定例記者会見令和6年3月

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ページID1035681  更新日 令和6年4月2日

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(注意)このページは、定例記者会見のもようを広報広聴課がまとめたものです。

日時・会場

令和6年3月28日(木曜日)午後1時30分から
宇都宮市役所・3階特別会議室

発表事項

庁議等案件

 それでは、本日開催いたしました庁議の結果について、発表いたします。

 まず、「第10次高齢者保健福祉計画・第9期介護保険事業計画」についてでありますが、本計画は、高齢者が住み慣れた地域で、安心して自立した生活を送ることができる、笑顔あふれる長寿社会の実現に向け、策定するものであり、特徴といたしましては、高齢者を取り巻く問題の 複雑化・複合化など、社会環境の変化に適切に対応しながら、高齢者の居住支援などの生活基盤の強化や、地域包括支援センターを中核とする地域支え合い体制、相談支援体制の更なる充実などに取り組んでまいります。
 次に、「感染症予防計画」についてでありますが、本計画は、市民の生命と健康に重大な影響を与える恐れがある感染症の発生・まん延を防ぐ施策を積極的に推進するため、策定するものであり、特徴といたしましては、新型コロナウイルス感染症への対応を踏まえた正しい知識や情報の 積極的な周知啓発や、感染症の特性や感染状況などに柔軟かつ機動的に対応できる体制の構築に取り組んでまいります。
 次に、「一般廃棄物処理施設整備基本構想」についてでありますが、本構想は、本市のごみ焼却施設「クリーンパーク茂原」が、供用開始から23年が経過し、安定的なごみ処理や、カーボンニュートラルの推進に資する次期ごみ焼却施設の整備に向けて、新施設に求める性能や規模などを示すため、策定するものであり、今後は、この基本構想を踏まえ、具体的な建設候補地や 事業手法などを定める「施設整備基本計画」の策定を進めてまいります。
 次に、「中央卸売市場賑わいエリア整備事業優先交渉権者の決定について」でありますが、中央卸売市場の活性化に向け、人と食が集う賑わい交流拠点となる「賑わいエリア」について、この度、整備・運営を担う優先交渉権者を「大和リース株式会社」に決定いたしました。提案概要につきましては、お手元の資料をご覧ください。「Reborn the Market 歴史と未来、市場と街の結節点」というコンセプトのもと、市場の新鮮な食材などを気軽に購入・飲食できる「食の専門店ゾーン」、本市の食の魅力を発信する「イベントゾーン」、市場利用者のニーズに対応する「生活利便ゾーン」の3つのゾーンを活用した賑わいの創出につながる取組が提案されております。今後は、令和8年3月のオープンに向け、「大和リース株式会社」とともに着実に事業を進めてまいります。
 次に、DX実現に向けた取組についてでありますが、「庁内DX人材の育成・確保」に係る取組を具体化するため、この度、高度なスキルを有し、自発的にDXを推進する意欲のある職員を育成するロードマップを明確化した「DX人材育成プラン」を策定するとともに、本市における先駆的な取組をピックアップした「事例集」をとりまとめました。今後とも、市民の誰もがデジタルの恩恵を享受できる環境を構築していくため、全庁を挙げてDXの推進に取り組んでまいります。
 次に、令和6年度における脱炭素化の取組方針等についてでありますが、「地球温暖化対策 実行計画」に基づき、令和6年度は、「カーボンニュートラルの実現に向けたギアチェンジ」と題し、脱炭素化の取組を加速してまいります。具体的には、各家庭や、脱炭素先行地域内の市有施設・民間施設への太陽光発電設備などの導入を 推進するとともに、新たに、事業者を対象とした電気自動車の 導入費用の助成に取り組む予定であり、今後、市民・事業者の皆様に丁寧に周知を図りながら、脱炭素型ライフスタイルへの転換や、再生可能エネルギーの最大限導入などに積極的に取り組んでまいります。
 次に、都心部等における景観事前協議制度の創設についてでありますが、本制度は、 質の高い都市景観の創出に向け、特に良好な景観形成が必要な地区や都市拠点の核となる地区におきまして、一定の規模を超える建築物などを建設する場合、工事の着手前に、有識者からの意見聴取や市と事業者による事前協議を新たに実施するものであります。今後につきましては、本年7月からの運用開始に向け、事業者や関係団体に対し、制度の説明や幅広い周知を行うとともに、本制度の運用により、より良好な景観形成に取り組んでまいります。
 次に、市税等のWeb口座振替申込の開始についてでありますが、この取組は、 市税等の支払いの利便性向上と公金収納のデジタル化を図るため、口座振替の申し込みをパソコン・スマートフォンから「いつでも・どこでも・かんたん」に行えるサービスを提供するものであります。4月1日から申し込みを開始いたしますので、この機会に是非、便利な口座振替をご利用ください。
 次に、市公式ホームページとLINEのリニューアルについてでありますが、市民をはじめとする皆様に対し、効果的に情報を発信するとともに、利便性の一層の向上を図るため、この度、本市公式ホームページと公式LINE「教えてミヤリー」をリニューアルいたしました。リニューアルに当たりましては、「全ての人が使いやすい」、「災害や緊急時の対応に強い」、「市の魅力や特色がよく伝わる」の3つの視点で、機能の追加やレイアウトの最適化に取り組み、誰でも、簡単に、新しい情報や欲しい情報にアクセスできるようになりました。また、ホームページには、この度、新たに「miyaユースポスト」として若者からの意見専用の入口を設置いたしました。是非、積極的にご利用いただくとともに、LINEの友だち登録につきましてもよろしくお願いいたします。
 次に、「宇都宮ブランドアンバサダー」制度の創設と委嘱についてでありますが、本市の魅力をより戦略的・効果的に発信するため、この度、ブランド戦略に対するアドバイスや活動を通じたプロモーションなどを実施していただく「宇都宮ブランドアンバサダー」制度を創設いたしました。また、その第一号として、本市のご出身であり、雑誌「dancyu」編集部長の 植野広生さんにご就任いただきました。魅力発信の取組といたしまして、BSフジの人気番組「日本一ふつうで美味しい植野食堂 by dancyu」で、植野さんの食のルーツを辿る宇都宮特集が、本日放送されます。番組配信サービスでも視聴できますので、是非、ご覧ください。
 次に、「男女共同参画推進リーダー」の設置についてでありますが、この取組は、性別に関わらず、個性と能力を発揮し、活躍できる社会づくりに向けて、様々な分野における男女共同参画を一層推進するため、部局内の施策・事業の把握や 全体調整を行う次長級職員を、「男女共同参画推進リーダー」として設置するものであります。今後につきましては、市職員の意識醸成や女性活躍、男女共同参画の視点を取り入れた事業の転換・拡充に取り組んでまいりますので、企業や団体の皆様におかれましても、誰もが活躍しやすい環境づくりに積極的に取り組んでいただきますようご協力をお願いいたします。
 次に、新たな「宮の泉」の増設についてでありますが、本市では、「水道水のおいしいまち宇都宮」をPRするため、この度、マイボトルへの給水が可能な「宮の泉」を、新たにオリオンスクエアに設置するとともに、子どもたちに、本市のおいしい水道水に愛着を持ってもらえるよう、小学校3校において、学校版「宮の泉」の取組を試行的に実施いたします。学校版「宮の泉」は、気温によらず、いつでも冷たくておいしい水を飲める「直結給水方式」を導入するとともに、子どもたちが使いたくなるデザインを取り入れます。是非、「宮の泉」で本市のおいしい水道水を味わってください。
 次に、「FIBA 3x3 ワールドツアー宇都宮オープナー」及び「パリオリンピック予選大会」の開催についてでありますが、昨シーズンに続き、「3x3ワールドツアー」の開幕戦である「宇都宮オープナー」を、二荒山神社参道とバンバ市民広場をメイン会場に、4月26日から28日に開催いたします。さらに、今年は、オープナー開催直後の5月3日から5日に、「パリ2024オリンピック」3x3競技の出場国を決める予選大会をライトキューブ宇都宮大ホールで開催いたします。日本初開催となる本大会には、日本代表を含む男女各8か国が集結し、オリンピック出場を懸けた熾烈な戦いが繰り広げられます。これらの2つの国際大会を開催する期間は「3x3ウィーク」として、市民をはじめ多くの方々に世界トップレベルのプレーを体感いただくとともに、出場選手と触れ合える多彩なイベントを展開することで、3x3史上最大の盛り上がりを創出してまいりますので、是非、両大会に足を運んでいただき、ご家族やご友人と一緒に楽しんでください。

