定例記者会見令和3年10月

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ページID1028065  更新日 令和6年3月8日

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(注意)このページは、定例記者会見のもようを広報広聴課がまとめたものです。

日時・会場

令和3年10月29日(金曜日)午後1時から
宇都宮市役所・3階特別会議室

発表事項

 それでは、本日開催いたしました庁議の結果について、発表いたします。

 まず、「自治会加入促進・活性化に向けた取組」についてでありますが、本市では、誰もが加入したいと思える「魅力ある自治会づくり」を推進しており、様々な取組を進めております。まず、1の「魅力ある自治会づくり支援事業補助金」につきましては、地区連合自治会が主体となった「集合住宅への加入促進」や「ICT活用による情報発信の強化」など、地域課題を解決するための取組や自治会の魅力を高める取組を支援するため、宇都宮市 自治会連合会を通して、活動費を補助するものであります。また、3の「自治会会員の優待制度「宮PASS」」につきましては、このたび、サービス提供施設に、新たに21施設が追加され、122の施設で利用可能であり、加入促進に向けた連携・協力の輪が広がったところであります。今後とも、これらの取組の更なる充実により、自治会への加入促進・活性化を図り、市民協働のまちづくりを推進してまいります。

 次に、「宇都宮市つながりサポート女性支援事業の取組状況」についてでありますが、この事業は、新型コロナウイルス感染症の影響により、不安や困難を抱える女性の孤立・潜在化が懸念されておりますことから、NPO等と連携し、女性への相談支援を強化するものであります。主な取組といたしましては、事業を受託する「社会福祉法人済生会宇都宮病院」が、生理用品の提供をきっかけとした、常設の相談窓口を開設したほか、地域において、女性や子どもなどを支援している様々な分野のNPO等と連携した相談支援に取り組んでいるところであります。今後につきましては、連携するNPO等を増やし、支援ネットワークの構築により、幅広く女性全般を支援する体制の強化に取り組んでまいります。

 次に、「プレミアム付き飲食券事業等と連動した経済対策」についてでありますが、この取組は、プレミアム付き飲食券事業等とあわせ、地域住民の日常的な買い物を支える商店街を対象とした「商店街支援事業」と地産地消の推進を図る「宮の食べトク地産地消フェア」を一体的に実施し、地域経済の好循環を目指すものであります。「商店街支援事業」につきましては、商店街が実施するイベントなどの販売促進事業に対して補助上限額などを拡充して支援するものであり、また、「宮の食べトク地産地消フェア」につきましては、「うつのみや地産池消推進店」の飲食店などを利用していただき、スタンプを集めて応募すると、抽選で宇都宮産農産物などをプレゼントするものであります。皆様ぜひ、この機会に身近な商店街のご利用と、本市の誇れる地場農産物を提供する店舗でのお食事をお楽しみください。

 次に、「みやテレワ―ケーション事業実施に伴う体験者の受付開始」についてでありますが、本市の充実した「テレワーク環境」と地域資源を活かした「余暇活動」を、個人のニーズに合わせ提供する「みやテレワ―ケーション」について、本日の午後3時より体験者の受付を開始いたします。体験プランといたしましては、市内コワーキングスペースにおけるテレワークと、オリオン通りなどの中心市街地散策などを組み合わせた「ひとりたび」プラン、森林公園でのサイクリングや大谷地域の観光などを組み合わせた「ふたりたび」プラン、宇都宮ブレックスの試合観戦を組み合わせた「趣味たび」プランの3つのプランを用意いたしました。東京圏にお住いの皆様に、本市での都市型ワ―ケーションを体験していただけるよう、記者の皆様には、東京圏も含め、広く情報発信に、ご協力をお願いいたします。

