宮っこを守り・育てる都市宣言

Xでポスト
フェイスブックでシェア
ラインでシェア

ページID1035694  更新日 令和6年4月12日

印刷 大きな文字で印刷

「宮っこを守り・育てる都市宣言」を制定しました

 子どもや子育て家庭が抱える問題が複雑・多様化する中、子どもたちが安心して、健やかに成長するためには、地域社会が一体となり、市民一人ひとりが主体的に、子どもを守り・育てる行動を実践していくことが重要です。
 また、子どもは「守られるもの」であると同時に、「自ら育つもの」でもあります。
 このような考えの下、子どもたち一人ひとりが、地域社会の中で、「人間力」を高めながら、自分らしく、当たり前に成長できるまち「宇都宮」を実現するため、令和6年2月に「宮っこを守り・育てる都市宣言」を制定しました。
 

「宮っこを守り・育てる都市宣言」

今を生きる、そして未来を生きるこどもたちへ
  自分の将来に、夢や希望をもてていますか
  周りの大人は、あなたを見守り、支えてくれていますか
  自分の意志や思いを、周りの大人に伝えられていますか

  すべてのこどもたちが生まれ育った環境に左右されることなく、思いやりの心をもって、
 人間力を高めながら、笑顔でいきいきと成長できる社会の実現に向け、私たちは、地域が
 一体となって宮っこを守り・育てる都市を目指し、ここに宣言します。

  宮っこはいつの時代もうつのみやの宝 みんなで守り、育てます。

 1 こどもが個人として尊重され、こどもの今とこれからにとって最もよいことを
   こどもと一緒に考え、その実現に取り組みます。

 2 こどもが夢や希望にあふれ、心豊かに成長できる環境づくりに取り組みます。

 3 すべての家庭が、安心してこどもを産み育てることができる環境づくりに取り組みます。

 4 地域社会が、こどもを温かく見守り、安全・安心の確保や一人ひとりに合った支援に
   取り組みます。

宇都宮市の取組

宇都宮市では、「宮っこを守り・育てる都市宣言」の実現に向け、様々な事業を実施してまいります。
令和6年度に実施予定の事業は次のとおりです。

1 こどもが個人として尊重され、こどもの今とこれからにとって最もよいことをこどもと一緒に考え、その実現に取り組みます。

  • イノベーションmiyaユース会議事業の拡充(拡充)
  • 子ども・若者への意見聴取の強化(新規)
  • 子どもの権利に関する周知啓発の実施 など

 

2 こどもが夢や希望にあふれ、心豊かに成長できる環境づくりに取り組みます。

  • 児童文学作品「うつのみやこども賞」40周年記念事業の実施(拡充)
  • 宇都宮学の推進(拡充)
  • 小学生への「totra」の配付(新規) など

 

3 すべての家庭が、安心してこどもを産み育てることができる環境づくりに取り組みます。

  • 多子世帯への支援の充実(拡充)
  • 児童手当・児童扶養手当の拡充(拡充)
  • 乳幼児健康診査の拡充(拡充) など

 

4 地域社会が、こどもを温かく見守り、安全・安心の確保や一人ひとりに合った支援に取り組みます。

  • 共に支え合う地域づくりの推進(拡充)
  • 児童相談所の設置に係る検討(新規)
  • 子育て世帯訪問支援事業の実施(新規)
  • 交通安全・防災・防犯に関する取組の推進(新規) など

 

皆様へのお願いしたい取組

 子どもたち一人ひとりが、地域社会の中で、「人間力」を高めながら、自分らしく、当たり前に成長できるまち「宇都宮」を実現するためには、家庭、地域、学校、企業などの各主体が、子どもを守り・育てる行動を実践することが重要です。ぜひ、皆様のご協力をよろしくお願いいたします。
 

家庭における取組の例

  • こどもに「大好きだよ」、「大切な存在だよ」と伝えましょう。
  • 温かい言葉と一緒に、抱きしめたり、頭をなでたり、スキンシップを取りましょう。
  • 習い事や休日の過ごし方など、こどもに関わることを決めるときには、こどもの意見を聞きましょう。
  • こどもの意見を実現することが難しい場合は、頭ごなしに否定したり叱ったりするのではなく、こどもが  理解し、納得できるよう「なぜ難しいのか」を説明し、こどもにとって最善の方法を一緒に考えましょう。

