第6回 簗瀬地区まちづくり懇談会 開催結果

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ページID1009722  更新日 令和6年3月8日

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開催日時 平成23年11月10日(木曜日)午後6時30分から午後8時
開催場所 簗瀬地域コミュニティセンター
参加人数 21人
開催内容

  • 地域代表あいさつ
  • 市長あいさつ
  • 地域代表意見 
    1 区画整理事業について
    2 簗瀬小学校の体育館について
  • 自由討議
    1 電線の地中化について(1)
    2 電線の地中化について(2)
    3 集会所について
    4 市役所の駐車場について
    5 湧き水の利用について
    6 地域内交通について
    7 簗瀬小学校の体育館について
    8 ごみ箱の設置について
  • 市長謝辞

(注意)内容は要約して掲載しています。

地域代表意見

1 区画整理事業について

(意見)
 増山前市長の時に、JR駅東第1地区、第2地区、第3地区の区画整理事業を実施し、現在、宇都宮駅東の区画整理事業が全国のモデルケースになっている。この区画整理事業は、宇都宮駅利用者の40パーセントが東口を利用するということで始まった。第1地区にあるメイン道路は、都市計画に成功した仙台市や名古屋市など、良い方法で拡張工事を行ったところをモデルにした。大通りの設計は、大都市宇都宮100万都市を想定し、片側5車線にするという設計をしていたが、宇都宮市議会により、片側3車線で整備されることになったので、路面電車など走らせられるわけがない。
 宇都宮駅東口の図面を見たが、真ん中に路面電車の通りをつくったら、片側2車線しかなくなってしまう。そうなると、宇都宮駅の西側と全く同じ道路のつくりになってしまう。こういう構想を区画整理の時につくっておけば、こういうことにはならなかったのに、後からの付け足しで行うから、こんなことになってしまう。
 駅東地区の区画整理は、現在の区画整理法に基づき、法律を変えずに、駅東の地権者8,000人の土地を動かしたが、土地収用法は1人も適用せず、話し合いを行って10年で完了した。第2地区の地権者は1,300人、第1地区は2,000人、宇農から向こうは5,000人であり、全部合わせると8,000人くらいの地権者がいるが、市は一つも提供しないで成功し、全国のモデルケースになっている。
 駅東第2地区の区画整理を行うときに、清住町の二の舞は絶対踏まない、皆とにかく我慢するということで、法律では減歩率が30パ―セントとなっているが、20パーセントを切ることができた。駅東の保留地は、第1地区の人が本当に身を削られる思いで、30パーセントの減歩をしてつくった。駅東口を頻繁に使っているが、雨が降っている日に、迎えの車がいっぱいで、お客さんを降ろすことができなかったが、駅東口ロータリーの設計はだれが行ったのか。このままあそこにビルが建てば大変なことになる。このことを考慮して、モノレール構想を本当に行うのか伺いたい。本当に整備するのなら、広島市や仙台市のようにメイン道路を整備し直す必要があると思うので、もう一度区画整理をやり直してもらいたい。
 また、石井街道の南側は区画整理を行っていないが、いつ頃区画整理を実施するのか伺いたい。
 次に、十日前土地区画整理事業を行った場所は、新幹線まで歩いて10分足らずのところであり、200世帯ぐらいあるが、道路にはいまだに都市ガスが入っていない。区画整理はまちづくりの根幹なので、区画整理を実施してもらいたい。現在下水を整備しているが、早く区画整理を実施すれば、下水も真直ぐに整備できるし、都市ガスも入り、工事費用も安くなる。
 次に、安又土地区画整理事業の時に地域住民が使っていた集会所についてであるが、公園の中に集会所などの建物をつくってはいけないということで、区画整理が終わった時にその集会所を市が撤去してしまった。市役所では前例がないということだったが、宿郷5丁目にはコミュニティセンターがある。こういうことも頑張ってもらわないと、区画整理が中途半端に終わってしまうことがある。
 次に、減歩率についてであるが、減歩率は区画整理法で30パーセント取って良いことになっており、多いところでは50パーセントから60パーセント取られている。田んぼの中に22メートルの道路を抜くと土地の価値があがるので、60パーセント取っても良いことになっている。法律には但し書きがあり、市長の権限で運営できる。
 最後に、これから50年100年先を見越し、在来線を持ち上げるのが宇都宮の発展のためになる。区画整理はまだまだ残っているので、よろしくお願いしたい。

