定例記者会見令和5年4月

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ページID1032082  更新日 令和6年3月8日

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(注意)このページは、定例記者会見のもようを広報広聴課がまとめたものです。

日時・会場

令和5年4月27日(木曜日)午後1時30分から
宇都宮市役所・14階大会議室

発表事項

庁議等案件

 それでは、本日開催いたしました庁議の結果について、発表いたします。
 まず、「令和5年度 総合計画主要事業の選定について」でありますが、総合計画に掲げた、本市が目指すまちの姿である「スーパースマートシティ」の実現に向けまして、少子化対策をはじめとした人口減少対策やJR宇都宮駅東側におけるLRT開業など、本年度、全庁的に推進していく主要事業として、20事業を選定いたしました。これらの事業につきまして、全庁一丸となって推進してまいります。
 次に、「各分野における 基本計画等の策定について」でありますが、本年度におきましては、「NCC」や「地域経済循環社会」の創出などに取り組むため、「宇都宮市立地適正化計画」の中間見直しや「(仮称)宇都宮ブランド基本方針」など、11件の計画を策定してまいります。今後は、実効性の高い施策・事業を計画としてとりまとめ、着実に推進していくことにより、子どもから高齢者まで、誰もが豊かで便利に安心して暮らすことができ、夢や希望がかなうまち「スーパースマートシティ」を実現してまいります。
 次に、「芳賀・宇都宮東部地域公共交通利便増進 実施計画」の策定についてでありますが、この計画は、令和5年8月に予定しているJR宇都宮駅東側のLRT開業とあわせたバス路線再編の円滑な実施に向けまして、再編後の具体的な運行ルートや運行本数など、詳細な運行計画を取りまとめたものであります。バス路線の再編によりまして、公共交通 空白地域の解消が進みますとともに、1日あたりの運行本数が増加するなど、定時性に優れるLRTを基軸とした階層性のある公共交通ネットワークが実現いたします。公共交通ネットワークの利便性が向上いたしますので、通勤・通学やお出かけの際に、皆様、是非、ご利用ください。
 次に、「東京圏通勤・通学費補助制度の創設について」でありますが、本事業は、本市への移住定住の促進を図るため、本市から東京圏に通勤・通学する方の新幹線定期券購入費を月額最大1万円 補助するものであります。補助対象者は、本市から東京圏へ通勤・通学する移住者、新卒者、学生等で、特に、小中学生を含めた東京圏への通学補助は、全国で初めての取組であり、本市に住みながら、ライフデザインに合った仕事や学びを実現したい方を支援してまいります。今後、申請手続きなどの詳細を固め、7月には募集を行う予定となっておりますので、是非、ご活用ください。
 次に、「エコパーク板戸の遮水シートの損傷に係る対策検討委員会の設置について」 でありますが、「エコパーク板戸」におきまして、遮水シートの一部損傷が疑われる事態が発生しておりますことから、モニタリング異常時の対応強化や止水工事の発注などに取り組んできたところであります。今後は、専門的な視点から原因等を検証するとともに、施設の特性を踏まえた対策などを検討し、より適切な維持管理体制と緊急対応能力の向上を図るため、本委員会を設置することとし、 外部有識者から専門的知見によるご意見をいただきながら、8月中旬を目途に報告書をとりまとめてまいります。
 次に、「道路空間における賑わいや憩いの場の創出を目的としたイベント等の道路占用ガイドラインについて」でありますが、この度、イベント等を行う際の道路空間活用へのニーズの高まりに対応するため、 関係機関との協議における必要な手続きや支援内容などを定めた「ガイドライン」を策定いたしました。本ガイドラインを活用し、イベント等を検討されている方に対し、道路空間の賑わいづくりを円滑に実施できるよう本市といたしましても積極的にサポートしてまいります。
 次に、「宇都宮市大谷観光周遊拠点施設の愛称の投票について」でありますが、これは、令和5年11月に供用開始を予定している「大谷観光周遊拠点施設」につきまして、市民や利用者の皆様に末永く親しまれ、愛される施設となるよう、市民の皆様の投票により、愛称を決定するものであります。投票期間は、5月1日から5月31日までであり、5件の候補の中から、最多票を得たものを愛称に決定し、6月下旬に公表する予定でありますので、 皆様、ぜひ投票してください。
 これをもちまして、本日の発表を終了いたします。

