第10回 河内地域まちづくり懇談会 開催結果

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ページID1009769  更新日 令和6年3月8日

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開催日時 平成20年2月14日(木曜日)午後6時30分から午後8時30分
開催場所 河内総合福祉センター
参加人数 138人
開催内容

  • 地域代表あいさつ
  • 市長あいさつ
  •  地域からの提言
    1.JR岡本駅周辺地区整備事業について
    2.公共下水道の整備について
  • 自由討議
    1. 岡本駅前広場の安全対策について
    2. 岡本駅前広場の違法駐車対策について
    3. 地域への発注について
    4.防犯灯について
    5.まちづくり懇談会の市側の出席者について
    6.高齢者対策について
    7.施設の使用料について
    8.河内体育館の使用料について
    9.行政サービスの向上について
    10.高齢者が楽しめるスペースの確保について
    11.河内地域について(1)
    12.河内地域について(2)
    13.第一澤街道踏み切りについて(2)
    14.募金について
    15.除草の指導について
    16.巡回バスについて
  • 来賓あいさつ

(注意)内容は要約して掲載しています。

提言1 JR岡本駅周辺地区整備事業について

1.テーマについての現状と課題
 岡本駅東地区は昭和54年に区画整理事業が完了し、現在は、「岡本駅西土地区画整理事業」が実施されている。特に最近、かなりのスピードで工事が進行し、生活基盤整備と共に防災性も逐次向上しており感謝に耐えない。併せ、宇都宮市との合併を契機に、周辺住民の長年の懸案であった「岡本駅舎橋上化」をはじめ、「駅東口周辺の再整備」が計画されていることは、北関東の中枢拠点都市を目指す宇都宮市の北の玄関口としての発展への期待と共に、胸の躍る思いである。
 反面、区画整理事業で折角整備された「第一白澤街道踏み切り」を通る県道は、駅の東西を結ぶ主要な道路にも拘らず、「信号機」も「歩道」も無く、歩行者は、僅かな路肩とU字溝の上を自転車と共有しながら歩いている状況で、朝晩のラッシュ時は極めて危険な状況で、道路全般にわたる安全面でのチェックが必要であると考える。
2.地域自らできること
 「区画整理だより」の会員への配付、「区画整理に係る自治会管理の防犯灯移設時の処理」など既に実施済みである。
 しかし、区画整理事業は、地権者との利害が絡む問題もあり、地権者以外は、工事予定が直前まで公表されないという不自然な状況が続いている。
 最近「市民協働のまちづくり」が強調されていますが、情報が無ければ住民の参画意識は生まれない。積極的な情報交換の場を通じ、より強い協力体制を確立していきたいと考えている。
 また、駅周辺では、地域住民自身による防犯パトロール活動が行われているが、安全で安心な住みよい住環境を守るため、今後ともこのような活動に取り組んでいきたいと考えている。
3.行政に支援を求めること

  1. 今、周辺住民の最大の関心事は、「駅の東西いずれからも乗り降りできる岡本駅舎の橋上化」と「駅東口の再整備計画」である。計画の進め方、完成時期などについて、地域住民への情報提供をお願いしたい。
  2. 岡本駅西土地区画整理事業の施工期間は、平成6年から平成30年となっています。この間大きな社会情勢の変化があったことは十分承知しているが、工事の促進について更なる努力をお願いしたい。
  3. 区画整理に関する道路、とりわけ主要な道路の信号機や道路標識などは、市と住民との事前協議により道路の完成と同時に実現するよう要望する。
    併せ、区画整理予定区域内にある残り二つの踏み切りに係る道路の歩道併設についてもご検討いただきたい。

