第8回 簗瀬地区まちづくり懇談会 開催結果

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ページID1009779  更新日 令和6年3月8日

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開催日時:平成18年9月21日(木曜日)午後6時30分から午後8時30分
開催場所:簗瀬小学校・体育館
参加人数:131名

開催内容

  • 地域代表あいさつ
  • 市長あいさつ
  • 地域からの提言
    1.簗瀬地域コミュニティセンターの老朽化に伴う改築について
  • 自由討議
    1.簗瀬小学校体育館の改築について
    2.自治会の加入促進について
    3.JR宇都宮駅の東西交通の円滑化について
    4.体育館とコミュニティセンターの合築について
    5.市のPRについて
    6.道路整備について
    7.公園の整備について
    8.ホームレス対策について
    9.JR宇都宮駅周辺での暴走行為について
    10.市町合併について
    11.施策の見直しについて
    12.老人福祉センターについて
    13.駐車場の整備について
    14校舎の木造化について
    15.簗瀬小学校体育館の改築について
    16.福祉まつりへの参加について

(注意)内容は要約して掲載しています。

提言 簗瀬地域コミュニティセンターの老朽化に伴う改築について

  1. テーマについての現状と課題
    簗瀬地域コミュニティセンターは、地域住民の集いの場所として、多くの方々や各種団体、各種講座の開催の場として利用されている。
    平成10年からは老人の給食サービスも実施しているが、施設内に調理室がないため、思うようにできない状態である。また、昭和50年1月に建てられた市内で一番古い建物のため、老朽化がひどく、2階の会議室でのちょっとした動きが階下に響き、物が落ちてくるため、利用者は細心の注意を払って利用している。さらに、利用者には高齢者が多いにもかかわらず、狭くて急な階段しかないため、大変危険であるほか、耐震面でも心配があり、安全に安心して利用できない状態である。
  2. 地域自らできること
    現在のところ、2階の会議室を利用するときには人数を配慮したり、体を動かしたりする講座の時には、注意しながら使っている。また、給食サービスを実施しているが、調理設備が整っていないことから、談話室を利用したりして対応している。
    新しくなったときには、地域の文化的活動の場として、住民一人ひとりが誇れる建物として維持管理に努め、コミュニケーションが図れる場として最大限に活用したい。まちづくり推進協議会内の各種団体も積極的な活動意識を持ち、施設の管理意識の高揚に努め、よりよい簗瀬地区をめざしたい。
  3. 行政に支援を求めること
    地域コミュニティセンターは、協働のまちづくりの拠点であり、地域住民がいろいろな目的で利用する場所なので、一刻も早く、誰もが安心して安全に使えるように改築してほしい。
    改築の計画があるとすれば、いつ頃、どのように行ってくれるのか教えてほしい。老朽化が進んでいるので早急に改築工事をお願いしたい。

提言に対する市の考え方

【市長】
 市民協働のまちづくりを推進し、市民主体の地域づくりを促進するため、地域が自主的に地域の特性を生かし、課題の発見解決に向けた取り組みができるよう、地域活動の拠点となる施設として、中心部においては、地域コミュニティセンターを整備している。
 その整備については、施設のない4地区を優先して建設し、その後、老朽化した施設の改築の順で整備したいと考えている。
 簗瀬地域コミュニティセンターの改築については、平成22年度を予定しているが、1年でも早く着工できるよう努力していきたい。
 今後、改築施設の設計・建設の際には、より使いやすい施設となるよう地域の皆様と協議していきたい。

自由討議

1 簗瀬小学校体育館の改築について

(意見)
 簗瀬小学校の体育館については、改築する予定があると聞いているが、校庭を広く利用するためにも、コミュニティセンターや子どもの家と合築してはどうか。

【回答 市長】
 星が丘中学校においては、敷地が狭いということでプールと体育館を合築している。
 簗瀬小学校の体育館についても、コミュニティセンターや子どもの家と合築することも考えられるが、面積や周辺住居の日照権などの問題もあるため、検討させていただきたい。

