百人一首のまちづくり

ページID1027325　 更新日 令和6年4月1日

印刷　大きな文字で印刷

宇都宮市は「百人一首と和歌の都」です。

宇都宮と百人一首の関わり

　百人一首は、藤原定家（ふじわらさだいえ）が、息子為家（ためいえ）の妻の父、宇都宮頼綱（うつのみやよりつな）法名：蓮生（れんしょう）の懇望によって染筆した小倉色紙（小倉山荘色紙和歌）がはじまりです。後に、為家によって百人一首が成書となり、それが数多くの能書家による写本として現代に伝わってきたといわれています。

　頼綱の妻は北条時政の娘。たまたま時政の陰謀に加担したと三代将軍源実朝（さねとも）より嫌疑を受け、やむをえず出家して謝罪し、法名を蓮生入道と号し、京都小倉山の北側に中院山荘という住居を構えました。

　和歌が好きだった連生は、藤原定家と懇意になり、やがて、娘は定家の息子為家に嫁ぐほどでした。

　当時、神社・仏閣・貴族の邸宅などの襖や障子に色紙を貼ることが行われており、特に定家のような当代一の大歌人であり選者の書いた色紙ならば別邸の誉れとなると蓮生は思い、襖の色紙を定家に懇望しました。高齢の定家は中風を患いながらもこれを承諾し、古来からの歌各一首、天智天皇より家隆（いえたか）、雅経（まさつね）に及ぶ秀歌百首を選んで送りました。

　これが後に、さらに手を加えて百人一首として伝わるようになりました。つまり、和歌を愛した蓮生の懇望がなければ、百人一首は誕生しなかったのです。

百人一首ゆかりの宇都宮氏については、以下のURL「宇都宮の歴史と文化財ホームページ」をご覧ください。

• 宇都宮の歴史と文化財　STORY2文武に秀でた宇都宮氏の本拠地宇都宮（外部リンク）

本市の取組み

　本市にゆかりのある百人一首の普及とともに、宇都宮と深い関わりのある「小倉百人一首」を通して、短詩型文学の振興を図るため、様々な事業を実施しています。

第29回うつのみや百人一首市民大会

市制100周年を契機に、幅広い市民が参加できる市民大会を毎年開催しています。

• 開催日　令和5年10月29日（日曜日）
• 場所　ブレックスアリーナ宇都宮（宇都宮市体育館）（宇都宮市元今泉5-6-18）

• うつのみや百人一首市民大会
• あなたの好きな百人一首和歌2021

蓮生記念第10回全国競技かるた宇都宮大会

蓮生入道となった第5代宇都宮城主宇都宮頼綱の懇願が契機となり定家が百人一首を編纂したことにちなんで、蓮生記念全国競技かるた宇都宮大会を開催しています。今年は、2日に分けて開催します。

• 日時（1）　令和5年9月23日（土曜日）（E級）
• 場所（1）　ユウケイ武道館（宇都宮市西川田4-1-1）
• 日時（2）　令和5年10月28日（土曜日）（A、B、C、D級）
• 場所（2）　ブレックスアリーナ宇都宮（宇都宮市体育館）（宇都宮市元今泉5-6-18）

第13回うつのみや百人一首グランプリ決定戦

• 日時　令和5年12月9日（土曜日）午前9時30分から正午
• 場所　大運寺檀信徒会館

うつのみや百人一首親善大使　渡辺令恵かるた教室

グランプリ決定戦に出場した小学生に渡辺永世クイーンによる「かるた教室」を開催する予定です。

• 日時　令和5年12月9日（土曜日）午後1時から午後3時
• 場所　大運寺壇信徒会館

書家が揮毫した和歌のポロシャツ・トートバックを身に着けてみませんか？

百人一首和歌ポロシャツ・トートバック販売

このたび、『百人一首のまちうつのみや』の普及啓発として、百人一首和歌ポロシャツ・トートバックを販売いたします。

デザインには、令和3年度に募集したあなたの好きな和歌ベスト5を文化協会会員でもある4名の書家が揮毫しました。

【ポロシャツ】販売価格：2,980円（税込み）（サイズ：~LL）、3,200円（税込み）（サイズ：XL~5L）

【トートバック】販売価格：1,500円（税込み）

販売者：宇都宮市文化協会（電話：028-632-2746）

詳しくは、宇都宮市文化協会までお問い合わせください。

• 宇都宮市文化協会ホームページ（外部リンク）

その他普及啓発事業

百人一首新聞「いろは新聞」発行について

　百人一首ゆかりのまち宇都宮であることの歴史認識や市民大会等の紹介を掲載した新聞を発行しています。

• 百人一首新聞いろは新聞　第7号 （PDF 2.0MB）