第3回 昭和地区まちづくり懇談会 開催結果

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ページID1009719  更新日 令和6年3月8日

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開催日時 平成23年8月30日(火曜日)午後6時30分から午後8時
開催場所 昭和小学校地域交流ルーム
参加人数 48人
開催内容

  • 地域代表あいさつ
  • 市長あいさつ
  • 地域代表意見 
    1 崩壊危険箇所から自主避難することについて
    2 八幡山公園・戸祭山緑地の整備と昭和地区の活性化について
  • 自由討議
    1 水道局の跡地について
    2 事業所の自治会加入について
    3 八幡山公園へのゴムチップ舗装の遊歩道整備について
    4 琴平神社の外壁工事への補助金について
    5 昭和地域コミュニティセンタ-へのエレベ-タ-の設置について
    6 塙田駐車場と塙田会館跡地について
    7 戸祭山周辺の山椒魚の保全について
    8 斎場跡地について
    9 宇都宮マラソンについて
    10 救急搬送時の身元保証人について
  • 市長謝辞

(注意)内容は要約して掲載しています。

地域代表意見

1 崩壊危険箇所から自主避難することについて

(意見)
 昭和地区は、下野新聞社の西側から、清住町東部、星が丘川西1丁目から2丁目の東部、松原地区東部周辺まで危険箇所が続く。栃木県と市の方で危険箇所の指定を受け、崩壊危険箇所表示板も設置されている(清住1-3-12、平成18年3月設置)。
 最近の事例としては、東日本大震災で崩落した箇所があり、現在もブル-シ-トがかけられている。地震の場合は、突然のことなので、市の避難勧告が間に合わない。最近、非常に怖い豪雨が突然やってくるが、やはり市の避難勧告を待っていたのでは間に合わないのではないかと思う。
 これら危険箇所に対応する方策について、次のとおり提言するので検討いただきたい。
(1)表示板の設置だけではなく、市当局は継続的な自主避難を周知し、該当する方は避難勧告を待たずに避難するよう指導する。
(2)豪雨被害が予想されるときは、小型の防災パトカ-で災害予想を周知し、自主避難を促す。
(3)市当局で、自主避難場所を設定していただきたい。
(4)地域の各種会合を利用して危険箇所の周知を行い、自主避難の意識の高揚を図る。
(5)災害は発生してからでは間に合わないので、事前の心構えを徹底することが必要と考える。
 以上、私的立場では推進できないので、公的機関の力で推進していただきたい。

回答:市長
 急傾斜地などの土砂崩れが発生しやすい危険箇所については、県と市町村が協力して場所を指摘し、県に場所を指定していただいている。指定を受けた場合、亀裂が生じたときなどには、県に修繕工事を実施していただくことになっている。桂林寺と下野新聞社の間も指定を受けており、県の方に早急に対応していただけるようにお願いしている。
 市としては、昭和地区の自主防災会の皆様にお願いし、土砂災害ハザ-ドマップを作成し、3月の地震のときと6月に集中豪雨があるだろうということで、河川課が説明に伺い、土砂災害ハザ-ドマップを回覧していただいた。
 また、危険箇所のパトロ-ルについても3月の震災以後、こまめに実施している。危険箇所に指定されている箇所は80か所程度、指定はされていないが危険と思われる箇所が190か所程度あり、順次、河川課がパトロ-ルを実施している。
 このようなことを自主防災会と河川課で行っているが、今後も、自主防災会と連携して、御指摘いただいたことを少しずつ進めていきたいと思う。

2 八幡山公園・戸祭山緑地の整備と昭和地区の活性化について

(意見)
 前回の平成19年6月4日に行われた懇談会では、2つの提言がなされ、市からその提言に対する回答があったが、その回答について、今一度伺いたい。
(1)八幡山公園と戸祭山緑地の整備について
 1つ目の提言の八幡山公園と斎場跡地を含めた戸祭山緑地の整備についてであるが、市では斎場跡地の施設や用地利用については、地元の意見を踏まえつつ、今後検討していくという回答だった。あれから4年が経過しているので、検討の進捗状況を回答願いたい。例えば、そのとき出た自然博物館のような文化の薫る施設が財政上無理なら、高齢者のためにグランドゴルフなどのグランドの整備等も考えていただきたいと思う。
 また、駐車場の整備・開放や八幡山公園と競輪場の一体的な利用促進を図るということだったが、その結果報告も伺いたい。
(2)昭和地区の活性化について
 2つ目の提言の昭和地区の活性化についてであるが、昭和地区も少子高齢化が進み、昭和小学校への入学児童も減少の一途をたどっている。そこで、定住人口の増加による市街地活性化のために行っている「若年夫婦家賃補助制度」のエリア見直しをお願いしたところ、計画エリアの拡大については今後検討したいという回答だった。現在のエリアは平成11年に策定された中心市街地活性化基本計画において定められたエリアだということだが、既に12年が経過し、社会情勢や地域の環境は大きく変わっている。検討していただいたなら、その結果を伺いたい。
 また、当時は家賃補助を受けて居住した世帯の地域密着度や制度の効果についての検証を行っていないとのことだったが、検証をしなければ制度が市街地活性化のために効果的なのか、本当に必要なのかということがわからないと思うが、現在は検証を行っているのか伺いたい。

