう取り組んでまいります。
次に、「FIBA3x3(スリーエックススリー)ワールドツアーうつのみやファイナル2019の開催結果概要等について」でありますが、3人制バスケットボールのクラブ世界一を決める「ワールドツアーうつのみやファイナル」が、二荒山神社を舞台に開催され、セルビアのチームである「ノビサド」が、栄えある頂点に輝きました。今大会は、2日間で7万8千人が来場し、5億6千万円の経済効果を得るなど、来場者数、経済効果が過去最高となったとともに、同日開催した宇都宮餃子祭りや宮の市、ミヤジャズインとの相乗効果から、まちなか全体の来訪者は当初見込みである22万人を上回る24万8千人となりました。また、大会映像のライブ配信は、昨年度を大きく上回る1、300万Viewsを記録するなど、本市の知名度の向上につながったものと考えております。来年開催する予定の「マスターズ」は、東京オリンピック直前の大会となり、ここ宇都宮が世界から注目を集めるものと考えておりますことから、大会の充実はもとより、本市の魅力に磨きをかけ、世界に発信してまいります。
次に、「宇都宮市上下水道イメージアップ映像の放映について」でありますが、本事業はより多くの利用者に水道水の安全・安心なイメージやおいしさを伝えるとともに、下水道による水質保全の重要性を伝えていくため、スマートフォンの浸透など情報通信機器が進展する中、新たな広報媒体を活用し、イメージアップ映像を放映するものであります。映像の特徴といたしましては、「すごい技術でつくる身近なもの」をコンセプトとした視聴者を惹きつけるような映像の構成を採用したことや、上下水道局のホームページ上に、解説ページを作成し、映像とリンクさせるなど、上下水道事業に対し、より理解を深めてもらえるよう工夫しております。今後は、本庁舎1階やバス停留所の動画モニター、上下水道局主催のイベントなどにおいて映像を放映するほか、SNS等を活用したプッシュ型の放映を導入し、より多くの利用者へ周知・啓発を促進してまいります。
庁議案件外ではございますが、「台風第19号に対する災害見舞金の拡充」についてご報告いたします。今回の台風につきましては、多くの市民の皆様が、生活の拠点となる住家に床下浸水の被害を受けたことから、これまでの床上浸水の被害を受けた方々に加え、床下浸水の被害を受けた方々に対しましても見舞金を支給することといたしました。支給額は1万円、明日12月26日から、り災台帳に登録された方々に対しまして、見舞金支給の案内を順次発送してまいります。
以上で、本日の発表を終了いたします。
資料
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成年年齢引き下げに伴う成人式の対象年齢等について (PDF 191.9KB)
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令和元年度宇都宮市健康づくり事業者表彰について (PDF 170.2KB)
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令和元年度職員提案について (PDF 284.3KB)
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「大学生によるまちづくり提案2019」の開催結果概要について (PDF 291.4KB)
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職場における健康づくり応援サイトの開設について (PDF 384.0KB)
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2019ジャパンカップ開催結果概要について (PDF 1.1MB)
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FIBA 3x3 ワールドツアーうつのみやファイナル2019の開催結果概要等について (PDF 154.8KB)
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宇都宮市上下水道イメージアップ映像の放映について (PDF 101.7KB)
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台風第19号に対する災害見舞金の拡充について (PDF 87.6KB)
質疑事項
庁議案件
成年年齢引き下げ後の宇都宮市成人式事業等について
記者 成人式事業と成年年齢引き下げについて、市長の考えを伺う。
市長 成人式事業については、新成人やその保護者など、多くの方から心配の声をいただきました。成人式事業の対象年齢について、市ではアンケート調査により関係者の意見を伺うとともに、社会教育委員の会議からの助言をいただきましたし、私としても、従来通り20歳をもって、市でお祝いするのがよろしいのではないかと考えています。また、令和4年度から成年年齢の引き下げにより、成年となる18歳の方に対してですが、法的に責任が生じてきますし、今後、自覚と意識を持っていただき、さらに成長し、人間力を高めていただくためのきっかけとなるような、取り組みを考えていきたいと思います。
「3x3(スリーエックススリー)ワールドツアーうつのみやファイナル2019」の開催結果概要等について