提言に対する市の考え方

回答:市長
 

  • 「岡本駅舎の橋上化」「駅東口の再整備計画」の情報提供について
     駅の東西は、一体化していないと効率の良いまちづくりにはつながらないと考えている。橋上駅舎は、東西の通路の確保にもつながるため、自由通路を設けていきながら、なおかつ、駅前広場も整備をしていきたいと思う。そのような観点から、橋上駅舎については、JRと協議をしながら、積極的に進めていきたい。
  • 岡本駅西土地区画整理事業について
     岡本駅西土地区画整理事業の今後の整備については、整備のスケジュール等を具体化し、地権者の利害関係に絡むものや個人情報に関するもの以外について、積極的に公表していく。
     この事業については、平成30年度完了予定となっているが、前倒しできるようスピードを上げて進めていきたい。
  • 岡本駅西土地区画整理地区内の信号等の設置について
     信号機等の設置については、安全を確保する上で、特に歩行者・自転車等の優先を考えていかなければならないと思う。設置の場所等について、皆さま方の声もお聞かせいただき、設置者である警察に要望していく。
  • 踏み切りに係る道路の歩道併設について
     国立病院機構宇都宮病院に続く踏み切り周辺については、道路の幅が現在6メートルであり、踏み切りの幅も6メートルとなっているが、区画整理での道路の幅は、8メートルで計画されている。また、岡本駅南の踏み切り周辺については、道路の幅が4メートル、踏み切りの幅が4メートル、計画道路の幅が6メートルとなっている。歩道の設置については、今後、JRとも協議をしながら、検討していきたい。

意見交換

(意見1)踏み切りに係る道路の歩道設置について
 既に整備が済んでいる第一白澤街道踏み切りの道路は、8メートルの幅である。その現状は、車道が片側3メートル確保されているため、歩道は片側90センチメートル程度しかとれない状況である。
 既に、整備が終了したところは、センターラインを動かすなどの他の手段を検討しなければならないと思うが、未着工のところについては、もう少し幅の広い歩道を考えないと将来に大きな禍根を残すと考えている。ぜひ、この点も考慮し、再検討していただきたい。
回答:市長
 道路の幅員と歩道については、いろいろな手法があると思う。これから、県への要望を含め、協議を重ねて検討していきたい。
(意見2)橋上駅舎について
 橋上駅舎については、JRと協議していくとのことであるが、大体いつ頃になるのか。
 具体的な計画段階ではないと思うが、少なくとも、何年頃と、お答えいただきたい。
回答:市長
 橋上駅舎については、市単独でできる事業ではなく、相手先がいるものであるため、何年頃というのは、明言できない。ただ、一体的な整備が必要だと思うので、スピードを上げて進めていきたい。

提言2 公共下水道の整備について

  1. テーマについての現状と課題
     河内地区は、緑豊かな丘陵地帯と平地林、数多くの湧水や鬼怒川、山田川などによって、緑と水が豊かな地域であるという大きな特徴がある。特に西部地域には、豊かな自然環境や田園風景の中に山田川が流れており、その流れは、宇都宮の中心市街地を流れる田川と合流して、市内全域を潤す源となっている。
     河川改修後には、下田原町地内にサイクリングロードが整備され、高校生の通学路や近隣の小中学校のランニングコース、地域住民の散策路として多くの人に利用されている。一方、水辺への階段も数多く整備されているが、近隣の住宅団地などからの生活排水によって川の水が汚れ、川に親しんでいる人の姿をみることは、ほとんどなくなってしまった。
     以前のような清流を取り戻すため、市と地域住民の協働による取組みが必要であると考えている。
  2. 地域自らできること
     現在、サイクリングロードや水辺階段付近の清掃を地域の老人クラブなどが行っているほか、農業用水の堀さらいも関係者が行っているが、今後とも、きれいな川を守るための取り組みを進めていく。
     また、より住みよい環境づくりのため、川や水路、農地周辺の生きもの調査や花の植栽など、地域内で進められる「農地・水・環境保全向上対策」の活動と連携しながら、地域住民が協力して川の水質浄化のために何ができるか検討し、様々な実践活動に取り組んでいきたいと考えている。
  3. 行政に支援を求めること
     川の汚れは、近隣の住宅団地や集落の生活排水が流入していることが原因の一つであり、これを防ぐためにも公共下水道の整備が必要であるが、河内地区内全般の下水道の普及は旧宇都宮市域に比べて低いと感じている。
     旧河内町による西部地域の下水道整備は、県道藤原宇都宮線以東の上田原町及び下田原町の市街化区域の一部とその周辺まで整備されており、今後は、グリーンタウン、太陽が丘、自由が丘の3団地まで延長される計画であったが、市においては、それ以外の近隣の未整備地域も含めて、できる限り早期に下水道を整備していただきたい。

