第1回 石井地区まちづくり懇談会 開催結果

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ページID1009752  更新日 令和6年3月8日

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開催日時 平成20年7月18日(金曜日)午後6時30分から午後8時
開催場所 石井地域コミュニティセンター
参加人数 45人
開催内容

  • 地域代表あいさつ
  • 市長あいさつ
  • 地域代表者意見 
    1.災害時要援護者の対策について
    2.交通安全対策について
  • ・自由討議
    1.下水道工事跡の補修について
    2.マイバックの利用促進について
    3.産業廃棄物処理施設の建設について
    4.固定資産税について
    5.石井小学校体育館の建て替えについて
    6.救急医療体制について
    7.自治会活動について
    8.地域コミュニティセンター事務職員の増員について
    9.多目的広場の整備について
  • 市長謝辞

(注意)内容は要約して掲載しています。

地域代表者意見

1 災害時要援護者の対策について

(意見)
 近年、集中豪雨による自然災害が多発しており、最近では、6月14日の岩手・宮城内陸地震、引き続いて7月5日の茨城沖地震など相次いで発生している。そして、これらの地震や集中豪雨などの自然災害により、一人暮らしの高齢者など、災害弱者の被災が相次いで発生している。
 市においては、災害時に備え、支援希望者に対する支援体制を整備しているようであり、石井地区でも2月現在、高齢者156名、障がい者38名が支援を希望している。    
 しかし、個人情報保護の関係で、市に登録している支援希望者の情報が、私たちには具体的に伝わってこないので、ある程度の情報を開示していただきたい。
 石井地区でも今年度1年間をかけて、この事業に対して自治会や班単位で支援ができるように、地域の皆さんの協力を得ながら進めていきたいので、行政各課で連携を図り、具体的な取り組みや効果的な支援体制について、的確なアドバイスをお願いしたい。

回答:市長
 災害時に自力で移動できない、または迅速に移動できない方々を目の当たりにすると、行政も一緒になって、地域で支援体制をつくることが最も大切であると考えている。
 しかし、個人情報保護の関係で、支援を必要としている方の把握が困難な場合や、中には支援をお断りされるケースもあるので、市としてまずは、支援希望者を至急、把握したいと考えている。その後、地域と個人情報の関係で協定を結び、支援希望者の情報を地域に提供していきたい。
 そして、地域に対する説明会や研修会を開催するなど、地域の取組みを積極的に支援し、確固たる支援体制をつくっていきたいので、石井地区の皆様にもご協力をお願いしたい。

2 交通安全対策について

(意見)
 石井小学校東側の道路を通学路として利用しているが、歩道として利用している部分の幅が120センチで、縁石がなく、車と歩行者との接触事故が心配される。特に、朝の通勤と通学時間帯が重なり、車の交通量もかなり多くなっているので、非常に危険な状態である。
 地区の交通安全推進協議会においても、ストップマークを路面に表示していきたいと考えているが、児童が安全に通学できるように、国道123号から石井小学校東入口信号機の間に、縁石のある歩道を早急につくっていただきたい。

回答:市長
 道路拡幅等に関する要望については、優先順位を設けて予算の中で対応しているが、今回の要望箇所は、道路全体の幅員が狭く、現状では新たに歩道を設置することは難しい状況である。
 また、歩道を設置するためには、道路の拡幅が前提となるが、地元の皆様のご理解・ご協力が必要となり、相当の期間を要することになる。
 そこで、当面の対応として、路面に注意を促す表示をすることや、路肩部分のカラー舗装等を実施することは可能であるので、早速、現地を確認したい。
 ストップマークについても、道路維持課で対応していきたい。

回答:道路維持課長
 
カラー舗装については、既に市内の数箇所で実施しており、歩車道が明確に区別されるため、ドライバーにとっては進入しづらく、自転車の方にとっては安心感があるようで、非常に好評である。

後日回答
 カラー舗装の実施時期については、早くとも10月下旬ごろになる予定である。
 ストップマークの設置については、18か所に設置することが決定し、8月2日に実施した。

自由討議

1 下水道工事跡の補修について

(意見)
 地域集会所を建設した際、下水道工事を実施するため舗装部分の一部を剥がしたが、自治会としても予算的に余裕がなかったので、工事後は舗装せず、砂利を敷いた状態にした。
 しかし、この場所は、子どもたちが自転車などに乗って遊んでいて危険なので、砂利の飛散を防ぐような処置をお願いしたい。

回答:市長
 後日、現場を確認したい。

後日回答
 公民館の用地ではあるが、地域住民が利用する道路に接続していることから、安全確保のため、7月31日に舗装を実施した。

2 マイバックの利用促進について

(意見)
 買い物の際、マイバックを持参してもレジ袋を使用しても値段が変わらない。価格を1円でも2円でも安くし、さらに、レジの近くに募金箱を設置して募金してもらうことで、募金を何らかに役立ててはどうか。

回答:市長
 環境だけではなく、すべてのことに「もったいない」の精神を生かしていくことが、現在の市の考え方である。レジ袋については、石油製品で、環境に大きな影響を与えるものであり、先日開催された「第2回もったいない全国大会」においてもレジ袋削減の話があった。
 現在、マイバックの利用を推進しているが、スーパーマーケット等の事業者の協力が必要となるため、協力を呼びかけていきたい。また、マイバックを利用した方にはポイントをつけて、商品券等と交換できるようなシステムの導入を試みている事業者もあるので、これらが成功すれば、他の事業者にも広まると思う。今回の提案については、各事業者に伝えていきたい。