回答:市長
 駅東口の広場はロータリー形式となっているが、設計に当たっては、警察、バス事業者、タクシー事業者、地元の自治会の皆様と協議をしながら、通過車両用のレーン、一般乗降用のレーン、公共交通機関であるバスやタクシーのレーンを設置することにした。宇都宮駅の東口を使う車両を、ロータリーの中で完全にコントロールすることは難しいと思う。既存の30分無料の駐車場などを上手に活用していただきながら、譲り合いの精神で使っていただきたいと思う。
 また、JR宇都宮駅東口の事業用地について、モノレールという話があったが、モノレール事業は実施しない。しかし、次世代型路面電車(LRT)に関しては、現在、地区市民センターなどでオープンハウスを開き、御意見を伺っている。次は各地区を回らせていただき、地域内交通や赤字路線バスなどの総合的な公共交通のあり方の中で、LRTについても御説明をし、皆様から様々な御意見をいただきながら、進めていきたいと考えている。
 区画整理事業が未整理と言われているところについて、簗瀬地区内の南側は、田園地帯が多く、区画整理事業を実施した方が良いとのことになり、組合施行の十日前土地区画整理事業が実施されたところである。次に簗瀬5丁目と6丁目のところは、地元からの要望により、既存住宅が密集しており土地区画整理事業にはそぐわないということで、河川改修や下水道整備などを実施したところである。
 続いて安又の公園にあった集会所に関連して、駅東第2地区内のコミュニティセンターについては、当時、宇都宮市が所有していた土地に、地元の皆様の要望を受けて建設した施設である。コミュニティセンターという名前になっているが、これは宇都宮市が行うサービス事業のコミニュテイセンターではないということを御理解いただきたい。また、安又かわうそ公園の建物については、公園の清掃用具等を収納する物置などの倉庫程度であれば建てることができるが、集会所などは認めることができない。議会でも、そのような要望に対する採択の決定がされたあと、地元の皆様とお話をさせていただき、貸し出しについては11月14日で終了するということで、御了解いただき、取り壊したというのが経緯である。
 また、土地区画整理事業の減歩率は法定で30パーセントということであるが、法令上、平均減歩率についての定めはなく、道路や公園などの公共用地がどの程度増加するか、また事業費に充てるための保留地をどの程度減歩するかにより確定することから、したがって、各地区の区画整理事業の状況により、減歩率が変わることとなる。

2 簗瀬小学校の体育館について

(意見)
 1点目は、前回の懇談会の時に、簗瀬小学校体育館の改築を簗瀬小学校の100周年記念日に間に合わせると約束したそうであるが、間に合わなかった理由をお伺いしたい。体育館の改築が遅れたことにより、弊害が起きた。簗瀬小学校の100周年行事を吉野町の宇都宮文化会館で行うということで、送迎バスを用意したそうだが、散々たる出席者だったという状況になった。遅れたことについてはやむを得ないと思うが、その点について、お伺いしたい。
 2点目は、体育館の床板についてであるが、当然体育館なので、児童の使用が相当多いと思う。一般とか児童の父兄とかが多少利用するということだが、青年、年配者は運動をしないため、非常に体が硬いということから、床の衝撃というものが非常に懸念されている。設計者は、安全な床板を指定したと思うが、施工者から設計どおりできたということではなく、底板の性能検査など、数字的な説得性のあるデータを出していただけると非常にありがたい。利用者もその数字を念頭に入れれば、皆さんも運動をしたいというような気持ちが少しでも湧いてくれるのではないかと思う。施工者が性能テストを実施し、発注者へ報告するのかどうか伺いたい。

