第5回 瑞穂野地区まちづくり懇談会 開催結果

Xでポスト
フェイスブックでシェア
ラインでシェア

ページID1009745  更新日 令和6年3月8日

印刷 大きな文字で印刷

開催日時 平成21年10月16日(金曜日)午後6時30分~午後8時
開催場所 瑞穂野地区市民センター
参加人数 81人
開催内容

  • 地域代表あいさつ
  • 市長あいさつ
  • 地域代表者意見
    1.今後のまちづくり活動における地区市民センターの整備について
    2.市の活性化につながる公共施設の整備について
  • 自由討議
    1.子どもの家の整備について
    2.みずほの自然の森公園の管理・運営について
    3.五斗内用水西側にあるアカシアの木の伐採について
    4.野火焼きについて
    5.ミニ土地改良について
    6.通学路の道路整備について
    7.地籍調査で確保された道路用地の舗装整備について
    8.道路標識の移設について
    9.県道の除草について(1)
    10.県道の除草について(2)
  • 市長謝辞

(注意)内容は要約して掲載しています。

地域代表者意見

1 今後のまちづくり活動における地区市民センターの整備について

(意見)
 瑞穂野地区市民センターは、平成3年に建設され、18年経過しており、当時の世帯数は約2,400世帯であった。現在は、新しく住宅地が開発されたことにより、約3,200世帯と約800世帯が増加した。
 このように、瑞穂野地区も年々世帯数が増加する傾向にある。
 現在の市民センターは、まちづくり協議会や各種団体が地域活動で利用するための会議室を確保することが困難であり、さらに、イベント時や地域活動時に駐車場が不足し、非常に不便をきたしている。
 また、「NPOみずほの」がみずほの自然の森公園の一部管理委託を受託しているが、連絡する事務所がない。
 市で福祉業務を委託している地域包括支援センターが老人福祉施設内にあるため、地域住民からは相談に行きづらいとの声が上がっており、是非市民センター内に設置して欲しいとの要望が強くある。
 今後、まちづくりを推進していくためには、人も勿論だが、施設の確保が重要と考えている。
 瑞穂野地区まちづくり協議会が特に推進している事業は、(1)地域内交通の導入推進(2)地域安心安全ネットワークの運営である。
 その他、NPOみずほのを始めとして、約50の団体が年間延べ200種以上の活動をしている。
 近い将来、地域内交通を含めた瑞穂野地区のまちづくりは、市民センターを拠点として推進したいと考えている。
 以上のことから、市民センターにおける(1)駐車場の確保、(2)まちづくり組織が継続的に利用できる事務室の確保(プレハブ可)、(3)地域包括支援センター事務室の確保(プレハブ可)を要望する。

回答:市長
 瑞穂野地区は、NPOみずほのを始めとする各種団体が、地区をあげて活発に活動しており、イベントや会議等が重なると駐車場が不足することは認識している。しかしながら、駐車場を整備したり、新たに土地を購入したりすることは難しい状況にあるので、当面は調整しながら御利用いただきたい。
 まちづくり組織が継続的に利用できる事務室については、プレハブの設置を含め、新たに設けることは難しいと思う。学習室などを利用していることも聞いているが、利用にあたっての手続きを簡素化し、まちづくり組織の方が簡単に利用できるような仕組みをつくっていきたい。
 地域包括支援センターについては、社会福祉法人等が受託し、法人の責任において運営している。高齢者の介護等の相談が身近な地域で行えるように、運営を民間に委託しているが、高齢者福祉施設に設置しているので、「分かりづらい」とか「行きづらい」ということがあると思う。
 市では、法人の施設から独立した場所に単独で運営していただけるように、平成19 年度から補助制度を創設した。地域包括支援センターは、自治会連合会を単位とした日常生活圏域(本市の日常生活圏域は、第4期介護保険事業計画により、人口、自治会の区域、生活形態、地域活動等の状況や地域特性、地域各種団体等との連携強化の観点から設定)ごとに設置しており、現在25か所のうち9か所で、新たに独立した支援センターを設置した。単独施設未設置の地区については、早く独立していただけるように促していきたいが、法人が受託しているので、地区市民センターへの設置は難しい。
 今後も、地域包括支援センターが分かりやすい、入りやすい、相談しやすい施設となるよう、努力していきたい。

