第11回 御幸地区まちづくり懇談会 開催結果

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ページID1009782  更新日 令和6年3月8日

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開催日時:平成18年11月16日(木曜日)午後7時から午後9時
開催場所:御幸地域コミュニティセンター
参加人数:42名

開催内容

  • 地域代表あいさつ
  • 市長あいさつ
  • 地域からの提言
    1.御幸地域コミュニティセンター新築移転について
  • 自由討議
    1.通学路への防犯灯の設置について
    2.道路の整備について(1)
    3.通学路の安全確保について
    4.都市計画道路「泉ヶ丘線」について
    5.都市計画道路について
    6.奈坪川の整備について
    7.道路の整備について(2)
    8.高齢者医療対策について
    9.信号機及び防犯灯の設置について
    10.案内標識について(1)
    11.案内標識について(2)
    12.学区の自由化について
    13.町名・地番の変更について
    14.自治会の加入について

提言 御幸地域コミュニティセンター新築移転について

  1. テーマについての現状と課題
    御幸地域コミュニティセンターは,地域活動の拠点施設として,各種団体やサークルなどの活動に広く利用されている。
    しかし,御幸地区内の自治会の中で,集会所を持っている自治会は3自治会しかなく,残りの7自治会はコミュニティセンターを利用して活動しているため,利用を希望する日が重なり合うことが多くあり,十分な自治会の活動ができない状況である。
    また,コミュニティセンターは,御幸小学校の敷地内にあるため,利用者の車両と児童が接触したり,児童が誤って利用者の車両を傷つけてしまったりすることがある。
  2. 地域自らできること
    御幸地区において,コミュニティセンターを,各自治会,各種団体やサークルなどの活動の拠点として広く利用し,地域のコミュニティの場として管理運営していきたい。
    また,地域の子どもたちを対象にした教室を開設し,地域内の経験者を募り,読み聞かせをしたり,悩みを聞いたりする場を設け,子どもたちと地域の交流を図り,健全な子どもたちの育成に努めたい。
  3. 行政に支援を求めること
    御幸地域コミュニティセンターを,宇都宮市中央消防署東町分署が移転される計画があるとのことなので,その跡地への移転改築をお願いしたい。

提言に対する市の考え方

【市長】
 市民協働のまちづくりを推進し,市民主体の地域づくりを促進するため,地域が自主的に地域の特性を生かし,課題の発見解決に向けた取り組みができるよう,地域活動の拠点となる施設として,中心市街地地区においては,地域コミュニティセンターを整備している。
 現在,御幸地域コミュニティセンターと同様に,多くの地域コミュニティセンターが小学校敷地内に整備されている。小学校は生涯学習拠点,防災拠点として地域の中核施設的な役割が期待され,また,地域行事などコミュニティ活動も小学校を活動の場として展開されている。このように,小学校は地域活動の拠点施設を置くことにふさわしい場所であることから,地域コミュニティセンターは学校敷地内の整備を基本としている。
 地域コミュニティセンターの整備にあたっては,施設のない4地区を優先して順次整備していきたいと考えている。御幸地域コミュニティセンターの改築については,平成22年を予定しており,場所の選定なども含めて,地域の方々と十分に協議しながら検討していきたいので,ぜひ,御意見をいただきたい。

自由討議

1 通学路への防犯灯の設置について

(意見)
 平出工業団地内の道路は,鬼怒中学校や御幸小学校の通学路となっている。しかし,産業通りには道路照明が整備されているが,工業団地内を東西に横断する3本の道路については暗い所がある。工業団地の企業にも協力を依頼するなどして,明るくしてほしい。

【回答 市長】
 鬼怒中学校では,昨年12月に保護者を対象に危険箇所調査を行い,通学路にある水銀灯や防犯灯の電球切れについて,関係機関に連絡し交換を依頼した。
 要望については, 工業団地の窓口となる宇都宮工業団地総合管理協会に対し,機会をとらえ伝えていきたい。
 なお,防犯灯については,自治会を通して設置していただくことになっているが,自治会が防犯灯を設置した場合は補助金制度があるので,御利用いただきたい。

2 道路の整備について(1)

(意見)
 平出工業団地内の市道1503号線と1504号線は通学路となっているが,歩道が狭いうえに,側溝の蓋もガタついているため歩きづらい。財政的に歩道の拡幅は困難であると思うので,側溝の蓋を大きなコンクリートに取り替えるなど改善してほしい。
 また,大通り南側の釜川沿いの市道38号線については,敷石がデコボコして歩きにくいので,平らにしてはどうか。

【回答 道路建設課長】
 昨年度,競輪場通りについては,側溝の蓋を御意見のような長い蓋に付け替え,場所によっては鉄板を敷いた上に舗装をするなどして,平坦性を保つような工事を実施した。御指摘の道路についても,同じような対応ができるのかどうか,現場を確認して検討させていただきたい。
 釜川沿いの歩道についても,現場を確認して,どういう対応ができるか検討させていただきたい。
【後日回答】
 御指摘の平出工業団地内の道路については,学校に近いところから,現在の歩道幅の中で歩行しやすいように順次整備する。
 釜川沿いの道路の敷石については,釜川と一体の修景を考え敷設したものであるため,御理解いただきたい。