 これをもちまして、本日の発表を終了いたします。

資料

質疑事項

庁議案件

「宇都宮市一般廃棄物処理施設(ごみ焼却施設)整備基本構想」について

記者 整備構想について、クリーンパーク茂原が火災により停止した経緯があるが、今回の整備構想に対策などが組み込まれているのか、資料に処理能力330から370t/日に設定するとあるが現在の能力と差があるのか伺う。「ストーカ式焼却炉+灰溶融」を説明してほしい。また、場所について、現在どのように検討しているのか伺う。
市長 今まで市が経験してきたこと、特に安全・安心面では、計画に落とし込んで対応してまいります。そして、より精度の良い、安全・安心で効率の良いものを整備していきたいと考えています。
廃棄物施設課長 能力ですが、現行の茂原は1日390t処理することが可能であり、若干処理量は下がるが、現行に近いものを備えていこうと考えています。
また方式ですが、現行の茂原に関しては、「ストーカ式焼却炉+灰溶融」を採用しています。焼却炉に溶融スラグを作るための設備をつけております。比較する方式につきましてはその溶融の装置をつけてない純粋なストーカだけのもの、それから現行の茂原で採用している「ストーカ式焼却炉+灰溶融」、あとは、流動床式という、炉の中で砂を熱して処理する方式の中で、焼却炉で燃やすタイプとガス化して処理するもの、さらにはシャフト式ということで、いわゆる鉄鋼の精錬技術を応用した、より高温で燃焼するものです。最後は、最近採用されてきたメタンコンバインド方式で、焼却とは別に、ごみの中の有機物を発酵させて、メタンガス化してエネルギー回収などをやりながら処理していくもので、国内での建設実績があるものから絞り込みを行ったこの6方式をさらに比較検討していくということで考えています。場所に関しては、まだ確定はしてませんが、現在のクリーンパーク茂原が市の南部をカバーすることを考えると、市の南部から絞っていくことになると思います。
記者 現在の場所を壊して建てるということがありえるか伺う。
廃棄物施設課長 現地改築も含めて検討をしていくことになると思います。