回答:市長
 4年前の懇談会において、体育館の改築工事をなるべく100周年に間に合わせるという約束をしてほしいとの話をいただいたが、100周年に間に合わせるには、2009年には設計が終わっていないと間に合わなくなるため、地域の皆様の御意見をいただいて、体育館とコミセンの整備を進めたいことから、御協力をお願いした。
 また、体育館の改築は市の単独事業ではできないため、国からの予算を獲得できるように、精一杯努力した上で、なるべく100周年行事を新体育館で行えるように努力させていただくという話をさせていただいた。
 しかし、設計が2010年になってしまい、去年の6月に発注することになってしまった。設計が遅れた理由は、様々な協議が必要なことや国の考え方が改築や新築する校舎や体育館よりも、まず耐震補強を優先すべきだということで、新築工事への予算が付かなくなってしまったということなどがある。
 このような理由から、昨年の100周年に間に合わなかったことを大変お詫び申し上げたい。来年11月の使用開始に向けて、工事が遅れないようにしっかりと指導監督していきたいと思う。
 また、体育館の床板については、JAS規格に適合した材質、強度で体育館をつくっていきたいと思う。床板の強度や耐久度の説明は可能だと思うので、日程調整をした上で、業者から御説明をさせていただきたい。

自由討議

1 電線の地中化について(1)

(意見)
 簗瀬十文字から歯科医院ぐらいまでは電線が地中化されており、宮の橋から北へも同様に電線が地中化されている。歯科医院辺りから宮の橋までは電柱が立っており、4年前に自転車が電柱にぶつかったことから、市に行ったところ、ここは市道ではなく県道だから県に行くようにと言われた。県に行ったところ、地元の自治会長の署名を持参してほしいと言われたので、署名を持参したが、何の返事もないまま4年が経過している。
 市長からも県にお願いしてもらいたい。

回答:市長
 道路や河川の整備と同様に、電柱の地中化も県と市で役割が違っており、住んでいる方には本当に御迷惑をおかけするのではないかと思う。
 歯科医院から宮の橋までの部分について、県の方に問い合わせをさせていただき、市からも地元の方々の御意見を聞いていただけるように話をするのでよろしくお願いしたい。結果については、御連絡させていただきたい。

後日回答
 主要地方道宇都宮笠間線における電線類の地中化について、栃木県宇都宮土木事務所に確認したところ、次のとおり回答があった。
(栃木県宇都宮土木事務所からの回答)
 電線地中化実施についての要望は、平成21年11月15日付地元自治会長6名による、要望書が宇都宮土木事務所長あて提出されている。
 同年12月3日には、宿郷3丁目自治会会長へ栃木県道路整備課から以下のとおり回答しているとのことである。
 当該路線の地中化に当たっては、まず駅前交差点の改良(南側)が必要と考えている。交差点の改良を進めるには、用地の確保が必要であり、現在、宇都宮市で計画中の駅前再開発と整合を図りながら進める必要がある。実施する場合でもその後の整備である。
 当該路線は、都市計画決定の道路幅18メートルで整備済であるため、県の財政健全化プログラム上も歩道の整備が優先であり着手時期は未定である。
(以上、県からの回答)
 宇都宮市としては、電線類の地中化を含め、歩行者及び自転車にとって安全・安心な道路空間の確保に向け、引き続き、県と調整していきたいと考えている。

2 電線の地中化について(2)

