平成28年度 視察概要

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ページID1029877  更新日 令和6年3月8日

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平成28年度 視察概要

視察の様子(環境経済)
視察の様子(函館市)

1 視察日  平成28年7月12日、13日、14日
2 視察先  宮城県仙台市 ごみの減量に向けた取り組みについて
        北海道函館市 雇用の拡大・創出に向けた取り組みについて
        岩手県盛岡市 若者の雇用に向けた取り組みについて
3 参加者  高橋美幸、福田智恵、角田充由、久保井永三、馬上剛、
        金沢力、舟本肇、渡辺道仁

環境経済常任委員会委員長 高橋 美幸

 本委員会においては、「ごみの減量に向けた取り組み」「雇用の拡大・創出に向けた取り組み」「若者の雇用に向けた取り組み」について、先進都市の事例を学び、本市の参考とするため、行政視察を行った。

1 ごみの減量に向けた取り組みについて(宮城県仙台市)
 仙台市では、平成11年度の仙台市廃棄物処理基本計画の改定に伴い、「100万人のごみ減量大作戦」キャンペーンを展開し、市民や事業者との連携のもと、ごみの減量に向けた取り組みを行っている。
普及啓発の取り組みとしては、市民の意識醸成を図るため、平成14年度にごみ分別のキャラクター「ワケルくん」ファミリーを生み出し、テレビCMやイベントなど、あらゆる広報の場においてキャラクターを活用しているほか、市内・近郊の大学生と協力し、ごみ減量を呼びかける「ワケル・キャンパス・サポーター」、職員が各地区のごみ集積所を確認、評価し、整頓されている集積所を表彰する「ワケルくんの五つ星集積所診断」など、市民が直接参加できる取り組みを展開し、ごみの減量を支援していた。
仙台市においては、人口が増加しているにもかかわらず、東日本大震災があった平成23年を除いて、毎年ごみ総量が減少するなど、取り組みの効果があらわれており、ごみの発生抑制や減量に取り組む本市にとって大変参考になるものであった。

2 雇用の拡大・創出に向けた取り組みについて(北海道函館市)
 函館市では、北海道新幹線開業効果を地域経済の活性化につなげ、雇用創出と人材育成を進めていくため、地域の経済団体等からなる「はこだて雇用創造推進協議会」のメンバーとして、実践型地域雇用創造事業を実施している。
人材育成の取り組みとしては、販売促進や経営力向上を図る講座や、地域ブランドを発信する人材や企業家を養成する講座を開催するなど、事業者と求職者、双方の支援に力を入れていた。
また、地域資源を活用した新商品の開発を目指す雇用創出実践メニューにおいては、事業者と協力し、「函館さきいかチョコレート」や「函館パウンドケーキ」など、函館の特産物や隠れた資源を使用した商品を開発、販路を開拓するとともに、そのノウハウを地域の事業者へ広く公開し、活用を促すことで、地域経済の活性化と波及的な雇用拡大を推進していた。
当該事業は、当初計画を上回る就職者や創業者が出ている効果的な取り組みであり、安定した雇用の創出を目指す本市にとって大変参考になるものであった。

3 若者の雇用に向けた取り組みについて(岩手県盛岡市)
 盛岡市では、首都圏への人材流出抑制と地元企業への雇用定着を推進するため、若者の就業に関する様々な取り組みを展開している。
まず、事業者への取り組みとしては、市内外の若者に向け地元企業の魅力をPRする情報発信力や採用力の向上を支援する「UIJターン就職支援事業」、市内の若手社員を対象に、コミュニケーション能力やキャリア開発、仕事に対する目的意識を身につける「新人就職定着支援事業」を実施し、地元企業への雇用定着を推進している。
また、若年無業者への支援として、国の「地域若者サポートステーション」や県の「ジョブカフェいわて」において、市独自のカウンセラーの追加配置やボランティア体験等の取り組みにより就労と自立を支援する一方、求職者への支援として、地元経営者による講話や模擬面接などを行う「高校生スキルアップ事業」や、企業と高校生のマッチングを行うインターン事業などを実施していた。
盛岡市を含む岩手県においては、高校生の就職率が99%を超えるなど、取り組みの効果があらわれており、若者の雇用対策に取り組む本市にとって大変参考になるものであった。

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