 次に、「『宇都宮×未来フォーラム』のメンバー募集」についてでありますが、本市のまちづくりの羅針盤である「第6次宇都宮市総合計画後期基本計画」の策定に向けまして、幅広い市民の皆様からご意見をいただくため、11月下旬より、SNS上で宇都宮の「未来」を若者同士で語り合う「宇都宮×未来フォーラム」を開設いたします。このフォーラムでは、「人口減少・少子化対策」、「まちのデジタル化促進」、「脱炭素社会の実現」の3つのテーマごとにグループに分かれ、意見交換を行っていただき、その内容は「意見集」として取りまとめ、後期基本計画の策定に活用してまいります。現在、このフォーラムへの参加者登録用のページをオープンしており、宇都宮市のまちづくりに関心のある18歳から39歳までの方であれば、どなたでも、ご参加いただけますので、たくさんの皆様のご参加をお待ちしております。

 以上をもちまして、庁議案件の発表を終了いたしますが、新型コロナウイルス感染症について、ご報告いたします。

 まず、全国的にも新型コロナウイルス感染症の新規感染者の減少傾向が見られるなか、昨日、栃木県の警戒度レベルがステージ1に引き下げられることが決定しました。それに伴い、飲食時の人数制限等についても緩和になるところであり、これまで、長期間にわたり、先の見えない苦労をされてきた業界の方々にとって、前に進む第一歩になると安堵したところであります。しかしながら、第6波となる、再度の感染拡大を招かないよう、市民の皆様には、引き続き、基本的な感染対策を徹底いただくとともに、座席間隔の確保や定期的な換気の実施などに加え、各店舗で様々な創意工夫をされていますので、そのような店舗を応援していただくよう、お願いいたします。

 次に、「新型コロナワクチンの接種状況」についてでありますが、本市では、10月末までの早期接種に向け、医療従事者の方や市医師会、市歯科医師会、市薬剤師会等のご協力もいただきながら、接種機会の拡充等に取り組んだことにより、10月31日における接種対象者に対する接種率につきましては、1回目は86.4%を、2回目は77.4%を、それぞれ超える見込みとなり、おおむね8割の方が接種を終了する状況にあります。今後は、新たに接種対象となる12歳到達者や都合により11月以降に接種を希望される方が接種を受けられるよう、集団接種、個別接種とも、接種会場を集約した上で、引き続き、接種機会を提供してまいります。なお、新型コロナウイルス感染症に罹患した市民のワクチンの接種状況でありますが、感染者数が1桁の日が続いている9月26日から10月27日の期間におきまして、感染者67名のうち、約75%に当たる50名の方がワクチンを接種されていない状況にあります。市民の皆様におかれましては、感染予防や重症化予防のためにも、積極的なワクチン接種についてご協力をお願いいたします。

 次に、「新型コロナワクチンの3回目接種の実施」についてでありますが、本市におきましては、12月から医療従事者を対象とする3回目接種を開始し、その後、高齢者等につきましても、順次、接種券を送付し、新型コロナワクチンの接種を進めてまいります。3回目接種の実施に当たりましては、高齢者や働く世代・若者などの接種対象者に応じて、身近な会場や夜間・休日の開設など、多様な接種機会を提供するとともに、接種希望者数を上回る予約枠の確保や、コールセンターにおける予約体制の強化などを行うことにより、更なる接種の加速化に取り組んでまいります。