(意見)
 電線の地中化について、市長から回答をいただけるということで安心したが、電線の地中化をお願いしたい理由を申し上げたいので、その点も県の方に伝えていただきたい。
 まず、自治会内に2、3階建ての建物が結構あるが、歩道の幅員が2メートル弱である。歩道には電柱があり、電線が建物のすぐ近くを通っているので、火災が発生したときに、はしご車などを使用できるのかということが、最近心配になってきた。現実問題、区画整理によりホテルなどの結構大きな建物ができていることもある。
 また、2メートルの歩道なのに、自転車の通行量が非常に多いので、危ないと思う。
 次に、年に何回か一斉清掃を行うが、やはり電柱などがあると、整理整頓ができない。私も会社に務めていた頃は、5S活動をしたことがあるが、やはり汚いと中々やらず、ある程度のレベルまで持って行くとやってくれるということなので、是非、電線の地中化を行ってもらいたい。
 次に、駅前があまり活性化されていないため、8時過ぎになると真っ暗になってしまい、店に来るお客さんから「この宇都宮駅はなんだろうね。夜になると暗くなるね。」という話を何回も聞いている。あの辺りをきれいにすれば、宮の橋を中心にして遊歩道か何かということで、いろいろな活動ができるのではないか。そうすれば市の活性化にもなるのではないか、駅前の活性化に成るのではないか、ということで、県の問題と重ねて、是非県の担当に現場を見てくださいとお願いしてもらいたい。
 4年間も、返事をしないということはおかしいと思う。現場主義ということで、現場に来てもらい、現場の状況を見てもらいたい。
 私たちも必要だから要望しているのであり、市長の力で県の方へ要望していただければ助かると思うので、大変だと思うがお願いしたい。

回答:市長
 電線の地中化は、市が実施する場合でも、県が実施する場合でも、予算としては、国と東電やNTTから予算を出していただき、地中化を行うことになっている。
 県にも優先順位などがあると思うので、県が遅れている理由や事情をしっかりとお聞きして、改めて市から要望していきたいと思う。県からどういう回答があるか分からいないので、安心はできないと思うが、しっかりと対応させていただく。
 また、はしご車については、大都市型になってきたことから、都市型の最新のはしご車を配備しているし、中規模の他の街では持っていないようなはしご車も全部完備している。今まで電線等が障害になって、消火活動ができなかったということは聞いていないので、安心していただきたいと思う。念のために消防に確認を取り、電線の地中化と合わせて、御連絡させていただきたい。
 美観や安全面ということを考えて、地中化を進めていこうということになっているので、電線の地中化について、改めて県に申し入れを行い、回答したい。

後日回答
(1)電線の地中化について
 主要地方道宇都宮笠間線における電線類の地中化について、栃木県宇都宮土木事務所に確認したところ、次のとおり回答があった。
(栃木県宇都宮土木事務所からの回答)
 電線地中化実施についての要望は、平成21年11月15日付地元自治会長6名による、要望書が宇都宮土木事務所長あて提出されている。
 同年12月3日には、宿郷3丁目自治会会長へ栃木県道路整備課から以下のとおり回答しているとのことである。
 当該路線の地中化に当たっては、まず駅前交差点の改良(南側)が必要と考えている。交差点の改良を進めるには、用地の確保が必要であり、現在、宇都宮市で計画中の駅前再開発と整合を図りながら進める必要がある。実施する場合でもその後の整備である。
 当該路線は、都市計画決定の道路幅18メートルで整備済であるため、県の財政健全化プログラム上も歩道の整備が優先であり着手時期は未定である。
(以上、県からの回答)
 宇都宮市としては、電線類の地中化を含め、歩行者及び自転車にとって安全・安心な道路空間の確保に向け、引き続き、県と調整していきたいと考えている。

(2)はしご車での消火活動について
 中高層建物火災への対応については、建物の高さや道路幅、電線などの障害物を考慮し、県内最長である「41メートル級の大型のはしご車から、比較的狭い場所にも進入できる15メートル級のはしご車」さらには、電線等の障害物を避けながら建物へ架梯ができる「屈折式はしご車」など、6台のはしご車を配備している。
 3階建以上の建物については、活動障害や道路幅などの状況を調査し、実態把握に努め、事前に活動計画を策定するとともに、適正な維持管理や避難訓練の指導にあたるなど、防火管理の徹底を図っている。
 電柱障害などにより、はしご車を有効活用できない建物に対しては、屋内外の階段活用と併行し、3階への進入が可能な全長9メートルの「3連はしご」や、ベランダ等から上階に進入する「カギ付はしご(3メートル)」を活用するなど、人命救助や消火活動を実施している。
 また、はしご車の届かない高層建築物に対しては、消防用設備や非常用のエレベーター、特別避難階段などを有効に活用することとしている。