3 産業廃棄物処理施設の建設について

(意見)
 平出工業団地に産業廃棄物処理施設の建設が予定されているが、住宅地に近いということもあって、市に反対署名が提出されていると思う。
 この件について、現在の進捗状況と市長の考えを聞きたい。

回答:市長
 現在のところ、産業廃棄物処理施設設置許可申請書は提出されておらず、事業者の考えを聞いている段階である。
 この申請書が提出されれば、有識者等の意見を聞くことになるが、すべて法律に従って進めていく。

4 固定資産税について

(意見)
 市の財政は健全であるということだが、全ての土地とは言わないまでも、固定資産税が高いと思っている市民もいると思う。
回答:市長
 平成20年度当初予算における市税の総額は約978億円であり、その内、固定資産税は約370億円、都市計画税は約54億円である。バブル期と比較すると、市街地では家賃収入等が減少するなど、大きく経済の影響を受けていると思う。
 これから人口が減少すると、需要と供給の関係から、資産価値が下がることも考えられるので、人口が減少しないよう努力するとともに、皆さんからいただいた税金は有効に活用していきたい。
 市の財政については、余裕はないが黒字は保っており、将来に負の遺産を残さないように努力しているので、これからも皆さんに負担がかからないまちづくりを行っていきたい。

5 石井小学校体育館の建て替えについて

(意見)
 石井小学校は、災害時の避難場所としての役割があるが、世帯数が多い地区であるので、体育館が避難場所となった場合、手狭になると思う。予算の関係等もあるかと思うが、早急に建て替えをお願いしたい。
 また、体育館が低い位置にあるため、水害時には避難場所として使えないと思うので、建て替えの際には、この点も考慮していただきたい。
回答:市長
 小中学校の体育館の建て替えについては、市の財政的な問題のほか、国からの補助金の関係もあるので、優先順位を決めて取り組んでいるところであり、石井小学校の体育館の改築は、平成25年度前後になるかと思う。 
 また、現在大きな課題となっている耐震補強工事については、耐震診断(一次)はすべて終了し、平成27年度までにすべての工事を完了する予定であるが、耐震指標であるIS値が0.3未満の建物については、平成22年度までに工事を完了させる予定である。
 建て替え等の際には、地域の方の意見を聴く機会を設けると思うので、その際にはぜひ、意見をいただいて、地域の方の意見が反映された建物にしていきたい。

6 救急医療体制について

(意見)
 最近、近所で起きたことであるが、救急車が到着してから1件は30分、もう1件は45分ほど出発できないことがあった。
 早急な解決は難しいと思うが、市民が安心して暮らせるように、市としてもこのような問題解決に向けて努力していただきたい。

回答:市長
 救急医療体制については、搬送体制も含め、関係機関が参加して救急医療対策連絡協議会を間もなく立ち上げ、検討を始める。
 救急車で搬送される二次救急医療については、国立病院機構栃木病院、済生会宇都宮病院、宇都宮社会保険病院が対応しているが、内科については、国立病院機構栃木病院では当番日を縮小している状況である。
 市における救急車の出動回数については、一昨年は出動回数が前年比で減少したが、昨年度は増加した。安易にタクシー代わりに呼んでいる方もいるそうなので、モラルを向上させる必要がある。
 必要としている方にしっかりと対応できる二次救急、三次救急の医療体制を確保するためにも、行政として責任を持って体制づくりをしていきたい。

回答:総合政策部長
 市の救急医療体制については、一次救急は夜間休日救急診療所、二次救急は前述の3病院、三次救急は栃木県救命救急センター(済生会宇都宮病院内)という体制をとっている。
 救急車で搬送される場合は二次救急以上であるが、二次救急の輪番制病院は3病院しかない。その他に救急告示医療機関があるが、外科中心となっており、現在、前述の3病院以外には11病院・3診療所しかない。
 このような状況から、安易に救急車を呼ばないことが前提であるが、症状によってどの救急レベルの病院に行くべきかを皆さんに理解してもらうため、昨年度からこれらの普及啓発に取り組んでいる。今後も広めていきたいので、皆さんのご理解、ご協力をお願いしたい。

7 自治会活動について

(意見)
 私は自治会役員を務めて11年目になるが、先日、テレビで自治会長は終身刑であると言われていたように、余りにも仕事量が多過ぎる。例えば、自治会の回覧物については、昨年度は135件もあった。
 自治会長は高齢者が多いので、あまり雑用に使わないでほしい。また、仕事については、まとめて依頼してほしい。

回答:みんなでまちづくり課長
 自治会の回覧物が多いという意見は、ほかの自治会長からもあるので、市の広報紙に掲載したものは回覧しないことや、年度当初に宇都宮自治会連合会の承認を得たものしか回覧しないなどの対応をとっているが、回覧数が増えている面もある。
 昨年度から、同じ時期に回覧するものについては、ひとつにまとめて各自治会に依頼するなどの対応をしており、今後もできるだけお手数をかけないようにしていきたいので、よろしくお願いしたい。

8 地域コミュニティセンター事務職員の増員について(参考)

(意見)
 地域コミュニティセンターについては、市から管理運営を委託されているが、事務職員が1人であるため、市や各種団体からの仕事を非常に忙しくこなしている。できれば、毎日でなくても構わないので、事務職員をもう一人、配属していただきたい。

9 多目的広場の整備について(参考)

(意見)
 石井地区は非常にスポーツが盛んな地域である。特にペタンク競技は盛んで、現在、補修事務所を利用させてもらっているが、大会開催時には手狭なため、石井小学校を借りている。
 できれば、地区内の休耕田のようなところを活用して、スポーツやキャンプなどに使える多目的広場を整備していただきたい。

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