第2回 宝木地区まちづくり懇談会 開催結果

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ページID1009718  更新日 令和6年3月8日

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開催日時 平成23年8月2日(火曜日)午後7時から午後8時30分
開催場所 宝木地域コミュニティセンター
参加人数 28人
開催内容

  • 地域代表あいさつ
  • 市長あいさつ
  • 地域代表意見 
    1 宝木小学校校庭の改修について
    2 市営宝木団地の建て替えについて
  • 自由討議
    1 西中丸自治会の継続事業について
    2 宝木中学校テニスコートの改修について
    3 小中学校への防犯カメラの設置について
    4 防災設備の小中学校への設置について
    5 災害時における児童の安全な下校について
    6 陽西中学校体育館の改修について
    7 私道における下水道の整備について
    8 市が保有している物品の貸出しについて
  • 市長謝辞

(注意)内容は要約して掲載しています。

地域代表意見

1 宝木小学校校庭の改修について

(意見)
 宝木小学校は、宝木地区のほぼ中央に位置するところから、地域の各種コミュニティ事業などに校庭を使用している。
 しかしながら、校庭の水捌けが大変悪く、少しの降水でも水たまりができ、なかなか雨水が浸透せず、その都度スポンジで吸い取るなどの処理をしているのが現状である。
 児童の運動やスポーツ少年団の活動はもちろんのこと、地区の各種事業の推進に大変支障をきたしている。地区の体育際の前日に雨が降ると、参加者全員で水たまりの水を吸い取らなければならず、開催時間が遅れるということが何度かあった。これまでも何度か市にお願いし、校庭の一部を補修していただいたが、一向に改善されない状況にあるので、宝木小学校校庭の排水を含めた抜本的な改修を是非お願いしたい。

回答:市長
 宝木小学校の校庭は、降雨時に一度雨水をためてから、ゆっくりと排水していくという貯留施設としての機能を持った校庭であることから、一時的に雨水がたまるようになっており、抜本的な改修工事はできない。しかしながら、貯留施設の機能を持っている小学校については、貯留施設としての機能をなるべく校庭の端に寄せ、貯留施設以外の場所は水はけが良くなるように、特別にこまめに表面排水の改修工事を行いたい。
 少しでも皆様が苦労するような場合には、その都度その都度御連絡いただき、優先的に工事等を行いたいと思う。
 また、雨水を吸い取るスポンジ等の購入についても、市の方で対応させていただくので、調整させていただきたい。

2 市営宝木団地の建て替えについて

(意見)
 市営宝木団地は、老朽化が激しく、生活上不安な環境なので、早急な建て替えを要望する。
 まず、2階建て住宅は、現在入居世帯の8割程度が独居の高齢者世帯であり、家の中の階段が急勾配で狭く、滑り落ちるなどの事故も多く、日常生活に支障をきたしている。また、5階建て住宅は、老朽化のため、地震に耐えられるか、常に不安を抱いている。
 そこで、建て替え計画があるかどうか、あるとすれば具体的にいつ、どのようにするのか伺いたい。

回答:市長
 市営住宅宝木団地については、市としても長年の懸案のひとつであり、大きな課題となっている。予算や土地などの問題があることから、なかなか結論が出ない状況ではあったが、住んでいる皆様に少しでも御不便をおかけしないように、平成12年には玄関のドアを全部修繕し、平成13年には全戸に手すりを設置し、平成15年には排水管等の改修を行った。
建物が古いことから、建て替えを行いたいと考えているが、土地の形状や土地の借用など、調整しなければならないことを整理してから設計に入り、建て替えたいと考えている。周りの皆様や地権者の皆様の御協力をいただきながら、建て替えが早急にできるように進めていきたい。建て替えにあたっては、バリアフリー化し、エレベーターなども当然設置しなければならないと思うが、入居されている皆様の御意見をなるべく取り入れたいと思うので、様々な御意見をいただきたい。