3 集会所について

(意見)
 公園の中にあった集会所が、残念ながら取り壊されるということで、公園の中に建物を建てることができないか、自治会としても署名運動を行い、いろいろと相談や勉強をした。
 土地区画整理事業の中には、立体換地という手法があるので、建物を上につくり、集会所にしてほしいという要望をしたが、そういう事例がないということだった。しかし、横浜市にはそういう事例がある。
 簗瀬安又自治会には集会所がないので、市の公園管理課と土地区画整理課に調整池の上が空いているので、自治会が自費でスラブをつくり、そこに集会所や子育てするお父さん、お母さんや子どもが休める所、防災倉庫など、そういう物をつくらせてほしいと署名して要望したが、目的外使用だから認められないということだった。しかし、これも他の市町村では、実際に調整池の上にスラブを張り、有効利用している。平面的な利用も結構であるが、これから実施する都市区画整理事業においては、もう少し2階建てや3階建てについて考えてもらっても良いのではないかと思う。
 釜川が2階建てになったが、国土交通省が驚くような、非常に先駆的な方法で実現した。宇都宮市も、スラブにするなどして、調整池の上を公共用地として利用できるようにしていただきたい。

回答:市長
 集会所については、長年の懸案であり、撤去してからも大変ご苦労をされていると、報告を受けている。御提案については、検討させていただきたいと思うので、よろしくお願いしたい。

後日回答
 土地区画整理事業の立体換地については、国、県、市町村などの行政庁施行事業に対して認められる制度であり、組合施行である安又土地区画整理事業では認められない制度である。また土地区画整理地内に土地を所有している権利者でなければ換地されない仕組みであり、このため土地を所有していなかった簗瀬安又自治会については、換地の対象とはならなかった。
 また立体換地については、狭小宅地を防ぐ方法として設けられた制度でもあるが、都市部の再開発事業で行われた例はあるが、全国的に事例は少なく、手法そのものも様々な課題があり、実施する上で困難であることを御理解いただきたい。
 調整池は、下流水路の溢水を防止するために一時貯留する施設であり、ゲリラ豪雨などの異常気象により、多量の雨水が調整池に入り込むため、フェンスで囲うなど安全管理を徹底していることから、調整池の上を集会所として利用することは、安全管理上、難しい。

4 市役所の駐車場について

(意見)
 市役所に行くと、駐車場がいつも満車である。駐車場を2階建てにするなど、少しでも余裕をもって車を止められるようになれば、もっとスムーズに手続きができるのではないかと思う。是非検討していただきたい。

回答:市長
 市役所の駐車場は、慢性的に混んでおり、特に月曜日や年度切換えといった時には、住民票の異動などで御迷惑をおかけしている。市役所での用件を調べたところ、ほとんどの方が地区市民センターや出張所で手続きできる用件で来庁していることから、なるべく地区市民センターや出張所で手続きしていただくようにお願いをしたところ、御理解をいただけるようになったが、依然として高い利用率になっている。
 手続き等をなるべく簡素化し、時間がかからないようにするため、ワンストップ窓口を設置したが、今後も地区市民センターや出張所に誘導することを心がけたい。
 2階建ての駐車場については、今後車の数も減ってくると思うので、人口減少も含め、先を見通して対応していきたいと考えている。

5 湧き水の利用について(参考)

(意見)
 駅東口に湧水があるが、この水を活用することはできないか。自然の多様性ということが問題になっているが、何かに活用できると思う。常に音を立てて流れており、湧き水なので本当にきれいな水である。節電で公園の噴水が止まっているが、この湧水を噴水に利用できないか。

