第3回 陽南地区まちづくり懇談会 開催結果

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ページID1009754  更新日 令和6年3月8日

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開催日時:平成21年1月23日(金曜日)午後6時30分から午後8時
開催場所:陽南地域コミュニティセンター
参加人数:56人
開催内容

  • 地域代表あいさつ
  • 市長あいさつ
  • 地域代表者意見
    1.スーパーアピタ周辺の交通対策と道路整備について
    2.地域巡回バスの取り組みについて
  • 自由討議
    1.街灯の設置について
    2.住宅建設時等における自治会内の諸問題について
    3.学生のUターン就職について
    4.陽南小学校の樹木について
    5.陽南小学校のプールについて
    6.市営陽南プールの廃止について
    7.陽南通りの渋滞解消について
    8.国道4号線及び周辺道路の渋滞解消について
  • 来賓あいさつ
  • 市長謝辞

(注意)意見等の内容は要約して掲載しています。

地域代表者意見

1 スーパーアピタ周辺の交通対策と道路整備について

(意見)

  1. 西原立体の開通に伴い、陽南通りの交通量はますます増加し、特に、朝夕の通勤・通学時間帯の渋滞が激しい。中でも、アピタ西側交差点は、右折する自動車の信号待ちが非常に多く、渋滞の原因になっていると思うので、信号に右折矢印を設置することで、渋滞を緩和させてほしい。
  2. 川田入口を西進して陽南通りに合流する地点は、一時停止になっているため、渋滞の原因となっている。合流地点以西の道路拡幅の計画及び完成予定を聞きたい。
  3. アピタ・ダイソー間にある市道2312号線は、標識等で明確になっていないためか、店舗間を移動する車や歩行者が、店舗敷地と勘違いし、交通規則を無視した状態が随所に見られる。早急に白線を引くことや、側溝を設置するなどの整備をお願いしたい。
  4. 前回の懇談会で要望した「宮原球場通りへの歩道設置」と、「宮原球場前への交通信号機の設置」について、今後の見通しを聞きたい。

回答:市長

  1. 信号機への右折矢印の設置については、警察の所管となるので、市からも宇都宮南警察署に要望していきたい。
  2. 陽南通りについては、川田入口からの合流地点において渋滞が見られることから、5月に警察と協議を行い、信号の時間調整を行ったことで、少し改善されたと思うが、合流地点から先が整備されずに狭くなっていることが原因であると思う。
    現在、陽南中学校から江曽島本通りまでの区間において事業に着手したので、順調に進めば、平成26年ごろには完成すると思う。
  3. アピタ・ダイソー間の市道2312号線については、店舗間を移動する方にとって大変便利なのかと思う。危険回避策については、交通管理者との協議や所有者の承諾を得ながら、明確な標識の設置や道路部分が明確に分かるような外側線を整備するなど、整備に向け検討していきたい。
  4. 「宮原球場通りへの歩道設置」については、できれば、アピタ西側交差点までの陽南通り拡幅整備とあわせて、整備をしていきたいと思う。なお、拡幅整備には、用地取得など地元の皆様の協力が必要となるので、御理解願いたい。
    「宮原球場前への信号機の設置」については、平成16年から宇都宮南警察署に要望しているが、県内全域からも設置要望が多くあり、予算の関係もあってなかなか設置できないようである。市としても、引き続き要望していく。

2 地域巡回バスの取り組みについて

(意見)
 最近、高齢者が交通事故の被害者または加害者となってしまうケースが増加している。高齢者が買物や食事、病院への通院、趣味やスポーツ活動など、容易に外出できる環境をつくることは、行政の役割であると思う。
 しかし、LRTの導入には多額の費用がかかるので、市長が主張している地域巡回バスの導入を、ぜひ実現してほしいと考えている。また、導入にあたっては、準備・検討の段階から地域住民を挙げて協力したいと思う。
 そこで、次の項目について、現時点での状況を回答いただきたい。

