定例記者会見令和6年4月

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ページID1035867  更新日 令和6年4月30日

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(注意)このページは、定例記者会見のもようを広報広聴課がまとめたものです。

日時・会場

令和6年4月24日(水曜日)午後1時30分から
宇都宮市役所・3階特別会議室

発表事項

庁議等案件

 それでは、本日開催いたしました庁議の結果について、発表いたします。

 まず、「沖縄県うるま市との友好都市の提携について」でありますが、国内都市との連携の推進による「共創のまちづくり」の充実・強化に向けて、これまで経済部門を中心とした連携・交流の実績があり、近年、市民同士の交流も活発化している沖縄県うるま市と友好都市の提携(ていけい)を結びます。また、本市とうるま市の双方が資源や強みを提供し合い、産業・観光をはじめ、子どもなどの市民同士の交流や、スポーツ、文化など、様々な分野で官民が一体となって連携・交流を強化するため、令和6年5月を目途(もくと)に宇都宮市・うるま市 連携交流 推進委員会を設立してまいります。友好都市の締結にあたりましては、8月3日のふるさと宮まつりの初日に調印式を行い、宮まつりにおいて友好都市の提携(ていけい)を市民の皆様に、また、9月1日のうるま市エイサーまつりにおいて、うるま市の皆様に友好都市の提携(ていけい)をお披露目してまいります。本市にとって国内都市では初となる友好都市の締結(ていけつ)を契機とし、「人づくり」の機会の創出や地域経済の活性化などの相乗効果を生み出していけるよう、官民が連携しながら、幅広い分野で連携・交流事業を実施し、本市の地域力の向上につなげてまいります。
 次に、「各分野における 基本計画等(とう)の策定について」でありますが、本年度は、「NCC」や、「地域共生社会」の創出などに取り組むため、「宇都宮市都市計画マスタープラン」や、「(仮称)第3次健康うつのみや21計画」など、9件の計画を策定します。実効性の高い施策・事業を計画としてとりまとめ、着実に推進していくことにより、子どもから高齢者まで、誰もが豊かで便利に安心して暮らすことができ、夢や希望がかなうまち「スーパースマートシティ」を実現してまいります。
 次に、「CDXO補佐官・DX専門官の継続任用について」でありますが、令和5年度におきまして本市のDX実現に向けた取組を牽引した、高度デジタル人材であるCDXO補佐官・DX専門官を継続して任用いたしました。令和6年度におきましても、専門家と職員がともに汗をかき、市民の誰もがデジタルの恩恵を受けられる環境を構築していけるよう、全市を挙げてDXに取り組んでまいります。
 次に、「第87回 全国都市問題会議について」でありますが、全国の市長、議員等(とう)約2、000人が一堂に会し、都市問題や地方自治について討議する「全国都市問題会議」が、栃木県内で初めて、令和7年10月に開催されることが、決定いたしました。本会議を通して、「スーパースマートシティ」の実現を目指す本市の特色あるまちづくりを、来訪される全国自治体関係者に知っていただく機会となるよう、今後、全国市長会をはじめとした関係団体とともに、開催に向けた準備を進めてまいります。
 次に、「飛山城史跡(しせき)公園のアクセス向上に向けた実証実験の開始について」 でありますが、この取組は、飛山城史跡公園へのアクセス向上に向け、多くの来訪者が見込まれるゴールデンウィーク期間中に、ライトライン「飛山城跡(あと)停留場」から「飛山城史跡(しせき)公園」を結ぶ無料送迎サービスを試験的に開始するものであります。今後も多くの来訪者が予想される期間中に実証実験を行い、利用ニーズを把握しながら、飛山城史跡(しせき)公園へのアクセス方法について検討を進め、誰もが来園しやすい環境の構築に取り組んでまいります。無料送迎サービスは、5月2日から6日まで