回答:市長
(1)八幡山公園と戸祭山緑地の整備について
 八幡山公園については、緑地として競輪場の部分まで使えるように競輪場と一体感を持たせ、競輪場の再整備にあわせて正面周辺などの整備を行った。
 また、斎場跡地について、当時は具体的な利用計画がなかったが、現在のところは、中心市街地の緑地がほかの都市と比べて少ないことから、目に見えてわかる緑被率を増やしていきたいと考えているので、なるべく自然の緑地に戻すことが一番良いと考えている。しかし、これはあくまでも今考えているところであり、実際に解体工事が終わってから、関係する地域の皆様に御意見をいただきながら進めていきたいと思うので、ぜひそのときに様々な御意見やアイデアをお聞かせいただきたいと思う。
 旧斎場については、現在のところ、人が出入りしないように安全を確保しながら、閉鎖をしている状況である。国の補助を受けながら解体をしていきたいと考えているので、もうしばらく解体については待っていただきたい。
(2)昭和地区の活性化について
 若年夫婦世帯家賃補助制度の効果や実績については、毎年調査を実施している。結論からいうと、年間80人減少していた子育て世代が、今では約100人増加している状況である。平成22年3月末の時点で、210世帯563人がこの制度を活用して中心市街地に住んでおり、昭和地区には63世帯168人の方が住んでいる。
 地域に貢献しなければこの制度の意味がないということで、平成20年度から自治会加入を義務付けたので、順次自治会にも加入していただいていると思う。効果が出てきたので、中心市街地基本計画のエリアをこれからも堅持していきたいと考えているが、そろそろ若年夫婦世帯家賃補助制度の見直しを考えていきたいと思っている。制度自体を廃止する場合もあるし、家賃の補助を違う支援制度に変更するという場合もある。
いずれにしても、対策を誤ると大変なことになるので、慎重に制度を検討し、中心市街地の定住人口と交流人口が増えるような施策を実施していきたいと思う。

自由討議

1 水道局の跡地について

(意見)
 西塙田本通り自治会内には、水道局跡地があり、現在は税務署の仮庁舎が入っている。税務署の仮庁舎は、今年の11月で移転するが、その後、例えば、中心部に住めるように市営住宅を建設するなどの計画があるのか、跡地のまま放っておくのか、転売するのか、わかる範囲内でお答えいただきたい。

回答:市長
 市としては、水道局跡地に新しい公共施設を整備することは、むずかしい状況である。このことに関しては、普通会計と異なる上下水道局の企業会計になっているので、水道局の考え方も確認したいと思うが、おそらく上下水道局で利用できるものはないと思うので、売却をするという考えでまとまっていると思う。
 地元にとってプラスとなるような方向性を決めていきたい。

2 事業所の自治会加入について

(意見)
 西塙田本通り自治会は約70世帯であるが、中心部なので半分が事業所、残り半分が住宅か事業所兼用の住宅であり、年々住民が減っているという状況である。自治会活動を推進するには資金が必要であるが、資金もなく、人もいないため、市役所から様々な依頼があるが、そのたびに滞ってしまう。
 そこで、ぜひお願いしたいことがある。最近、事業所の景気が非常に悪いため、自治会費や自治会への協賛金を払わないという事業所が結構ある。市の仕事をする事業所には、自治会への協力をいただくため、協賛金を支払っていただくことや自治会に加入していただくことなどについて、市で検討していただければ、自治会員としては非常にやりやすくなる。これはお金がかからないので、考慮していただきたいと思う。