 これをもちまして、本日の発表を終了いたします。

資料

質疑事項

庁議等案件

自治会加入促進・活性化に向けた取組について

記者 令和3年度の補助概要について10事業とあるが、これはモデルとして指定したのか、手を挙げた地区に実施したのか伺う。
市長 希望する10地区に対して補助したものです。
記者 現在の自治会加入率について伺う。
みんなでまちづくり課長 平成28年度から令和3年度まで、自治会加入率は減少傾向にあり、令和3年度の加入率は4月1日現在で64.5%、令和2年度は65.1%です。なお、加入世帯数は、令和3年度が148,370世帯、令和2年度が148,033世帯です。
記者 これは、いろいろな自治会が地域の課題を解決するための取り組みであると考えるが、市として、どのように関わり、連携に取り組んでいるのか伺う。
市長 自治会は市民協働のまちづくりにおいて欠かせない、大切なパートナーです。市だけでは限界があるところを、様々な団体や多くの方々に、市民協働としてまちづくりに参画していただいていますが、その最たるものが自治会だと思っています。自治会加入率は傾向としては低下している状況にありますが、まちづくりに必要な自治会の皆様の力が発揮できないということにならないように、これまでも市としては加入率を高める施策を実施してきました。特に、宇都宮市自治会連合会とも連携し、様々な加入率向上に向けた取組を行っておりますが、代表的なものとしては、宇都宮ブレックス、栃木SC、宇都宮ブリッツェンの地域プロスポーツチームの皆様と連携したのぼり旗の制作・設置による啓発や、宮PASSの活用による商店の方々と連携・協力した加入促進に取り組んできたところです。宮PASSについては、サービス提供施設をさらに拡大していき、自治会に入ると恩恵が受けられる、むしろ自治会に入らないともったいないと思っていただけるような環境づくりを、自治会連合会と一緒に汗をかきながら進めていきたいと考えています。とにかく力を入れていきたいと思っています。

みやテレワ―ケーション事業実施に伴う体験者の受付開始について

記者 みやテレワーケーション事業に対する思いについて伺う。
市長 コロナ禍におきまして、企業、市民の皆様、そして市も、様々な苦しい環境を経験しているところですが、少しずつ光が見出されている中で、できることをしっかりと対応していきたいと考えています。これから、テレワークなどによって生まれている、地方がいろいろと開拓できるチャンスを見逃すことなく、生かしていくため、この「みやワーケーション」を始めとした様々なビジネスにおける展開を進めていくことを考えています。本事業によって宇都宮に足を運んでいただき、宇都宮で仕事ができ、余暇を楽しむことができ、その中で、スポーツを始め、観光地としての良さを知っていただいて、宇都宮を大いにテレワークや様々な場所の機会として捉えていただきたいと思っています。ゆくゆくは本市への転職、移住していただける状況を生み出すことに繋げていきたいと考えています。
記者 本事業は東京を中心とした首都圏の方が対象だと思うが、どのような媒体・方法で、どのような方々にPRしていくのか伺う。
市長 SNSを含めた様々な媒体でPRしていきます。また、宇都宮に観光やビジネスで来ていただいた方々の目に留まるようにしなくてはならない他、東京圏に本社や支社がある市内企業にも積極的にPRしたいと考えています。さらには、東京圏における交流・活動拠点として設置した「宇都宮サテライトオフィス」が入居するCIC TokyoでもPRをさせていただき、この取組がより広がっていくようにしていきたいと思っています。これはチャンスと捉えていますので、しっかりとPRしていきたいと考えています。