提言に対する市の考え方

回答:市長
 旧河内町から引き継いだ事業認可区域については、順次、下水道の整備を進めていく。それ以外の区域については、下水道整備には費用と時間がかかるため、公共下水道による整備と、市が補助金を出して進めている合併処理浄化槽の設置により整備を進めていく。これらの手法をあわせながら、整備率を高め、なるべく早く、下水道整備の完了を図っていきたい。
 このような基本方針に基づき整備を行い、整備区域などの区分けについては、今後、下水道整備の計画を作成し、その中で進めていく。
 また、旧河内町については、整備済の地域でも管に接続していない方が多く見られるため、接続率が低い状況である。近くまで下水道が整備されている方は、ぜひ接続をしていただきたい。
 宇都宮市全体を網羅する上下水道を整備していく方針に変わりはないが、時間等がかかるので、なるべくかからない手法を選んでいきたいと思っている。
 そのためにも、しっかりとした計画をつくり、皆さんに示していきたいと思う。

意見交換

(意見)生活用水による農業用水の汚染防止について
 山田川流域の上流部や上田原地域は、宇都宮市と合併後、合併浄化槽の推進が大いに図られていると聞いている。
 グリーンタウン、太陽が丘団地、自由が丘団地は、おおよそ1700戸ある。これらの団地からの生活用水は目堀川に排水され、そこは農業用水としても使用されている。
 私も見てきたが、非常に汚れが激しい地域である。生活用水による農業用水の汚染は、農業従事者に対して、非常に不快感を与えている。
 このような状況であるため、できるだけ早く下水道の整備をお願いしたい。
回答:市長
 自由が丘団地については、平成21年度に、整備予定となっている。また、太陽が丘団地、グリーンタウンについては、時期はまだ明確ではないが、公共下水道によりなるべく早く整備できるように、進めていきたいと思う。

自由討議

1 岡本駅前広場の安全対策について

(意見)
 岡本駅前広場は、歩行者と自転車が車道を自由に横断していて大変危険である。
歩行者専用道路・自転車専用道路の設置や自転車と歩行者が安全に通れるよう看板を立てるなどの対策を講じていただきたい。
回答:市長
 注意を促す標識などであれば、市でも設置できる。明日、状況を確認し、看板設置等の効果を検討した上で、早急に対応する。
後日回答
 通行者に交通安全意識を喚起させるため、「横断注意」などの看板を平成20年度に設置していく。
 また、駅前広場の通行方法や利用方法について、交通管理者と協議を進めるとともに、駅前広場沿線の方々のご意見も聞きながら、安全な駅前広場の整備に取り組んでいく。

2 岡本駅前広場の違法駐車対策について

(意見)
 岡本駅前広場を駐車場代わりに使用している者がおり、合併前に役場へ何度か要望し監視をしていただいたため、大分少なくなったが、それでも20台ほど駐車している。
 広場内を迂回するにも迂回できない状況であり、二輪車や歩行者もいるので危険である。
 県にも要望しているが、市でも取り締まっていただきたい。 
回答:市長
 県も市も警察ではないので取り締まりはできないので、警察に要望をしていく。
 また、市としては、違法駐車のできない環境を考えていきたいと思うので、明日状況を確認する。
後日回答
 市では、これまで何回か貼り紙等により注意喚起を行なうとともに、東警察署とも協議を行なってきた。
今後、さらに駅前広場の通行方法や利用方法について、交通管理者と協議を進めるとともに、駅前広場沿線の方々のご意見も聞きながら、安全な駅前広場の整備に取り組んでいく。