2 市の活性化につながる公共施設の整備について

(意見)
 瑞穂野地区は、東の鬼怒川、西の越戸川・江川に挟まれるように、農村集落と水田地帯が広がる緑豊かな地区である。
 また、越戸川・江川の西側は、農村集落と住宅団地が併存しており、最近さらに新興住宅団地が造成され居住人口も着実に増えてきている。
 さらに、西側に位置するインターパーク地区では北関東道が水戸から宇都宮まで開通したことにより、平日はもとより休日には市内をはじめ県・内外から訪れる多くの人で賑わっている。
 一方、市中心部へは、車で15分程度、北関東自動車道・新国道4号線までは車で数分という利便性の高い地区であるとともに、みずほの自然の森公園や鬼怒川緑地運動公園などの市民の憩いの場があり、癒しを求める市民には絶好の場所であることから、市中心部から容易にアクセスできる自然豊かな瑞穂野地区には、地域活性化の可能性が大いにあると考えている。
 このようなことから、市の公共施設、一例を挙げれば「道の駅」や「体験型農園」など、瑞穂野の地域資源や立地条件を活かした市の活性化につながる公共施設の整備をお願いしたいと思うので、市の考えを伺いたい。

回答:市長
 市では、まちづくりの計画の基礎となる「第5次総合計画」を策定しており、併せてどのように土地を利用するかを決める「第2次都市計画マスタープラン全体構想」も策定している。この計画の中で、瑞穂野地区は、産業・流通の拠点として位置づけている。また、自然が豊かで、農業が盛んであり、こうした特色も併せて宇都宮市の強みとして瑞穂野地区を大切にしていきたいと考えている。
 インターパークができたことにより、産業面については、大きくアピールできていると思うが、北関東自動車道が開通したことにより、宇都宮市がただの通過地にならないようにすることを考えると、更なる魅力づくりが必要である。その点、「道の駅」などは素晴らしい発想だと思う。「道の駅」や「体験農園」を行政が設置することは難しいと思うが、民間誘導で設置できるように努力していきたいと考えている。
 道路整備については、できるところから進めていきたい。
 また、隣接する雀の宮地区に設置する第3図書館も魅力のひとつになる。このような施設を一体として捉え、この地区の素晴らしさをかもし出していきたいと考えている。

自由討議

1 子どもの家の整備について

(意見)
 瑞穂野北小学校の「子どもの家」は、極めて不十分な整備状態である。
 現在、体育館の二階に「子どもの家」を設置しているが、夏は暑いときには42度、冬は暖房器具を使っても18度ぐらいである。また、定員は20名であるが、22名の希望者がいる。毎日来ている子どもは12名であり、ほかの子は、1日置きか、2日置きに来ている。スタッフは6名おり、市の正指導員が1名、準指導員が1名、臨時職員が4名となっている。
 環境が非常に悪いため、学校や教育委員会と相談してきたが、瑞穂野北小学校には空き教室がない。プレハブでも結構なので、別棟を建設してほしい。
 また、現状の問題として、(1)避難口が1か所しかないため、何かあっても避難誘導が困難であり、厳密にいうと消防法に違反していること、(2)体育館なのでトイレはあるが、手洗い場が近くにないことが挙げられる。
 早急に対応いただきたい。

回答:市長
 瑞穂野地区の小学校においては、瑞穂野南小学校を含め、難しい状況で「子どもの家」を運営されていると思う。また、ほかの地区でも同じような状況の「子どもの家」がある。
 宇都宮市の「子どもの家」は、設置されて間もないため、様々な不備な点が出てきている。御要望については、優先順位等もあるが検討し、方針が決定したら御連絡する。