自由討議

1 西中丸自治会の継続事業について

(意見)
 4年前のまちづくり懇談会で要望した4点について、進捗状況を伺いたい。
(1)市道3067号線の整備について
 宮環の交差点から大谷に向かって500メートルくらいのところに、公図混乱地域がある。市道3067号線だと思うが、100メートルくらいを残して工事が止まっている。法務局により、昨年からある程度は公図の混乱が解消され、道路の法線の場所については、民民の境界協定は終わったのではないかと思う。最近、市が委託した業者が、道路の法線の測量をするという回覧を持ってきたので、工事の進捗が進むのではないかと思うが、残りあと100メートルくらいなのでお願いしたい。

(2)駒生川の改修について
 駒生川の改修工事の進捗が進んでいない。これは単なる河川改修ではなく、都市下水路として、雨水対策のための河川工事だと考えているので、この工事を進めていただきたい。セキチューから駒生グランドへ行く道路が、大雨が降ると冠水するため、道路の南側の河川改修を行ってほしいという要望が新聞に載っていたので、あわせて工事を行っていただきたい。

(3)射撃場跡地について
 射撃場跡地について、市が国から借りており、現在は荒れ放題で人が入れないような管理状況になっているが、地域の人が活用できる公園のような施設をつくっていただきたい。
 また、国有地の北側にある西の宮団地と接道している道路と国有地の境界のところに、射撃訓練による被弾を防止する土手がある。この土手が道路に突き出ている場所があるが、交差点になっており、車が通行するのに大変危険な状況なので、交通事故が発生する前に対応してほしい。

(4)ごみステーションについて
 最近、5、6棟の小さな宅地開発が進んでいるが、ごみステーションは自治会まかせとなっている状況にあるので、宅地開発の中でごみステーションの設置も指導していただきたい。また、ごみステーションが、大変景観を損なうような状況であるので、ごみステーションの景観について考えていただきたい。

回答
(1)市道3067号線の整備について
回答:市長
 公図混乱が多い場所であり、公図が作成されないと土地の買収もできないという状況ではあるが、法務局の地図が作成された後、土地の買収を行って順次工事に入りたい。

回答:道路建設課長
 市道3067号線については、公図混乱が解消され、今年、測量設計し、予定では来年度、用地測量に立ち会っていただき、境界を御確認いただく。その後、道路にかかる建物や石塀などの調査と補償の算定を行い、用地の取得や買収に御協力をいただき、平成24年以降、25年、26年くらいで工事を実施できればと思う。

(2)駒生川の改修について
回答:市長
 河川の整備は下流から行うという原則があり、整備には時間がかかる。しかし、溢水等の対策を全く行わないということではないので、御意見をいただいた後に、堰を撤去した。その結果、この2年くらいは溢水することはなかったと思うが、これからはゲリラ豪雨の回数が増えたり、温暖化の影響によって雨量が予想以上に増えていくということも考えなくてはならないので、下流からの河川改修を待つのではなく、問題となっている橋の部分を改修していきたい。

(3)射撃場跡地について
回答:市長
 現在国が所有している射撃場跡地については、宇都宮が買い取って整備できるようなものではない。射撃場跡地を調査し、整地のための土の入れ替えを行うとなると費用的にも莫大な費用がかかり、とても宇都宮では整備できないので、国に対して今後も保全管理について要望していく。
 また、射撃場の土手が突き出ている場所については、現地を宇都宮市で調べ、安全上すぐに対応をとっていただけるように、国の方に話をしていきたい。

回答:道路建設課長
 射撃場の道路が狭くなっている場所については、国と協議を行い、土地は借用できることになったが、土手を削ったときに土留めをつくるとその工事費が莫大になるため、地質調査などを実施し、工法を見直して、国とまた協議をしていきたいと考えている。

(4)ごみステーションについて
回答:市長
 新規の集合住宅あるいは小規模住宅開発については、建築確認申請や開発許可申請の際に必ず窓口で、ごみ減量課へごみステーションについて相談していただいており、設置も含め指導をしている。
 ごみステーションの景観については、既存のごみステーションへのごみの出し方のマナーの問題だと思うので、ごみ等の特集を広報紙等に掲載する際にはしっかりと付け加えるとともに、ホームページ等でもそういう案内をしていきたい。
 自治会の皆様にあまり御苦労や御迷惑をかけないように、直接市民の皆様にお話が届くようにしていきたい。

