定例記者会見令和3年4月

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ページID1026899  更新日 令和6年3月8日

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(注意)このページは、定例記者会見のもようを広報広聴課がまとめたものです。

日時・会場

令和3年4月23日(金曜日)午後1時から
宇都宮市役所・14階大会議室

発表事項

 それでは、本日開催いたしました庁議の結果について、発表いたします。
 まず、はじめに、「令和3年度総合計画 進行管理対象 主要事業の選定について」でありますが、本市の「スーパースマートシティ」の実現に向け、今年度の特に重要で全庁的に推進していく主要事業を、19項目選定いたしました。主なものといたしましては、円滑なワクチン接種や地域経済対策による「新型コロナウイルス感染症対策の推進」をはじめ、「地域共生社会の推進」や、「脱炭素社会の構築」、「スマートシティの推進」などを選定したところであります。これらの事業につきまして、全庁一丸となって推進してまいります。
 次に、「各分野における 基本計画の策定について」でありますが、「スーパースマートシティ」の実現に向け、「第6次宇都宮市総合計画」に掲げる6つの「未来都市」を具現化するため、今年度は、「(仮称)第5次宇都宮市やさしさをはぐくむ福祉のまちづくり推進計画」をはじめ、3件の計画を策定いたします。今後は、実効性の高い施策・事業を計画としてとりまとめ、着実に推進していくことにより、子どもから高齢者まで、誰もが豊かで便利に安心して暮らすことができ、夢や希望がかなうまちを実現してまいります。
 次に、「地域内交通 予約・配車システムの実証実験の開始について」でありますが、これは、地域内交通にデジタル技術を活用した「予約・配車システム」を導入することにより、利便性の向上や運行の効率化を目指すものであります。主な内容といたしましては、WEBアプリを使った予約やAIを活用した最適なルートでの運行などであり、本市の特徴的なサービスによる効果といたしましては、「乗車希望の15分前まで予約可能となること」や「到着時間の指定によるバス等へのスムーズな乗り継ぎなどが可能となること」などであります。実施地区は、河内地区と清原地区を選定しており、5月中旬から順次、開始する予定であります。今後とも、地域内交通と鉄道やLRT、バスを効果的に連携することで誰もが安全で快適に移動できる「交通未来都市うつのみや」の実現を目指してまいります。
 次に、「芳賀・宇都宮LRT停留場名称の決定について」でありますが、LRT停留場の名称につきましては、「芳賀・宇都宮LRT停留場名称検討委員会」におきまして、「停留場名称アンケート」の結果等を踏まえ、提案されたものであり、場所が分かりやすいことや、利用者や地域から親しみやすい名称であることから、提案のとおり、芳賀町とともに、名称を決定いたしました。今後は、オープンスクエアでのパネル掲示などにより、停留場名称を広く周知し、多くの市民に親しまれる停留場となるよう取り組んでまいります。
 次に、「宇都宮市総合治水・雨水対策推進計画の概要について」でありますが、この計画は、あらゆる関係者が協働し、「流域治水」の考え方のもと、「流す」「貯める」「備える」の3つの柱に基づく総合的な対策に取り組むことで浸水被害の軽減を図るものであります。計画による効果といたしましては、表にありますとおり、令和元年東日本台風により甚大な被害を受けた田川につきまして、県による河川等の整備に加え、本市の「貯める」取組を実施することにより、基本方針に掲げていた床上浸水の解消が30年後から5年後となるなど、大幅に短縮できる見通しであります。今後、パブリックコメントなどを通じ、市民の皆様からのご意見を反映しながらより良い計画となるよう5月末の策定に向け取り組んでまいります。
 次に、「芳賀・宇都宮LRT車両愛称の決定について」でありますが、LRT車両は、「まちの顔」となるシンボル的な存在であり、市民の皆様にLRT車両を身近に感じてもらえるよう、「愛称選定のアンケート」を行い、「ライトライン」に決定しました。「ライトライン」は、雷の都「雷都」と、道筋や、つながりを表す「ライン」を組み合わせた愛称であり、「未来への光の道筋」といったメッセージが込められています。5月下旬には、LRT車両の1編成目が納入される予定でありますことから、記念イベントの開催をはじめ、より多くの方が、見て、触れて、乗って、体感できる乗車体験イベント等を引き続き実施してまいります。また、車両の製造の様子が分かる動画を本日から公開し、各種広報活動を展開してまいります。それでは、動画をご覧ください。
【動画の放映(1分程度)】

