第2回 富士見地区まちづくり懇談会 開催結果

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ページID1009712  更新日 令和6年3月8日

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開催日時 平成24年7月10日(火曜日)午後6時30分から午後8時
開催場所 富士見地域コミュニティセンター
参加人数 21人
開催内容

  • 地域代表あいさつ
  • 市長あいさつ
  • 地域代表意見 
    1 道路拡幅について
    (1)道路拡幅について
    (2)LRTについて
    (3)オリオン通りの商店街について
  • 自由討議
    1 固定式ごみステーションの道路への設置について
    2 違法建築について
    3 市長へのメールについて
    4 市直営の老人福祉施設について
    5 道路へのサツキの植栽について
    6 鶴田第2土地区画整理事業について
    7 第3子幼稚園入園児の保育料の免除について
    8 土地区画整理事業に伴う仮設住宅入居者の情報提供について
    9 放射能の地下水汚染調査について
    10 水道管の敷設替えについて
  • 市長謝辞

(注意)内容は要約して掲載しています。

地域代表意見

1 道路拡幅について

(意見)
(1)道路拡幅について
 宇都宮高校から滝谷町の交差点までは、西側から栃木街道に抜ける広い道がない。団地やアパートがたくさんできたが、自動車がすれ違えないため、大変な思いをしていた。少しでも緩和させたいと思い、滝の原苑前から栃木街道に抜ける道路の出口にある測量会社のところにあった電柱を移動してもらい、測量会社の駐車場の壁も一部取り壊してもらって、出口の見通しを良くしてもらった。測量会社の2軒隣の家にも1メートルくらい敷地を下げてもらい、車が1台すれ違いできるようにしてもらった。また、1軒くらい奥の家では、幅が1メートルくらい、延長が35メートルくらいを市に寄付するという話があり、名義を市に変更している最中だと思う。さらに貸家になっている敷地の塀を3分の1くらい取り壊していただき、車がすれ違えるようにしてもらった。
 しかし、まだ難点があり、滝の原苑のところの道路が一番狭いが、デイサービスの車が非常に多いため、車のすれ違いで大変な思いをしている。通学路にもなっており、滝の原苑を利用している高齢者もいるので、市で滝の原苑に折衝していただき、塀の中間くらいの場所に待避所をつくってもらえないか。

(2)LRTについて
 昨年の12月に広島と熊本のLRTを見に行き、今年の4月にも松山にLRTを見に行ってきた。車が圧倒的に少なく、もの凄く空気がさわやかだったので、LRTが是非とも必要だと痛感した。

(3)オリオン通りの商店街について
 オリオン通りがシャッター通りになっているという新聞記事が出ていた。今日もオリオン通りを歩いてきたが、オリオン通りでシャッターを閉めている店はまず見かけない。
 市の支援により、オリオン通りは活性化しているし、人通りも多くなっているように感じる。

回答:市長
(1)道路拡幅について
 市には、生活道路の拡幅や整備の要望が多く寄せられており、優先順位を決めて整備している。生活道路については、原則として、地権者の方に土地を寄付していただき、拡幅などの整備を行っている。寄付していただいた箇所を部分的に整備した場合、道路の形状が整わず、逆に危険になることがあることから、原則としてその道路の寄付が全て整ってから工事を行っている。
 しかし、御指摘いただいた道路については、危険があるということなので、部分的にでも寄付をいただいたら、すぐに待避所などを整備していきたいと思う。寄付していただける場合には、御連絡いただければ段取りは全て市のほうで取らせていただく。
 滝の原苑のところについては、地域の皆様の要望が大きければ市としてもお願いしやすいので、地域の皆様の意思を統一していただき、一緒に滝の原苑にお願いできればと思う。

(2)LRTについて
 宇都宮市は、JRと東武線が南北に走っているが結節していないことから、どこかで結節したほうが良いと考えている。
 仮にLRTを宇都宮駅から清原テクノポリスまで整備すれば、そこから芳賀町、さらにその先の茂木町まで整備することが可能となる。そうなれば、宇都宮市民だけではなく、県民が自由に移動できるようになるので、まずは市の財政の許される範囲で宇都宮市内の整備を実現していきたい。
 今後説明会やオープンハウスなどを開催していくので、その中で御意見をいただければと思う。

(3)オリオン通りの商店街について
 オリオン通りはシャッター通りと言われているが、店舗が閉店しても家賃補助や内装補助により新しい店舗が開店している。店舗の入れ替えはあっても、ほかの都市と比較するとシャッター通りと言えないような賑わいが少しずつ戻ってきている。
 また、オリオンスクエアを活用してのイベントを行っているので、大分活気が戻ってきたと思う。
 車の運転ができなくても公共交通を活用して街の中に来ることができるというような、公共交通全般の構築を図っていきたいと思う。