実施いたしますので、是非、ご利用の上、「飛山城史跡(しせき)公園」にお出かけください。
 次に、「国際交通安全学会賞の受賞について」でありますが、この度、 ライトラインが、「公益財団法人 国際交通安全学会」が主催し、交通とその安全に関して成果が顕著となった業績を評価する「第45回 国際交通安全学会賞」を受賞いたしました。2023年度は、業績部門17件の候補があったところであり、その中で、宇都宮市、芳賀町、宇都宮ライトレール株式会社の「住民との対話がはぐくむ新たな公共交通のかたち~芳賀・宇都宮LRTがもたらす人とまちの未来図~」の取組が評価されたものであります。
 次に、「デジタル活用によるライトラインの施設管理の充実について」でありますが、ライトラインは開業以来、300万人を超える方々にご利用いただいており、停留場などの施設は、終日多くの利用者で賑わっている状況でありますことから、今後もより多くの方々が安全・安心にライトラインをご利用いただけるよう、市民サービスの向上に向けて、デジタル活用による施設管理を行います。今回の取組では、宇都宮駅東口停留場や清原地区市民センター前トランジットセンターにおいて、AIカメラや、ナンバー読取カメラを設置することにより停留場ホーム内の混雑分散や、駐車場の適正管理を行ってまいります。今後とも、安全・安心を第一に、多くの皆様が、より快適にご利用いただけるよう、利用環境の向上に取り組んでまいります。
 庁議案件の発表については以上となりますが、続きまして、「FIBA3x3ワールドツアー宇都宮オープナー」及び「パリ2024(にーぜろにーよん)オリンピック予選大会」を開催する「3x3ウィーク」について御報告いたします。まず、「ワールドツアー宇都宮オープナー」につきましては、4月26日から、宇都宮二荒山神社参道及びバンバ市民広場をメイン会場に幕を開け、翌27日に予選リーグ、28日には決勝トーナメントが行われ、「ワールドツアー」の開幕戦に相応しい、世界トップクラスの選手達による白熱した戦いが繰り広げられます。そして、5月3日から「パリ2024(にーぜろにーよん)オリンピック予選大会」がライトキューブ宇都宮を会場に開幕します。3日及び4日に予選リーグ、最終日の5日には決勝トーナメントが行われ、優勝国がオリンピック出場の切符を手にすることになります。本大会は、日本で初めての開催となり、日本代表を含む男女それぞれ8か国が集結し、国の名誉を懸けた熾烈な戦いが繰り広げられます。我らが日本代表は、5月3日、4日の夕方から夜に試合を行う予定ですので、是非、応援いたしましょう。また、両大会を含めた3x3ウィーク期間中は、出場選手と子どもたちとの交流イベントや、市内飲食店による大会オリジナルメニューの提供なども実施してまいります。世界のチーム・選手からは、宇都宮の大会運営やおもてなしなどが素晴らしいと非常に高い評価を頂いております。市民の皆様をはじめ多くの方々にお越しいただき、世界のトップ選手のプレーを体感いただきながら、「3x3のまち宇都宮」を存分に楽しんでいただきたいと思います。
 次に、「令和6年度 第1回 宇都宮市不当要求等防止対策委員会」を開催し、近年、増加している悪質クレームや不当要求などの迷惑行為、いわゆる「カスタマーハラスメントに対する取組」について決定したところであります。本市では、こうした迷惑行為から職員を守り、組織一丸となって対応するため、管理監督職を対象とした研修を強化したほか、来庁者や職員のプライバシーや個人情報保護などの観点から、庁舎内における無断撮影等を5月1日から原則 禁止行為とします。なお、この度の撮影行為等の禁止は、迷惑行為を防止することを目的としたものであり、報道機関が行うものや婚姻届を提出した際の記念撮影など、正当な撮影を禁止するものではありません。その他、録音機能付電話の導入や職員証のフルネーム表記の見直しなど、各種対策に取り組み、職員が安心して働ける職場環境づくりを進め、更なる市民サービスの向上につなげてまいります。