  1. LRT導入と地域巡回バス導入はどちらが先になるのか。
  2. バスの巡回エリアは、陽南、緑が丘、陽光の3地区ではいかがか。
  3. 地域巡回バス導入の費用負担はどうなるのか。
  4. その他、地域巡回バス導入に対する考え方や情報があれば、お聞かせ願いたい。

回答:市長
 LRTの導入については、具体的なことは何も決定していない。LRTに限らず、市民の皆さんが関心を持っている事業については、市がしっかりと説明し、その上で市民の皆さんに御意見をいただく必要がある。例えば、LRTについては、市民の皆さんが賛成であれば導入に向けて進めていくが、反対であれば一切進めるつもりはない。ただし、皆さんにお願いしたいことは、賛成の方も反対の方も、頭の中を白紙に戻してから説明を聞いていただきたい。
 LRTの導入にあたっては、大量に電力を使用するので原子力発電所が必要になるとか、多額の費用がかかるので宇都宮市の財政が破綻をしてしまうという噂を聞くが、当然、そのようなことはない。例えば、宇都宮市を年収500万円の方に例えると、LRTの導入に約34万円、運行経費に約3万円かかる程度なので、市の財政には影響がない。今後、このようなことも細かく説明させていただき、最終的には市民の皆さんに判断していただきたいと思うので、その時期まで、もう少しお待いただきたい。
 地域巡回バスとLRTの導入はどちらが先なのかということについては、私としてはLRTだけを導入したいとは思っていない。車を運転できなくても市内を自由に移動でき、生活していく上でも支障がないように、地域内公共交通を早急に全地域に導入することが、一番大切であると考えている。
 現在、清原地区では、地域内公共交通としてジャンボタクシーを導入した。導入にあたっては、なるべく赤字とならないように、停留所の位置や料金設定などについて、地域の皆さんが何度も話し合いを重ね、決定していただいた。
 例えば、停留所の位置については、まず、病院とスーパーマーケットに設置することが全員一致で決定し、合計で53か所に設置した。料金については、路線バスに合わせて1回150円とし、定期は1か月1,000円とした。また、各企業から協賛金もいただいた。公共交通の導入にあたっては、運賃のみで運行していくことは難しいため、行政が運行経費の半分近くを補てんしている。公共施設等を整備することと同様に、皆さんが必要なものに対して行政サービスを行っていくことが市の役割である。行政としてもしっかりと支援していくので、地区内で公共交通を早く立ち上げていただきたい。
 今回、陽南・陽光・緑が丘の3地区で導入するという意見があったが、導入する地区割についても、皆さんが利用しやすいように皆さんに決めていただきたい。
 また、清原地区の北部にある板戸地区では、居住人口が少ないため、セダン型タクシーを導入し、地域内循環型ではなく、電話をすれば迎えに来てくれるという「デマンド型」の公共交通にした。そして料金は、ドア・ツー・ドアのため300円に設定するということで地元の方に決定していただき、いよいよ試験的に運行される。
 陽南地区においても、この地区にふさわしい手法を皆さんで考えて市に提案していただければ、行政も責任を持って実行に移していきたいので、よろしくお願いしたい。

自由討議

1 街灯の設置について

(意見)
 江曽島駅から大和3丁目に向かって東武線沿線を歩くと、陽南第1公園内には街灯があるが、東側の道路には街灯がひとつもない。夏の時期は、夜の8時ぐらいまで陽南プールの照明で明るいが、それ以外は暗く、特に女性にとっては心配である。
 恐らくその場所は、どこかの自治会に属するのかと思うが、周囲に家がないので、誰も問題として取り上げてこなかった。しかし、その道を利用する住民にとっては、暗くて心配であるので、公園内だけではなく、道路にも街灯を設置してほしい。また、陽南第1公園東側を北に向かった坂のところも暗いので、併せて検討いただきたい。

回答:市長
 周囲に人が住んでいないところには、自治会でも防犯灯を設置できないということであるが、何とか自治会での設置をお願いしたい。
 なお、陽南第1公園内の街灯については、少しでも道路東側も照らせるように、樹木の剪定を2月中に実施したい。また、道路照明などの設置が可能か検討したいので、少しお時間をいただきたい。

