平成27年度 視察概要

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ページID1029853  更新日 令和6年3月8日

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平成27年度 視察概要

視察の様子H27
視察の様子(町田市)

1 視察日  平成27年10月21日、22日、23日
2 視察先  東京都町田市 新公会計制度について
        北海道旭川市 北彩都あさひかわ整備事業について
        北海道札幌市 札幌市公文書館について
3 参加者  増渕一基、今井政範、内藤良弘、半貫光芳、金沢力、
        塚田典功、櫻井啓一、真壁英敏、鎌倉三郎

総務常任委員会委員長 増渕 一基

 本委員会においては、「新公会計制度」「北彩都あさひかわ整備事業」「札幌市公文書館」について、先進的な所見を得ることを目的とし、行政視察を行ったところである。

1 新公会計制度について(東京都町田市)
 町田市では、平成24年度から、市民に対する財務情報提供の推進と、組織・事業における的確な財務マネジメントの実践を目的に、これまでの現金主義会計である官庁会計の仕組みに、複式簿記・発生主義の考え方を加えた新公会計制度を導入している。
同市においては、貸借対照表など財務諸表に該当する資料に、各施策・事業の目的や成果、課題等を加えた課別・事業別の「行政評価シート」を独自に作成し、施策等に対する評価機能を充実させて、行政マネジメントへのさらなる活用を図っており、また、議会における決算審査時の提出資料としても利用している。
職員に対しては、制度導入時から、複式簿記等に関する職員研修を継続的に実施し、ノウハウの蓄積と普及に努めている。
本市においては、現在、国が示す統一的な基準による地方公会計の整備を進めているところであり、全国に先駆けた町田市における新公会計制度の取り組みは大変参考になるものであった。

2 北彩都あさひかわ整備事業について(北海道旭川市)
 旭川市では、平成8年度から、JR旭川駅周辺において、土地区画整理事業、鉄道高架事業、橋梁整備事業、都市公園整備事業などを一体的に行う北彩都あさひかわ整備事業が進められてきた。また、本事業の進捗にあわせ、JR旭川駅の改築工事が実施され、本年3月には、駅直結の大型ショッピングセンターが開業した。
本整備事業により、駅前に新たなにぎわい空間が創出された結果、近隣の商店街においても空き店舗などを活用した新規出店が見られ、さらに交流人口が増加するなどの好循環がもたらされている。
さらに、現在は駅近隣の一部にとどまる活況を周辺に広げていくため、各種イベントを商店街などと連携を図りながら開催し、回遊性の創出に努めている。
本市においても、JR宇都宮駅東口地区整備に向けた検討が進められており、本整備事業は大変参考になるものであった。

3 札幌市公文書館について(北海道札幌市)
 札幌市は、市政の重要事項に関わり、将来にわたって市の活動または歴史を検証する上で重要な資料となる特に重要な公文書を適切に保存し、市民等の利用に供することを目的に、平成25年度に札幌市公文書館を開館した。
本資料館では、特定重要公文書の保存・公開に加え、市の歴史等に関する調査研究を行っており、館内では、定期的に研究成果の展示や職員による講演会が行われている。
また、施設整備に当たって、統廃合により使用されなくなった小学校の校舎を活用することにより、新設整備に比べ大幅なコスト削減を図っていた。
平成21年7月に公文書管理法が制定され、地方自治体においても法律の趣旨に基づき、保有文書の適正管理に必要な施策の策定・実施が求められる中、本資料館における取り組みは、事例の一つとして大変参考になるものであった。

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