3 地域への発注について

(意見)
 昨年の3月に宇都宮市と河内町が合併し、工事の発注について、期限付きではあるが地元優先の発注をいただいている。
 工事関係以外については、地域性を考慮して発注することになっていたように記憶している。地域性を考慮して発注するようお願いしたいが、市の考え方をお聞きしたい。
回答:地域自治センター所長
 工事の発注については、地域性を考慮して行っているところであるが、それ以外については、宇都宮市の例によるところとしている。
回答:総合政策部長
 宇都宮市全体として考えると、発注件数が増え、受注機会も増えていくと考えている。

4 防犯灯について

(意見)
 防犯灯の設置・管理に係る経費について、平成20年度より各自治会で負担することとなるようだが、道路など公共的なものであるならば、行政で負担するべきではないか。
回答:地域づくり課長
 防犯灯については、市町合併協議において、平成20年度より宇都宮市の基準によることとなっている。
 防犯灯は、大勢の方が通る場所にあるが、一番利便を受けるのは、そこに居住する方であると思う。このようなことから、未移管の防犯灯について、自治会と協議をさせていただきながら移管作業を進めている。

5 まちづくり懇談会の市側の出席者について

(意見)
 まちづくりについては、教育や生涯学習が必要と考えているが、関係する職員が、本日、出席されていない。
 教育や生涯学習は、まちづくりに関係ないのか。
回答:市長
 まちづくり懇談会は、市政全般について、皆さんから御意見をいただくものであるが、全ての所管部署の職員を出席させることは、困難である。出席者は、要望が多いものや複雑な案件に関係する部署を主としている。
 政策の優先順位で出席者を決めているということではないので、御理解いただきたい 。

6 高齢者対策について

(意見)
 最近、高齢者の孤独死が問題となっていると思う。
 高齢者の単身世帯や老夫婦の世帯が増えているが、安心安全なまちづくりという面から、現在の対応や今後の対応についてお聞きしたい。
回答:市長
 今後の本市の高齢化の見通しは、2022年には4人に1人が65歳以上となり、また、2045年には、3人に1人が65歳以上となり、想像もつかない超高齢社会を迎える。このような中、高齢化社会を意識したまちをつくっていかなくてはならないと考えている。
 今、1人暮らしの高齢者を地域の方々に見守っていただき、特に災害などの際に手助けをいただく制度をはじめたところであり、高齢者にその登録の呼びかけをしている。このようなことにより、宇都宮市に住む高齢者、特に、単身世帯や老夫婦の世帯をしっかりと把握していく。
 また、高齢者に何かあったときに直接消防署に連絡が行く緊急通報システムを、現在虚弱な高齢者方のお宅に設置しているところであるが、今後は、さらに相談機能等も加えていきたいと考えている。

7 施設の使用料について

(意見)
 私の子どもがスポーツ少年団に所属しており、週に3回ほど、河内体育館を使用している。今年度まで、施設使用料を100%減免していただき、とても充実した環境で使用させていただいていた。
 来年度からは、一般の方と同じように、有料になるという話を聞いている。しかし、学校施設を利用できる団体は無料で使用することができるという話も聞いている。
 同じスポーツ少年団の中でも、学校施設を使用できる団体と、体育館を使用せざるを得ない団体とがあり、施設使用料の負担においても有料と無料の団体があることとなる。これは、公平性を欠くのではないかと思われる。
 また、生涯学習センターにおいても、サークル活動をされている方は75%減免の優遇措置があると聞く。
 今後、スポーツ少年団と子どもの活動に関して、施設料の面での優遇措置を検討される余地があるのかお聞きしたい。
回答:総合政策部長
 施設の使用料については、各市町の料金体系を持って合併をしたが、新しい市としての一体性の確保という意味からも、合併後にその料金等について調整をしていくこととなっていた。
 スポーツ施設については、多くの住民の利用が見込まれる施設ということから、その料金の調整をさせていただいている。
 学校施設については、基本的には、地域の皆さまにも有効に活用していただこうということで、体育館と照明を点灯しない場合の校庭については、無料で開放している。
 スポーツ施設の使用料については、全市的な平等性を保つためにも、このまま継続していく。

