定例記者会見令和3年7月

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ページID1027490  更新日 令和6年3月8日

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(注意)このページは、定例記者会見のもようを広報広聴課がまとめたものです。

日時・会場

令和3年7月26日(月曜日)午後1時から
宇都宮市役所・特別会議室

発表事項

それでは、本日開催いたしました庁議の結果について、発表いたします。

 まず、はじめに「第6次宇都宮市総合計画 基本計画の改定について」でありますが、人口減少・人口構造の変化をはじめ、デジタル・トランスフォーメーションの加速化や新型コロナウイルス感染症の影響など、本市を取り巻く環境が大きく変化する中にあっても、本市が目指すまちの姿である子どもから高齢者まで、誰もが豊かで便利に安心して暮らすことができ、夢や希望がかなうまち「スーパースマートシティ」を実現するため、本市の都市経営の最上位の方針となる総合計画を改定するものであります。

 次に、「総合計画 実施計画」 策定方針についてでありますが、これは、「総合計画」に掲げた施策(しさく)・事業を具体化する「実施計画」の策定に向けた、考え方を示すものであります。今年度の策定方針では、「スーパースマートシティ」の実現を目指し、「NCC」をまちづくりの基盤としながら、「地域共生社会」の創出や、「循環経済」への転換を図るとともに、これらの効果を最大限に高めるため、「次世代育成・少子化対策」や、「スマートシティ」、「脱炭素化」に取り組むことといたしました。今後は、実効性の高い計画をとりまとめ、「スーパースマートシティ」の実現に向けて取り組んでまいります。

 次に、「令和3年度 行政評価の結果等(とう)について」でありますが、本市におきましては、総合計画を着実に推進するため、毎年度、行政評価を実施し、事業の見直しを図りながら、市民サービスの向上に取り組んでおります。「施策(しさく)評価」につきましては、昨年度と比較し、新型コロナウイルス感染症の影響により、「順調」の施策が減少したところでありますが、本年度は、「新たな日常」に対応しながら施策の着実な推進に取り組むとともに今後は、この評価結果を踏まえ、感染症により、顕在化(けんざいか)した新たな福祉課題への対応や高い経済効果が見込まれるMICE(マイス)誘致の強化などに取り組んでまいります。

 次に、「宇都宮市 防災地域活動 補償制度の創設について」でありますが、これは、災害時に、避難所の開設や避難誘導などを行う市民の皆様が、安心して活動できるよう、補償制度を創設するものであります。具体的には、自力での避難が困難な方を避難誘導中に負傷させてしまった場合や活動する方、ご自身が負傷した場合などの際に補償するものであり、中核市で初めての制度となります。今後とも、地域の皆様にこの制度を広く周知し、地域の防災力の強化を図ってまいります。

 次に、「指定保育士養成校との連携協定の締結について」でありますが、これは、本市と指定保育士養成校である宇都宮共和大学、作新学院大学 女子短期大学部との間で、保育所等(とう)において、災害により施設が損壊し、一時的に保育の実施が困難になった場合に、継続して保育を行うことができるよう、連携協定を締結するものです。本日の記者会見後、協定締結の調印式を行います。

 次に、「LRT事業に係る市民参加・体験型の取組について」でありますが、ライトラインが走行する前の鬼怒川橋(きょう)りょうを、歩いて渡ったり、橋(きょう)りょうの床面に絵やメッセージを書いたりできる、参加者の思い出に残るイベントを9月下旬に実施いたします。また、6月から開催しているライトライン見学会は、定員を大きく上回るご応募をいただき、参加者からは、開業に向けた期待の声を 寄せていただいておりますことから、今後とも、より多くの方に参加いただけるよう見学会を継続的に実施してまいります。引き続き、LRT事業の体験型イベントに皆様もぜひご参加ください。

 次に、「水上公園の開園について」でありますが、水上公園は、憩いやふれあいの場となる新たな公園としてリニューアルし、8月12日に開園いたします。主な特徴といたしましては、子ども向けの複合遊具や自由に遊べる噴水をはじめ、健康遊具やサイクリングロードを備え、幅広い年代の方々に利用して頂ける公園として整備いたしました。また、マンホールトイレなどの防災施設等(とう)の整備により、災害活動拠点としての機能強化を図ったところであります。市民の皆様のご来園をお待ちしております。