後日回答
 本市では、児童の健全育成の拠点施設として、子どもの家事業を推進しており、施設整備については、既存施設の有効活用や効率的な施設整備を基本に、留守家庭児童の推移や、施設の利用状況等を総合的に勘案しながら進めている。
 このような中、瑞穂野北小子どもの家については、校舎内に余裕教室等の活用可能スペースがないことから、体育館の2階に設置しているが、寒暖の影響を受けやすいことから、学校等との調整を行い、特に夏季においては、校舎1階の家庭科室やオープンスペースを利用し、冬季においては、暖房機器を新たに設置するなど利用児童の良好な生活環境の確保に努めてきたところである。
 また、避難経路については、通常の出入口のほか、体育館のアリーナの両脇に設置してある通路からの避難が可能となっているので、避難通路の利用について、後日、担当者から説明させていただきたい。
 子どもの家の施設整備については、今後の利用児童数の推移や、施設の利用状況等を総合的に勘案しながら、引き続き検討させていただきたいと考えているので、今後とも御理解と御協力をお願いしたい。

2 みずほの自然の森公園の管理・運営について

(意見)
 平成19年度にNPO法人が第1回目の植栽等の管理を市から委託されてから、今年度まで3年間、公園の植栽等の管理を行っている。また、公園の植栽等の管理だけではなく、年4回イベントを行っているが、その中でも、夏祭りは花火大会ということもあり、今年は1万人強の来園者があり、盛大に行われた。
 このような中、みずほの自然の森の管理事務を行う場所として、瑞穂野地区市民センターの会議室を利用しているため、会員への連絡等に不備をきたしている。みずほの自然の森を管理するにあたって、指定管理者を受託するまでの間、同公園内に事務所を構えるスペースの確保と電話の整備をしてもらえないか。
 また、指定管理者制度の導入についても、正確な年度がわかれば教えてほしい。

回答:市長
 NPO法人を立ち上げ、管理業務の一部を担っていただき、指定管理者を受託する準備が着々と進んでいるのだと思うし、すばらしいNPO法人が誕生したと思う。是非このまま頑張っていただき、指定管理者になっていただければと思うが、指定管理者の制度を導入するにあたっては、諸手続きに大体2年間かかる。最終的には議会にも報告し、承認をいただかなくてはならない。
 平成23年からは、指定管理者として指名を受けられるように、さらなるスキルの向上を図っていただきたい。また、地元のNPO法人が指定管理者へ移行できるように、行政として様々な支援をしていきたいと思う。
 ただし、公園内の施設の中に、指定管理者ではないNPO法人専用の備品等を設置することは難しいので、御理解いただきたい。

3 五斗内用水西側にあるアカシアの木の伐採について

(意見)
 台風などのときに、田んぼの余分な水を鬼怒川に放流している五斗内用水という川がある。この五斗内用水の西側に大きなアカシアの木が2本あり、市に伐採を依頼しているが、なかなか伐採してもらえない。
 市として、今後、どのような対応をしていくのか伺いたい。

回答:市長
 アカシアの木が生えている場所が、民有地か市有地かを早急に確認し、市有地に生えているのであれば対応していきたい。

後日回答
 五斗内用水の西側にあるアカシアの木については、本年度内に伐採を予定していることをお伝えしていたが、時期を早め、12月中に伐採するので、御理解いただきたい。今後も、河川敷内の樹木については、パトロールなどにより、状況を把握し、適正な樹木の維持管理に努めていく。

4 野火焼きについて

(意見)
 河川敷の野火焼きをすると、付近の住民から苦情があるため、2,3年行っていない。野火焼きをしていないため、農家の野菜に害虫が発生している。
 市として、今後、どのような対応をしていくのか伺いたい。

回答:市長
 慣習的に行ってきた野火焼き等については、行えることになっている。しかし、周辺の方から苦情がある場合、周辺の方に御説明をし、御理解いただかなければならないと思う。

回答:まちづくり協議会長
 鬼怒川河川敷の野火焼きについては、まちづくりの一環として行ってきた。しかし、様々な問題があると対応が難しいため、昨年から中止した。
 まちづくり協議会の中で、状況が整ったら再開するということにし、中止を決めたので、御理解いただきたい。

5 ミニ土地改良について

(意見)
 瑞穂野地区は、大規模土地改良が終わり、非常に使いやすい圃場になっている。しかし、土地改良が実施されていない小規模な土地では、耕作放棄地が目立っており、今後も増えていく心配がある。不便な土地であることから、耕作を再開しようと思っても再開できないのが現実と思う。
 小規模な土地改良を実施してほしい。

