梅毒が感染拡大中!!一人ひとりが予防と検査を!

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ページID1030135  更新日 令和6年4月3日

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栃木県感染症発生動向調査(2023年3月末)
梅毒患者報告数は、男女ともに増加しています。
男性は20歳代~40歳代、女性は20歳代で増えています。

梅毒とは?

梅毒は、梅毒トレポネーマという細菌が感染することで起こる感染症です。

どうやって感染するの?

菌を排出している感染者との粘膜や皮膚の接触を伴うキス、セックス(膣性交、肛門性交、オーラルセックス)などで感染します。

妊娠している人が梅毒に感染すると、胎盤(たいばん)を通して赤ちゃんに感染し、死産、早産、新生児死亡、奇形が起こることがあります(先天梅毒)。

どんな症状がでる?

感染すると、性器や肛門、口に「しこり」ができたり、全身に発疹(ほっしん)が現れたりしますが、一旦症状が消えるため治ったと間違われることがあり、発見が遅れる危険があります。

検査や治療が遅れたり、治療せずに放置したりすると脳や心臓に重大な合併症を起こすことがあります。

なお、梅毒はHIVの感染リスクを高める可能性があります。

 

【第1期(感染後約3週間)】

感染後約1か月で、感染した場所(性器、肛門、口など)に、できもの、しこり、ただれなどができます。治療しなくても、数週間で症状は消えます。

 

【第2期(感染後数か月)】

感染後3か月程度経つと、手のひらや足の裏など全身に発疹ができます。小さなバラの花に似ていることから「バラ疹(ばらしん)」とよばれています。治療しなくても、数週間から数か月で症状は消えます。

 

【晩期顕性梅毒(感染後数年)】

 感染後、数年を経過すると、皮膚や筋肉、骨などにゴムのような腫瘍(しゅよう)(ゴム腫)ができることがあります。また、心臓、血管、脳などの複数の臓器に病変が生じ、場合によっては死亡に至ることもあります。

 

検査について

梅毒は感染しても症状が出ない人もいます。検査を受けないと感染したかどうかは分かりません。気になることがある場合は、検査を受けましょう。

検査を受けられる場所

梅毒の検査を受ける際は、感染が心配なできごとから4週間経過後

男性の場合は、泌尿器科。女性の場合は、婦人科、産婦人科で検査を受けることができます。

また、保健所でも無料・匿名で検査を実施しています。

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このページに関するお問い合わせ

宇都宮市保健所 保健予防課 感染症予防グループ
電話番号:028-626-1115
住所:〒321-0974 宇都宮市竹林町972
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。