回答:市長
 自治会の加入率が低下していることは、市としても大きな課題であり、様々な施策を講じてきた。例えば、集合住宅等の建築許可申請時に自治会加入を条件にしていただけるようにお願いをするなど、様々な対応を行ってきたし、自治会連合会も特別委員会を設けて、自治会加入率を何とか上げようという努力をしていただいている。
 市の公共事業に入札する条件として、自治会への協賛金などの協力度が加点されるような仕組みができるかどうか、検討させていただきたいと思う。実際に、市の公共事業を行う中で企業の総合評価というものがあり、地域貢献、社会貢献、CSRなどを評価し、貢献している企業にはマイナスではなくプラスを加点するという制度を行っている。皆様と協力して河川の仕事を行っていただく事業所などが増えているので、その仕組みの中でできるかどうか検討したいと思うので、少しお時間をいただきたいと思う。

3 八幡山公園へのゴムチップ舗装の遊歩道整備について

(意見)
 街の真ん中にあのような大きな公園があることは、全国的に見ても少ないと思う。桜の時期には、朝から夜まで何でこんなに人がいるんだというぐらいの大変な混みようであり、非常に良いことだと思うが、その時期を除くと八幡山公園には人が来ない。
 そこで提案であるが、八幡山公園の中に高齢者が健康になるように、遊歩道を整備してもらいたい。例えば、総合グランドのサッカ-場は、一周回ると1,075メートルあり、歩くところがゴムチップ舗装というゴム製の舗装になっている。何回か総合グランドに行って歩いたことがあるが、3周歩くと3キロくらいになり、相当疲れ具合が違うのではと思った。
 そういう施設を八幡山公園にもつくっていただくことは、高齢者の健康の保持や増進にもつながり、1年を通して多くの人が八幡山を利用するということにも結びつくのではないかと思うので、ゴムチップ舗装の遊歩道の整備をお願いしたい。

回答:市長
 八幡山では競輪の開催や花見で、51万人の市民の皆様に喜んでいただいている。それを支えていただいているのが地元の皆様であり、皆様の御協力に深く感謝を申し上げたいと思う。
 高齢者向けの遊歩道については、ゴムチップによるクッション性の高い遊歩道の整備はすばらしいアイデアだと思うので、実際にそのような整備ができるかどうか、検討していきたい。
 また、高齢者の方が介護を必要としない元気な社会をつくるために、市内全域に健康遊具を設置している公園を徐々に増やしているので、八幡山公園にも健康遊具を設置できるかどうか検討し、御連絡を差し上げたい。

後日回答
 八幡山公園西駐車場付近のオ-ナ-桜が植栽されている平坦な広場に、一周約200メートル幅3.0メートルのゴムチップ舗装を行うとともに、隣接して健康遊具の設置を検討していく。

4 琴平神社の外壁工事への補助金)について

(意見)
 清住自治会内の桂林寺の横に、琴平神社があるが、3月11日の地震で、神社の外壁と壁面に亀裂が入り、一日も早く修復しなければならないということで、行政に来ていただき、検査等を行っていただいたが、すぐには崩れないということだった。
 しかし、下に住んでいる住民や桂林寺から、毎日「早くなおしてもらわないと困る」と言われるので、住民の方に理解してもらい、自治会費を5年間、1年に千円ずつ値上げしていくことになった。
 今月の23日に工事に入ったが、総工費が900万円くらいかかるので、行政の方で支援いただけるようなことがあれば伺いたい。

回答:市長
 地元の方の御協力を得て、応急処置をとっていただけるということで、本当に心から感謝を申し上げたいと思う。
 琴平神社の境内の中だけに限らず、県内の傾斜地や危険箇所については、住宅が密集している場合に限り、栃木県に基本的な修繕工事を実施していただくことになっているが、予算などの関係で、優先順位が決まっているそうである。抜本的な工事については、市からも栃木県に依頼をしていきたいと考えている。

5 昭和地域コミュニティセンタ-へのエレベ-タ-の設置について

(意見)
 昭和地区のコミュニティは、宇都宮で一番色々なことを行っており、色々な人が来てくれるコミュニティだと思っている。昭和地域コミュニティセンタ-の行事などの手伝いをしているが、高齢者の方に「たくさん外に出て、1日10分でもいいから、だれかと話をしてください。」といつも声をかけている。
  高齢者の方は、お家の方に車で送ってきてもらったり、タクシ-でお金を使ってまで来てくれるが、2階にあがる階段がものすごく辛いと言って、下で待っている場合がある。外側にある階段は、途中まではスロ-プになっているが、その上はまた階段になっている。
  簡易なエレベ-タ-のようなものがあれば、高齢者が下で待たずに、上で皆と話をしたり、仲間になったりできるのではないかといつも思っているので、簡易なエレベ-タ-のようなものを設置してもらえないか。