8 河内体育館の使用料について

(意見)
 私の子どもも、河内体育館の格技場で剣道をやっている。
 来年度から使用料がかかるということで、格技場を使用している他の団体も、無料で使用できる小・中学校の体育館を使用することを検討している。
 河内体育館には、せっかくいい格技場があるので、今後も武道をそこでやらせたいと考えている。
そこで学校の体育館を利用しなくてもいいように、河内体育館の格技場をなるべく料金がかからないようにしていただきたい。
回答:市長
 市としては、使用料・手数料について、平成20年4月から38項目にわたって値下げをする。
 スポーツ施設あるいは学校施設等、いろいろな施設を市で所有しているが、料金などの見直しは、常に心がけていかなければならないと思っている。合併したばかりで不都合な部分があるとは思うが、それについては、積極的に是正をしていきたいと考えているので、お時間をいただきたい。

9 行政サービスの向上について

(意見)
 団地内の維持・補修に関して、すぐ対応していただいていて、非常に感謝をしている。
 ただ、ある新規案件で窓口に行ったところ、申請書・計画書・写真・現況、地図などの書類をインターネットから出力し、記入した上で、提出するように説明された。
 素人では作成が難しい資料もあるので、その場で、見本などを使った説明や指導をお願いしたい。
回答:市長
 窓口の対応については、おもてなしの心を持って進めていきたい。

10 高齢者が楽しめるスペースの確保について

(意見)
 近所の高齢者が、総合福祉センターの2階の和室を利用して、知人とのコミュニティを図っていたが、最近は、予約をしていないと利用ができなくなった。
 その日の体調により急に集まれるようになった時など困っている状況である。
 高齢者にとっても、日常の楽しみというのも必要なことだと思う。そこで、高齢者が気軽に集まれるスペースを、もう少し増やしていただけたらと思う。
回答:市長
 高齢者の方々が家に閉じこもってしまうことは、心がふさぎ、会話が少なくなり、病気になりがちな環境となり、良くないと考えている。
 医師によると、介護を必要としない健康寿命を延ばすためには、よく人と話すこと、少しでもいいから1日のうちで必ず体を動かすことにより、健康寿命は延ばすことができるそうである。それは、本人にとっても幸せであり、また、家族あるいは社会にとってもプラスになると思う。
 現在、小学校では、宮っ子ステーション事業を始めたところである。
 この事業は、放課後預かり事業として、平日に限って実施しているが、そこに高齢者の方々にも来ていただき、子どもと遊んでもらったり、話を聞いていただいたりということも、行っている。
 ご指摘があったように、高齢者が楽しめるスペースは必要だと思うので、憩いの場やコミュニケーションの場は、意識してつくっていかなければならない。

11 河内地域について(1)

(意見)
 市では、この河内地域をどのように捉えているかお聞きしたい。
 どうような特徴があり、それらをどのように伸ばしていこうと考えているのかお聞きしたい。私は、それが、まちづくりの基本だと思っている。
回答:市長
 河内地域の魅力は、人が良く、自然豊かなところだと考えている。
 これからのまちづくりについては、それぞれ自分たちのカラーを生かしたまちづくりをしていただきたいと思っている。
 行政が、「河内地域はこんなまちだから、こういうカラーにしていきたい」ではなく、ぜひ皆さんで、「こんなカラーにしていきたい。こんな特徴を持たせたい。」あるいは「こういうものを河内の1つの武器にしたい。誇りにしたい。」そういうものをどんどん、投げかけていただきたいと思っている。
 市内には39の連合自治会があるが、それぞれが違う特色を出し、それをつないでネットワーク型のコンパクトシティを目指していきたい。

12 河内地域について(2)

(意見)
 この地域のまちづくりのヒントがあれば、お聞きしたい。
回答:市長
 河内地域は、整備されたインフラや「スポーツのまち」といった強みがあると思う。強み弱みを良く考え、強みはどんどん伸ばしていくことが大切であると考えている。
 多少時間はかかるかもしれないが、住民の皆さんが主体となって、まちをつくっていくという意識を醸成していただければ、良いまちになっていくと思う。そうなれば、合併して良かったと、皆さんに思っていただけると思う。
 これからも皆さんと一緒になって、地域づくりを進めていきたい。