学校における取組の例

  • 確かな学力や豊かな人間性、健康・体力など、明るい豊かな社会の創造に寄与する「人間力」の向上に努めましょう。
  • こどもたちが交通事故に巻き込まれることがないよう、安全な歩行や自転車の利用など、交通安全教育に取り組みましょう。
  • 学校のきまりや生活上のルール、児童・生徒会活動などについて、こどもたちが主体的に考え、意見を表明する機会を確保しましょう。
  • 先生は、こどもの権利についての理解を深め、こどもの発達の段階に応じて、正しい知識を習得させましょう。

地域における取組の例

  • こどもを守り・育てる社会の実現に向け、地域が重要な主体であることを認識し、本宣言の内容を十分に理解した上で、本宣言について、出来るだけ多くの方と共有しましょう。
  • こどもたちが安全・安心に通学でき、交通事故や犯罪などに巻き込まれることがないよう、地域の方々で協力しながらこどもたちの登下校を見守りましょう。
  • こどもや子育て家庭への笑顔の声掛けを心がけましょう。

企業における取組の例

  • 「共働き・共育て」の実現に向け、子育て中の方の育児休業の取得促進に取り組みましょう。
  • 従業員が必要なときに休暇・休業制度を取得できるよう、管理職等の意識改革に取り組みましょう。
  • 職業体験や工場見学など、こどもたちの将来の職業選択の幅が広がる取組を行いましょう。

 「宮っこを守り・育てる都市宣言」への賛同者を募集します

 「宮っこを守り・育てる都市宣言」における地域社会全体で子どもを守り・育てるという目的は、こども家庭庁の「こどもまんなか」の考え方と合致するものであることから、宇都宮市は、宣言の制定を契機とし、こども家庭庁が推進する「こどもまんなか応援サポーター」への参加を表明しました。「こどもまんなか応援サポーター」とは、こどもたちのために何がもっともよいことかを常に考え、こどもたちが健やかで幸せに成長できる社会を実現するという「こどもまんなか宣言」の趣旨に賛同し、自らも「こどもまんなかアクション」に取り組む団体・企業、個人、自治体等のことをいいます。

 宇都宮市と共に「こどもまんなか応援サポーター」に参加し、「宮っこを守り・育てる都市宣言」に賛同・実践していただける企業・団体等を募集します。次の入力フォームからお申込みください。

ご賛同いただいた企業・団体等の名称・取組概要・ホームページ(申込順)

宇都宮商工会議所

 地域企業の「子育てと仕事の両立」を推進

株式会社栃木サッカークラブ

・栃木SCツナガルプロジェクト

・ゆめプロジェクト

・夢パス

サイクルスポーツマネージメント株式会社/宇都宮ブリッツェン

・子どもと親への自転車の乗り方教室の実施及びフィールドの提供

株式会社栃木ブレックス

幼稚園、保育園、小・中学校への訪問

宇都宮ライトレール株式会社

・未就学児の運賃を大人1人につき2名まで無賃のところ3名に変更(4月以降実施予定)

・優先席利用への配慮を呼びかける車内アナウンスを実施

関東自動車株式会社

未就学児の運賃を大人1人につき2名まで無賃のところ3名に変更(4月以降実施予定)