2 宝木中学校テニスコートの改修について

(意見)
 テニスコートが非常にへこんでおり、何度か砂を入れたが直らない。子どもたちが怪我をしてしまうので、学校側に何度も要望したが、「学校から要望しても直してもらえないので、会長から言ってください。」と言われている。ほかの中学校を練習試合に呼べないと言うことで、宝木中学校の生徒はほかの中学校に遠征している。簡単に直せると思うので、早急に対応していただきたい。

回答:市長
 職員に現地を確認させ、工事が行えるのであれば、すぐに工事を実施したい。

3 小中学校への防犯カメラの設置について

(意見)
 以前から校舎のガラスを割られることがあったと思うが、ここ最近は凄くエスカレートしている。部室を壊して、バットやグローブなどを持ち出し、学校の校舎めがけてノックをしたりバットを投げたりするほか、留守家庭の施設の中に入りお菓子を食べるなど、いろいろな形で悪戯しており、小学校の校庭でバイクを乗り回すなどの迷惑行為もある。
 地元としても、夜回りなどを実施しているが、迷惑行為は朝の3時とか4時に行われているので大変困っている。警察にも相談したが、事件が起きたときにはなるべく配慮するとの回答だった。
 そこで、防犯カメラを学校に取り付けていただくことができないのかについて、伺いたい。 

回答:市長
 宝木地区の学校に限らず、南の地区でも窓ガラスが割られるなどの被害があり、警察や学校関係者が行くと、もうすでにいないという状況にあるので、防犯カメラの設置について提案をした。
 しかし、市の施設に防犯カメラを設置する場合、弁護士などの外部の方で構成されている個人情報保護運営審議会で審査を受け、認められた場合にだけ防犯カメラを設置できるが、個人情報の保護の観点から審査会で認められないのが現状である。
 そこで、この個人情報の保護の観点からの防犯カメラの設置について、一度整理をさせていただき、例えば、子どもたちが下校した後にカメラが作動し、登校して来るまでには停止するようにするなどの厳重な取扱いを審議会に提案していきたいと思うので、お時間をいただきたい。

4 防災設備の小中学校への設置について

(意見)
 災害発生時の避難場所は、地元の公民館や公共施設、学校の体育館などになり、宝木地区に置き換えれば、自治会の公民館や学校になると思う。自治会の公民館を使える地域は良いが、公民館がない地域もあり、公民館がない地域は、学校や公共施設に避難しなくてはならない。毛布などの防災設備は宝木小学校にしかないが、宝木地域には、宝木中学校と西が丘小学校もあり、そのような大変な事態になったときには、中学校や小学校に自然に集まると思う。しかし、夜間や雨が降っているとき、寒い日などに、毛布も発電設備もない場所へ避難しろと言っても中々難しいと思う。
 地域では、障がい者や高齢者をどのように避難させるかということを検討しようとしているが、毛布や発電設備がある施設がないと検討することもできない。毛布や発電設備を設置してもらえれば、ボランティアともいろいろ話し合いができると思うので、よろしくお願いしたい。

回答:市長
 災害が発生した場合、必ず学校に避難しなくてはいけないとは言っていられない。自宅から近い場所に避難ができるという体制をつくためには、毛布や飲料水、発電機など、ある程度の備品は必要だと思う。
 全地区にかかわることなので、整理をさせていただきたい。

5 災害時における児童の安全な下校について

(意見)
 今回の震災による停電や校舎の損壊など、特に被害の大きかった駅東や清原地区では、各小中学校はどのように対応し、どのような方法で児童が安全に帰宅できたのかについて伺いたい。
 地震後に、停電や瓦屋根の落下、石塀の倒壊などの危険な状況が考えられる中で、児童を安全に帰宅させるための方策について伺いたい。
 道路状況が危険である、自宅が損傷している、保護者と連絡が取れないなどで、下校が困難と判断した場合、安全確認まで学校に残すにしても、暗くなれば照明や食事の手配等が必要になるが、このような際はだれがどのように対応するのかについて伺いたい。
 小中学校には避難マニュアルがあると思うが、学校の対応が少しでも分かっていれば、地域として子どもたちを見守ることができる。また、地域の防災訓練の中にその趣旨に沿った訓練を取り入れたいと考えているので、マニュアルはどこまで開示できるのかについて伺いたい。