 これをもちまして、本日の発表を終了いたします。

資料

質疑事項

庁議案件

各分野における基本計画等の策定について


記者 宇都宮市都市計画マスタープラン、市街化調整区域の整備及び保全の方針の見直しの内容について伺う。
政策審議室長 約5年前に計画を作成し、以後まちづくりの進展がある状況を考慮し、より効果的に取組が進むよう、土地利用等の一部見直しを行います。

CDXO補佐官・DX専門官の継続任用について


記者 継続任用は、令和6年度末までの任用でよいか伺う。
市長 はい。

飛山城史跡公園のアクセス向上に向けた実証実験の開始について


記者 実証実験を行うこととなった背景について伺う。
市長 今まで飛山城史跡公園を知らなかった方もいらっしゃいましたが、ライトラインの開通によってその存在が大きく前面に出され、訪れる方が増えています。利用者の方々から、高齢者や障がい者にはライトラインの停留場から飛山城史跡公園まで距離があり、行くのが大変であるというご意見をいただきました。また、ルートがわかりづらいというご意見もいただきました。そこで、今回の実証実験としてタクシーの無料送迎を考えました。また、ルート上にはのぼり旗を付け、停留場から徒歩で訪れる方々にわかりやすいルート案内もあわせて今回行ってまいります。なお、無料送迎サービスは継続していきたいと考えており、ぜひ成功させたいです。

デジタル活用によるライトラインの施設管理の充実について


記者 AIカメラの設置は停留場1カ所、トランジットセンター1カ所だが、状況によって設置する停留場やトランジットセンターを増やす考えがあるか伺う。また、駐車場について、利用時間や登録地域の情報分析をすることで、今後どのようなメリットがあると考えているのか伺う。
市長 AIカメラを設置することで安全性が高まったり、利便性が向上できたりということであれば、適宜、設置してまいります。また、駐車場について、メリットは管理が人によらず行うことができることと、今後の適正な台数確保や管理のあり方が明確になってくると思いますので、ライトラインやバス、地域内交通といったトランジット化がこれからも飛躍的に伸びていき、利用される方にとっても利便性が向上するように、安全性も含めながらデジタルを役立てていきたいと考えています。

「3x3ウィーク」について


記者 初開催となるオリンピック予選の開催が迫っているが、市長の今の心境について伺う。
市長 3x3ウィークといたしまして2つの大会をFIBAから任されたわけでありますので、開催期間は本市の魅力をPRするほか、市民をはじめ国民の皆様に3x3の素晴らしさを知ってもらえるよう取り組んでいきたいと思います。そして、3x3の普及に向けて、本市のPRとともに、全世界に発信したいと考えています。4月のワールドツアー宇都宮オープナーの開催は昨年に引き続き担当させていただきますが、FIBAはワールドツアーの開幕戦「オープナー」に力を入れているなか、本市が指名されたので、責任・役割を担い、オープナーにふさわしい大会運営をしてまいります。オリンピック予選につきましては、日本で初めて担当させていただく大会であり、出場国が自国のプライドにかけて、オリンピック出場を狙う大会となりますので、選手の皆さんがベストコンディションで戦える環境づくりをしていかなければいけませんし、3x3の素晴らしさを発信し、オリンピック競技として定着する競技となるよう、大会を成功させたいと考えています。
 


 

庁議案件以外

新年度の抱負について


記者 5期目の最終年度に当たり、今後、子育て支援やLRTの西口延伸などに引き続き取り組まれると思うが、新年度の抱負について伺う。
市長 新年度でありますが、予算も議会でご承認をいただきました。市といたしましては、その予算をしっかりと効果あるものに繋げていく、実績がきちんと残していける、市民の幸せに直結できるといった効果を最大限生み出していきたいと考えています。今懸念される物価高騰、あるいは円安をこれからどう捉えていくのか、予算で十分対応できる予算・組織にしていますが、併せて平常時において、市として掲げたスーパースマートシティを実現させるために、NCCを基本として地域経済循環社会、地域共生社会、脱炭素社会を三つの柱として組み立てられる予算を計上いたしましたので、それらを実施するとともに、デジタルや人の力でさらに高めていきたいと思っています。そうすることで、スーパースマートシティという市の目標を達成することができると思います。これから50年100年先、宇都宮市が発展する、また市民の皆さんがこれからも夢を持って生活ができるというまちを作っていく令和6年になると思いますので、市職員一丸となって進めてまいりたいと思います。