 回答:市長
 農業生産物の収穫量を高めていくためには、圃場整備が必要になると思う。小さな土地についても、土地改良を行えば効率よく耕作できるようになり、収穫量も増えると思う。
 市としても、小規模土地改良を積極的に進めたいと思うが、地元の対象となる方が一致団結し、土地の利用についても同意していただくことが必要となるので、御協力いただきたい。

6 通学路の道路整備について

(意見)
 成願寺街道は、瑞穂台小学校の通学路になっているが、幅が狭く、歩道が整備されていない状態であり、中学生や高校生も通学に使用している。歩道の整備は難しいと思うが、通学路だということが分かるような道路標示をお願いしたい。
 朝夕は、通勤する車がかなりのスピードで通行しており、事故が起きないかと心配している。PTAが通学路に立ち見守っているが、安心できない状況である。
 事故が起きる前に道路の整備をお願いしたい。

回答:市長
 この件については、まちづくり協議会と自治会から正式に要望を提出いただけるということなので、要望により対応したいと思う。用地買収が必要な道路拡幅については、時間がかかり難しいと思うが、グリーンベルトやカラーリング舗装、標識の設置については、すぐにでもできると思うので、要望が提出されしだい対応したい。
 現地調査については、早急に行いたい。

7 地籍調査で確保された道路用地の舗装整備について

(意見)
 瑞穂野地区では、地籍調査の際に現道より広い道路用地の確保に助力している。地籍調査で確保された道路用地について、道路として使用できるように、速やかに舗装整備をお願いしたい。
 例えば、地権者の同意を得て、道路幅員を4メートル確保したところがあるが、先に民家があるので、このような道路を優先的に舗装整備していただきたい。

回答:市長
 地籍調査については、順番を決めて、市の地区内を順次行っている。瑞穂野地区については、平成18年度から調査を開始し、大分効果が上がったと思う。
 道路の舗装整備については、幹線道路に接続しているか、通学路に接続しているかなどを基に優先順位を決めているので、現地を確認した上で、後日御連絡したい。

後日回答
 御要望の道路については、平成19年4月に地籍調査が実施され、現在登記準備中であり、登記完了までは約1年かかる予定である。道路現況としては、道路幅員が約2.0メートルであり、一部道路幅員が4.0メートル確保されてはいるが、南部分は砂利道になっている状況である。
 今後、整備については、地元自治会と協議を行っていきたい。

8 道路標識の移設について

(意見)
 新国道4号線から成願寺街道に入った最初の交差点の左側にある標識が、大分前から車にぶつけられて曲がっている。この標識は、もともと雑木林で半分隠れていたが、雑木林が住宅地になったので、道路内に50センチメートルほど出ている。標識を道路の端に移動してほしい。

回答:道路維持課長
 道路標識については、警察で管理しているため、警察に修理あるいは移設を要望したい。

9 県道の除草について(1)

(意見)
 柿の木坂から宇都宮東高校に抜ける県道だと思うが、東側にある歩道の縁石のところから草が生える。きれいに除草しようと思うと、悪口を言う人がいるので、地域の住民が、独自に除草しても問題はないか伺いたい。

回答:市長
 市民協働の社会ということで、皆さんができることは皆さんで行っていただくという社会づくりが必要である。市民協働の社会の一つの手法であるので、胸をはって行っていただきたい。また、多くの方々にも賛同していただきたい。市では、表彰制度も行っているので、これからも頑張っていただきたい。
 しかし、除草困難な草があるときは、無理をせず、市に連絡してほしい。県道か市道か分からないこともあると思うが、手に負えないときは地区市民センターに連絡していただければ、県道であれば県に連絡し、市道であれば道路維持課が早急に対応する。今後も市民協働の社会に御貢献いただきたい。

10 県道の除草について(2)

(意見)
 主要地方道宇都宮真岡線の歩道に、草が生い茂り危険な箇所がある。安全確保のため、除草してほしい。

後日回答
 御要望の除草については、主要地方道宇都宮真岡線が県道であることから、10月27日に栃木県宇都宮土木事務所へ要望した。

このページに関するお問い合わせ

総合政策部 広報広聴課
電話番号:028-632-2022 ファクス:028-637-5151
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。