エムポックス(サル痘)

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ページID1029755  更新日 令和6年4月3日

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エムポックスにご注意ください

エムポックス(サル痘)は、オルソポックスウイルス属のエムポックスウイルスによる感染症です。

中央アフリカから西アフリカにかけて流行しており、日本では4類感染症に指定されています。

令和4年5月以降、欧州及び北米等において感染例及び疑い例が報告されており、英国における最初の症例は流行地のナイジェリアへの渡航歴がありましたが、海外渡航歴や疫学関連がない症例も報告されています。

日本では、令和4年7月に国内1例目のサル痘の患者が確認されており、令和5年10月20日までに212例が報告されています。

エムポックスについて

潜伏期間

通常6~13日(最大5~21日)です。

症状等

発熱、頭痛、リンパ節腫脹などの症状が0~5日程度持続し、発熱の1~3日後に発疹が出現します。

皮疹は、顔面や四肢に多く出現し、徐々に隆起して水疱、膿疱、痂皮となります。

多くの場合2~4週間持続し、自然軽快しますが、小児などでは重症化することがあります。

感染経路

主にアフリカに生息するリスなどのげっ歯類をはじめ、サル、ウサギなど、ウイルスを保有する動物との接触によりヒトに感染します。

ヒトからヒトに感染することがあり、主に接触感染、飛沫感染をするとされています。なお、理論的には空気感染も起こす可能性が指摘されていますが、実際に空気感染を起こした事例は確認されていません。

治療法と予防方法

日本で利用可能な特異的な治療薬はなく、対症療法が行われます。

天然痘ワクチンによって約85%の発症予防効果があるとされています。

流行地では、感染経路となる動物や感染者との接触を避けてください。

このページに関するお問い合わせ

宇都宮市保健所 保健予防課 感染症予防グループ
電話番号:028-626-1115
住所:〒321-0974 宇都宮市竹林町972
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。