平成26年度 視察概要

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ページID1029867  更新日 令和6年3月8日

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平成26年度 視察概要

視察の様子(厚生)
視察の様子(豊橋市)

1 視察日  平成26年7月23日、24日、25日
2 視察先  静岡県富士宮市 地域包括ケア推進事業への取り組みについて
        愛知県豊橋市  こども未来館について
        東京都港区   芝の地域力再発見事業について
3 参加者  保坂寿、木村由美子、斉藤さちこ、真壁英敏、南木清一、
        渡辺道仁、荒川恒男、鎌倉三郎

厚生常任委員会委員長 保坂 寿

 本委員会においては、「地域包括ケア推進事業への取り組み」「こども未来館」「芝の地域力再発見事業」について、先進的な所見を得ることを目的とし、行政視察を行ったところである。

1 地域包括ケア推進事業への取り組みについて(静岡県富士宮市)
 富士宮市では、生活圏域ごとに地域型支援センターが10箇所配置され、それを統括する形で市直営による地域包括支援センター1箇所が設置されている。また、おおむね中学校区ごとに12の支部が配置されており業務分担が明確になっている。
支援を必要とする人は、ワンストップで相談できる体制が整っており、地域包括支援センターにおいて複合的な支援が可能になっている。ワンストップによる相談体制は、相談者の負担軽減につながることから、参考になった。
また、認知症サポーター養成にも力を入れており、地域住民のほか、学校や民間企業に対し積極的に認知症サポーター講座への受講を働きかけており、市全体で障がい者や高齢者を支える体制が整っている点は参考になった。

2 こども未来館について(愛知県豊橋市)
 豊橋市の「こども未来館」は、平成20年度、市民病院跡地に整備され開館した。当施設のコンセプトは「まちなかで子どもを中心にあらゆる市民が出会い、交流し、活動する新たな多世代交流施設」であり、乳幼児とその保護者が安心して遊んだり、相談や情報提供する子育てプラザ、幼児、小学生対象に職業体験や大型遊具のある体験・発見プラザ、子どもから大人まで交流したり、イベント開催できる集いプラザから構成されている。
幼児が遊んでいるすぐ近くで小学生や中学生が勉強している。また、デイサービスセンターから高齢者が訪問するなど、同じ空間で多世代が交流する環境作りは参考になった。
また、豊橋駅に近く、近隣商店街とタイアップしてイベントを開催していることは大いに参考になった。

3 芝の地域力再発見事業について(東京都港区)
 港区「芝の家」は、子どもから高齢者まで安心して暮らすことができる地域づくりをめざし、昭和30年代にあったような、あたたかい人と人とのつながり・支えあいを再生することを目的に港区芝地区総合支所と慶應義塾大学が平成20年度から協働で運営している。
施設は、民間から借りたものを、昔ながらの家のつくりに改装しており、高齢者には懐かしい感覚で、利用できると感じられる。
当施設で開催される各種イベントは、型にはまった内容ではなく、児童も高齢者も気軽に参加できるように考えられており、活動を通して自然に世代間交流ができる環境づくりをされていることは参考になった。
また、運営者側からの「子どもにも高齢者にも一人一人と信頼関係を築くことから始めている。信頼されれば、ここに安心して来られる」という話は印象的であった。

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