中央卸売市場賑わいエリア整備事業優先交渉権者の決定について

記者 市場は特別感のある場所であり、市民だけでなく、観光ニーズも高い要素があると思うが、市場のどんなところに期待しているか伺う。
市長 一般の市民の方々、業者の方々に市場の存在をより知っていただく必要があると考えております。市民の皆さんに安全で安心な食物を供給できるようにするためには、市場の存在は大変重要な意味を持っています。市場の取扱量が減ってきているため、取扱量を増やして活性化し、これからも持続して安定供給ができる市場を作っていくために、賑わいをさらに高めて、親しみのある施設となり、経済の循環を起こす拠点の一つになってほしいと思っています。
記者 市内のほか、市外・県外からも呼び込むような施設になるのか伺う。
市長 市外からも訪れていただけるようPRしていきたいと思いますし、市民の皆さん方にも気軽に来ていただき、安全で新鮮な生鮮食品を食べていただくことで、市場の重要性を知ってもらえたらいいなと思います。

「FIBA3x3ワールドツアー宇都宮オープナー」及び「パリオリンピック予選大会」の開催について

記者 史上最大の盛り上がりを創出とあったが、改めて市長のこの大会、この期間に関しての意気込みや期待感について伺う。
市長 FIBA3x3ワールドツアー宇都宮オープナーについて、FIBAから信頼され、この大会を毎年設営運営してきました。東京オリンピックでは、宇都宮方式として運営方式が採用され、FIBAが積極的に各開催国に宇都宮を見習って大会運営するべきだと言っていただきました。また、開幕となるオープナーをしっかり全世界に発信することがファイナルと同等、あるいはそれ以上に重要というFIBAの考えのもと、宇都宮にオープナーを依頼されてきました。こうしたFIBAの期待に応えるためにもしっかりと成功させなくてはなりませんし、1人1スポーツを推進する宇都宮として、経済的に大きな波及効果を生み出すこの世界的なイベントを成功させていきたいと考えています。またパリオリンピック予選大会について、日本で初めての開催を宇都宮でさせていただけることになりました。全世界が注目しており、出場国が決まった瞬間をしっかりと発信できるよう、手違いのないよう気を引き締め、期待を裏切らないように大会運営をしてまいります。
記者 具体的に来場者や経済効果といった具体的な期待値について伺う。
市長 具体的な数値を示すのは難しいが、今回は前回よりも来場者を増やし、経済効果を高めていきたいと思っています。また、パリオリンピック予選大会には経験したことがない規模のイベントであり、大きなPR材料として発信をして、より多くの方に来ていただくことで、3X3ウィーク全体で来場者や経済効果が大きくなって史上最大の盛り上がりが叶えられるような大会になってほしいと思います。
 

 

庁議案件以外

市長の進退について

記者 次期市長選について、市長はこれまで予算に傾注するとの考えを示してきた。2024年度当初予算案は先日の議会で可決された。改めて今後の進退について伺う。
市長 まずは予算を作り、ご承認いただき新年度の予算としてスタートできますが、まだまだ気が抜けない事業が目白押しです。この市政は長く絶えなく続いているわけでありますので、市政や周りの方々に迷惑がかからないようにしっかりと明言するべきときを見極めて、公表してまいります。
記者 時期というのはいつぐらいまでのことをイメージすればよいか伺う。
市長 皆さんに迷惑がかからないようにしたいと考えています。

女性管理職について

記者 新年度の管理職に占める女性の割合について、前年よりも上昇している一方、市では令和2年度までの女性活躍推進法に基づく行動計画で、女性管理職の登用について数値目標を設定しているが、現状に対する評価と今後についての考えを伺う。
市長 今回の人事異動で女性の部長は誕生しませんでしたが、管理職全体では、過去最高となる15.4%となりました。女性を大抜擢していく方法もありますが、宇都宮市はそれぞれが積み重ねてきた仕事、歴史を築きながら、人事を進めて参りました。これから部長級の方々が増えていく過渡期になってくるのではないかと思います。また、将来の管理職候補となる監督職が、過去最高の22.8%となり、今申し上げたような環境ができています。これからも職員それぞれの適材適所、そして能力に合って、その能力を最大に生かしていけるような人事の配置と研修を不断なく進めてまいりたいと思います。
 

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