質の良い睡眠をとるポイント
睡眠について改善ポイントを確認しましょう
寝つきをよくするためにお酒を飲んでいる方へ 実は質のよい睡眠を確保できていないかもしれません
夜勤や勤務時間が不規則な方では、本来就寝したい時間帯に寝付けず、アルコールを寝酒として使う人もいます。
しかし、就寝1時間前に飲んだアルコールは、寝つきはよいのですが、夜中に目覚めてその後なかなか眠れないという現象がおこります。
そのため、十分な睡眠がとれず、仕事中の眠気による集中力の低下が起こりやすくなります。
就寝前のアルコールの摂取や、多量の飲酒には気を付けましょう。
意外と知らない”生活習慣病”と睡眠の関係性
睡眠不足は食欲を増大させる!
慢性的な睡眠不足は日中の眠気や意欲低下・記憶力減退など精神機能の低下を引き起こすだけではなく、体内のホルモン分泌や自律神経機能にも大きな影響を及ぼすことが知られています。寝不足(4時間睡眠)を2日間続けただけで食欲を抑えるホルモンであるレプチン分泌は減少し、逆に食欲を高めるホルモンであるグレリン分泌が亢進するため、食欲が増大することがわかっています。
また、夜勤や不規則な時間帯の勤務により、夜間に食事をとることもあるかと思いますが、夜間には体内時計を調整する遺伝子とその蛋白質が活性化しますが、この蛋白質は脂肪を蓄積し分解を抑える作用を持っているので、「夜食べると太る」ということは正しいといえます。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)という言葉を聞いたことはありますか?
SASは、睡眠中に舌が喉の奥に沈下することにより気道が塞がれ、睡眠中に頻回に呼吸が止まったり、止まりかけたりする状態のために質のよい睡眠がとれず、日中の強い眠気や疲労等の自覚症状をともなう病態のことです。
一見、生活習慣病との関連性はないようにも思えますが、肥満はSASの発症・悪化に大きく影響を及ぼしています。これは、10%の体重増加があった者では体重の増加がない者と比較して、SASを発症する危険性が6.0倍であることが示されています。
また、SASの治療をせず放置すると、高血圧、糖尿病、不整脈、脳卒中、虚血性心疾患などの危険性を高めます。入眠困難や中途覚醒・早期覚醒など不眠症状のある人では良眠している人に比較して糖尿病になるリスクが1.5倍~2倍になることが知られています。
質の良い睡眠をとるポイント
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