人口減少対策調査特別委員会

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ページID1009199  更新日 令和6年3月8日

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平成27年度 視察概要

写真:視察の様子(岡山市役所)
視察の様子(岡山市役所)

視察日  平成28年1月13日、14日
視察先  岡山県岡山市
        移住・定住の促進について      
     静岡県三島市
        結婚から出産、子育てまでの切れ目ない支援について

参加者  塚田典功、馬上剛、宇賀神文雄、中塚英範、篠崎圭一、小平美智雄、
     今井政範、山崎昌子、半貫光芳、高橋美幸、渡辺通子、五月女伸夫、
     福田久美子、金子和義

人口減少対策調査特別委員会委員長 塚田 典功

本委員会においては、「移住・定住の促進」「結婚から出産、子育てまでの切れ目ない支援」について、先進都市の事例を学び、本市の参考とするため、行政視察を行った。

1  移住・定住の促進について(岡山県岡山市)

岡山市では、東日本大震災以降、「安全・安心で暮らしやすい都市」として認知度が高まり、転入者や移住相談者が大幅に増加している。このような状況を踏まえ、平成25年度から専門部署である「移住・定住支援室」を創設し、平成26年度には移住者支援の市民団体や不動産業界、就職・転職支援業界などによる「岡山市移住・定住支援協議会」を設立。平成27年度には、市域を超えた取り組みとして、県内8自治体連携での住まい探しサービスを開始するなど、移住・定住の受け皿としての体制整備に取り組んでいる。
これらの体制を十分に活かして、ワンストップの情報提供、東京・大阪での移住相談会の開催、移住希望者向け「おかやま移住計画下見ツアー」の開催、移住準備のための「お試し住宅」の整備・提供など、市の枠組みにとらわれない各種取り組みを実践しており、移住希望者の仕事・住まい等の幅広いニーズを捉えている。
全国的に移住促進の取り組みが広がる中、東京圏からの流入人口の増加を目指す本市としては、大変参考になる取り組みであった。

2 結婚から出産、子育てまでの切れ目ない支援について(静岡県三島市)

三島市では、 総合計画の重点プロジェクトとして「スマートウェルネスみしま」を掲げ、妊産婦・子ども・家族が健やかで幸せであることを目指して、結婚から出産、子育てまでの切れ目ない支援を展開しており、厚生労働省の「妊娠・出産包括支援モデル事業」の認定を受け、妊娠・出産包括支援事業の実施機関として「子育て世代包括支援センター」を設置するなど、先進的な事業に取り組んでいる。
また、妊娠・出産包括支援事業担当者を中心に、母子健康手帳交付時から始まるきめ細やかな全妊婦相談、「支援計画個票(支援プラン)」の作成、行政・病院・学校等の関係機関が情報共有するための「すくすくファイル」の活用等を通じて、一人ひとりの妊産婦と向き合いながら地域一体となった支援に取り組んでおり、出産・子育て支援による出生率の向上、子育て世代に選ばれるまちの実現を目指している。
出生率を上げるということが人口減少対策の基本であることを踏まえると、三島市の結婚から出産、子育てまでの切れ目ない、きめ細やかな支援は大変有効なものであり、本市とは人口規模に相違はあるものの、十分に参考になる取り組みであった。 

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