13 第一白澤街道踏み切りについて(2)

(意見)
 踏み切りを歩いて通過する時、高齢者は、段差などでつまずくことも多い。
 第一白沢街道踏み切りについて検討する際は、歩行者や自転車がスムーズに通行できる踏み切りにしてほしい。
回答:市長
 市では、交差点、道路、駅などの交通施設や公共施設のバリアフリー化を積極的に進めている。その中で、JRに対しても支援を行っているので、踏み切りのバリアフリー化など機会を捉えてつないでいきたい。

14 募金について

(意見)
 
先日、集金した募金を納めるため、地域自治センターへ持っていった。役場の頃は、窓口で預かってくれたが、今は、各自で振り込まなければならない。また、振込み先が、郵便局となっており、他の金融機関は利用できず、不便であった。
 すべての金融機関を利用できるようお願いしたい。
回答:地域自治センター所長
 募金の種類などを詳しく確認させていただき、後日回答する。
後日回答
 ご意見のあった募金は、青少年育成協議会の会費であり、以前は、役場内に協議会の事務局があったので、協議会事務局の窓口として役場で預かっていたものである。合併後は、協議会の事務局が独立したことから、会費の納入方法を変更したものである。
 市としては、納入方法がまだ浸透していない間は、窓口持参分について、状況に応じて柔軟に対応する。
 また、振込み先等については、それぞれの団体が団体の判断により決めたものであり、行政が関与できる性格のものではないので、一本化は難しい。
 各団体等へは、御意見の内容をおつなぎし、改善できるものについては改善を依頼していく。

15 除草の指導について

(意見)
 岡本駅の廃線敷きに、種をつけたままの草が、生えたままになっている。
 河内地域は自然豊かなところであり、それが破壊される恐れがあるので、市からも除草について、JRに要望してほしい。
回答:市長
 市からもJRにつないでいく。

16 巡回バスについて

(意見)
 75歳になる母が、生涯学習センターで開催されている「ふれあい学級」に参加する際、巡回バスで送迎してもらっていた。高齢者の参加者が、田原地区、白沢地区、岡本地区から集まっていたものである。
 その巡回バスが、平成20年度より、運行されないと聞いてがっかりしている。
 生涯学習センターは、駅やバス停などから遠く、これから何で行ったらいいのかと困っている。
 合併したら、75歳以上になると後期高齢となり健康保険も外れることになり、巡回バスもなくなり、高齢者に冷たいのではないか。
 今後も巡回を運行してもらえないか。
回答:市長
 健康保険については、後期高齢者医療制度に移行することになるが、合併したからではなく、全国どこでも県ごとに団体を組織して対応するものであり、健康保険はなくならないので安心してもらいたい。
 また、バスについてだが、今後、市では、地域内公共交通を進めていこうと考えている。
 清原地区では既に始まっているが、車の運転ができない方、免許の取れない学生、子ども、そして高齢者、障がい者、そうした方が、地域内でスーパーに買い物にいったり、あるいは病院に通ったり、あるいは福祉センターに行ったりするための交通手段を確保していくという政策である。
 清原地区では、車の大きさ、料金、停留所の箇所やルートなどを自分たちで決め、地域で運営している。
 行政も、費用の一部を負担するが、こうした地域内公共交通を、宇都宮の全地区に、つくっていきたいと思っている。
 ぜひ、皆さんも、清原地区のように、地域で協議をして、地域内公共交通ができるよう、気運を盛り上げていただきたい。もちろん、行政もともに検討していきたい。
回答:地域自治センター所長
 巡回バスについては、河内生涯学習センター内で実施していた「ふれあい学級」に参加する方のための送迎バスのことであると思われるが、内容を確認させていただき、後日回答する。
後日回答
 「ふれあい学級」については、平成20年度から市全体を対象に実施することになるため、全市内を対象に送迎バスの運行を行うことはできない。また、河内地域内の受講生だけをバスで送迎することについても、公平性を確保という観点から難しい。

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