知事の出馬要請を受けて


記者 福田知事は後援会総連合会が3月末に知事に対して6選出馬を要請しました。知事自身はまだ進退については明言していませんが、今後の6選出馬の動きに関して市長自身はどのように受け止めているか伺う。また、自身の選挙への進退の表明などについて伺う。
市長 知事の6選に対する後援会等の出馬要請は、知事の実績等の評価の表れだと思います。福田知事以外に知事として務められる方がいないということの表れではないかと思っています。私としては知事選とは別に、今後様々な方のご意見等もいただきながら決断をするべき時期にしてまいりたいと思います。
記者 後援会総連合会の会合でも、他の自治体の首長からも福田知事しかいないため出馬を要請するような発言もあったが、市長の考えを伺う。
市長 やりたい人ではなくて、やってもらいたい人ということだと思います。その点ではよろしいのではないかと思います。
記者 決断するべき時期にということだが、いつ頃を目途にどのような場で表明したいと考えているのか伺う。
市長 今回どういう手法で皆様に発表させていただくかはまだ決めていませんが、時期を見計らって皆様方にご説明させていただきたいと思います。
記者 福田知事は5期目最後の年となるが、福田県政の評価について伺う。
市長 市町村重視を1期目から貫かれ、意見交換などをさせていただき、市町の要望などもよく受け入れていただきました。風通しがいい県政だったと思います。それまでになかった関係が知事と各市町で築けたものと思っていますし、これからも継続すること、これが栃木県の力になり、各市町が様々な困難を乗り越える力、そして環境になっていくと思います。
記者 一部報道で、昨日の市内の会合で、進退表明する時期について、順序は知事選挙が明らかになった後とあるが真意を伺う。
市長 深い意味はありませんが、注目される知事選挙がほぼ明らかになった後、落ち着いたところで表明をと思っています。

人口減少対策について


記者 民間の有識者でつくる人口戦略会議が全国1729自治体の持続可能性分析を発表した。全国の約4割にあたる744自治体が消滅する可能性があるという指摘内容になっている。宇都宮市は9分類のうちⅮ―3に位置づけられていて、自然減対策と社会減対策が必要という項目に分類されている。出生率の向上、人口流出の是正が必要と指摘されているが、市長として出生率の向上など、これからどのように取り組んでいこうと考えているのか伺う。
市長 スーパースマートシティの実現は出生数を極力伸ばしていく、流出を抑えていく人や企業に選ばれるまち。2つが柱として入っています。これらを対応しながら、これから人口減少は避けられないと思いますので、努力はしても、一方で人口が減っていっても、この社会が発展・維持できるまちをつくっていくことがスーパースマートシティになりますので、こうした課題に向けてスーパースマートシティに向けた取組を着実に行っていくことが肝要であると思っています。また、宇都宮だけのまちづくりに力を傾注していくというのは当然ですが、連携もこれから必要になってくるでしょうし、都道府県の知事の皆さんの力も各市町の首長と一体となって進めていき、危機を乗り越えていかなければならないと思います。
記者 このレポートの中では若年女性の20歳から39歳までの女性の人口推移を大きな要素として判断しているが、若年女性の人口を減らさない、増やしていくために、市のアピールについて伺う。
市長 女性に求められているものが増えていると思います。そうでないと社会が回らなくなります。また、女性の夢や希望を叶えることができることも大変重要な課題となっています。女性の夢や希望が叶えることをしっかりと対応していくこと、これが20歳から39歳までの女性が活躍できることに繋がり、なおかつ減少に歯止めをかけることが可能になってくるのではないかと思います。宇都宮市も若年女性が男性よりも少なく、外に流出していることが大きな問題ですが、出生数が減ってくるということも大きな問題になりますので市としては、まず出生数を上げるというだけでなく、結婚に力を入れていかなければならないと思っています。様々な角度から女性が活躍できるよう力を入れてまいりたいと思います。

ライトラインについて


記者 20日に利用者数が300万人を突破し、運営会社には想定よりおよそ2ヶ月早く突破と聞いている。堅調に利用が推移しているのではないかと思うが、4月からダイヤ改正され、快速を一部運行しているがダイヤ改正を踏まえた上で現状の利用状況について市長の考えを伺う。
市長 ダイヤ改正後の顕著な特徴として、定期を購入した方が増えたことがあります。今まで試して利用している方が多かったのではないでしょうか。そうした方が通学通勤の手段として活用しようと定期を買い求める方が増えたのではないでしょうか。それまでは平日が平均1万4000人から1万8000人まで伸び、土日が1万人から1万3000人まで伸びていて、数字に表れているのではないかと思います。まさしくライトラインが利用しやすいということの裏付けではないかと思います。これからも安全面、利便性の向上のため運営会社と行政が一体となって進めていかなければなりません。利用者の方々の声や企業の方々のご要望にも耳を傾けて安全運行に努めてまいりたいと思います。
 

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