平成30年度 視察概要

Xでポスト
フェイスブックでシェア
ラインでシェア

ページID1029886  更新日 令和6年3月8日

印刷 大きな文字で印刷

平成30年度 視察概要

視察の様子
視察の様子(台東区)

1 視察日  平成30年7月9日、10日、11日
2 視察先  東京都台東区 インバウンド観光の推進について
        北海道札幌市 地球温暖化対策の推進について
        北海道旭川市 インバウンド観光の推進について
3 参加者  舟本肇、山崎昌子、久保井永三、村田雅彦、金崎芙美子、
        岡本芳明、今井恭男、塚原毅繁、中山勝二

環境経済常任委員会委員長 舟本 肇

 本委員会においては、「インバウンド観光の推進」「地球温暖化対策の推進」「インバウンド観光の推進」について、先進都市の事例を学び、本市の参考とするため、行政視察を行った。

1 インバウンド観光の推進について(東京都台東区)
 台東区は、上野や浅草など日本を代表する観光拠点を有し、 5,061万人にのぼる年間観光客数のうち外国人観光客数は830万人を占め、その数は年々増加している。
 一方、滞在時間が3時間程度であることなどから、外国人観光客の満足度やリピーター率の向上等を目指し、インバウンド観光の推進に取り組んでいる。
 おもてなし環境整備事業として、外国人旅行者接遇研修会や外国語講習会、観光案内板の整備、多言語対応パンフレットの作成等に取り組むほか、東南アジア諸国からの訪日旅行客の増加を受け、台東区ハラール認証取得助成事業やムスリムおもてなしマップの作成、ムスリム対応アドバイザーによる飲食店等への各種支援などに取り組み、今後はムスリム教以外や、ベジタリアン等への対応など、誘客力強化とおもてなし促進を図ることとしている。
 外国人に訴求する観光資源の発掘を目指す本市としては、台東区の様々な取り組みは大いに参考になるものであった。

2 地球温暖化対策の推進について(北海道札幌市)
 札幌市は、札幌市地球温暖化対策推進計画のもと、世界に誇れる持続可能な低炭素社会「環境首都・札幌」を目指し、地球温暖化対策に取り組んでいる。
 札幌市は、積雪寒冷地であることから、家庭での暖房使用に係るエネルギー使用量の温室効果ガス総排出量に占める割合が高いため、高断熱・高気密住宅、省エネ・再エネ機器、省エネ行動の普及といったエネルギー消費量削減のほか、電気自動車・燃料電池自動車・ハイブリッド車等への補助制度や、水素ステーションの設置など、運輸部門での温室効果ガス削減にも取り組んでいる。
 また、札幌市環境プラザは、札幌市の環境活動拠点施設の役割を担っており、幼児や小学生にはゲームや自然遊び、若者や社会人には講習会やワークショップなどを通した「気づき」を生み出し、団体等へのサポートにより環境活動の更なる拡充を目指している。
 気候等の違いはあるが、札幌市のエネルギー消費量削減を目指す取り組みや、環境活動拠点施設を活用した市民への意識啓発等は大いに参考になるものであった。

3 インバウンド観光の推進について(北海道旭川市)
 旭川市は、観光入込客数、宿泊延べ数、外国人宿泊延べ数のいずれも前年度を上回り、宿泊延べ数、外国人宿泊延べ数については、過去最高を更新しており、積極的にインバウンド観光の更なる推進に取り組んでいる。
 旭川空港を有する優位性を活かし、台湾・韓国のチャーター便や定期便就航、東南アジア等への積極的なプロモーションによる外国人向け情報発信や、富良野、美瑛などを含めた北北海道観光圏での観光ネットワーク戦略に取り組んでいる。
 また、ムスリム受け入れ専門のセミナーの開催や、旭川空港内への礼拝室設置、レストランでのムスリム向けメニューの提供など、ムスリム対応を行っているほか、ムスリムおもてなしマップの作成、旭川冬まつりにおける雪の礼拝所制作などに取り組み、今後は、JR旭川駅観光物産情報センター内への礼拝所設置や、マレーシア・インドネシアに向けた観光プロモーションを予定するなど、ムスリム観光客受け入れ整備を推進している。
 観光情報発信の強化、広域連携の推進、国内外からの観光客の受け入れ体制の強化等を課題とする本市にとっては、旭川市の様々な取り組みは大いに参考になるものであった。

このページに関するお問い合わせ

議会事務局 議事課
電話番号:028-632-2608 ファクス:028-632-2613
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。