 回答:市長
 小学校や中学校については、地震が収まっても学校の判断で、保護者の方が迎えに来るまで児童を待機させたり、先生による周囲の道路等の安全確認が済んだ後に、先生や保護者の方が付き添って帰宅するなど、それぞれの学校の判断で対応し、無事に怪我のないように帰宅したということである。
 そのまま帰宅できなかった児童は、学校の中に避難することとなるが、今回、避難所として活用できる学校については、食事や毛布等、飲料水などを、市がその日のうちに配布し、学校に泊まらなければならないという方も、無事に泊まっていただけるような対応をした。
 今回の反省を踏まえ、子どもたちをどのように安全に帰宅させるか、あるいは帰宅させずに学校に待機させるときの基準を決めるなど、計画を見直したい。
 宇都宮全体の情報については、今後、各学校や避難所、市の対策本部と停電や被災を受けてもいつでも連絡ができるように、例えば、防災無線を各避難所に設置することも含めて対応していきたい。

6 陽西中学校体育館の改修について

(意見)
 陽西中学校の体育館の改修については、平成27年ごろという噂があるがどのような計画になっているか伺いたい。以前に修繕してもらったが、卒業式に生徒が起立すると床が揺れるという状態になっているので、早めに改修してもらいたい。

回答:市長
 校舎の耐震工事は全て終了し、残っているのは体育館だけになっている。体育館については、耐震工事も含め前倒しして、平成27年度を目標に完成させることになっている。陽西中学校の体育館の改修についても、できる限り早く実施できるように進めていきたい。
 学校施設の改修工事については、市単独ではできないので、国に積極的に働きかけ、少しでも早く前倒しして工事できるように進めていく。

7 私道における下水道の整備について

(意見)
 古い団地の下水道の本管工事について、道路が個人名義になっており、なかなか経費の関係などで工事が進まないのだと思うが、こういう問題については、行政でしっかり対応することはできないのか。
 また、道路を複数の名義人が所有している場合、反対者が一人でもいると工事はできないのかについても伺いたい。

回答:市長
 場所を詳しく聞かせていただき、後日回答したい。

後日回答
 本市では一般的な「私道路」については、道路所有者全員の承諾をもって下水道整備工事等を行っている。一方、開発団地内の道路については、団地の整備完了後に道路や下水道などの公共施設は市に移管するよう定められているが、御質問の団地については、道路などはまだ市へ移管されていない状況にある。
 当該団地の公共下水道の整備については、平成14年3月に宇都宮市道に認定し、翌15年度に下水道工事を発注したが、道路所有者からの要請で工事が中止になり、当時、団地内住民の皆様に工事中止の事情を説明させていただき、道路問題が解決するまでは下水道整備ができないということで、一定の御理解をいただいた経緯がある。
 現在は、市が団地内道路の維持管理を行うと同時に、道路名義を市へ移管していただけるよう、道路所有者へ申入れをしているところである。現時点において、道路所有者の同意が得られない中では、当該団地に公共下水道を整備することは非常に難しい状況にあるので、御理解いただきたい。

8 市が保有している物品の貸出しについて

(意見)
 宇都宮市には、市民に貸出している用具がいろいろあると思うが、そういうものを調べようと思っても、ホームページなどには貸出している用具は載っていないようである。市で貸出しているものを地区のイベントに利用したいと思っているが、担当課に行って話さないとよくわからないということもあるので、わかりやすくホームページなどに載せていただきたい。

回答:市長
 10月に、市民の皆様からのお問い合わせに24時間お答えするコールセンターを立ち上げるので、御利用いただきたい。

回答:広報官
 知りたいことが簡単に検索できるようなホームページのリニューアルを10月に予定しているので、貸し出しできる物品を検索すれば、すぐに見つけられるようにしたいと思う。

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