定例記者会見令和5年5月

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ページID1032353  更新日 令和6年3月8日

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(注意)このページは、定例記者会見のもようを広報広聴課がまとめたものです。

日時・会場

令和5年5月26日(金曜日)午後1時30分から
宇都宮市役所・3階特別会議室

発表事項

庁議等案件

 それでは、本日開催いたしました庁議の結果について、発表いたします。
 まず、「DX実現に向けた取組について」でありますが、この度、本市が目指すまちの姿である「スーパースマートシティ」実現の原動力となります「デジタル」の重点的な取組を強力に推進するため、外部の専門家であります「CDXO補佐官」と「DX専門官」を4名任用いたします。この定例記者会見終了後に、任用式の開催を予定しております。また、業務のデジタル変革や市職員の働き方改革に向けまして、ChatGPTなどの「生成AIの活用」を検討するとともに、また、事業者等との大容量データのファイルを安心・安全な環境下でやり取りできる、「オンラインストレージサービス」につきまして、試行運用を開始いたします。今後とも、デジタルを積極的に活用し、新たな価値の創造や市民サービスの向上に努めてまいります。
 次に、「明保地区地域内交通の試験運行について」でありますが、本事業につきましては、明保地区において、
定時定路方式の乗り合いタクシー「あの町この町号」の試験運行を本年6月から開始するものであります。明保地区の地域内交通につきましては、市街地部において、石井地区に次ぐ2例目の導入であり、本市全体では、15地区18路線に拡大いたします。これまで、導入に向けてご尽力いただきました「明保地区公共交通 運営委員会」の皆様に敬意を表しますとともに、本市といたしましては、今後、利用者の拡大や利便性の向上に地域と一体となって取り組みながら、本格運行に移行してまいります。
 次に、「『エコ・アクション・ポイント』を活用した本市独自のエコ活動の促進について」でありますが、本事業につきましては、カーボンニュートラルの実現に向け、市民一人ひとりの環境問題への関心を高めるため、環境にやさしい行動に対してポイントを付与する「みやエコ・アクション・ポイント」を7月から9月末まで試行的に実施するものであります。特徴といたしましては、環境省が推進している「エコ・アクション・ポイント」の仕組みを活用し、気軽に取り組むことができる本市独自のエコアクションメニューを数多く設定しているところであり、是非、多くの市民の皆様にご参加いただき、感想をお寄せください。また、ポイントの付与に協力いただく
協力店を募集しますので、是非、御協力ください。
 次に、「東部エリア賑わい創出及び体験型観光ツアー等造成支援補助金の募集について」でありますが、本事業につきましては、LRTの開業を契機として、本市東部エリアにおける観光振興を図るため、地域おこしに資する賑わい創出や体験型観光ツアー等の造成を支援するものであります。具体的には、事業者や地域活動団体などが実施するイベント開催や地域の名物作りなどに対しまして、上限15万円、また、LRT停留場を発着とする体験型観光ツアー等の造成に対しまして、上限100万円とし、それぞれ事業費の2分の1を補助してまいります。今後、申請手続きなどの詳細を固め、6月中旬より募集を行いますので、是非、ご活用ください。
 次に、「河川監視カメラ・水位計の運用開始について」でありますが、本事業につきましては、近年、局地的豪雨に伴う浸水被害が多発化・激甚化する中、これまで以上に迅速な災害対応を図るため、水位状況などをリアルタイムで確認できる河川監視カメラ・水位計を市の管理河川において設置するものであり、県内初、中核市でも先進的な取組であります。設置場所につきましては、市管理河川のうち、大雨時に溢水の頻度が高い 9河川12か所であり、6月1日から、これらの河川の水位状況などの情報を国・県が管理する河川の情報と併せて、自宅などの安全な場所からパソコンやスマートフォン等で簡単に確認することができます。今後とも、市民の皆様が安全・安心に暮らすことができるまちづくりに努めてまいります。
 次に、「『大学生によるまちづくり提案2023+』の募集開始について」でありますが、本事業につきましては、今回で19回目の開催となり、学生ならではの視点やアイデアをまちづくりに活かしていくことなどを目的といたしまして、市内の大学生などを対象に提案及び作品を募集するものであります。今年度におきましては、『私たちでつくる「アスノミヤ」』を共通テーマとして掲げ、これまで実施してきた「調査研究部門」に加え、市政研究センター設立20年を記念しまして、新たに「スーパースマートシティ創作表現部門」、「ロゴデザイン部門」を加えた3部門で実施いたします。次代を担う学生の皆さんならではの柔軟で斬新な視点やアイデアで
明日の宇都宮をより良くする提案・作品のご応募をお待ちしております。
 次に、「市役所におけるエコ通勤の取組状況と今後の対応について」 でありますが、本市におきましては、職員の健康増進や環境負荷の軽減などを目的として、マイカー以外の交通手段などによる「エコ通勤」を推進しており、令和4年度におきましては、「エコ通勤推進デー」を拡大して取り組み、本庁舎における実施率が、9.8ポイント上昇したところであります。今後につきましては、LRTの開業やバス路線の再編と合わせまして、市職員の率先した公共交通による通勤をより一層促進する「モビリティマネジメント」などに取り組んでまいりますので、市民の皆様におかれましても、通勤・通学、お出かけの際には、是非、公共交通をご利用ください。
 これをもちまして、本日の発表を終了いたします。

