第7回 富士見地区まちづくり懇談会 開催結果

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ページID1009766  更新日 令和6年3月8日

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開催日時 平成19年10月31日(水曜日)午後6時00分から午後8時00分
開催場所 富士見地域コミュニティセンター
参加人数 51人
開催内容

  • 地域代表あいさつ
  • 市長あいさつ
  • 地域からの提言
    1.地域への補助金の包括化について
  • 自由討議
    1.富士見小学校の通学路の補修について 
    2.楡木街道の側溝整備について
    3.一斉清掃と除草業務執行の調整について
    4.区画整理の進捗状況につい
    5.防鳥ネットの配布について
    6.楡木街道の安全確保について
    7.住民票等交付手数料について
    8.LRTの導入について
    9.軽スポーツ運動公園の設置について
    10.市民福祉の祭典について
    11. 宇都宮の歌について
  • 市長謝辞

(注意)内容は要約して掲載しています。

提言1 地域への補助金の包括化について

  1. テーマについての現状と課題
    富士見地域まちづくり組織は、平成15年4月に組織してから、地区連合自治会や各種団体を中心に様々な地域づくり活動に取り組んでおり、平成18年3月には一部会則の改正や、組織の見直しにより、さらに活動を活発化させきた。
    行政からは、地域担当職員を配置していただき、まちづくりに関する情報提供やアドバイスをいただいている。また、「協働の地域づくり支援事業補助金」が交付されるようになってから、地域広報紙の発行や、地域で独立した文化祭を開催するなど、その支援は地域づくり活動に大いに役立いる。
    市のまちづくりの将来像や、交付金化に向けた地域への財政支援の方向性などは、意見交換会などを通してお聞きしており、非常に良いことだと思い、早く実現してもらいたいと考えている。しかし、その中でも交付金化に向けた地域への補助金の包括化についてはあまり進んでいないのが現状である。
  2. 地域自らできること
    地域への補助金の包括化が実現したならば、現在180万円ほど集めている地域の分担金と市の補助金とを合算してまちづくり組織の活動資金とし、地域内の各種団体が連携・協力し、地域一丸となって地域課題の解決や、特色を生かした地域づくりを進めるなど、さらに地域のまちづくり活動を活発化させ、充実させていきたい。
    そして、地域住民が団結して、富士見地区をよりよいまちにしていきたい。
  3. 行政に支援を求めること
    昨年度開催された、このテーマの意見交換でお聞きした、まちづくりの将来像や財政支援の方向性の実現に向けた検討を進めていただき、特に、各種団体に縦割りで交付されている補助金の包括化については、ぜひ、早期に実現させていただきたい。
    交付方法につきましては、現段階で市から各地域団体への交付額の85%程度を第一次配分額とし、無駄のないよう地域組織の裁量に任せ、どうしても配分額が不足した場合は第2次配分をすれば良いと思うが、いかがか。こうすることで補助金が有効に使われ、また、軽減が見込めると思う。
    ぜひ、この課題を市長の鶴のひと声で早期に実現して頂きたい。

提言に対する市の考え方

回答:市長
 日ごろから地域づくり活動に積極的に取り組んでいただき、さらに、「協働の地域づくり支援事業補助金」を有効に活用し、様々な事業を展開していただいていることに感謝申し上げる。
 補助金については、地域において自由に使えるようにすることが第一であり、また、やる気のあるところには、どんどん配分していくことも必要だと思っているが、地域には温度差もあり、補助金をただ交付していく、ということにならないよう、うまく制度化していかなければならない。
 その中でも、地域主体のまちづくりを推進し、そのまちの特色とか、あるいは地域の実情を反映したまちをつくっていくための予算付けは、大切にしていきたいと考えている。
 また、今回のご提言については、限りある財源を効果的・効率的に活用し、がんばっている地域が更にがんばれる動機付けとなり得るものであり、ひいては地域の個性や特性を生かしたまちづくりの実現に向けての画期的なご意見である。
 今後に向けて、ご意見を視野に入れ、地域が有効に活用できるような交付方法について検討していく。

