第6回 中央地区まちづくり懇談会 開催結果

Xでポスト
フェイスブックでシェア
ラインでシェア

ページID1009734  更新日 令和6年3月8日

印刷 大きな文字で印刷

開催日時 平成22年11月10日(水曜日)午後7時から午後8時30分
開催場所 総合福祉センター
参加人数 106人
開催内容

  • 地域代表あいさつ
  • 市長あいさつ
  • 地域代表者意見
    1.地域活動拠点としてのコミュニティセンター早期建設について
    2.雷雨時・集中豪雨による浸水家屋の解消について
  • 自由討議
    1.増え続ける高齢者の集会場づくりについて
    2.中央地域コミュニティセンターの建設について
    3.中央地域コミュニティセンターの改善について
    4.中心部の活性化について
    5.環境美化について
    6.市街地でのイベントの開催について
    7.宇都宮マラソン大会の開催について
  • 市長謝辞

(注意)内容は要約して掲載しています。

地域代表者意見

1 地域活動拠点としてのコミュニティセンター早期建設について

(意見)
 宇都宮市のまちづくりについては、平成14年4月に公民館や公民館分館から地区市民センターとコミュニティセンターに移行した際に、行政主導のまちづくりから行政と市民との協働によるまちづくりに大きく転換が図られた。この改革にあたり、当時は少なからず混乱もあったが、市当局の支援や協力により、今日までに各地域にまちづくり組織がつくられ、基盤が整いつつあり、「私たちのまちは私たちがつくる」という意識が高まり、今後は加速度的にまちづくりが進んでいくものと期待される。
 そのまちづくりの活動拠点となる場所が中央地域コミュニティセンターである。中央コミュニティセンターは宇都宮市中央公民館中央分館として、中央小学校が昭和50年に建て替えられた際に、現在のなかよし学級の場所に設置され、その後、昭和53年に当時の保健室に移転し、今日にいたっている。現在は、中央小学校の二つの空き教室をコミセンの自主事業等に利用させていただいており、平成21年度施設の利用状況一覧では主催・共催事業で25か所のコミセンの中で、堂々第2位の利用人数を誇っている。しかし、コミセンの状況としては、絶対的に部屋数が足りない上、和室や調理室もなく、給湯設備も不具合があるなど、コミセン本来の機能が備わっていない現状にある。このようなことから、地域内の各種団体等の利用もままならず、地域利用では全地区のコミセンの内で、ワースト2位の利用にとどまっている。
 今やまちづくりを進める地域環境は公民館分館の時代と大きく変わってきた。私たちの地域でも、地域に住む子どもから高齢者まですべての人が中央地域に住んでよかったと実感できるまちづくりを思い描いている。独立した地域のコミセンがあれば、例えば(1)高齢者がいつでも気軽に集い、話し相手がつくれる地域サロン(2)地域の人が中心となって、介護が提供できるデイサービスの場(3)子どもとのふれあい学びあいを通して高齢者の活力を高める場(4)行事を介し、親同士が学ぶ親学の推進を図る子育てサロンなどを是非実施したいと考えている。
 中央地区は、宇都宮市民憲章にもあるように、二荒の森を中心に栄えてきた街であり、宇都宮市の礎をなす街でもあり、芸術文化も息づいている。世界のナベサダこと渡辺貞夫の出身地であり、ジャズグループや明神太鼓など、中央地区には文化に関する地域資源も豊富にある。このような地域文化をさらに醸成すれば、宇都宮市を外へ広く発信していく役割を担えるのではないか。
 また、中央地域は交通の利便性が高い市の中心部にあることから、地域外の市民が集えるという強みがあり、このことが中央地区に人を呼び込むことにもつながる。中央地域コミュニティセンターを拠点として、市と一体となった施策や事業の展開も可能となり、中心市街地の活性化などのまちづくりの課題解決にも貢献できるのではないか。
 現在、中央地区はこれまでになかった状況に直面している。周辺地域への大型店舗等の建設による中心商店街の衰退、市内で最も高い高齢者率、歯止めのかからない少子化、繁華街の環境悪化、防犯防災対策など、中央地区は宇都宮市で一番負の財産が大きい地区なのかもしれない。
 今般、宇都宮ブランド推進協議会は、宇都宮市を100年先も住んでみたいと思えるまちにしようと、ブランドメッセージとして、「住めば愉快だ宇都宮」をまちのロゴとして定めた。
 課題が山積する中ではあるが、中央地区においても、まちづくり推進協議会を中心に子どもたちが夢と希望を持ち、100年先も住んでみたいと思えるまちをつくり、引き継いでいかなければならない。
 地区の発展のために知恵を出しあい、芸術文化の発信の拠点にもなるコミュニティセンターであるが、中心部25地区の中で、唯一中央地区だけが独自のコミセンが設置されていないという事実がある。宇都宮市のコミュニティセンター整備計画では、25地区すべてにコミセンを設置するとしている。今後、木造モルタル造りの耐用年数が過ぎた明保地区や宮の原地区などの6地区のコミセンについては、老朽化により学校施設の整備計画とあわせ、順次建設していく計画のようである。御幸コミセンは新築工事が完了し、来年の4月には供用されるほか、御幸が原コミセンは設計が終わり、来年度着工予定と聞いている。
 このような状況にあって、中央小学校の空き教室を利用している、いわば間借りの中央コミセンの取り扱いについて、宇都宮市ではどのようになっているのか。今すぐ設置してほしいとは言わないが、耐用年数の過ぎた残り4地区の整備計画の中に、それも早い順位で中央コミセンを加えていただきたい。
 景気が低迷する中、厳しい財政状況であることは理解しているが、独自の施設ではないという事実を重く受け止めていただき、地域住民が待望している中央地域コミュニティセンターの早期建設について、熱意ある前向きな見解を聞きたい。