回答:市長
 コミュニティセンタ-がなかった地区に、ようやくコミュニティセンタ-が建設でき、全地区にコミュニティセンタ-を整備することができた。
 しかし、最初に建設したコミュニティセンタ-は30年以上経過しており、バリアフリ-化もされていないし、エレベ-タ-等もないということが問題になっている。
 コミュニティセンタ-の建て替えについては、財政上すぐには行えないので、地元の皆様で話し合っていただき、レ-ル状になっている一人乗りのエスカレ-タ-のようなものを検討した場合には、市に要望を出していただければ、考えていきたいと思う。それまでの間は、ぜひ地域の皆様に御助力いただきたいと思うので、よろしくお願いしたい。

6 塙田駐車場と塙田会館跡地について

(意見)
 今年の3月まで八幡山の入口に、県営の大きな屋内の駐車場があった。この駐車場は、3月に道路公社が管理を受けていたが終了し、現在は指定駐車場になっており、一般の車は入れない。市の中心部、特に県庁周辺には駐車場が少ないので、市で借りていただき、開放してはどうか。
 県民の税金でつくった立派な立体駐車場が、特定の車しか使えなくなり、今まで使用していた人が駐車場まで行って、皆引き返してくる。郊外にはたくさん駐車場が余っているようだが、中心部なので、なるべく市からも要望を提出いただき、何とか開放するような形でお願いしたい。
 また、この駐車場の北側に塙田会館があったが、県の文化センタ-に大型バスの駐車場がないため、この会館を取り壊し、大型バスの駐車場にするというような計画を聞いていた。しかし、現在は県の職員の駐車場みたいになっている。こういうところこそ一般の市民に開放するべきじゃないかと思う。
 県の施設なので、市とは直接関係ないかもしれないが、何か機会があれば要望していただきたい。

回答:市長
 塙田駐車場と塙田会館の跡地利用については、県から正確な情報を聞き、内容をお伝えしたいと思

後日回答(栃木県県民生活部広報課県民プラザ室 回答要旨)
 塙田駐車場については、県が出資している県道路公社が一般公共駐車場として建設し、経営していたが、近年の中心市街地空洞化の進行や近隣の低料金駐車場の増加等により利用者が低迷し、料金収入では管理費がまかなえない状況に陥った。
 公社の債務については、最終的には債務保証をしている県が返済することになることから、将来の県負担の抑制を図るため、平成23年4月1日に塙田駐車場を県に移管し、有効利用を図ることとした。
 移管にあたっては、本庁の公用車(小型・大型)の駐車場としている県庁西車庫の耐震性が低いため、建て替え等の対応が必要であること、県の出先機関や市町の公用車駐車場の廃止を予定していたことなどから、塙田駐車場の高層階は県庁西車庫(小型公用車)の代替施設として、低層階は県庁地下駐車場(塙田駐車場へ地下の一方通行の通路により連絡)と合わせて一般の来庁者及び県の出先機関や市町の公用車の駐車場として利用することとしたものである。
 なお、本庁舎の閉庁日となる土日祝日については、県立図書館及び総合文化センタ-を御利用される方も県庁地下駐車場を御利用できるようになっている。
 また、塙田会館の跡地については、現在、県庁西車庫に駐車している大型公用車(バス等)の車庫を建設する予定となっているが、建設するまでの間、有料の職員駐車場として暫定利用しているので、御理解いただきたい。

7 戸祭山周辺の山椒魚の保全について

(意見)
 昭和地区には、風致地区や丘陵地帯が大分あり、トウキョウサンショウウオが生息していると思う。宅地化が進んだことから、生息数は減少してしまったが、コミセンの北側の区画整理地内には生息していると思う。
 4、5年前にサンショウウオの卵をとり、コミセンで飼育し、また元の位置に戻した。絶滅させないように、当時の市議会議員と市の職員が来て、いろいろ相談した結果、その地域を市で買ったかどうかは知らないが、公園化すると聞いた。公園化するなら生息できると思っていたところ、最近、その地域は雑草ばかりで入っても足元が危ないし、マムシもいるので、危なくてそこには踏み込めない。
 この場所をきれいに整地していただきたいと思う。そうすれば、トウキョウサンショウウオも帰ってくるのではないかと思うので、是非お願いしたい。