資料

質疑事項

庁議等案件

水上公園の開園について

記者 水上公園の開園式などの行事は予定しているか。また、開園前の撮影は可能か。
市長 予定はしていません。なお、取材対応はしますので、よろしくお願いします。
公園管理課長 宇都宮城址公園やみずほの自然公園などの大型の公園施設については、開園に伴う式典を実施してきた経緯はありますが、今回、地元自治会とも相談した結果、コロナ禍であることも考慮し、実施しないこととしました。また、公園の撮影については、7月中に整備が完了し、8月上旬に検査完了となる見込みですので、取材希望日等があれば対応します。
記者 公園の主な特徴の中に、防災機能拠点としての機能強化とあるが、公園内に整備される雨水貯留浸透施設にどれくらい雨水を貯留できるのかを伺う。
公園管理課長 雨水等の貯留量は、地下に523立方メートル、地上に444立方メートル、合計で967立方メートルを貯めることが可能になっています。この公園に降った雨は、5年に1度の降雨量であれば18時間まで、台風などであれば23時間ほど、貯められるように設計しています。
記者 市内で967立方メートル程度の雨水を貯留できる公共施設は、市内では大規模な貯留施設に分類されるのか。また、市有施設の中で、最大の貯留施設はどこで、どのぐらいの量になるのか。
公園管理課長 市内の公共施設のうち、公園施設における貯留施設としては、今回の水上公園の967立方メートルが最大です。また、これまで学校や公園、運動施設などの公共施設を活用し、雨水の流出を抑制するため、貯留を行っていますが、最大のものは屋板運動場のテニスコートの貯留の約3,000立方メートルです。
市長 水上公園は長らく市民の皆さんに親しんでいただき、愛された屋外プールでした。老朽化等により、今回、屋外プールは廃止しますが、新たに公園として生まれ変わることとなりました。ぜひ多くに方に足を運んでいただき、新たなスタイルに変わった公園を見ていただければと思います。

「宇都宮市防災地域活動補償制度」の創設について

記者 災害時の負傷について補償するとのことだが、これまで避難誘導中などの災害活動において、実際に負傷などした事例はあったのか伺う。
危機管理課長 本市に報告があった災害時の活動中の負傷事例はありません。実際、逃げる際に小さな負傷などがあったのかは把握していませんが、近年の大きな災害での負傷報告はありません。

庁議等案件以外

コロナ禍における五輪開催について

記者 五輪も開幕し、4連休もあり、市内におけるコロナ禍の五輪開催に伴う人流や首都圏から本市への流入など、感染に与える影響等について、市長の所感を伺う。
市長 本市においては、5月下旬以降、感染者数の発生について、気の抜けない状況が続いています。感染者の特徴としては、半分が経路不明、20代、30代が多くなっています。高齢者のワクチン接種が進む中、ワクチン未接種の若い方の感染が増えている傾向があります。本市では、特に首都圏等との往来や本市への来訪に起因する感染拡大が増えていると考えられますことから、首都圏等などに通勤や通学などの往来がある方を対象とした「個人向けPCR検査」や、夜間の来訪者に人気の中心部エリアにおける「飲食店従業員向けスポットPCR検査」を開始することとしました。今後は、予防対策のお願いだけではなく、PCR検査体制もさらに強化するなど、感染の早期封じ込めに向け取り組んでいきたいと考えています。また、緊急事態措置区域等との間の不要、不急の移動については、県と同様に、原則延期・中止していただきたいと思います。五輪開催に伴う市内への影響については、五輪が23日から開幕し、無観客開催となっていますことから、五輪開催を起因とした人流や往来による市内の影響は実感していませんが、まだ五輪は始まったばかりですので、本市としては気を緩めずに感染対策を実施していきたいと考えています。
 

市長のワクチン接種について

記者 市長のワクチン接種の予定を伺う。
市長 7月27日に1回目のワクチン接種を、8月17日に2回目の接種をする予定で、予約を取ることができました。
記者 市長は年齢の区分でいうと、どこに該当するのか。予約は市長自身が取ったのか。また、予約先はかかりつけ医か。
市長 60~64歳のグループに入ります。現時点では60歳には満たないのですが、学年でいいますと、60歳になる年になりますので、今回、ワクチン接種ができることになり、妻に協力してもらいながら、携帯電話を使い、予約を取りました。予約先については、かかりつけ医は予約がいっぱいだったので、かかりつけ医でなくても接種できる地元のお医者さんに予約をすることとなりました。

通学路の緊急安全点検の結果について

記者 千葉県八街市の下校途中の死傷事故を受け、市では通学路の緊急点検を行ったが、結果はどうだったか伺う。
市長 今回、緊急で点検を行いましたが、市内全小中学校94校における緊急対応が必要な箇所は確認されませんでした。しかしながら、点検をした通学路においては、「通学路注意」などの文字の薄れが約50箇所、車道と路肩を分ける白い外側線の薄れが総延長約30Km分、視界誘導標(ラバーポール)の破損が約100本、確認されましたことから、特に、劣化や破損が見られる箇所について修繕を年内に実施するよう指示をしました。その他、本市の通学路の安全対策については、「宇都宮市通学路交通安全プログラム」に基づき、毎年、「通学路合同点検」を実施し、現場状況に応じた安全対策を検討しています。また、この通学路合同点検の実施にあたっては、学校や地域住民の声を踏まえながら、栃木県警察や道路管理者等を交えて、立哨指導などソフト対策や路面標示などハード対策を実施しています。今年度についても、7月28日から8月26日にかけて、26校37箇所の通学路合同点検の実施を予定しています。その中で、更なる交通安全の強化をしていきたいと考えています。併せて日々ご協力いただいている交通指導員さんにも、子どもたちに対する安全への配慮に努めていただくとともに、交通指導員さん自身の安全確保についてもお願いをしたところです。

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このページに関するお問い合わせ

総合政策部 広報広聴課 広報グループ(市役所3階)
電話番号:028-632-2028 ファクス:028-637-5151
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