風しんの流行

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ページID1004536  更新日 令和6年3月8日

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風しんの届出数について

 2019年9月時点、風しんの届出が続いています。東京都や千葉県、神奈川県など首都圏が特に多いですが、首都圏以外の地域からも複数の報告がされています。全国の2019年第1週から第37週(1月1日から9月15日)までの風しん患者の累積報告数は2,190人となっています。

 届出の95%は成人で、特に30代から40代の男性が多い状況です。また、30代から50代男性においては、風しんに対する感受性がある人の割合が2割程度存在していることが分かっています。

  • 明らかに風しんにかかったことがある
  • 風しんの予防接種を受けたことがある
  • 風しんに対する抗体が陽性であると確認ができている

 上記以外の方は、予防接種を受けることを検討していただくなど、ご注意ください。

 なお、現在風しんの予防接種、抗体検査についていくつかの制度があります。下記リンクを参照していただくか、電話等でお問い合わせください。

 

 

宇都宮市内の発生状況

 宇都宮市内における2019年の風しんの届出数は4件となっています。(9月24日時点)

風しんについて

症状
発熱、発疹、リンパ節の腫れ
感染経路
咳やくしゃみなどの飛まつで感染します。
治療法
特異的な治療法はなく、症状を抑えるための治療が中心となります。
特に注意したい場合
風しんに対する免疫を持たない女性が、妊娠中に風しんに感染した場合、胎児が先天性風しん症候群という病気になる可能性があり、特に注意が必要です。
医療機関を受診するときは
風しんを疑う症状が現れた場合は、必ず事前に医療機関に電話連絡でその旨を伝え、医療機関の指示に従い受診しましょう。また、周囲への感染を防ぐため、公共交通機関等の利用を避けましょう。

先天性風しん症候群について

 風しんに対する免疫を持たない女性が、妊娠中(特に妊娠初期 20週頃まで)に風しんに感染すると、白内障、先天性心疾患、難聴を主症状とする先天性風しん症候群の子どもが生まれる可能性があります。

 このため、特に妊娠中の方は、風しんに感染しないよう注意することが必要であり、家族からの感染や職場における感染にも気をつけることが重要です。

 妊娠している女性は予防接種を受けることはできません。妊娠をする前(接種後2か月程度は妊娠を避ける必要があります)の接種、妊婦の周りにいる人(夫、子、同居家族等)の接種が予防対策となります。

風しんの予防接種について

定期予防接種

 風しんは予防接種法に基づく定期予防接種の対象です。以下の対象年齢の子どもは、無料(公費負担)で接種を受けることができます。
1期 生後12か月以上生後24か月未満
2期 小学校に入学する前の年の4月1日から3月31日まで(年長児相当) 
 なお、接種時に使用するワクチンは「風しん(単独)ワクチン」ではなく、「麻しん風しん混合ワクチン」が原則となっております。 「麻しん風しん混合ワクチン」の定期予防接種を実施している市内医療機関については、下記のリンク先をご参照ください。 

任意予防接種

 上記の定期予防接種の対象年齢以外の方については、任意予防接種となりますので、接種は有料(全額自己負担)となります。接種料金については、医療機関にご確認ください(予防接種は保険適用外となるため、医療機関によって接種料金は異なります)。
 予防接種については、麻しん対策の観点も考慮し、「風しん(単独)ワクチン」ではなく、「麻しん風しん混合ワクチン」での接種をご検討ください。
  「麻しん風しん混合ワクチン」の任意予防接種を実施している医療機関については、上記のリンク先に掲載されている定期予防接種の実施医療機関を参考に、あらかじめ連絡をして、実施の有無をご確認ください。
 
 なお、宇都宮市では先天性風しん症候群の発生を防止するため、妊娠を希望する方等を対象とした、風しん予防接種費用の助成制度を実施しています。詳細は下記リンク先をご覧ください。

風しんに関する詳細情報

 風しんに関する詳しい情報は下記ホームページをご参照ください。

このページに関するお問い合わせ

宇都宮市保健所 保健予防課 感染症予防グループ
電話番号:028-626-1115
住所:〒321-0974 宇都宮市竹林町972
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。