第6回宇都宮市まちなみ景観賞

第6回（平成14年度）宇都宮市まちなみ景観賞受賞作品

大賞　カトリック松が峰教会（松が峰1丁目1番5号）

　 昭和7年に建てられた、特産の大谷石を使った代表的な建物として国の登録文化財になっている教会ですが、近年の修復工事で一層美しくなって、本市のシンボル的な景観と呼ぶのにふさわしいものになりました。さらに、平成12年から毎日ライトアップを行っており、都心部に魅力ある夜間景観をつくり出しています。

景観賞　ユニオン通りのポケットパーク（伝馬町3番地）

　「憩い」「うるおい」の空間として、広場は大切なものですが、中心市街地においてこれを生み出すのは容易ではありません。このポケットパークは、土地所有者と地元商店街が協力して造り出したもので、大変価値ある行動であると思います。市内に点在する未利用地にこの動きが広がってほしいものです。

景観賞　アトリエふれあい通り（陽南1丁目地内）

　殺風景な工場の壁を「市民に絵を描いてもらう」ことによって「歩いて楽しい道」に高めています。既に7回も開催し続けていることや、総延長が1キロに渡ることなどは大変立派です。企業が行える「魅力ある景観形成」の1つの方法としてお手本となってほしいと思います。

景観賞　ル・ジャルダン（中今泉5丁目24番30号）

　店名の「庭（フランス語）」にふさわしく、緑豊かで美しく造られたアプローチとサイン（看板）の調和を評価しました。店舗の色彩も上質さを感じさせ、「都市型店舗」の1つのモデルとして参考になると考えます。ここは、現在、区画整理事業を行っていますが、新しいまちの形成過程で、先導的な役割を果たしていくのではないでしょうか。

（注意）物件の写真や名称等は受賞当時のものであり、現在は異なっている場合があります。