後日回答
 道路照明灯は、夜間の交通事故を防止する交通安全施設として設置しており、基準としては、大きな交差点、横断歩道、急なカーブ等、道路状況や交通条件などを考慮し、危険と思われる箇所に設置している。御要望の道路については、これらの設置基準にあてはまらないことから、道路照明灯の設置は難しい状況であるので、御理解いただきたい。
 なお、陽南第1公園東側道路への防犯灯の設置については、連合自治会での設置も可能であるので、地区内で検討いただきたい。また、陽南第1公園では、東側にあるトイレの水洗化を計画しており、その際、トイレ周辺への照明設備の設置を予定している。

2 住宅建設時等における自治会内の諸問題について

(意見)

  1. 大和2丁目自治会内では、大規模なマンション建設のほか、約20戸の宅地分譲が行われている。マンションでは、独自にごみステーションを設置するようであるが、宅地分譲地では、「入居者がステーション置き場を当該自治会と折衝して決めることになっているため、ステーションの位置をあらかじめ決めることはできない。」という説明が開発業者からあった。今後も引き続き、開発業者の担当者と打ち合わせをしていくが、ごみ減量課の支援もお願いしたい。
  2. 県営住宅に設置してある防犯灯の電気料金については、市から補助金を受けて自治会で管理していた。最近、1棟だけ県営住宅が建て替えられ、駐車場に水銀灯が3基設置されたが、配電盤の関係で、防犯灯だけの電力量を算出することが不可能となり、入居者が負担することになってしまった。この問題については、住民間のトラブルにも発展しかねなく、早期に解決をはかりたいので、よろしくお願いいしたい。
  3. これらの問題が発生した原因のひとつとしては、住宅の建設や建て替え時に、事前に地元自治会との話し合いが持たれなかったことが挙げられる。今後このようなケースにおいては、事前に地元自治会と話し合いをするような仕組を構築していただきたい。

回答:市長

1、2 ごみステーション設置と防犯灯の電力料補助の件については、後日、回答させていただきたい。

3  昨年9月より、集合住宅建設時にごみステーションを設置する際には、自治会長に報告し、署名・捺印を受けることになったほか、ごみ出しのルールなども含めて、建築確認申請時に申請業者に周知している。しかし、建設業者に対し、事前に自治会と協議するよう指導することは難しい。

後日回答

  1. 大和2丁目分譲地のごみステーションについては、既に、市と開発業者で事前協議中であり、分譲地内の路上に設置する予定である。今後、設置申請にあたっては、リサイクル推進員の署名捺印が必要となり、開発業者が場所等の説明に伺うことになるので、よろしくお願いしたい。
  2. 市の防犯灯補助金の対象となるのは、東京電力株式会社との契約種別が公衆街路灯(公衆のために一般道路、橋、公園等に照明用に設置された電灯)となる防犯灯である。駐車場は県営住宅の施設の一部であり、水銀灯は施設管理の目的で設置されたものであるため、公衆街路灯の扱いにはならないので、防犯灯として市が補助することは難しい。

3 学生のUターン就職について

(意見)
 現在、宇都宮市は合併により50万都市になったが、東京の大学などに進学後、市内に戻って来ない若者が多い。これは、宇都宮に魅力がないことが原因であると思う。私たち自営業者にとっても、人口が減少するとますます不景気になってしまうので、市としてこのような問題をどう考えているのか聞きたい。

回答:市長
 市内の学生が東京に進学すると、卒業後、宇都宮に戻ってこない傾向が強いと言われている。これは市の魅力の中でも、就職先がないことが原因であると思う。これからは、企業をしっかりと誘致し、誘致した企業には移転されないよう努力することで、若者が戻って就職できる場を確保する必要があると思う。
 また、今年度、市内に戻って新規起業にチャレンジされる方などを対象に、法人設立に係る経費等を助成する制度を創設するなど、東京などから宇都宮に呼び戻すような施策も行っている。あわせて、企業誘致などの際には、企業や社員から選んでいただけるような優れた教育環境づくりにも努めていきたい。