これをもちまして、本日の発表を終了いたします。

資料

質疑事項

庁議等案件

芳賀・宇都宮LRT車両愛称の決定について

記者 LRT車両の愛称が決定し、ライトラインとなったが、この愛称について、どのように感じたか伺う。
市長 雷のまちと言われている宇都宮市と芳賀町ですので、雷の都の「ライト」が入っていること、また未来に向けた光の道筋と言ったメッセージが込められた「ライン」が含まれており、良い愛称だと思っています。
記者 この動画はどこで公開になるのか伺う。
協働広報室長 ユーチューブ配信に合わせて、オープンスクエアでも公開していくほか、可能な限り、今後、あらゆるところで活用したいと考えています。
記者 公開される動画の中で、今までにない部分があるのか、また、ある場合にはどの部分が新たに公開したものなのか伺う。
市長 今までの動画はCGなどでありましたが、今回のように、車両を製造する様子など、実際の映像で作製したのは初めてです。
記者 LRTが長く存続するためには、沿線にどれだけ人が張り付くかが、大事なことだと思う。現状、東側の沿線人口がどれくらいで、将来的にどれくらいに膨らむのか、見通しを伺う。
市長 マンションやホテルなどの高層ビルなどが随分建っていること、小中学校の児童・生徒数が沿線では増えていること、そしてこれからバス路線の再編を行っていくので、地域内交通も合わせて公共交通の利便性がさらに高まっていくこと、これからの人口については、それらの効果と併せて見極めていきたいと考えています。
記者 現状の人口、将来の沿線人口をどのように見ているのか伺う。
LRT企画課長 令和2年9月末時点のLRT沿線半径500mに係る町丁目の住民基本台帳は約6万3千人です。将来の人口については、LRT沿線において、既に高層建築物の増加やゆいの杜地区における定住人口の増加などが発現していることから、今後、LRT事業に係る整備効果の検討を行う中で把握し、お示ししてまいります。

地域内交通予約配車システムの実証実験の実施について

記者 地域内交通予約配車システムについては、当初、2月の予定だったが、それがずれた具体的な理由と、その時点での実施内容との違いについて伺う。
市長 本来は2月の実施を予定していましたが、新型コロナウイルス感染症の拡大が影響し、地元との打ち合わせ・協議ができなくなったこと、また、システム開発事業者との調整などもできないということで、延期させていただき、今回となったところであります。システムについては、2月に予定していたものとほとんど変わっておりません。今できる、最高の実証実験になるのではないかと思っています。なお、特徴として、予約締切時間が「15分前まで」に短縮され、急な外出ができた時にも、十分に利用していただける、まさしく皆さんの足となっていくということ、また車両を降りる時間の指定も導入することができますので、バスや鉄道等との乗り継ぎがスムーズになり、時間を無駄なく使い、移動ができるようになります。これが今回の主な特徴であると思います。

庁議案件以外

新型コロナウイルス感染症について

記者 本日、東京都で緊急事態宣言が発表されるようだが、ゴールデンウイークが始まる中で、宇都宮市内の観光産業等への打撃など、いろいろ懸念があると思うが、考えを伺う。
市長 他人ごとではなく、宇都宮市の現況を見ますと、大幅ではありませんが、毎日、陽性患者が発生している状況です。クラスターも発生しています。また変異株も県内において、日に日に増えているような状況でありますので、緊急事態宣言を発出していなくても、市民の皆様方には、3密を避ける、新しい生活様式、不要不急の外出は避けるなどを徹底していただく、大切な時期であると考えています。そこで、市としましては、継続して取り組むことが辛い場面になっていますが、連休前に、是非守っていただきたいことや我慢していただくことなどをまとめた啓発のチラシを、新聞折込等で5月1日から、各ご家庭に配布いたします。また、今後のお願いについての動画も作成し、市ホームページやユーチューブなどで配信していきます。経済面でありますが、感染拡大を抑えながら、経済もしっかりと見ていかなくてはなりません。例えば、昨年3月に新設した当初3年間の利子補給も受けられる新型コロナウイルス感染症対策特別資金については、元本の据置期間が1年以内のため、元金の償還が4月から発生いたします。そのため、今回、元本の返済が猶予される措置期間を最大3年延長できる借換制度の運用を開始しました。これらについても、事業者の皆様に広く知っていただいて、活用していただく取組を行っていきたいと思います。
記者 高齢者向けワクチン接種の接種券は、本日、予定通り発送したのか。また、市内の感染状況についてどのように受け止めているか、市民の皆様へのメッセージを伺う。
保健予防課長 接種券の発送についてですが、本日、予定通りに80歳以上の方への発送を開始したところです。
市長 感染状況については、3月から4月にかけまして、発生件数は若干の増加傾向にあります。そしてクラスターは、その間、4件が確認されています。予断は許さない状況であると言えます。なお、感染経路は家庭内感染が比較的多い状況が見られます。年代別では20歳代が24%と最も多く、20~50歳代の働き世代が全体の7割を占めております。変異株については、N501Yのみが栃木県内で確認されており、南アフリカ株やブラジル株と言った、他の変異株は確認されておりません。ちなみに、4月22日現在で、変異株は県内で54件と言うことで、これも増加していることが見受けられます。予断を許さない、余裕がない、大変厳しい状況であると言うことを、市民の皆さんにはご理解をいただきたいと思っています。

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このページに関するお問い合わせ

総合政策部 広報広聴課 広報グループ(市役所3階)
電話番号:028-632-2028 ファクス:028-637-5151
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