「第2次宇都宮市上下水道基本計画」を発行

　本市では、平成21年3月に「宇都宮市上下水道基本計画」を策定し、平成29年度までの事業の方向性を示すとともに、平成25年3月に中間見直しとして「宇都宮市上下水道基本計画改定計画」を策定し、これらの計画のもと、「上下水道サービスの質を高める」ための施策・事業を推進してきた結果、現在、給水区域内で水道を使用している人の割合は98パーセント、公共下水道事業計画区域内で下水道を使用している人の割合は94パーセントと、上下水道の普及率は着実に高まっている状況にあります。
　その一方で、上下水道事業を取り巻く環境は大きく変化しており、今後の人口減少社会の到来に伴い料金収入の減少が見込まれる中、これまで整備してきた多くの施設が更新時期を迎え、施設等の改築や更新が必要になっていくとともに、近年の大規模地震や集中豪雨の発生などを受け、より一層、「安全確保」に向けた「上下水道の強靭化」や、昨今の地球温暖化に対する「環境負荷の低減」が求められております。
　このようなことから、これまでの施策の達成状況に加え、上下水道を取り巻く環境の変化やお客様の意見などを踏まえ、今回、「第2次宇都宮市上下水道基本計画」を策定いたしました。
　 今後は、この計画に基づき、「質の高い上下水道サービスを提供する」ため、老朽化した施設等の改築・更新や施設の耐震化・雨水対策などを行い、安定した上下水道事業の推進や災害に強い上下水道の確立を目指してまいくとともに、将来を見据え、アセットマネジメントによる効率的な事業運営や、民間活力の導入、IoTの取組に関する研究などを行いながら、経営の効率化を図り、お客様に信頼される経営を推進してまいります。
　今後も、市民生活に欠かせない重要なライフラインを次の世代へ引き継いでいけるよう、本計画に基づき着実に事業を展開してまいります。