3 通学路の安全確保について

(意見)
 最近,全国で集団登校中の事故が発生しており,当地区においても,狭い道路や交通量が多い幹線道路など,多くの危険箇所がある。
 国道4号線から御幸小学校に向かう市道977号線については,登校時間帯の朝7時半から8時半までの間,車両進入禁止になっているが,無視して車両が進入してくる状況である。以前,車両進入禁止の立看板があったが,いつの間にか無くなってしまい,現在ある規制標識はドライバーからとても見づらく設置場所も悪いので,再度,立看板を設置してほしい。
 また,産業通りと市道1512号線との交差点には,信号も歩道橋もないので,押しボタン式信号か自転車で通行可能な歩道橋を設置していただきたい。

【回答 市長】
 車両進入禁止の立看板や押しボタン式信号機の設置については,市としても警察に対して要望していくが,ぜひ,地域においても所管する警察へ要望していただきたい。
 また,歩道橋については,御幸小学校から最も近い場所に設置してあるので,今後も通学路として,現在ある歩道橋を御利用いただきたい。
【回答 道路建設課長】
 御意見にあった国道4号線から御幸小学校へ向かう道路については,路面にスクールゾーンや横断歩道のマークなどが表示されているが,かなり消えかけているため,早速,塗り直す作業を進める。

4 都市計画道路「泉ヶ丘線」について

(意見)
 都市計画道路「泉ヶ丘線」については,現在,国道4号線の北側を工事中であるが,完了はいつ頃になるのか。また,国道4号線の南側については,いつごろ着手するのか教えていただきたい。

【回答 道路建設課長】
 市内北部の東西交通の渋滞緩和を図るため,現在事業中の「泉ヶ丘線」と市道507号線(泉ヶ丘線西側)の整備を進めている。このうち「泉ヶ丘線」については,県道氏家宇都宮線(通称:白沢街道)から国道4号までの約1kmを整備しており,平成24年度完成に向け事業を進めている。
 国道4号から南側の事業予定については,現在事業中路線の完了後に道路状況などを見極めながら,着手時期を検討していく。

5 都市計画道路について

(意見)
 都市計画道路「泉ヶ丘線」のうち国道4号線南側については,工事がいつ着工できるか分からない状況であると聞いた。
 しかし,いつ着工するかわからない計画の内容について,なぜ,金融機関や不動産業界の方が知っているのか教えていただきたい。

【回答 総合政策部長】
 都市計画道路については,都市計画法に基づき,総合的な交通体系のあり方などを踏まえて決定した道路である。現在,都市計画道路の整備率は約62%で,早期整備について要望をいただいているが,交通渋滞の激しいところを中心に整備をしている。今後も引き続き計画的に進めていきたい。
 なお,着工時期が未定の都市計画道路についても都市計画図に表示されており,都市計画図は一般に公開し,販売もしているので御理解いただきたい。

6 奈坪川の整備について

(意見)
 東町地内に奈坪川が流れているが,改修工事については,来年か再来年あたりから行われる予定と聞いている。2,3年ほど前に溢れた時に,改修工事が完了するのは15年後と言われたが,私のところは少し低くなっていて,周りからも水が入り込むため,川が増水すると溢れてしまう。市も努力して,いろいろと対策はしてもらっているが,根本的な部分の改修工事を早期にお願いしたい。

【回答 河川課長】
 河川改修は下流からとなるが,奈坪川については,下流は完成している。大きな課題である駅東の暗渠部分の工事については,平成20年から着手できるよう進めている。競輪場通りから上流については,一部,境界査定に入っているが,駅東の工事の進捗状況を見てからということになるので,平成23年頃には着工できるかと思う。
 市としても,一日でも早く整備したいと考えているので,もうしばらくお待ちいただきたい。また,大雨時の対応や河川の浚渫なども引き続き行っていくので,よろしくお願いしたい。

7 道路の整備について(2)

(意見)
 市道1503号線の歩道については,穴が開いているところがあるので,補修をお願いしたい。また,歩道が狭いにもかかわらず,電柱がはみ出していて歩きにくいので,移設するなど検討をお願いしたい。

【回答 市長】
 歩道の穴の件については,早急に現地を調査したい。
 電柱については,東京電力とNTTの所有となっているので,現状を確認後,意見を伝えていきたい。
【後日回答】
 市道1503号線の歩道の穴については補修を実施した。

8 高齢者医療対策について

(意見)
 高齢者が増えている中で,国の方針により,医療保険で対応できる療養病床数が減らされると聞いている。市に公的病院があるかどうかわからないが,この国の方針に従って,公的病院の療養病床数も減らされることになるのか聞きたい。