回答:総合政策部長 
 戸祭山周辺の山椒魚の保全を行っているが、栃木県庁の裏山でトウキョウサンショウウオがいるということは大変珍しいことだそうであり、トウキョウサンショウウオの内陸の北限ということで、大変貴重である。
 御意見のあった場所の今後の管理については、後日、回答させていただきたい。

後日対応
 発言者と現地にて立会い、当該箇所は市が管理する緑地であり、トウキョウサンショウウオの生息地になっていることから、水路周辺などについてトウキョウサンショウウオの生息に最適な膝丈位の高さになるよう除草を行っていることを御説明し、御理解いただいた。

8 斎場跡地について

(意見)
 宇都宮市では、新たに施設を建設するときには、民間活力を活用して公共施設をつくっていくPFIというものを利用しているのではないかと思う。斎場を取り壊して、新しい自然に復元するというようなところにも、そのPFI方式やプロポ-ザル方式、提案制度などを取り入れても良いのではないかと思う。
 そこで、プロポ-ザル方式や提案制度を実施する条件のひとつとして、自然緑地の遊歩道を子どもや高齢者が散策する際に、御先祖様を敬うような、慰霊の塔みたいなメモリアル施設の建設を条件にすることを、検討していただきたい。

回答:市長
 様々な方策が考えられるし、実際に進めるにあたり、参考にさせていただきたいと思う。

9 大宇都宮マラソンについて

(意見)
 宇都宮マラソンは、東京マラソンのように宇都宮市内の県庁あたりから走るのだと思っていたが、清原で開催されていると聞いた。昨年出場した人が、清原はギャラリ-もいないし、面白くないので、今年は出場しないと言っていた。県庁もきれいになったし、道路を止めてでも、県庁をスタ-トして県庁にもどるようにした方が良いのではないか。
 参加者からアンケ-トをとれば、「街の中を走りたい」、「東京マラソンのように開催してほしい」という人がほとんどだと思う。同じ税金を払っているのであれば、高い税金を納めている市民を優先したほうが良いのではないか。

回答:市長
 常連の参加者からは、「以前のように街の中で走りたい」、「街の中は多くの観戦者がいて励みになる」という意見が寄せられる。以前は中心市街地で開催していたが、警備や安全上カバ-しきれないということで、警察とも協議し、清原工業団地の中での開催を決定した。街の中で走りたいという不満はあっても、参加人数は毎年増加している。
 また、地元の皆さんの大変な御協力をいただき、船頭鍋をおそらく5千人前ぐらい、全て実費で提供していただいたり、餅をふるまっていただくなど、様々なことを清原の協力会に行っていただいている。街ぐるみで応援しようということで、もう十年以上も協力をしていただいているので、街中でやりたいという声は大きいが、清原の皆様の心情を考慮すると、簡単に場所を変えることはできないと思う。

10 救急搬送時の身元保証人について

(意見)
 ひとり暮らしの人が救急車を呼んだ場合、身元引受人や退院する際の保証人がいないと、救急車がなかなか病院に行ってくれないという事実がある。近所の人が乗ってくれたり、子どもや親にすぐ連絡がつけば良いが、純粋なひとり暮らしの場合は、救急車がなかなか出てくれない。かなりの時間がかかるため、心筋梗塞などの病気の場合は、手遅れになる可能性がかなり高いと思う。
 市で身元保証の保険みたいなものを実施し、加入者の身元を市が保証してくれれば、病院に運んでくれるのではないかと思う。病院も好意で引き受けるときがあるそうだが、年間何千万の損失を受けるという話を聞いたことがある。
 市が身元を保証してくれれば、病院もすぐに引き受けてくれるし、赤字にもならないと思うので、よろしくお願いしたい。

回答:市長
 
救急搬送は、傷病者の症状や命にかかわる意識、呼吸、脈拍などの観察結果に基づき、対応可能な直近医療機関を選定しているが、病院への問い合わせで手術中や重症患者処置中などの理由により、病院がなかなか決まらず、出発までに時間がかかることもなかにはある。
 本市では、平成21年6月に輪番制病院を増やし他の救急告示医療機関を協力病院等に位置づけ、連携、協力するなど新たな二次救急医療体制を構築したことにより、病院収容までの時間が短縮されており、今後も円滑な受け入れ体制の確保が図られるよう努めていく。
 保証人の問題については、受け入れ先の病院が、病人の身元がわからなかったり、引受人がいないときに、受け入れ後の対応に苦慮される場合がなかにはあるということだと考えられるので、医師会も構成員となっている宇都宮市救急医療対策連絡協議会で意見交換させていただきたいと思う。

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