記者 ジャパンカップサイクルロードレースと比較して、3x3は経済効果が少ないようだが、その理由は開催期間の違いによるものか。また、実績が伸びていることについて、どのように受け止めているか伺う。
都市魅力創造課長 経済効果については、ジャパンカップサイクルロードレースが3日間、3x3は2日間という開催期間の違いに加え、ジャパンカップサイクルロードレースは県外からの観戦客が多いため、大会期間中の宿泊者数が3x3の約3倍であることや、販売グッズの多さなどから、経済効果に差が生じています。
市長 ジャパンカップサイクルロードレースは定着した大会となりましたが、3x3については、まだ努力の余地があると思います。3x3は、ヨーロッパでは人気のある競技ですが、東京オリンピックを契機として、より国内で知っていただくことや、本市では小中学生の大会も行われていますので、今後は3x3教室の開催など、さらに浸透するために取り組んでいきたいと思います。ジャパンカップサイクルロードレースも3x3も、いずれも大きな事業であり、経済波及効果も本市のメリットも大きいので、さらに伸ばしていけるよう、努力をしていきたいと思います。
記者 3x3について、大会映像等のライブ配信の視聴数が大幅に増加した要因を伺う。
市長 今回の大会は、世界各地で行われたマスターズを勝ち抜いたチームが競うファイナルであったことや、オリンピックの前年であったこと、来年の東京オリンピック出場国発表セレモニーをライブ配信したことなどが要因と考えられます。
都市魅力創造課長 ホームページで配信する映像についても、試合のほかにダンクコンテストなど、様々な映像を配信しました。その結果、ダンクコンテストを閲覧した人が大会の映像を見るなど、効果的な誘導を図ることができました。
「台風第19号に対する災害見舞金の拡充」について
記者 床下浸水の被害を受けた市民の方にも1万円を支給するということだが、額について、どのように評価しているか伺う。
市長 これまでも、台風第19号により被災された方が、いち早く日常生活に戻っていただけるよう、様々な支援をしてきたところであり、特に生活支援については、各種支援策を講じているところです。この度の支援については、台風第19号で被災された方により寄り添った支援を行うため、金額は1万円ではありますが、床下浸水の被害を受けた方へお見舞いの意を表し、支給させていただくものです。
庁議案件以外
今年一年の振り返りについて
記者 2019年も間もなく終わるが、今年一年の市政運営を振り返っての所感を伺う。また、今年の漢字は「令」と発表されたが、市長の考える今年の漢字は何か、その理由と併せて伺う。
市長 今年一年を振り返りますと、やはり台風第19号という災害だったと思います。田川、姿川流域で被災された多くの方々に心からお見舞い申し上げるとともに、来年の出水期までに、どこまでできるかという短期間の対応と、30年、50年、100年という長期間の対策を講じていくこと、この2つの視点から災害対策を進めていかなくてはならないと思います。また、この度の災害において、被災者に支援していただいた関係者やボランティアの方々、自主防災会や自治会、消防団の皆さまの活動に心から感謝申し上げるとともに、宇都宮の底力を見せていただいたと思います。今後、市としても、各種支援に取り組むとともに、治水・雨水対策を強化するため、庁内横断的な推進チームを設置したので、スピード感を持って対応していきたいと思います。また、JR宇都宮駅東口地区の整備については、今年1月にコンベンション施設などの設計に着手し、10月には自転車駐車場の工事が始まったほか、駅西側では、今年1月に宇都宮大手地区第一種市街地再開発事業における施設建築物新築工事が竣工しました。LRTについても、鬼怒川橋梁工事など、駅東の整備は着実に進んでいると思いますし、駅西側の延伸の検討も始まっているので、今後、しっかりと進めていきます。子育て環境については、3年連続で年度当初の待機児童ゼロを達成することができましたが、これからも気を引き締めて保育需要に対応していきたいと思います。今年の漢字については、「未来都市うつのみや」を掲げて施策に取り組んできましたが、今年一年を振り返った時、様々な事業において前に進むことができましたので、「進」という漢字ではないかと思います。
宇都宮パルコについて
記者 宇都宮パルコが閉店したまま今年が終わるが、市長の所感と市としてできる施策について伺う。
市長 商工会議所が実施したアンケート調査の結果によれば、市民の皆さまからは、宇都宮パルコ閉店後の施設利用について、百貨店や食事のできる場所などを望まれる意見があり、改めて、期待の高さを認識しました。中心市街地のシンボル的存在だったので、市としても、現状のままではいけないと考えています。所有者や関係者の方々と会う度に情報交換をし、要望も伺っていますので、力を合わせて、来年、早期の再開を実現できるよう取り組んでいきたいと思います。
LRTの駅西側延伸について
記者 最初にLRTの駅西側延伸案が発表されたのが、2018年5月であったと思われるが、その後の検討状況について伺う。
市長 関係者と協議を重ねているところであり、これからも引き続き、検討を進めていきます。
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このページに関するお問い合わせ
総合政策部 広報広聴課 広報グループ(市役所3階)
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