庁議等案件以外

新型コロナワクチンの接種状況について

記者 罹患した市民のワクチン接種状況について、67名のうち、2回接種が終了した方が7名で、これはブレークスルー感染と思われるが、この中で重症化したケースはあるのか、また接種してから発症までの期間は把握しているか伺う。
保健予防課長 重症化した方はおりません。また、接種してから発症までの期間に関する統計は取っておりませんが、まちまちの状況です。
記者 この数値を集計したのは今回が初めてか、また集計した理由は何か伺う。
保健予防課長 このように集計して取りまとめたのは初めてですが、疫学調査ではこれまでも個別の接種状況についての聞き取りは継続して行っており、調査を進める中で、感染者のうちの未接種者が占める割合が目立ちました。ワクチン接種のみが感染予防策ではないことを合わせて啓発していかなくてはなりませんが、ワクチン接種が感染を抑える効果があるといえるデータであると考え、今回、お示ししたところであります。
記者 先月、ワクチン接種希望者の接種目標を10月末までと説明されたが、月末を迎え、接種率についてどのように評価し、受け止めているか伺う。
市長 一時、国からのワクチン供給が停滞し、接種を希望される方々に予約が取れないなどの状況が続いてしまいました。そういうことを打破するためにも、ワクチンの供給が元に戻った際には、接種を加速的に広げていこうということで、接種希望者の接種について、当初の11月末という目標を10月末で完了できるように取り組んでいくことをお話ししました。
 本市では、10月末で、1回目の接種を終えた方が8割を超え、2回目の接種を終えた方もほぼ8割に到達しますので、接種希望者への接種は完了できるのではないかと考えています。引き続き11月に入っても2回目の接種が完了できるように工夫してまいります。
 また、お示しした数値から、ワクチン接種を2回受けていただくことで感染防止に繋がるということが読み取れますので、接種を希望される方にしっかりと接種いただけるよう、この1回目と2回目の接種経験を生かして、12月から予定している3回目接種をスムーズに完了していきたいと考えています。
 なお、概ね8割の方が2回の接種を終える状況の中、本市の特徴であると思いますが、12~19歳の接種率については、国や県の平均接種率を大きく上回っており、受験や就職活動など、貴重な機会や経験を失うリスクの低減に繋がると捉えています。ここまでワクチン接種が進み、この様な状況になりましたのも、医療従事者の皆様のご尽力、市民や事業者の皆様のご協力があってのことであり、改めて心から感謝を申し上げます。引き続き、3回目接種に繋がるよう、さらなるご協力、ご理解をお願いいたします。
記者 12~19歳の接種率について、国や県の平均接種率を大きく上回っているとのことだが、それぞれの接種率について伺う。
保健予防課主幹 10月24日時点の、国の平均は1回目が66.89%、2回目が47.78%、県の平均は1回目が73.75%、2回目が53.92%、本市の平均は1回目が77.3%、2回目が62.0%です。
記者 国や県と比較して接種率が高い理由はどのように捉えているか伺う。
市長 65歳以上の方への接種を先行して実施しましたが、その後、59歳以下への接種の実施に当たっては50歳代に加えて10歳代を優先して実施したことの他、受験や就学、成人式、就職活動などを安心して行えるよう、22歳以下に限定した接種を宇都宮大学を会場に設け、スムーズに接種できるよう工夫したこと、また、学校を通して小・中・高校生の保護者に対しワクチン接種や若者向け接種会場についてお知らせできたこと、接種に対する不安を持っている方が比較的若者に多いということから、接種の効果や副反応、実際に接種をされた方の体験談などを通し、予防接種のメリットを理解できるチラシを作成し、大学・専門学校を通して学生に配布したことなどにより、この接種率に繋がったのではないかと考えています。

新型コロナワクチンの3回目接種の実施について

記者 宇都宮市におけるワクチン接種について、1回目、2回目は当初、個別接種を中心に進めていたが、3回目接種については、多様な機会を提供するとのことだが、集団接種を中心に進める想定か伺う。
市長 予約状況にもよりますが、個別接種と集団接種を合わせて進めていきたいと考えています。また、県においても大規模接種会場を開設すると聞いていますので、それらを上手く組み合わせながら、予約がスムーズに行えるように、そして予約枠が余ることが無いように、臨機応変に対応していきます。もし予約枠が余っているなどの時には、予約なしの「ぷらっとワクチン」も駆使して、3回目については、1回目、2回目よりもスムーズに、ストレスが無いように、接種を希望する方が接種できるよう工夫していきます。
記者 2回接種完了から8か月の間隔を空ける必要があるが、どのように取り組んでいくのか伺う。
保健予防課主幹 2回目の接種から8か月後、速やかに接種ができるよう、接種券の発送や予約日の設定をしていきたいと考えています。なお、国の動向を踏まえながら取り組んでいきますが、よりスムーズに予約から接種ができる体制を整えていきます。

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