自由討議

1 富士見小学校の通学路の補修について

(意見)
 栃木街道と楡木街道との交差点より北へ約80mの所から、小学校への通学路があるが、でこぼこで、水がたまる状況であり、子どもたちが替えの靴下を持っていくほどである。
 既に、要望が出ており、現地調査の際、新たに側溝の要望が追加され、その関係で遅れていると聞いている。
 子どもたちのためにも、早急に補修していただきたい。

回答:道路建設課長
 なかよし通りの舗装修繕については、11月に工事を行う予定となっているのでもう少しお時間をいただきたい。
 舗装修繕の手法については、現在、一部簡易舗装になっていることや道路が狭く水の逃げ場がないことから、浸透舗装で下に浸みらせる手法や浸透槽を作るような工事を考えている。

2 楡木街道の側溝整備について

(意見)
 富士見小学校からの丁字路を挟んで、楡木街道の東西の側溝のうち、西側へ流れる北側の側溝だけが整備がされていない。
 道路との仕切りの関係で、工事が中止されている状況と聞いているが、できれば工事を進めていただきたい。
回答:道路建設課長
 場所を確認し、早急に調査をさせていただくので、ご協力をお願いしたい。

3 一斉清掃と除草業務執行の調整について

(意見)
 年に3回の一斉清掃の際、遊歩道を担当しているが、毎回、清掃を行う1週間前にシルバー人材センターが、除草作業などを行っている。
 うまく、一斉清掃と時期をずらせば、よりきれいになると思うので調整していただきたい。
回答:道路建設課長
 日ごろから、地元の方には、一斉清掃について、ご協力いただき、お礼を申し上げる。
 一斉清掃については、年3回実施しており、日程も設定されているので、シルバー人材センターの作業実施期間を調整していく。

4 区画整理の進捗状況について

(意見)
 現在、鶴田第1、第2区画整理が進行中であるが、なかなか状況が把握できない。
 現在の進捗状況や完成予定などについて、お聞かせいただきたい。
回答:市長
 
 平成11年度の事業認可までに、区画整理の仕組みや事業計画(案)について理解してもらうため、勉強会や地元説明会を開催してきた。
 最近では、鶴田第2地区区画整理だよりを発行し、その中で、事業進捗状況などを、ご報告させていただいている。
 進捗状況については、平成18年度末で、全体事業費の24.7%、仮換地指定が58%、補償が20.8%、公共施設の整備が25.9%完了している。
 今年度は、全体事業費の30.9%、仮換地指定が67.4%、補償が27.4%、公共施設の整備が31.7%を工事目標に事業を進めている。
 予定では、平成23年度を完了目標としているが、多少は遅れると思われる。完了目標を何とか完遂するためにも、積極的に事業を進めていきたいと思うので、地元の皆さまも、ご協力をお願いしたい。

5 防鳥ネットの配布について

(意見)
 日頃より、ごみステーションの環境美化活動を行っているなかで、有害鳥獣からの被害が課題となっていたところ、市から防鳥ネットの配布があり、課題解決に非常に有効であった。
 今年度で事業が終了すると聞くが、今後も継続してほしい。
回答:市長
 ごみ散乱防止ネットについては、ネット利用の普及を図るため、平成14年度に市内全自治会を対象にネット利用希望を調査し、希望のあった自治会に貸与を行ったものである。
 この事業は、ネット利用普及のサンプルとしての提供であり、有効性や使い勝手を試していただき、効果を確認した後は、利用者の皆様にご用意していただくことを目標にして貸与したものである。
 今後のネットについては、地域まちづくり組織に交付される「協働の地域づくり支援事業補助金リサイクル推進活動費」での購入が可能であることから、こちらを活用していただきたい。

6 楡木街道の安全確保について

(意見)
 主要地方道宇都宮-楡木線と旧楡木街道の交わる交差点は、通勤時間帯には非常に多くの車で混雑する交差点である。
 さらに、案内標識等も無い変則交差点であり、この交差点に不慣れなドライバーが楡木街道を南下すると、左折の際に歩行者への安全確認が十分に行われないため、歩行者や自転車が危険にさらされている。
 右左折する車両誘導のための表示や矢印式信号機の設置等の改善を要望する。
回答:市長
 「右左折する車両誘導のための表示」や「矢印式信号機の設置等」については、警察の所管事項であることから、市からも宇都宮中央警察署に要望するが、地域からも要望していただきたい。後日、警察には職員が同行する。
 また、通過するドライバーに対し注意を喚起するための看板設置などであれば、市単独で対応が可能であることから、危険な箇所や状況などを教えていただきたい。
【後日対応】
 まちづくり推進協議会・中央警察署及び宇都宮市により、現地調査を実施し、警察より横断歩道の設置場所を移動するなどの提案がなされ、最終的には警察で検討していくこととなる。 