回答:市長
 地域コミュニティセンターを全地区に設置する事業を平成14年ごろから開始し、中央地区が最初に設置されたと聞いている。中央地区はまとまりがよく、市民協働の社会をすぐに実践していただけるだろうということが最初に設置された理由だったのではないかと思う。手探りの中での設置だったため、場所が狭い設備になってしまった。また、これ程活動が活発になる地区だとは想定していなかったのだと思う。
 大変御不便をおかけしているが、中央地区内には、生涯学習センターや総合福祉センター、市民プラザ、オリオンスクエア、清明館など、ほかの地区にはない施設があることから、これらの施設を御活用いただきたい。
 コミセンの建設については、まず五代若松原などの未整備の地区にコミセンを建設し、また、木造のコミセンを利用している地区についても整備しなければならない。これらを計画に沿って順次整備を進めていく。
 中央地区コミセンの整備については、この整備計画が終了してから考えることができると思うので、建設にむけてしっかりと善処していきたい。
 中央地区のコミセンを建設するにあたっての一番の問題として考えられることは、コミセンを建設する土地である。中央小学校の敷地内にコミセンを建設することが一番よいことだと思うが、敷地が狭隘なため、小学校の敷地内に建設できるかについて検討してきた。そのほかの土地への建設ということも含めて、皆様にも今後考えていただき、行政と足並みを揃えて、建設に向けて御協力いただきたい。
 また、子どもの家、子育て事業については、ゆうあい広場があるので御活用いただきたいと思う。

2 雷雨時・集中豪雨時による浸水家屋の解消について

(意見)
 市の中心である市役所の膝元に商業地域があるが、この土地については、固定資産税の評価額が高い価値のある地域である。
 この地域に住みながら、心配や不安な生活をしている高齢者がいることを知ってもらいたいという思いから、地域の実情を調査したので、その実情を提言したい。
 この地域は、宇都宮城の蓮池だったため、雨水が地下に浸透せず、未処理水が溢れて健康被害が心配される。宇都宮市には、市民の生命と財産を守る義務がある。現在、ほかの地域では未処理水の対策として、合流式下水道緊急改善事業を進めているが、この地域こそ優先して対処すべきではないか。早急に改善をお願いしたい。
 また、ここ数年異常気象といわれている想定外の集中豪雨による突然の災害に備えるために、いつ、どこに、どのような経路で避難したらよいのかについて、防災計画マニュアルを整備しておきたいので、市の防災対策についてもお願いしたい。

回答:市長
 昨今のゲリラ豪雨により、大変な雨量が一時期に発生するようになった。今まで進めてきた宇都宮市の雨水や下水の整備のあり方について、根本的に考えなおさなければいけない時代になった。宇都宮市の中を細かく雨水管を張り巡らせても、河川の整備を進めていかないと処理しきれないという時代になり、宇都宮市としても課題になっている。
 このような状況の中、地形的に溢水が発生してしまうということで、平成5年に雨水桝の増設を行ったが、それでも処理しきれない状況になっている。今後については、雨水桝を設置するだけでは対処できないと思うので、この地域については根本的に雨水や下水の整備を見直していかなければいけないと思う。藤七川と田川に雨水を流すしかないと思うが、その際には、大工事になると思うので、どういうルートと期間で、どのような工事をすればよいのかについて、所管課に対応させたいと思う。時間はかかると思うが、現地調査から始めたいと思うので、御協力をお願いしたい。
 また、防災マップについては、全地区で作成することを目標に、地域の皆様に御協力いただきながら進めている。所管課で詳しい話を伺わせていただきたいと思うので、後日御連絡をさせていただきたい。

