伝統工芸一覧

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ページID1006783  更新日 令和6年3月8日

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大谷石細工

大谷石細工

 江戸時代に本格的な切り出しが行われた大谷石は、細工が容易なことから、建材ばかりでなく、灯籠、置物としても利用されています。
 原石より作品の寸法を割り出し、型取り、原型の削り、細分の削り、仕上げの削りをして出来あがります。
 大谷石で作る作品の数々は、自然の石の素顔を大切にした温もりを感じさせてくれます。

野州てんまり

野州てんまり

宇都宮てまり舎
宇都宮市大寛1丁目6番6号
電話番号:028-635-3652

 かつては、女の子の身近な道具であると当時に正月やひな祭りなどを飾る最高の宝物でした。
 木の実・くず繭などを芯とし、まわりにけば・ぜんまい・わた等を巻き、更に和紙で包み、手で握りこむようにしながら糸を巻き、模様を刺して仕上げます。
 一針一針根気よく刺していくうちに、色彩豊かな自然が生まれ、魅了されます。

ふくべ細工

ふくべ細工

小川 昌信
宇都宮市大通り2丁目4番8号
電話番号:028-634-7583

 「ふくべ細工」は大正初期から始まったと言われています。
 干瓢の原料である夕顔の外皮を乾燥させ、水洗いし、形を決めます。内部を掻き出し、絵付けや塗りを施し、最後にカシューで艶を出して仕上げます。
 自然の形を生かした瓢盆・炭入れ・ふくべ雛など素朴な味わいをもつ作品ができ上がります。

和太鼓

和太鼓

小野崎 武司・小野崎 博一
宇都宮市今里町1615番地52
電話番号:028-674-8611

 日本古来の楽器である和太鼓は、お祭には特に欠かせない鳴り物として人々に力を与えてくれます。
 材料の欅を半年程乾燥させ、原木に合わせた太鼓の大きさに切断、胴の芯を抜き、内側、外側と仕上げて、自然乾燥を2~8年程した後、金具を取り付け、胴の両面に皮を張り、鋲を打ち最後に塗装を行い完成させます。

挽物

挽物

増渕 進一
宇都宮市今泉町873番地
電話番号:028-621-7546

 欅などを材料とし、ロクロを使って作る木工品で、堅牢にして美しく、木目と漆の色の変化が楽しめます。
 製材した材料を、1年から2年程度乾燥させ荒挽きし、更に1年程室内で乾燥させてから仕上げを行い、漆塗り、拭き仕上げを5~6回繰り返し完成させます。
 漆は塗り直しができるので、末永く使い続けることができます。

曲物

曲物

村田 茂
宇都宮市若草4丁目4番8号
電話番号:028-624-7631

 欅や杉の薄板を材料に、極の技法により、木目の美しさを活かした華器・茶道用器などが作られます。
 用途に応じた寸法に材料を加工し、お湯に入れ材料をやわらかくしてから曲げ、形を整え固定します。その後、乾燥させ、漆を塗り、磨き仕上げます。
 東北地方の曲物とは違った技法で作られた作品は、現代の生活の中にも調和し生かされています。

琴

竹腰 隆行・竹腰 光弘
宇都宮市住吉町6番5号
電話番号:028-635-7760

 桐材を1年程風雨に晒し、2年程陰干し、荒削りしてから3ヵ月程おいて甲良木取り、荒削り、桐の内部をすいて、綾杉の彫りを入れます。裏板を張り、焼ゴテで胴の表面を焼き、磨きをかけて装飾品を付け、最後に糸を張って完成させます。
 弦張りまで、全ての工程が手作業で行われます。反りの具合等で音質がきまります。

黄鮒

黄鮒

小川 昌信
宇都宮市大通り2丁目4番8号
電話番号:028-634-7583

 黄鮒は宇都宮市を代表する郷土玩具です。その昔、病気が大流行したときに、ある人が田川で釣った黄色い鮒を食べたところ、たちどころに病が治り、その後、病気にならなかったといういわれがあります。
 木型に和紙を貼り、乾燥した後、中の木型を抜き取ります。その後、ニカワでヒレをつけ、色を塗って、竹に取り付けます。

弓具

堀江 信一
宇都宮市中戸祭1丁目8番13号
電話番号:028-625-6065

 弓道で使われる矢は、基本的に四本一組として扱われます。それらは的を射るための正確さが求められ、しかも全工程の大部分が手作業であり、四本とも限りなく同一に近い完成度が要求されます。
 さらに近年、その入手が困難を極めている、鷲・鷹等、斑の文様の美しい鳥類の羽を使用することによる美的特性も重要な要素です。
 弓道の究極の目標である「真・善・美」を拵える上でも実践し、高い次元を目指しています。

宮染め

宇都宮染色組合
宇都宮市錦1丁目562番
電話番号:028-621-0571

 江戸時代、真岡地方で盛んに生産された木綿地を染めるために、田川沿いに染色職人が移り住むようになったのが始まりと言われています。
 精錬された生地に、のりやロウで形付けし、藍などの染料を注染や侵染などの技法を用いて、一枚一枚丁寧に染め上げ、水洗いし、乾燥させ仕上げます。代表的な染物には、ゆかた・印はんてん・手拭・のれんなどがあり、手染めならではの味わいや深みがあります。

このページに関するお問い合わせ

経済部 商工振興課 商工振興グループ(市役所7階)
電話番号:028-632-2433 ファクス:028-632-5420
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