7 住民票等交付手数料について

(意見)
 今年4月に他県より転入してきたが、書類の交付料が倍くらい高く感じた。しかも、何通も使用するので、切実な問題であった。
回答:市長
 現在、行財政改革を行っているが、しっかり軌道に乗れば住民票などの手数料も下げていくことができると思っており、また、なるべく早く、下げていきたいと思っている。
 財政改革の推移を見守っていただきたい。

8 LRTの導入について

(意見)
 今年4月に他県より転入してきて、自動車の運転ができないこともあって、ライト・レールが走ると聞いて、すごく楽しみにしている。
 ただ、利用する際の運賃などが高いのではと心配である。
回答:市長
 LRTを含め、公共交通のあり方については、LRTの導入だけで済むものとは考えていない。
 費用は大都市のようには掛けられないが、同じくらいの機能を持ったまちをつくっていきたいと考えている。
 公共交通機関のあり方については、まだまだ決定したものではない。これから、色々な資料を作成し、各地区に説明に行くことを考えている。
 是非、今後の説明会などにも参加してほしいと思う。
 あくまでも、LRT・公共交通、あるいはこれからの道路建設は、宇都宮の身の丈に合った中で考えていきたいと思っている。財政がきゅうきゅうとし、手数料とか税金をどんどん上げていくということは、絶対にしないのでご安心いただきたい。 

9 軽スポーツ運動公園の設置について

(意見)
 前回の懇談会において提言した「軽スポーツ運動公園の設置」について、前向きに回答をもらったが、実現していない。
 現状はどうなっているのか伺いたい。
回答:
道路建設課長
 今現在、大変、家が密集しているなかで区画整理を実施しているところであり、ある程度の街区公園の格好ができたところで、地域の皆様の意見を聞きながら進めていきたいと考えている。
市長
 公園を作る際には、ワークショップを開催すると思うので、その中で、地域の皆様にも考えていただきたい。
 最近の公園のつくり方について、少し説明をさせていただく。
総合政策部長
 ワークショップを利用して公園づくりを行うのが全国的な流れである。
 その中での公園の整備としては、ブランコ・滑り台・鉄棒などといったものの整備だけではなく、例えばお年寄りと一緒に過ごせるような公園、高齢者と子どもたちとの触れ合いができるような公園ということで、ベンチであったり、お年寄りがストレッチをできるようなちょっとした器具が置いてあったり、といった公園の整備がはやりだしている。
 当然、今回の整備に当たっても、グラウンド・ゴルフもあわせてできたり、さまざまなスポーツができる、また自らも軽スポーツで体をストレッチする、そのような公園整備が出来たらいいと思っているので、ワークショップの中で、どしどし提案していただきたい。

10 市民福祉の祭典について

(意見)
 11月23日に、第1回市民福祉の祭典が開催されるが、実行委員会のメンバーを見ると、地域の婦人会が入っていないようである。
 地域で活躍している婦人会にも目を向けてほしい。
回答:市長
 地域の婦人会の皆様には、本当にお世話になっており、お礼を申し上げる。
  来年は、実行委員会など運営についても気を配っていきたい。

11 「宇都宮の歌」について

(意見)
 市民の歌について、昔からある音程の高い「宇都宮の歌」は、古い歌となった。若返りをはかり、市制100周年の時に作った歌を採用したらどうか。
回答:市長
 「宇都宮の歌」は、「青い山脈」をつくった西條八十氏と古賀政男氏により作られたものであり、大変貴重な歌である。
 「宇都宮の歌」、「市制100周年の歌」両方とも素晴らしい歌であると思っており、両方の歌を、これからも普及していきたい。

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