エシカル消費

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ページID1032597  更新日 令和6年3月8日

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みんなの未来にエシカル消費 パンフレット

エシカル消費とは

 エシカルとは「倫理的」という意味で、自分のことだけではなく、「環境にいいものやサービス」、「適正な価格のものやサービス」を選択するなどの、人・社会・地域・環境に配慮した消費行動のことを「エシカル(倫理的)消費」と言います。

 エシカル消費は「社会が豊かなときに、お金に余裕がある人が実践するもの」ではありません。

 一人一人が、思いやりを持った消費行動を心掛けて、商品が届くまでの背景や廃棄された後の影響を考え、そこにある課題を知り、その解決につながるようなモノやサービスを利用することが、次の世代へバトンをつないでいく私たちの役割です。

 消費と社会のつながりを「自分ごと」として捉え、世界の未来を変えるために、今から行動しましょう!

みんなの未来にエシカル消費 パンフレット

今からできる「エシカル消費」

 自分自身の生活の中で、人・社会・地域・環境に配慮した消費行動とは、具体的にどんなものが考えられるでしょうか。

1 人・社会への配慮

 原材料の多くを生産する発展途上国には、安い賃金で働いており十分に生活することができず、貧困に苦しむ人たちがいます。

 また、障がい者が働く施設では、日用品などが製作されていますが、障がい者の多くが、安い工賃で働いているという実態があります。

 人・社会に配慮された商品を見つけて、選んで購入することで、より多くの人が持続可能な生活を送れるようになります。

 フェアトレード(注意)商品を選ぶ

 発展途上国の原料や製品を適正な価格で継続的に取引された商品を選ぶことで、発展途上国で働く人たちの生活の改善や自立につながります。認証マークなどを目印に、コーヒーやチョコレートなど、いろんなフェアトレード製品を探してみましょう。

  (注意)フェアトレード・・・環境に優しく、生産者の暮らしの改善や自立を実現するために、生産者と購入者の間で商品が適正な価格で売買されること。

 障がい者支援につながる商品を選ぶ

 障がいのある人たちが、自立した生活を営めるよう、障がい者支援施設等で、雑貨や、パン、お菓子などを作り販売しています。このような製品を購入することで、障がいのある人たちの支援と自立につながります。

 寄付付き商品を選ぶ

 売り上げの一部が発展途上国や障がい者支援、環境保全など様々な取組や、ボランティア等に寄付をされる商品を選ぶことで、社会貢献につながります。

 

2 地域への配慮

 遠方で生産・製造された食材や商品がインターネットを通じて、いつでもどこでも好きなだけ購入できるネットワークが私たちの生活の中に浸透しています。

 一方、私たちの住む日本は、全国各地でその土地特有の産物が作られたり、様々な地域社会が育まれたりしてきました。「簡単」、「便利」に購入できることは魅力的ですが、「地域の振興」もお買物では大事な視点の一つです。

 地元の食材を「選ぶ」ことや地元のお店で商品を「買う」ことは、地元を「応援する」ことにつながります。

 地元の農産物を購入する(地産地消)

 地元で生産された農作物を地元で消費する「地産地消」。「地産地消」によって、地域の活性化や輸送エネルギーの削減にもつながります。

 被災地などの商品を購入する

 自然災害にあった地域などで作られた商品を購入することで、その地域を応援することにつながります。

 伝統工芸品を購入する

 伝統工芸品を購入することで、職人や、地域の伝統的な技術を守り、助けることにつながります。

 

3 環境への配慮

 大量生産・大量消費・大量廃棄の暮らしによって、地球温暖化や海洋汚染などが発生し、生態系が破壊され、エネルギー資源が減少し、異常気象による農作物への被害などが深刻化しています。

 環境に配慮した商品を選ぶことで、このような地球環境問題の解決につながります。

 リサイクル素材を使ったものや省エネ製品など、エコな商品を選ぶ

 リサイクル素材を使ったものや、資源保護等に関する認証がある製品を選ぶことで、環境への負荷を少なくすることができます。マイボトルやマイバッグを利用することも環境に配慮した消費行動です。

 必要なものを必要なときに必要な量だけ買う

 ごみをたくさん出さないよう、資源を無駄にしないよう、買いすぎないことが大切です。「買わない」という選択もエシカル消費です。

SDGsの達成にもつながります

 「持続可能な開発目標(SDGs)」の17の目標のうち、目標12「つくる責任 つかう責任」に「持続可能な生産・消費形態の確保」が掲げられており、エシカル消費はこの目標に関連する取組です。

エシカル消費につながる「もったいない運動」

 宇都宮市では、地球上の全てのものに尊敬と感謝の気持ちを持ち、ひと、もの、まちを大切にする「もったいない運動」に取り組んでいます。

「一人ひとりができることは小さなことでも みんなでやれば大きな力に まず、できっとこから始めっぺ」

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このページに関するお問い合わせ

宇都宮市消費生活センター
電話番号:028-616-1546 ファクス:028-616-1548
住所:〒320-0026 宇都宮市馬場通り4丁目1-1 うつのみや表参道スクエア5階
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。