【回答 市長】
 現在,市には夜間休日救急診療所があるが,公立の病院はない。
 今後は,ますます高齢者が増加することから,20年,50年先の社会を見据えて,介護老人保健施設等の整備など,高齢者対策を進めていきたい。

9 信号機及び防犯灯の設置について

(意見)
 市道1503号線と市道312号線が交差する丁字路には,横断歩道が設置されているが,交通量が多く,夕方には子どもたちがなかなか横断できない姿を見かけるので,信号機の設置をお願いしたい。また,暗いので,防犯灯の設置をお願いしたい。

【回答 市長】
 防犯灯については,自治会を通して設置していただくことになっているが,自治会が防犯灯を設置した場合は補助金制度があるので,御利用いただきたい。
【後日回答】
 当該丁字路は鬼怒中学校の通学路となっており,44名の生徒が利用しているが,信号機の設置については警察の所管事項となるので,警察署へ要望する。また,地域においても,地域の総意として所管する警察署へ要望していただきたい。

10 案内標識について(1)

(意見)
 産業通りを北進してきた車両が日光方面へ向かう場合,越戸通りと産業通りの交差点に設置してある案内標識には,左折と表示されている。環状線方面を案内した方が混雑を避けられると思うので,表示を変更してはどうか。

【回答 市長】
 今後,見直しを検討したい。
【後日回答】
 案内標識の変更については,平成19年度に対応する。

11 案内標識について(2)

(意見)
 済生会病院は大きな病院であるが,競輪場通りや環状線に案内標識を設置していない。県外から来た人たちには場所が分かりづらいと思うが,どうして設置しないのか。

【回答 市長】
 御意見については,済生会病院にお伝えしたい。

12 学区の自由化について

(意見)
 今年を教育改革元年と位置付け,各学校で特色ある学校運営を行っていくということであるが,将来的には,他の学区の小中学校に通わせたいという意見が保護者から出てくるかと思う。この点についてはどのように考えているのか。

【回答 市長】
 全国的に見ると,学区に関係なく自由に学校を選択できる制度を取り入れているところもあり,今後,特色ある学校づくりが進むことで,御指摘のような意見も出てくるかと思う。
 現在,宇都宮市では,児童数の減少により複式学級となった城山西小学校・清原北小学校において,市内全域から入学を可能とする小規模特認校の制度を導入している。
 しかし,地域コミュニティの形成にあたっては,学区単位で行っていくことが理想であり,そのためには地元の学校に通学することが一番ではないかと思う。
 今後,地域からの要望や適正規模化などの視点で,学区を見直すことはあるかと思うが,学区の自由化については,現在のところ難しいのではないかと考えている。

13 町名・地番の変更について

(意見)
 土地の地番については,分筆等の関係により,枝番が近い数字であっても全く離れた場所となっていることがある。自治会活動において書類などを配布する際に,地番だけではどこの自治会なのか判断することができないため,地番や町名を変更する計画があるのか聞きたい。

【回答 市長】
 現段階では,区画整理事業によって地番が変更されるか,住居表示が実施されない限り難しいのではないかと思う。

14 自治会の加入について

(意見)
 御幸南自治会は市内で4番目に人口が多く,現在も分譲住宅が増えているが,自治会の班長から,自治会に加入してもらえない世帯があると相談を受けたことがある。また,ある方が自治会の加入について市に相談したときに,自治会は任意の団体なので加入については強制力がないと言われたそうである。
 市としても,なるべく自治会に加入していただけるような説明に心がけていただきたい。

【回答 市長】
 自治会はまちづくりにおいて生命線であり,市民協働の社会は自治会がなければ成り立たないものである。事件・事故が相次いで発生している世の中において,自治会組織がなければ,周囲とのつながりがさらに希薄化し,悪循環となってしまうので,自治会の加入率を上げていかなければならないと思っている。
 確かに,自治会は任意団体であるので強制力はないが,宇都宮市自治会連合会内で組織をつくって検討してもらい,様々な提言をいただいた。市としても,例えば自治会に加入している方が優遇されるような仕組みを考えないと,なかなか加入してもらえないのではないかと思っている。
 自治会の加入率については,全国でも頭を悩ませており,なかなか解決策が見出せない問題であるが,あきらめずに取り組んでいきたい。
【回答 みんなでまちづくり課長】
 地域においては,積極的に自治会加入の働きかけをしていただいているところであるが,宇都宮市の自治会の加入率は,昭和60年頃は約90%であったが,現在は66.4%ほどであり,これは,単身世帯が増えたことで相対的に加入率が低くなっているという傾向がある。
 市としても,転入される方や家を建てる方に,自治会加入に関するパンフレットを配布しているが,さらに強力な自治会加入策を検討したいと思う。宇都宮市自治会連合会あるいは自治会の皆さんと意見交換をし,どういう策がその地区にふさわしいものなのかを洗い出し,加入率アップを目指していきたいと思うので,引き続き御協力をお願いしたい。

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