令和3年度 みや遺産(宇都宮市民遺産)を認定しました

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ページID1026614  更新日 令和6年4月1日

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令和3年度 みや遺産(宇都宮市民遺産)を認定しました

みや遺産ロゴマーク

みや遺産(宇都宮市民遺産制度)とは

 宇都宮市民遺産制度は、市民や地域に愛され、親しまれ継承されてきた歴史文化資源を「宇都宮市民遺産」として認定し、地域の宝として顕彰することで、後世への継承を期待するとともに、その継承活動を支援することにより、地域の活性化を図ることを目的とする制度です。制度の愛称を「みや遺産」としています。

 みや遺産には、歴史文化資源保存活用する活動をセットで認定する「総合型」と、歴史文化資源のみを認定する「資源型」があります。

資源型・総合型イメージ図

 

 

 

 

 

令和4年2月22日に「みや遺産」の認定式が行われました。令和3年度は、4件のみや遺産が認定となりました。

併せて、宇都宮市指定文化財となった「智賀都神社本殿 附 宮殿 木札」の認定書交付も行われました。(写真上段右)

認定時の集合写真

認定番号10  野口雨情旧居

申請団体  宇都宮雨情会

野口雨情旧居写真

明保地区鶴田町にある野口雨情旧居は、野口雨情が亡くなるまでの約1年間、家族とともに過ごした昭和初期の建物です。主室の付書院、欄間、障子の組子、縁側の天井には数寄屋建築がみられる素朴で風雅な味わいがあり、国登録有形文化財、市認定建造物にもなっています。

地域の団体名や生活道路に「雨情」の名が付けられているほか、地域コミュニティセンターに雨情コーナーが設けられているなど、地域住民にも親しまれています。

認定番号11  悟理道の歴史をつなぐ伝統行事と神輿

申請団体  悟理道自治会

悟理道自治会写真

国本地区宝木本町で行われている悟理道まつりは、水不足に悩むこの地域に悟理道用水が完成したことに感謝し祀られた水神社と、江戸時代から続く琴平神社が祀られている場所で、11月に行われる伝統行事です。このまつりに使われる神輿は、精細な彫刻が数多く取り付けられている貴重なもので、その作風等から江戸時代後期から明治時代初期のものと考えられます。昭和40年頃以来、神輿の老朽化により途絶えていた水神社の神輿渡御を、令和3年度の神輿修復に伴い復活させました。

認定番号12  岩本観音と地域の伝統行事

申請団体  岩本自治会

岩本観音写真

 

 

 

 

 

 

 

 

国本地区新里町にある岩本観音は下野三十三観音札所の最後の札所で、奥の院には近世に造像したとみられる馬頭観音菩薩立像と地蔵菩薩立像の2体の()崖仏(がいぶつ)があり、地域住民によって大切に管理されています。また、周辺地域では毎年1月のどんど焼き、3月の雷電神社祭梵天奉納、8月の生駒神社祭が伝統行事として地域ぐるみで行われています。

認定番号13  伝統作物エソジマモチ(江曽島糯)とその歴史をつなぐ「労農篠崎君功績碑」

申請団体  エソジマモチ保存会

エゾジママチ 写真

エソジマモチは明治時代に篠崎重五郎により育成された農作物品種。50年ほど途絶えていたが種籾の発見により栽培を復活させ、以来、年々栽培面積を広げています。陽南地区江曽島4丁目にある「老農篠崎君功績碑」はエソジマモチの栽培に尽力した篠崎重五郎の功績を称え地域住民が明治43年に建立。その後瀧尾神社に移設され大切に継承されています。

このページに関するお問い合わせ

魅力創造部 文化都市推進課 文化財保存活用グループ
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