一般社団法人栃木県若年者支援機構

・「こどもまんなか」学びの支援

 無料の学習支援「寺子屋」を県内11か所、宇都宮市内で3か所開設

 生活困窮学習支援を受託して市内4教室で開設

・「こどもまんなか」食事の支援

 宇都宮市内では初めての「昭和こども食堂」を平成28年に開設

 その2年後、戸祭の一軒家にキッズハウスいろどりを開設

 宮っこの居場所としてはキッズハウスはなびを開設

・「こどもまんなか」遊びの支援

 キッズハウスいろどりに集まるこども達を中心に外遊びや合宿を通じての川遊びなどの自然体験を経験してもらう。

・「こどもまんなか」声を聞く機会

 県の相談センター「ポラリスとちぎ」を始め、学び・食事・遊びの支援に集まるこども達には、こどもの声を聞くことを大切にしている。

宮っこ支援センターSAKURa

・宇都宮市が推進する宮っこの居場所事業への参加

・季節の行事を一緒に体験する機会の提供

・無償学習支援

・子ども食堂、フードパントリー、こども宅食の実施

株式会社銘茶関口園

・職業体験「宮っこトライ」への参加

・小中学校出前授業講師の登録

株式会社松本

・学校でもなく家でもない居場所づくり

・企業として未来を担う子ども達に日本の伝統文化である畳を知るために工場見学や職業体験、SDGsの観点から廃材を使ってのワークショップなどのイベントを行っている。

一般社団法人宇都宮市学童保育センター非営利型

子どもの居場所事業として、お子様一人ひとりに寄り添いながらサポートしている。

NPO法人シェアハッピーエール

駄菓子屋を入り口とした居場所事業、月1回無料工作ワークショップ

一般社団法人宇都宮市医師会

・健診や予防接種、無料相談会等の機会を通じた、子どもの成育支援

・誰もが安心して産み育てられるための、健診や療育相談の実施

・NPO団体との協働による、不登校や虐待を経験した子どもへの支援

・地域や民間との連携による、ヘルスプロモーション活動

子どもの里ふらっとたからぎ

子ども会議を開催し、子どもや若者の気持ちをSNS等で発信する

宇都宮子育て支援株式会社

・子どもが安心して出かけられる街づくり

・子どもを安心して送り出せる街づくり

・宮っこの居場所事業への参加

・伝統文化を通して「書く」楽しさを伝える取り組み

特定非営利活動法人すずめのす(ちゅんちゅんこども食堂すずめのす)

どんな環境にいるこどもも等しく食べて・遊んで・学べるこども食堂の実施

・こどもの健全な成長と多幸感に重要となる温かい食事の提供

・自己肯定感に大きな影響を及ぼす季節行事、体験行事の実施

・貧困の連鎖を断ち切るため、学力格差を埋める学習支援

・こどもが自分らしく、安心し、楽しみ、くつろげるサードプレイスとしての居場所事業

株式会社ビッグツリー

4ヶ月から1歳6か月のお子様をベビースクール無料(対象施設:ビッグツリースポーツクラブ、ビッグツリーフォレスト)

乳幼児期の運動習慣は一生涯においても重要な時期と捉え、1歳6か月の検診までを適切な指導の下サポートしていこうという取り組み

一般社団法人宇都宮市歯科医師会

・幼児健診、フッ化物塗布の実施

・小学校3年生への「歯の健康教室」の実施を通して歯みがきや噛むことの重要性を伝える

・小中学生への「歯と口の健康週間応募作品」(作文、標語、図画・ポスター)の募集を通して口腔内の健康に興味を持たせ、口腔衛生の重要性を啓蒙する

株式会社SUBARU航空宇宙カンパニー

・宮っこフェスタや、うつのみや人づくりフォーラム等への物品協賛による支援

・とちぎ子どもの未来創造大学講座や、小中学校、高校への出前授業・講座等による、子どもの学びや経験・社会体験の支援

・育児支援手当の支給や、充実した仕事と育児の両立支援制度、産後パパ育休の推進など、従業員の子育てを積極的に支援

一般社団法人宇都宮市薬剤師会

宮っこトライの協力

宇都宮農業協同組合

「食と農」を通じ、子どもたちが心豊かに成長できる環境づくり

・小学生の親子を対象にした「アグリスクール」の実施(毎年)、農業体験(播種~収穫)、自然学習、選果体験、施設見学など

・学校給食への農産品提供(イチゴなど)

株式会社北日本吉野家

子ども食堂への毎月上限130食の牛丼(並盛)弁当の無償提供

株式会社山口果樹園

・農業を通して、「食・農・夢」命を守る大切なことを伝える

・こどもが将来への夢や希望をもって輝けるようサポートする

・赤ちゃんからお年寄りまで地域で守る

株式会社ビジュアル

・育児を応援する「ママトコドモト」の運営

・職業体験イベント「オシゴトごっこ」の運営

株式会社酒井建築設計事務所

・育児休業の取得促進

・休暇、休業制度の取得促進

特定非営利活動法人チャイルドラインとちぎ

電話やオンラインチャットで18歳までの子どもたちの声を聴く活動をしている

PDFファイルをご覧いただくには、Adobe Readerが必要です。お持ちでない方はアドビシステムズ社のサイト(新しいウィンドウ)からダウンロード(無料)してください。

このページに関するお問い合わせ

子ども部 子ども政策課 企画調整グループ
電話番号:028-632-2342 ファクス:028-638-8941
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。