4 陽南小学校の樹木について

(意見)
 陽南小学校の樹木には、カラスの巣が数箇所あり、時期によっては、カラスの鳴き声で非常に困っている。また、樹木がかなり成長しているので、私の家では、午前9時40分ぐらいにならないと朝日が当たらないような状況である。木を移動させるか、または落葉樹に植え替えるなどの対応をお願いしたい。

回答:市長
 先ごろも、市内でシラサギによる被害があったため、地元住民の方と協力して伐採作業を行い、巣をつくられないような対策をとった。カラスについては鳥獣対策ということで、市でも相談体制をとっているので、何らかの対策はできると思う。
 日照の問題については、木を移動するにしても、学校やPTA、地元の方々の御意見を聞く必要があるので、ぜひ、学校等にも相談していただきたい。市としても、学校長に指示をしたいと思うので、よろしくお願いしたい。

後日回答
 カラスの巣については、鳥獣保護法により、巣に卵やヒナのいるときには撤去できないが、児童の安全面や近隣への影響があるところについては、巣の状況を見計らって、撤去していきたいと考えている。
 また、陽南小学校校庭西側の樹木については、今後、近隣への影響を考慮し、樹木の高さや混み具合に応じて、段階的に剪定を行う。

5 陽南小学校のプールについて

(意見)
 陽南小学校南側に高層マンションが建設されているが、マンションから小学校のプールが丸見えになるのではないかと保護者が心配しているので、この点について市の考えを聞きたい。

回答:市長
 小学校にも相談して、対応をとらせていただきたい。

後日回答
 陽南小学校の南側には大きな樹木が多く、夏場は葉が生い茂るため、プールの目隠しとしての役目も期待される。しかし、建設中のマンションからの眺望については、現時点でどの程度の影響がでるか判断が難しいところであるので、マンション業者から状況等を聞き取りするなどの対応を行っていく。

6 市営陽南プールの廃止について

(意見)
 市営陽南プールについては、以前からなくなるという噂があるが、この点について市の考えを聞きたい。

回答:市長
 陽南プールについては、今後、建て替えをしない計画であるので、老朽化で使えなくなった場合は、廃止となる。

7 陽南通りの渋滞解消について

(意見)
 西原立体が開通したが、川田入口を西進して陽南通りに合流する地点が一時停止になっていること、本道(陽南通り)を西進してくる車線が坂の途中で1車線に減少してしまうこと、合流地点に路線バスの停留所があることなどから、夕方のラッシュ時間帯は渋滞している。また、接触事故なども発生しているので、以前、合流地点付近にあった信号機を再度設置するか、本道側の車線が減少するところに速度規制をかけるなどして、渋滞の解消をお願いしたい。

回答:市長 
 警察でどのような対応がとれるか分からないが、陽南中学校南側にある信号機の停止線をもっと東側に持ってくることなども提案しながら、警察と協議していきたい。

8 国道4号線及び周辺道路の渋滞解消について(懇談会終了後受付)

(意見)

  1. (ア)現在、国道4号線を南進し、市道971号線(陽南中学校北側の通り)へ右折する車両は、指定時間帯のみ進入禁止になっているが、この交差点に信号機及び右折レーンを設置し、右折がスムーズに行えるようお願いしたい。そうすることで、川田入口交差点を西進して陽南通りへ合流する車両が減り、合流部分の渋滞も解消できるのではないか。
    (イ)もし、信号機の早期設置が困難な場合は、暫定措置として、この交差点と川田入口交差点の間に、Uターン用の右折レーンをつくり、市道に進入できるようにしてはどうか。
  2. 市道971号線から国道4号線に進入する車両については、東京街道方面に左折する車両はスムーズに合流できるが、国道4号線方面に左折する車両はなかなか合流できないため、左折待ちの車両で並んでしまうことがある。また、無理に国道4号線側に合流しようとして、途中で止まってしまう車両も見かける。
    交差点に信号機を設置すれば、これらの問題は解決できるかと思うが、早期設置が困難な場合、市道971号線を経由して国道4号線に進入する車両については、川田入口交差点経由で通行させるような案内標識等を、陽南中学校近辺に設置してほしい。

後日回答
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