請願・陳情一覧

　今定例会では,閉会日に,陳情2件が不採択,2件が継続審査となりました。
不採択となった陳情の内容,理由等については 以下のとおりです。

医師・看護師不足対策に関する陳情

　審査の結果⇒不採択

厚生常任委員会委員長報告

　陳情第3号「医師・看護師不足対策に関する陳情」についてでありますが、その趣旨は、「今日、医師・看護師不足が大きな社会問題となっているが、根本的原因は医師や看護師の絶対数が少ないことにあり、その理由は、政府が『医師や看護師が増えると日本の医療費が増える』として、医学部定員の削減や、看護師養成を抑制してきたことにある。その上、現場の過酷な労働実態があり、このままでは、医療の安全が脅かされるとともに、地域医療の崩壊も危惧される。ついては、『医師・看護師など医療従事者を大幅に増員すること』など、4項目についての意見書を国に提出してほしい」というものです。
　この陳情につきましては、「平成19第1回定例会において,この陳情と同趣旨の意見書を議決し、国に提出していることから、当面は国の動向を見守るべきである」との意見が多く、全会一致で不採択と決定いたしました。

地区市民センター等における逓送業務実施の公表を求める陳情

　審査の結果⇒不採択

総務常任委員会委員長報告

　陳情第4号「地区市民センター等における逓送業務実施の公表を求める陳情」についてでありますが、その趣旨は、「今行っている市民センターと出張所の逓送はセンターや出張所のどこにも逓送をやっていますという案内が無く、職員も自分から進んで逓送をやっているとは言わないため、多くの人が知らず、手紙や書類を本庁に自分で切手を買って送っているのが現実である。逓送を行っていることを公表することは市民サービスの向上につながることから、市民センターや出張所で行っている逓送を、センターや出張所の人目につきやすい所へ案内の張り紙を張って、多くの人に知らせるように公表してもらいたい」というものです。
　この陳情につきましては、「逓送業務については、市または市の関係機関で取り扱っている文書であれば、お預かりし、届けるのが、市民サービスの一環として当然であると考える。しかし、陳情にある『手紙』の送達については、郵便法の規定により、日本郵政公社以外のものが行うことが禁止されている業務にあたるおそれがあるため、公表することになると、市民の誤解を招く可能性があることから、この陳情は不採択としたい」との意見が多く、起立採決の結果、不採択と決定いたしました。