2 自治会の加入促進について

(意見)
 市民協働によるまちづくりということで、自治会においても防犯活動やごみ問題などに取り組んでいる。活動にあたっては、自治会員の協力が必要となるが、特に集合住宅における自治会加入者が少ない状況である。
 自治会の加入を強制することができないということであるが、何らかの対策をお願いしたい。

【回答 市長】
 自治会の加入促進は永遠の課題であるが、自治会は任意団体ということで、ご指摘のとおり強制力がない状況である。市としても、自治会はかけがえのないものであるため、広報紙によるPRのほか、加入促進のちらしを作成し配布している。
 集合住宅については、建築確認申請の際に建築主や施工業者に加入促進のお願いをしており、最近では、集合住宅の維持管理費に自治会費を含んで徴収をしているところも増えているようである。
 今年度は、自治会連合会の中に委員会をつくり、自治会加入について議論をしていただいているが、市としても加入促進に向けて対策を示していきたい。

3 JR宇都宮駅の東西交通の円滑化について

(意見)
 LRTの導入については賛成であるが、その前に、JR宇都宮駅の東西を結ぶ道路の整備をお願いしたい。

【回答 市長】
  以前、JR宇都宮駅の下に東西を結ぶ道路を整備するということで検討されたが、多額な事業費が必要なことなどから実現しなかった経緯があるので、ご理解いただきたい。

4 体育館とコミュニティセンターの合築について

(意見)
 簗瀬小学校は敷地が狭いので、ぜひとも、コミュニティセンターと体育館の合築をお願いしたい。

【回答 市長】
  コミュニティセンターと体育館の合築にあたっては、周辺住居の日照権などの法的な問題がある。今後、整備にあたっては、皆さんのご意見を伺いながら進めていきたい。

5 市のPRについて

(意見)
 九州地区の方が定年を迎え、安全なまちで暮らしたいということで、栃木県内に移り住んだという話を聞いたことがある。市でもぜひ、風水害のない安全な土地であることをPRしてはどうか。

【回答 市長】
 少子化による人口減少対策のひとつとして、他都市から移り住んでもらうことは必要である。宇都宮の魅力についてPRする際には、『災害が少ないまち』ということも、キャッチフレーズとして有効に活用していきたい。

6 道路整備について

(意見)
 簗瀬小学校南側の東西道路は、歩道が狭く、電柱もあり危険であるので、改善をお願いしたい。また、救急車や消防車が通れないような狭い道路もあるので、曲がり角の隅切りをお願いしたい。

【回答 市長】
 ご指摘を受け止め、安全で安心なまちをつくっていきたい。

7 公園の整備について

(意見)
 安又土地区画整理事業については、区画整理組合から、平成18年3月までに公園を4カ所整備するということで聞いていた。しかし、今年9月から1カ所目の整備を進めているが、残り3ケ所はいつになるか分からないということである。
 今後も世帯数が増えていくので、いつまでに整備されるのか聞きたい。

【回答 市長】
 公園については、来年度以降、順次整備を行う計画である。

8 ホームレス対策について

(意見)
 駅周辺のホームレスの実態はどのようになっているのか。

【回答 市長】
 警察と連携をとりながら対策をしており、若干ホームレスの数が減っている。
 生命の問題もあることから、適切な保護をするとともに、皆さんに影響がないよう今後も対応していきたい。

9 JR宇都宮駅周辺での暴走行為について

(意見)
 駅のタクシー乗り場周辺における暴走行為が何年も前から問題になっているが、実態はどうなのか。

【回答 市長】
 タクシー乗り場周辺については、順次対策を行ってきた。また、駅のバリアフリー化を進めている中で、歩道と車道の段差をなくすために、横断歩道部分を少し緩やかに盛り上げるような改良を実施した。このこともあって、暴走族が徘徊できる環境ではなくなったように感じている。今後も警察と連携をとりながら、対策を進めていきたい。