自由討議

1 固定式ごみステーションの道路への設置について

(意見)
 なかよし通りの中の西側の角に隅切りがあり、大体1メートルくらいの余裕があるので、ごみ集積所にしている。ネットを掛けただけでは猫やカラスが引っ張り、非常にひどい状況なので、土木管理課に相談したところ、道路法により道路には一切構造物は設置できないと言われた。ネットを購入しても効果がなく、1メートル幅で、余裕が1間半から2間近くあることから、立ち上がり30センチメートルくらいの囲いをつくらないと管理が難しい。
 遊歩道の解釈を舗装されている場所に限定すれば、土の部分を自治会に貸していただき構造物をつくることができる。民有地でないのであれば、市から自治会に寄付していただきたい。
 また、遊歩道を南に行ったところにアパートが2棟あるが、ここの住人は集積所にごみを出しても掃除はしないし、ごみの回収日以外の日にもごみを出すことがある。

回答:総合政策部長
 一定の戸数を確保するようなアパートの場合、そのアパートの敷地の中にごみステーションを設置するよう指導しているが、古いアパートの場合にはごみステーションが設置されていないことから、皆様が管理しているごみステーションに勝手に置いていくという実態があることは把握している。このようなアパートには、所有者の承諾を得ながら、ごみ減量課の職員が指導に行くなどの対応を行っているので、ごみ減量課に対応させたいと思う。
 ごみステーションの構造物については、道路を管理する立場で言わせていただくと、道路法に基づき管理せざるを得ないため、道路上の構造物の設置は認められない状況である。

回答:土木管理課長
 法務局の公図で赤道と言われているような道路で、既に機能していない道路については払い下げを行っているが、遊歩道は真ん中を歩いていただき、植栽帯と言われる周囲の部分は憩いや潤いを感じていただく機能を持っているので、植栽帯を払い下げすることは困難である。

回答:市長
 市としては法律に反することはできないので、自治会長をはじめ地域の皆様と解決に向けて取り組んでいきたいと思う。

2 違法建築について

(意見)
 なかよし通りの中にアパートが2棟あるが、遊歩道を通って車が出入りしている。昔は1メートルくらいの道があったようだが、突き当たりをブロックで塞いでおり入口がない。このアパートは違法建築になるのではないか。

回答:市長
 調査した上で関係部署と協議し、御回答させていただく。

後日回答
 現地を調査し、なかよし通りに一部自動車が通行可能な箇所があることを確認したが、アパート内に自動車が駐車しているなど、自動車が出入りしている事実は確認できなかった。これらを受け、歩行者・自転車の安全を図る観点から、車止め等の設置は慎重に検討していきたい。
 また、なかよし通り(市道2458号線)は、建築基準法第42条第1項第1号に該当する道路であり、御指摘のアパートの敷地は上記の道路に接していることから、同法第43条第1項の接道要件を満たしており、当該アパートは平成元年に建築確認を受けて建築された建物である。
(注意)建築基準法第42条第1項第1号に該当する道路
 道路法による道路(県道、市道等)で幅員4メートル以上のもの。
(注意)建築基準法第43条第1項の接道要件
 建築物の敷地は道路に2メートル以上接しなければならない。

3 市長へのメールについて

(意見)
 市長あてにメールを何回か出しているが、3つくらい質問しても1つくらいしか回答が来ないし、回答も役所特有の内容である。もう少し具体的に回答してもらいたい。 

回答:市長
 メールやファクス、はがき、ふれあい通信などで寄せられる御意見は、月に100件程度あり、なるべく5日以内に回答するようにしているが、件数が多く、複雑な案件も多いことから多少回答が遅くなることもある。
 いただいた御意見には、全て目を通しており、必要に応じて、速やかに職員に現地を確認させるなど、担当部署と十分協議しながら、回答しているところである。文面になると表現がきつくなることもあり、御不快な思いをおかけしたのかもしれないが、いつも全力で回答させていただいていることを御理解いただきたい。

4 市直営の老人福祉施設について

(意見)
 高齢者のための施設について、宇都宮市が直営しているような施設はほとんどないが、どのように考えているのか伺いたい。

回答:総合政策部長
 老人福祉施設については、ちとせ寮を養護老人ホーム、松原荘を軽費老人ホームとして直営で運営していた。現在は、両方を兼ね備えた施設を民間事業者にお願いし、補修事務所跡地で運営していただいているが、これは、市が直営で運営するよりも、福祉に長けた専門業者にお願いして効率良く運営していただくことが重要と考えたからである。
 また、昨年度、福祉計画の見直しを行ったところであり、この計画に基づき、これからの高齢社会を見据えた施設の整備を行っていきたいと思っている。

5 道路へのサツキの植栽について

(意見)
 業者に植栽をさせている弊害として、道路に同じ品種のサツキが植えられている。一種類しか見えないのに、サツキが市の花と言うのではおかしいと思う。
 そこで提案するが、80歳前後のひとが手入れをし、盆栽仕立てにしているサツキを活用できないか。みずほの自然の森公園を寄せ場にすれば、いらないサツキが集まると思う。もっとバラエティ豊かなサツキを植栽してもらいたい。

 回答:市長
 サツキのまち宇都宮を盛り上げていこうということで、サツキ協会などのお知恵をお借りしながら、どうすれば実現できるかというような話し合いをしたいと思う。