その後の対応
 平成22年12月15日に自治会長、中央消防署職員、危機管理課職員により現地を確認し、高台である城址公園への避難経路を確認した。
 今後、自治会において、防災マップの作成を進めていく。

自由討議

1 増え続ける高齢者の集会場づくりについて

(意見)
 中央地区では、月に一度であるが、ひとり暮らしの高齢者を対象にひとり住まい高齢者ふれあい食事会を実施している。最近、この食事会を楽しみに出かけている高齢者が増えたように思う。食事会そのものも楽しみだと思うが、高齢者の皆様は一緒に楽しく話をしたり、お茶を飲むことが楽しみなのではないかと感じる。外に出て体を動かすことにより、健康の維持はもちろんであるが、家の中でふさぎがちな環境から気分転換が図られ、大いにストレスの解消にもつなり、心身ともに健やかに穏やかな日々をすごせるのではないか。
 中央地区には独自のコミセンがないため、高齢者が自由に利用できる施設がない。早急に食事と語らいのできる高齢者のためのサロンの整備をお願いしたい。

回答:市長
 現在、宇都宮市には65歳以上の方が約98,000人おり、今年度中に100歳以上になる方が平成22年4月の時点で195名いる。このことを考えると、当然のことながら高齢者の皆様が憩えるような場所を早急に整備していかなければならないと考えているが、すぐに整備できるものではないので、総合福祉センターや市民プラザを御利用していただきたい。
 市としては、例えば小学校において、魅力ある学校づくり地域協議会において、宮っ子ステーション事業を進めており、小学校の空き教室等を利用し、高齢者をはじめ、地域の皆様に学校に来ていただき、子どもたちと遊んでいただき、生きがいを持てるような場所づくりを進めている。

2 中央地域コミュニティセンターの建設について

(意見)
 地域としては、コミセンを建設してもらいたいと思っている。ほかの地域には中央地域と比較すると立派なコミセンが整備されている。なぜ中央地域にだけ建設できないのか。現在、中央小学校の耐震補強工事を行っているようだが、そのままコミセンの建設につなげてほしいと思う。
 また、あいさつの中で、平成24年ごろには景気が回復し、それから2年後くらいに宇都宮の景気が回復するという話だったが、税収が増えた場合にはコミセンを建設してもらえるのか。

回答:市長
 中央地域のコミセンの建設時期については、まずコミセンがない地域にコミセンを建設し、次に木造建築で延床面積の狭いコミセンの整備を実施することを整備計画で公表しているため、この整備が終了してから、しっかりと計画をつくりたいと思う。
 また、財政状況については、国や県との関係がある上に、景気も含めて未来のことなので明確ではないが、すべてのコミセンの整備が終了した後には、今まで計画になかった中央地域コミュニティセンターの建設を計画に入れていきたいと考えている。

3 中央地域コミュニティセンターの改善について

(意見)
 コミセンの現状として、階段などがバリアフリー化されていないため、高齢者にとって危険な状況である。コミセンのバリアフリー化や給湯室の設備などの整備をしていただくことはできないか。

回答:市長
 御不便な場所や危険な場所については、修繕していきたい。

4 中心部の活性化について

(意見)
 中心市街地については、大型店が撤退する話が出ているのが現状である。東武からオリオン通り、日野町通り、大通り、馬車道通りなどの回遊性のある商店街をつくり、買い物客や観光客の足溜まりとなる旧仲見世の復活を提案したい。
 飲食店は屋台横丁にまかせて、仲見世は異業種で展開し、中心市街地の活性化を図ることをお願いしたい。
 様々な会議でこの提案をしているが、このような経済状況の中では無理とか全国的にシャッター通りになっているのだからやむを得ないという回答が多いが、宇都宮市は一番シャッターが下りていない商店街にするべきであり、そうなるよう努力してもらいたいと思う。
 また、表参道スクエアは非常に利用が少ないので、女子大のキャンパスを誘致してほしいと思う。宇都宮市には大学がたくさんあるが、女子大のキャンパスを誘致してもらえれば、洋服などは街で買い物し、昼食時は街に出て昼食をとり、街の賑わいの一助になると思う。
 是非ともできないではなく、やってみようという前向きな姿勢で取り組んでもらいたいと思う。役所の人間が行っても難しいことも、民間の人間が行くとうまくいくこともあると思うので、あきらめないでほしい。
 最後にデマンドバスがほかの地区に整備されているということだが、黄ぶなバスについて、宇都宮城を回るバスは城のマーク、病院を回るバスは赤十字マークにするなど、マークを見ればどこのコースを回るのかを分かるようにし、ワンコインやツーコインで統一して利用できるようにすれば、高齢者が利用しやすくなると思う。目的地に行くまでにいくらかかるのだろうということではなく、100円や500円があればどこにでも行けるというようにしてもらえれば、中心部の活性化につながるのではないかと思う。中心部の活性化に前向きに取り組んでもらいたい。