10 市町合併について

(意見)
 河内町が宇都宮と合併すると聞いたが、いつ頃の予定か。

【回答 市長】
 7月に合併協議会を立ち上げ、現在、河内町と上河内町の2町との合併協議を行っており、来年3月には正式に合併を整えたい。

11 施策の見直しについて

(意見)
 宇都宮城址公園については、計画した当時は必要とされていたのかと思うが、私としては、高齢者のための施設を整備してほしかった。
 今後、プロジェクトを立ち上げる際には、十数年後の市民のニーズは必ず変わっていると思うので、市民の声を聞きながら計画を進めてほしい。

【回答 市長】
 宇都宮城址公園については、宇都宮のシンボルとして、また、宇都宮の歴史探訪や防災施設、高齢者の憩いの場等として、来年3月の完成に向けて整備を進めている。完成後においても、皆さんの意見をいただきながら有効に活用していきたい。
 今後も施策を進めるにあたっては、プロジェクトの期間、大小にかかわらず、市民の皆さんの声を反映させるとともに、時代の変化にも対応させていきたい。

12 老人福祉センターについて

(意見)
 市の老人福祉センターについては、階段や椅子などに関して高齢者への配慮が不足しているところがあるので、他市町を参考に改善してほしい。

【回答 市長】
 改めて施設を調査し、利用者に配慮した運営をしていきたい。

13 駐車場の整備について

(意見)
 宇都宮城址公園がまもなく完成するが、駐車場の整備はどうなっているのか。中心市街地に低料金で利用できる市営駐車場があれば、人が集まり、まちが活性化されるのではないか。

【回答 市長】
 宇都宮城址公園の駐車場については、市役所と城址公園の間に整備しているほか、清明館北側や城址公園南側には障害者の方の利用を中心とした駐車スペース、城址公園西側には観光バスの乗り降りのためのバスベイを整備しており、駐車料金については、無料で検討している。
 中心市街地にある市営駐車場の駐車料金については、民間駐車場とのバランスを考慮しなければならないが、皆さんが利用しやすいように努めていきたい。

14 校舎の木造化について

(意見)
 現在、市内の小中学校は全て鉄筋コンクリート造になっているが、県内の小規模校においては木造化が進められている。栃木県は、いじめの発生率で全国ワースト1になっていたが、木造校舎にしたことで生徒のいじめが減ったという話を聞いたことがある。
 敷地の問題から、鉄筋コンクリート造で高層化する必要があるのかと思うが、せめて校舎内には、木材をふんだんに使うようお願いしたい。

【回答 市長】
 校舎を新築することは予算的に難しいため、現在、昭和56年以前に建てられた校舎については、耐震補強工事を行っている。
 木材をふんだんに使った校舎については、理想的なことであり、今後検討しなければならないと思うので、貴重なご意見をいただき感謝したい。

15 簗瀬小学校体育館の改築について

(意見)
 簗瀬小学校が、2010年に創立100周年ということで、地域にとって重要な行事があるので、それまでに体育館の改築をお願いしたい。

【回答 市長】
 2010年の式典に間に合うよう努力していきたい。

16 福祉まつりへの参加について【懇談会終了後受付】

(意見)
 宇都宮大学農学部の学生が「福祉まつり」において、会場でシクラメンや苗木を売り、その利益を「ぎんなん基金」に寄付するので出店したいと相談したが、「福祉目的になっていない」、「そのような要望を受け入れていたらきりがない」等の理由から、出店は認められなかった。また、職員の仕事が増えることから断っているようにも思えたので、明確な理由を説明してほしい。

【後日回答】
 福祉まつりは、障害者、高齢者など、市民が広く参加し、福祉への理解と地域の連帯感を深めつつ、やさしさをはぐくむ福祉のまちづくり、地域づくりのため実施しているものである。
 この会場での出店は福祉を目的とするものであり、ここでの利益は、「ぎんなん基金」に寄付していただいている。
 今回の質問について、ボランティアセンター職員に事実確認をしたところ、質問内容にあるような意図はなく、「福祉まつり」事業の目的などを充分ご説明し、理解していただいたと思っているとのことである。
 いずれにしても、質問に対し、センター職員の説明が不十分であったので、ご提案の宇都宮大学農学部の学生様からの出店希望については、出店者本人に「福祉まつり」の趣旨や具体的な内容などについて直接お伝えし、相談させていただきたいと考えている。

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