6 鶴田第2土地区画整理事業について

(意見)
 鶴田第2土地区画整理が始まっているが、水路を整備するために家を80cmくらい動かしてほしいと言われた。「2月か3月には金額を提示できる」と言われたが、連絡がなかったので市に電話したところ、「もう1か月待ってください」と言われ、6月末までには返事をするとの話だった。6月の最終日に電話があったが、未だにはっきりしていない。
 工事の方法によっては、家を動かすだけでは済まないかもしれないのに、あまりにも遅れすぎではないか。

回答:市長
 鶴田第2土地区画整理事業に御理解いただき感謝申し上げる。
 金額の提示などが遅れるのであれば、約束の期限前に御連絡するべきだったと思う。
 職員の対応については、直接職員に伝え、明確な時期についてしっかりと説明をさせていただきたいと思う。

7 第3子幼稚園入園時の保育料の免除について

(意見)
 NPOで子育てサロンを行っているが、母親から幼稚園の話が良く出る。宇都宮市には私立の幼稚園しかなく、1人入園させると3万円かかり、2人入園させると6万円かかるので2人は入園させられないと話している。
 また、幼稚園の入園手続きでは、人気のある幼稚園は徹夜で並ぶが、それでも入園できない場合があると話している。
 保育園は3人目の保育料が無料になるので、幼稚園の保育料についても半額でも良いので減免措置をお願いしたい。

回答:市長
 保育料については、国・県とも連携し、幼稚園も保育園も保護者の負担が少なくなるようにしていきたいと思うが、施策の優先順位等を踏まえ、小学6年生までの医療費の無料化や小中学校の教室へのクーラー設置などを行っている。
 また、幼稚園は県の担当であるが、例えば少子化の中増やしていくと、幼稚園が赤字になり、経営が成り立たなくなるなどの問題が生じることも考えられる。
 市としても、一つ一つの問題を解決していきたいと思うので、御理解いただきたい。

(注意)宇都宮市私立幼稚園就園奨励費補助金
 幼児教育の振興と,保護者の経済的負担の軽減を図るため,入園料,保育料の一部を世帯の所得状況等に応じて補助するもの。小学校3年生以下の兄姉がいる世帯の第3子以降の園児については,保育所保育料と同様に所得制限を廃止し,ほぼ全額を補助している。

8 土地区画整理事業に伴う仮設住宅入居者の情報提供について

(意見)
 鶴田第2土地区画整理事業が平成28年度完成予定になっているが、予定通り完成するのか伺いたい。
 次に、仮設住宅にいつ、だれが入居するのかを聞いても守秘義務の関係で情報を教えてもらえないが、自治会長には情報を提供しても良いのではないか。
 また、高齢者が多く、隣近所の方が一人でも仮設住宅に入ってもらえれば面倒を見てもらえるので、高齢者が仮設住宅に入居する場合にはこのような配慮をお願いしたい。

回答:総合政策部長
 鶴田第2土地区画整理事業については、平成28年完成に向けて取り組んでいるが、昨年の大震災以降、国交省関係の補助金が7割から8割程度になってしまった。計画通りに進まないことも出てくるとは思うが、国交省関係の補助金を自治体の使い勝手が良いように国が見直ししてくれていることもあり、計画通り完成するように最大限の努力をしていきたい。
 仮設住宅入居者や住居の移転先については、個人情報保護の観点から情報を提供することが適当かどうかの判断が必要になる。本人の承諾を得て情報を提供するという方法もあると思うので、検討させていただきたい。
 また、仮設住宅に自治会の方が上手く割り振られるような方法が必要だと思うので、これも検討させていただきたいと思う。

9 放射能の地下水汚染調査について

(意見)
 富士見小学校は、地下水の砂利層まで穴を掘って排水しており、近くのアパートも同じように排水している。当時は役所で認めており、地下浸透で濾過しているから大丈夫という話だったが、昨今放射性物質が問題になっている。南の人たちが地下水を汲み上げて、何に利用するかは分からない。地下水汚染の問題があるので、確認していただきたい。 

回答:市長
 放射性物質については、河川や井戸水、水道水、空間測定などを行っており、現在のところ異常な数値は出ていないので心配ないと思うが、もう一度しっかりと対応していきたいと考えている。

10 水道管の敷設替えについて

(意見)
 宇高の近くで30メートルから40メートルの路地に水道管があるが、年に4、5回破裂している。
 同じところの工事を年に4回も5回も行わないで済むような良い考えはないか伺いたい。

回答:市長
 明日現地調査をさせていただき、対応方法について御説明させていただきたい。

後日回答
 
当該地区については、私道路に個人所有の給水管が複数埋設された状況となっており、漏水が発生した際にはその都度修繕を行ってきた。
 本市では、漏水が頻繁に発生している給水管については、道路地権者と、原則として給水管の所有者全員の御要望をいただき、布設替えを行っているところである。当該地区についても、御要望があり次第、布設替えの手続きを進めたいと考えているので、御理解と御協力をお願いしたい。

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