資料

質疑事項

庁議等案件

東京圏通勤・通学費補助制度の創設について

記者 東京圏とは具体的にどの都道府県を指しているのか伺う。また、通勤・通学に補助するとのことで、通勤や大学・高校まではかなり需要があると思うが、新幹線で小・中学生がこの首都圏、東京圏に行くというのはどのようなケースなのか、併せて伺う。
市長 東京圏についてですが、東京都・千葉県・埼玉県・神奈川県です。また、補助対象について予算上は、小学生、中学生、高校生で20名前後を見込んでいます。私の知り合いでは、今はもう卒業しましたが、東京の小学校に通わせたいという方がおりましたし、実際に通っている高校生などもいるようです。
記者 実際に新幹線で宇都宮から小学生が通学する需要があるかについて伺う。また、小・中・学生、高校生で20人前後の見込みということだが、事業全体で何人ぐらいを見込んでいるのか、併せて伺う。
市長 約150人の需要があると見込んでいます。移住者として20人前後、新卒で東京に仕事に行かれる方が10人前後、小・中学生、高校生で20人前後、大学生で100人前後を見込んでいます。
記者 高校生までの補助はあるが、小・中学生が対象になったのは全国初ということでよろしいか伺う。また、他市の事例などでは、グリーン券に補助をするなど、いろいろな工夫がされている中で、今回、小・中学生を含めた補助の導入に至った経緯について、併せて伺う。
市長 はい、全国初であります。本市は東京圏に近いということもあり、通いやすいという環境にはあるものの、小・中学生が長い距離を通う、通勤東京圏に通うのにだんだんと遠く感じる、何かの都合で東京圏の職場の近いところに逆に戻った、移転をした方がいいのではないか、ということで人口が減るという恐れがあります。そうではなく、宇都宮にいつまでも住みながら通うことができる環境作りの一助になるように今回の制度を作り上げたところです。
記者 東京圏への通学費補助は全国初ということだが、どういった調査を行った上で全国初としているのか伺う。また、補助の要件等に自治会に加入していることとあるが、その理由について併せて伺う。
人口対策・移住定住推進室長 全国初につきましては、本市において全国の自治体でこのような取り組みをしていないかを調べた上で表記いたしました。また、自治会への加入についてでありますが、宇都宮での便利な暮らしとともに、自治会に加入いただき、まちづくりにも関わっていただければという思いで補助の要件等を定めております。

エコパーク板戸の遮水シートの損傷に係る対策検討委員会の設置について

記者 損傷の原因について伺う。また、検討委員会の構成員数と開催回数について、併せて伺う。
廃棄物政策課長 経過といたしまして、漏水検知システムが135ブロックに分かれており、その1箇所で異常を確認しております。また、地下水のモニタリングにおいて、塩化物イオンの濃度が高い状態にあり、漏水している可能性が非常に高いということが、現在、事実関係として分かっております。損傷した原因につきましては、今後、有識者による現地確認や、検討委員会の中で検証・原因究明をしていきたいと考えております。また、委員につきましては、環境への影響、遮水の構造、施設の管理の関係で、3名程度を予定しております。委員会につきましては5月中旬に第1回目を開催し、合計4回程度を想定しており、8月中旬に取りまとめてまいりたいと考えております。
記者 止水工事とはどういう工事なのかについて伺う。
廃棄物政策課長 異常検知した1ブロック約270平米に薬剤を注入する工事で、5月16日を予定しており、止水工事はもう発注してあります。