回答:市長
 全国の自治体も様々な取組を行っているが、いずれも成功例はなく、それだけ中心市街地の活性化は難しい課題である。
 女子大の誘致については、お願いに行っても相手が了承しないと来てもらえないため、自分たちでできることとして、ユニオン通り、オリオン通り、日野町通りの中をショッピングモールに見立て、回遊性のある街にしていかないと、郊外にある大きなショッピングセンターには太刀打ちできないと思う。以前の中心市街地は、郊外にあるショッピングセンターと同様に、バンバに来れば一日楽しめるという魅力があったのだと思う。それを郊外のショッピングセンターに持っていかれたのだから、中心市街地はショッピングセンターと同じことをするのではなく、異なる取組を行っていく必要がある。ユニオン通り、オリオン通り、大通り、日野町通りで囲まれた区域の面積は、インターパークのお店の延床面積と同じである。イベントを開催すれば人が集まるが、イベントは毎日開催できないため、恒常的な仕掛けをつくりたいと思うので、皆様から御意見を聞かせていただきたい。現在、二荒山神社周辺で再開発の機運が盛り上がっており、民間の皆様に再開発を行っていただけるので、それも活用したい。
 回遊性のある街なので、できればジャンボタクシーや黄ぶなバスなどを活用し、街の中でどこでも自由に降りて買い物ができるという街が中心市街地には必要になると思う。地域内交通は、清原地区と板戸地区で運行が開始された。市内の民間の赤字バス路線には、国、県、市が連携して補助金を支出しているが、民間バス路線は福祉の観点からも必要だと思うので、これからも支援していきたいと思う。
 宇都宮市内全地区に整備していく地域内交通も福祉の一部だと思うので、なるべくコストをかけないようにしていくが、これから必要になる分野だと思う。ただし、コストをかけないようにすることを考えると、利用する皆様に運行経路や停留所の設置場所、料金などを考えていただかないと、ただ運行しているだけでだれも利用者がいないということになってしまう。地域で機運を盛り上げていただきたい。一日街中を回っていれば様々な方が利用すると思うし、地元に住んでいる皆様の役に立つのではないかと思う。
 地域内交通の経路を延長して、病院やショッピングモールに行けるようにしたいということであれば、行政としても支援できるので、実現するための原動力になっていただきたい。
 東西基幹公共交通については、LRTだけでなく、連節バスなども考えられると思う。全地区をつなげて早く移動でき、渋滞をなくすための大量輸送を考えた上で、JR宇都宮線、東武線、地域内交通、バス路線などを共通カードで利用できる街を考えている。中心市街地においても、新たな地域内交通を皆様で考えていただければ、来年すぐにでも取り掛かれる事業だと思うので、ぜひ御協力をお願いしたい。

5 環境美化について

(意見)
 釜川近辺は犬の散歩コースになっているが、依然として犬のフンを放置していく人が多い。毎日道路を歩いて掃除しているが、中にはこの光景を見ながらも、そのまま放置していく人が結構多い。自転車で犬の散歩に来る人もいるので、犬を散歩させるときには、首からネームプレートをさげてもらいたい。
 この問題は、きれいなまちづくりの一環として重要なことだと思う。保健所でつくった看板は多少有効であり、かなり犬のフンの放置が減ったが、罰金についても記載すればよいと思う。
 また、空き家のまま放置されているところがかなりある。東京の方が所有している空き家があるが、10年以上も放置されており、猫のすみかになっていたり、立ち木の落ち葉がつもり、火災の心配がある。こういう場合には、どのように対処したらよいかについて、行政に力を貸していただきたい。
 最後に、市の職員に市街地の中を歩いてもらい、市街地の現状をみてもらいたいと思う。空き家や駐車場もあり、何か施策があると思うので、指導をお願いしたい。