資料

質疑事項

庁議等案件

DX実現に向けた取組について

記者 資料6ページにある「Chat GPTなどの生成AIの活用ついて」について、「本市における対応」で、「デジタル政策課で試験的に利用」という記述があるが、(1)~(3)全てを取り組んでいくのか伺う。また、7ページの参考にある「zevo」とは、チャットGPTをLGWAN環境で使用できるサービスであるという認識でよいか併せて伺う。
デジタル政策課長 まず1点目のデジタル政策課で試験的な取り組みについては、資料に記載の(1)~(3)を中心に検証を行っております。これは限られた環境で実施しております。2点目の「zevo」というサービスですが、LGWAN環境でChatGPTが使え、資料7ページにある利点などがあります。これは7月頃のサービス開始以降、試行的に使っていく予定でおります。
記者 オンラインストレージサービスの導入については、インターネット環境とLGWAN環境を使うことのメリットは、LGWANを介すことで情報漏えいなどのリスクが低減するという認識でよいか伺う。
デジタル政策課長 これまで、一旦、電子データをLGWAN環境からインターネット環境に変換するという手間が生じていましたが、これが簡単になります。また、無害化につきましては、有害なものを排除するということでセキュリティが高く、逆に、無害化が必要な場合は手間をかけての無害化の処理が必要ということになります。
記者 CDXO補佐官を1人とDX専門官3人を任用するとのことで、4人の方に期待されていることについて伺う。
市長 4名とも外部の方でありますが、我々、行政が持ってないものをたくさん持っていらっしゃると思います。他の自治体での実践経験なども積んでいる方でありますので大変期待をしていますが、指導や指示にとどまらず、我々と一緒になって改革を進めてもらうということをお願いしております。特に市民サービスの向上を徹底してもらうことや、仕事の効率化にも繋げて市民の皆様にも分かるような形で、しかもスピーディーに進めていただきたいというお願いもさせていただきました。

東部エリア賑わい創出及び体験型観光ツアー等造成支援補助金の募集について

記者 東部エリアの観光振興を図ることについて、市長としてどんなところを期待しているか伺う。
市長 はい。今回二つのメニューを作りましたが、LRTに関して、沿線の活用は常に言ってきたことであります。ただ、LRTを15キロ敷設するのではないということ、市ネットワーク型コンパクトシティという土台完成に近づくためにも一つの装置として不可欠であるということ、その装置を作ったからには利用しなくてはなりませんので、公共交通の構築だけでなく地域がそれぞれ特色あるまちづくりを進めていただきたいと思います。そのため、この二つのメニューを活用していただき、イベントの開催だけでなく様々なツアーなどを行っていただき、それが民間の方や地元の方も含めた市民へ還元してもらうことで、官民一体となってまちづくりを後押しすることができるようになりますので、大変期待をしております。

河川監視カメラ・水位計の運用開始について

記者 市の管理の監視カメラだが、国・県の監視カメラとほぼ同等なものが市の管理河川でも見られるという理解でよいか伺う。
河川課長 国・県の河川に関しましては、一部ライブカメラの箇所がございます。その他、我々と同じような簡易型のカメラや水位計を併用しておりますが、市の簡易型のカメラ等は、国・県と同様のものでございます。
記者 国・県に関して、河川だけにおいては、どこが管理していてもあまり関係ないかと思うが、どういった狙いで、今後の生活に期待しているか伺う。
市長 市民の方は、我々も含めて、情報をしっかりと取得していただくことと、それが避難行動に繋がっていくことに期待しています。

庁議等案件以外

LRT開業について

記者 LRTの開業日について決まっていることがあるのか伺う。
市長 LRTの開業日は8月で、日にちについてはまだ決定はしておりません。決定次第速やかに皆様にも公表し、説明させていただきたいと思います。

新型コロナウイルス感染対策について

記者 新型コロナウイルスの感染対策について、5類移行に伴い市の対策本部も廃止されたが、窓口のパーテーションやサーマルカメラなどは継続されています。職員のマスク着用なども含め、今後の方針について伺う。
市長 窓口のパーテーションやサーマルカメラなどについては、市役所は、高齢者や基礎疾患のある方など重症化リスクの高い方を含め多数の方が来庁されることや、感染予防に効果的であることなどから、換気や消毒液の設置と併せて、当面、継続してまいります。また、職員の業務中のマスク着用については、3月13日以降、国が示したマスク着用が推奨されている場面も踏まえ、状況に応じ「個人の判断」によることとしました。パーテーションの取り扱いなど、今後の対応については、感染症の動向などを踏まえ、判断してまいります。

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このページに関するお問い合わせ

総合政策部 広報広聴課 広報グループ(市役所3階)
電話番号:028-632-2028 ファクス:028-637-5151
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