庁議等案件以外

市議会議員選挙について

記者 新たな45人の市議会議員が誕生したが、市長として期待することを伺う。また、投票率が宇都宮市は35.24%と前回から下がり、過去最低を更新したが、投票率の低さについてどのように受け止めているか、女性議員が前回の10人から2人増え、女性議員の割合が増えた要因と望むことについて、併せて伺う。
市長 市民の幸せ、そして宇都宮市の発展につきましては、二元代表制として議会と市執行部がしっかりと議論をしながら、より良い選択を、また、効果のある政策施策を打ち立てていかなければならないと考えております。そうした中で、新人議員の方も含め、45名の方が市会議員として当選されました。中でも県内最年少の25歳の方を含めて20代の議員が1名から4名に増えたことによって新たな風も、若い方の考え方も、宇都宮市の発展、市民の幸せに繋がるよう様々なご意見をいただけるものと思っています。宇都宮市が将来にわたって持続的に発展できるまちを作っていくためにも、この45名の新たな議員の皆様方と市政運営に取り組んでまいりたいと思います。また、投票率への受け止め方につきまして、今回の投票率は35.24%、でありました。前回、平成31年と比較しますと3.1ポイント減となっています。今回の市議会議員選挙を含めまして、最近の選挙の投票率が全国的に低迷している状況にあるということは、非常に残念なことだと思っています。民主主義の基盤である選挙は、市民が政治に参加する最も基本的で重要な機会でありますので、市民の皆さんが棄権することなく、積極的に選挙権を行使されるよう切にお願いをしたいと思います。投票率の向上に向けましては、選挙管理委員会が様々な啓発の取り組みを実施しています。本市のまちづくりについても、これまで以上にPRをさせていただき、市政に関心を持っていただくような取り組みを行っていきたいと思っています。印象的だったのは、テレビ等で投票率が低下をしているテレビでももっと投票率向上に向けて、いろいろと取り組んでいるという話がテレビ局側からありましたが、更なる投票率の向上に向けた取り組みを作り出さなくてはならないと思いますし、まちづくり懇談会や市長との懇談会等、いろいろな取り組みを行っておりますが、更なる充実を図り、身近なまちづくり、自分たちのまちの将来について知っていただくとともに、それを採用する議会議員選挙というのがいかに大切であるか、そして選挙に行っていただくか、本市としてもしっかりと進めてまいりたいと思います。また、女性議員増加の受け止め方についてでありますが、前回の選挙を境に、女性議員の割合が13.3%から22.2%に伸び、今回は更に伸びて26.7%となりた。本県においては、本年6月にジェンダーギャップ、男女格差をテーマとしたG7男女共同参画女性活躍担当大臣会合が開催される予定となっています。女性の活躍推進に対して市民の皆様の関心が集まる中、女性立候補者や女性議員が増加したことは、男女共同参画意識の高まりを背景に、女性の政治参画が進んでいるものと受け止めています。人作りを原動力に発展を続けられるまち、スーパースマートシティの実現に向けまして、地域や働く場など、女性が様々な分野で活躍できる環境作りに取り組んでいくことが極めて重要であります。女性議員が増え、視点の多様化が進んで幅広い議論が展開されること、女性が活躍できることが、少子化や人口減少においてもこの宇都宮が持続発展できるようなまちづくりに繋がるものと期待をしています。

チャットGPTについて

記者 チャットGPTについて、地方行政を見ると、実証実験などの導入を検討する地域もあれば、職員の使用を原則禁止するといったところもあるが、宇都宮市としての現時点での対応や今後の議論の予定などについて伺う。
市長 使用するにあたっては、危険な部分もあると思います。個人情報が漏洩してしまうということもある一方で、仕事の効率が上がるということにも繋がる点もあります。どこで使えるのか、何に使っていいのかを今検討しております。例えば、誰が利用しても支障がなく、同じような文章になるようなものは、仕事の効率上、使った方がいいのではないかと思っています。そうではないものに関しては、やはり使うべきではないと思いますので、全てがチャットGPTで解決するというわけではありません。特に、担当者が苦労しながら取り組んできた、政策立案上の考えや思いの部分などは、自らが文書を作ることが一番いいことだと思いますし、市民の皆さんに伝わることにつながるだと思います。
記者 現時点で職員の業務上で使わないように呼びかけを行っているのか伺う。
デジタル政策課長 現時点で職員に対して具体的な注意喚起等はしておりません。

電力ケーブルの盗難について

記者 LRTの電力ケーブルの盗難が4月にも発生し、合計被害額が1600万円ほどだったという状況について、市長の見解を伺う。
市長 2回目の被害を受けてしまいました。警察とも連携を取り、夜間の警備をさらに強化して対応しているところであります。また、県警、芳賀町等、LRT防犯対策会議を開催し、更なるパトロールや設備などの防犯対策の強化を図っております。開業後も、二度とこのような盗難に遭わないように、しっかり対応するよう進めております。

LRTについて

記者 全線の試運転が行われたということで、8月の開業に向けて、改めて市長の思いを伺う。
市長 今日で初めて全線をLRTが走行したということで、スピードは5キロほどでしたが、全線約15キロを全て支障なく走ることができたということは、開業に向けて大きく安心できる一つの材料だと思います。今後さらにスピードを高めたり、検査したり、習熟運転に移行したりということで、着実に安全で安心に運行ができるよう整えて開業を迎え、開業後も安全運行運転ができるように努力をしていかなければならないと思っています。
記者 LRTの8月の開業について残り約3か月だが、お盆休みの前か後か、どちらになりそうか伺う。
市長 脱線事故の調査等もしっかりとの結論を出さなくてはなりませんが、習熟運転も予定通りに進むようでありますので、8月中には間違いなく運行開始ができると思いますが、現場では、まだ確定してないということであります。できれば、大安の日を選んだ方がいいのではないかと所管には伝えています。
記者 全線全て支障なく走ることができたということだが、JR宇都宮駅前の脱線があった場所も、工事後の試運転を行ったのか伺う。
協働広報室長 東口につきましては、PQ測定試験を現在実施しております。今後、そのデータを整理し、安全性等を確認しまして報告書をまとめていく予定でございます。

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