6 地域内交通について

(意見)
 高齢者に対するデマンド交通をできるだけ早く整備してほしい。簗瀬10丁目自治会は、横川との境い目のため、非常に交通が不便な場所である。高齢者がなかなか買い物に行けないため、隣の人に頼んでいるような状況なので、デマンド交通を早く実現していただければありがたい。
 また、宇都宮市では、まちづくりなどで地域に対する意見が非常に強いが、自治会長の仕事とは一体何なのか。募金を年間5回集める、各文章を月2回まわすなどという仕事が目についてきている。簗瀬2号児童公園の管理を任されており、育成会を交えて年間5回ほど公園の掃除をしているが、各世帯に対する市長のメッセージがなかなか見えてこない。そこで、「こういう宇都宮市をつくりたい」、「こんな方法で人間づくりをしたい」というものを、各部署を通すのではなく、市長のメッセージを各家庭に届けていただければ、それを基にして役員会等でも具体的に実行しようというものを出せるのではないかと思う。

回答:市長
 デマンド交通については、まず郊外部の公共交通不便地域での整備を進めている。現在、5地区で運行しているが、横川地区でも勉強会が始まり、来年ぐらいには設置できるという見通しになっている。
 行政と交通事業者が地域内交通を整備したために、だれも乗らないということになると整備した意味がないので、地元の皆様に自ら説明会を開いていただいて、皆様で話し合っていただき、ルートや料金などを全て決めていただくようにしている。郊外部の地区で地域内交通の整備が始まったが、できれば街の中であっても必ず1地区に1つは地域内交通を整備していきたいと思う。これからの高齢化社会にどのように対応していくのかということで、地域内交通についての話し合いなどを徐々に単位自治会の中でも進めていただきたい。
 市や県の行政の将来などへの考えについては、知事も私も懸命に情報を発信しているが、全市民の皆様に伝わることが難しいのが現状である。自治会会長の皆様には大変御苦労をおかけしているが、例えば、広報紙を全戸に配布させていただき、宇都宮のまちづくりやネットワーク型コンパクトシティの考え方などを掲載しているので、話題の一つにしていただければありがたいと思う。自治会がないと宇都宮のまちづくりは進まないので、自治会長の皆様には御苦労をおかけしてしまうが、これからもよろしくお願いしたい。

7 簗瀬小学校の体育館について(参考)

(意見)
 先日、旭中学校の体育館設立委員会に出席した。旭中学校では、テニスコートやプールを利用して4階建ての体育施設を整備する。簗瀬小学校も駐車場が足りないので、体育館の床下に駐車ができるようにしてほしいという話をしたが、その実現の可能性が無くなってしまった。もちろん小中学校の児童数や使用などに関わることかもしれないし、抜本的には費用がかかると思うが、地域では中学校よりも小学校に集まる率が高いので、駐車場がもっとほしかったと思う。

8 ごみ箱の設置について

(意見)
 時々田川の散策ロードの草などを刈っているが、ペットボトルや缶などが散策ロードに捨てられている。1か月に1回ぐらい個人的に拾って歩いているが、きりがない状況である。
 例えば、メインストリートの橋のたもとにごみの収集箱が置いてあれば、少しはごみが減るような気がするので、ごみの収集箱を設置してもらいたい。

回答:市長
 宇都宮市でも、例えば、JR宇都宮駅のペデストリアンデッキ等にごみ箱を設置したが、通勤途中に家庭用のごみが捨てられてしまい、ごみが相当な量になってしまったことから、現在はごみ箱を設置しないという状況になっている。公園についても、以前は公園の中に必ずごみ箱を設置してごみを収集していたが、集合住宅等の方のごみ捨て場になってしまうということで、ごみ箱を撤去することになった。
 そのようなことも含めて、ごみのポイ捨て問題に対応するため、過料制度がある「みんなでごみのないきれいなまちをつくる条例」を制定して多少は良くなったが、根本的には市民啓発による規範意識やマナーを育てること、特に教育に力を入れていかなければ良くならないと思う。

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