回答:市長
 ペットのフンやたばこの吸殻、ペットボトルなどのごみのポイ捨てが目立ってきたため、平成20年に「みんなでごみのないきれいなまちをつくる条例」を定めた。中心市街地は宇都宮市の顔であり、そこがきれいでないと宇都宮市に来てくれる方が少なくなってしまうので、特に中心市街地を重点地区に指定し、ごみのポイ捨てなどについて過料を徴収するようにした。
 しかし、監視員が見ていないときにごみなどが捨てられ、地元の方に迷惑をおかけしている状況が続いていると思うので、さらに強化していきたいと思う。また、過料の内容について、啓発看板に記載することはできると思うので、ごみのないきれいな中心部にふさわしいまちづくりができるように進めていきたい。
 また、空き家や空き地については、日本の人口が減少していく中で、増加していく状況にある。だれも管理していない空き地や空き家の管理については、行政から所有者に御連絡し、御協力いただくしかないのが現状である。
 空き地や空き家に対しての強制力は行政にはないが、お気づきの場所があれば御連絡いただき、所有者に早急に対処するよう連絡するようにしたい。
 職員が市街地に行くことについては、職員も毎日昼食を食べに市街地に出ているほか、中心市街地でのイベントなどで、ほとんどの職員が市街地を見ている。また、職員の有志80名ほどが、毎月1回オリオン通りの自転車の安全走行の指導とごみ拾いを行っているので、ほかの都市よりは市街地を見ていると思う。今後も、全職員が市街地に関心を持つよう指導していきたい。

6 市街地でのイベントの開催について

(意見)
 過日開催されたジャパンカップの際、すごい人出だったが、警察官の姿を見かけなかった。参加した外国人選手が、また来年も宇都宮市で開催してほしいと言っていた。 
 ぜひ、来年も開催してほしい。
 また、昔は神社や仏閣の前に市(いち)があった。二荒山神社の前にも仲見世があり、一日遊ぶことができた。何代か前の市長が車を通行させてしまったが、イベントがあるときは人が集まるので、バンバに仲見世をつくり、足溜まりをつくることを検討してほしい。

回答:市長
 ジャパンカップが成功に終わったが、このようなイベントができるのは警察の協力があるからである。
 大規模なイベントの開催については、事故が起きないようにするためということで、警察の許可を得ることが難しいが、現在の栃木県警は、まちづくりの観点から交通規制を考えていただき、御協力をいただいている。宇都宮市も警察の負担にならないように警備を強化し、開催に臨んだ。皆様に御理解・御協力をいただき、今後もイベントを増やしていきたい。

7 宇都宮マラソン大会の開催について

(意見)
 宇都宮マラソンは市制90周年の記念として開催され、今年で24回目の開催と聞いている。第1回から第13回目までは、NHKをスタートとし、市役所をゴールにして市街地を走った。当時は、沿道に大勢見物人がおり、参加人数は2,000人から3,000人だったと聞いている。第14回目から清原で開催するようになり、参加者は5,000人以上になっているようだが、見物人がいないため、張り合いがないと聞いている。
 当時は、交通事故の心配があると警察から言われたと聞いているが、クリテリウムが開催できたし、警察も協力的だということなので、来年からということではないが、一年おきにでも中心市街地で宇都宮マラソンを開催できるよう検討してほしい。

回答:市長
 昭和62年に第1回宇都宮マラソンが開催され、第14回から清原で開催するようになったと聞いている。郊外部の複数の候補を含め協議・検討した結果、清原工業団地に決定した。清原地区の皆様にはボランティアで船頭鍋の提供など歓迎していただき、地元イベントとして定着している。地域に御協力いただいていることもあり、沿道に応援者がいなくても年々参加者が増加し、市街地で開催している時は2,000人台にとどまっていたが、清原地区に移ってからは、6,000人を超える参加者がいる大きな大会に成長した。
 このような過程を考慮した上で、市街地でのマラソン開催については、宮まつりやクリテリウムなどよりも、広範囲に交通規制を実施しなければならない。そのためには、警察や行政のみならず、何よりも地元の皆様の熱意が必要である。
クリテリウムについては、警察に3年間お願いし、4年目で協議に入り、5年目に開催することができた。市街地でのマラソン大会の開催にも、同様に時間がかかるということと、地元の皆様の熱意が必要となることを、御理解いただきたい。

このページに関するお問い合わせ

総合政策部 広報広聴課
電話番号:028-632-2022 ファクス:028-637-5151
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。