定例記者会見令和5年3月

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ページID1031651  更新日 令和6年3月8日

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(注意)このページは、定例記者会見のもようを広報広聴課がまとめたものです。

日時・会場

令和5年3月22日(水曜日)午後1時から
宇都宮市役所・14階大会議室

発表事項

庁議等案件

 それでは、本日開催いたしました庁議の結果について、発表いたします。

 まず、「地域内交通 予約・配車システムのサービス開始について」でありますが、本事業は、買い物や通院などに利用できる地域内交通に、デジタルを活用した「予約・配車システム」を3月27日から順次、導入するものであり、新たなサービスの内容は、スマートフォンなどを使った「インターネットによる24時間予約」をはじめ、「お迎えの時刻や車両の現在位置の確認」、「LRTやバスなどに乗り継ぎする際の降車時間の指定」などであります。別紙の裏面になりますが、QRコードから簡単に手続きができますので、 皆様、是非、ご利用ください。
 次に、「旅券の電子申請の開始について」でありますが、この度、旅券法の改正に伴い、3月27日から、マイナンバーカードを使って、オンラインでいつでも どこでもパスポートの更新申請ができるようになります。これにより、窓口への来庁がパスポート受取りの際に1回で済むことや申請書の記入が不要となること、また、パスポートの受け取りの案内がメールで通知されるなど、手続きが簡単で便利になりますので、皆様、是非、ご利用ください。
 次に、「重層的支援体制の共生型の相談窓口の開設について」でありますが、本事業は、8050問題やひきこもりなど、子どもや高齢者、障がい者など、世代・分野を超えた市民の困りごとを丸ごと受け止め、育児や介護、生活困窮などの様々な保健福祉サービスへの橋渡し役を担う「共生型の相談窓口」愛称「エールU」を本年4月から、設置するものであります。特徴といたしましては、市民が身近な地域で気軽に相談できるよう、市内30か所に窓口を設置するとともに、保健師や社会福祉士などの保健福祉の専門家が適切な支援につなげることであります。今後とも、「エールU」を中心に、様々な関係機関が連携を強化し、地域共生社会の実現に向け、取り組んでまいります。
 次に、「こども家庭センターの設置について」でありますが、これは、すべての妊産婦や子どもたちに切れ目のない支援を提供するため、本年4月から、県内初となる母子保健と児童福祉の機能を一体化した「こども家庭センター」を本年4月から設置するものであります。特徴といたしましては、これまでの子育て世帯全般への支援に加え、新たに、個別に支援が必要な妊産婦や子どもなどに対し、 個々の状況に応じたサポートプランを作成し、関係機関と連携しながら、必要な医療やサービスに適切につなげるとともに、ヤングケアラーへの家事支援に取り組むことなどであります。今後とも、子育て世帯が安心して暮らせるよう、一人ひとりに寄り添った相談支援に取り組んでまいります。
 次に、「もうすぐ38っ子応援金について」でありますが、本事業は、 出産や子育てへの期待と不安が高まる妊娠8か月期を迎える妊婦等に対し、本市独自に、保健師などによる全数面接を実施するとともに、出産費用や子育て用品の購入に役立てていただくため、3万円を支給するものであります。対象者は、令和5年4月1日以降に出産を迎える方であり、4月以降、対象となる方には個別にご案内してまいります。今後とも、 「子育てするなら宇都宮」と思っていただけるよう、支援の更なる充実に努めてまいります。
次に、「(仮称)都心部まちづくりプラン中間取りまとめについて」でありますが、本市におきましては 現在、『人中心のウォーカブルなまちづくり』などに向けて、「(仮称)都心部まちづくりプラン」の策定に取り組んでおり、今回、プランの大枠がまとまりましたことから、公表するものであります。特徴といたしましては、道路と道路沿いの敷地を一体的に捉え、「人中心のウォーカブルなまち」の姿を明示したこと、また、その実現に向けて、大通りやシンボルロードなどの街路ごとの空間形成の方向性をはじめ、官民一体で進める空間形成におきまして、民間の取組を促進するため、支援と規制の方針などを明示したところであります。今後は、市民や事業者の皆様と意見交換を重ねながら、令和5年度中にプランを策定してまいります。
 次に、「都心部における拠点形成に向けた施策展開について」でありますが、これは、「都心部まちづくりプラン」でお示しした方向性に基づき、民間によるまちづくりを促進するための取組を新年度から先行して実施するものであります。主な取組といたしましては、これまでの市街地再開発事業等に加え、より簡素な手続きでスピーディーに開発が行える「優良建築物等整備事業」を創設いたします。また、裏面になりますが、都心部における駐車場の量や配置の適正化を図るため、建物を建築する際に確保しなければならない駐車場の台数を緩和することなどであります。さらに、街なかの多様な活動や交流を促進するため、都市機能誘導施設 立地補助金における民間が整備する美術館や劇場といった文化・交流施設などを補助対象に加えるとともに、テナントで出店する場合の費用を補助対象としてまいります。
 次に、「都市再生推進法人の募集開始について」でありますが、都心部における民間主体のまちづくりを促進するため、本日から、都市再生推進法人の募集を開始いたします。本制度の導入により、まちづくり活動に取り組む団体を、都市再生推進法人に指定し、例えば、道路空間などにおきまして、日常的な賑わいを創出するとともに、道路の維持管理を行うなど、官民連携のまちづくりを促進するものであり、今後は、7月下旬の指定に向けまして、審査等を進めてまいります。こうした「(仮称)都心部まちづくりプラン」をはじめとした官民が一体となったまちづくりをなお一層推進することにより、人中心のウォーカブルなまちを創り上げてまいります。
次に、「住宅の耐震化に係る支援制度の拡充について」でありますが、これは、地震による建築物の倒壊等の被害から市民の皆様の生命や財産を守るため、耐震診断に係る申請手続きと費用負担の軽減を図る新たな支援制度を創設するものであります。具体的には、所有者からの申請に基づき、市が所有者に代わって耐震診断を実施するとともに、診断費用は無償となりますので、是非、ご利用ください。
 次に、「FIBA3x3ワールドツアーうつのみやオープナー2023の開催概要について」でありますが、昨シーズンに続き、3x3ワールドツアーの開幕戦である「うつのみやオープナー」を4月28日から30日までの日程で開催いたします。「うつのみやオープナー」では、昨シーズンの上位10チームをはじめとした世界の強豪が宇都宮に集結し、トップレベルの試合が繰り広げられます。また、今大会では、「宮みらいライトヒル」におきまして、新たに、国内外の女子プロ選手によるエキシビションゲームや関東地区の小学生を対象とした「3x3 KANTO jr.CUP」などを開催いたします。市民の皆様をはじめ、宇都宮市を訪れる全ての方々が、3x3を最大限に楽しむことのできる“非日常 エンターテインメント空間”を創出してまいりますので、是非、会場に足をお運びください。

 これをもちまして、本日の発表を終了いたします。

資料

質疑事項

庁議等案件

地域内交通における「 予約・配車システム」のサービス開始について

記者 地域内交通の路線数と利用者数について伺う。また、導入サービスによってどの程度の効果を想定しているか、併せて伺う。
交通政策課長 14地区17路線で運行しており、利用者は年間約10万人でございます。また、今回システムを導入する車両は50台ですが、利用者の利便性が高まることで、まずは現在の利用者にリピートしていただき、その後便利な地域内交通の様子を見た、新たな利用者の確保に努めることで、利用者数の拡大につなげてまいりたいと思います。

重層的支援体制の「共生型の相談窓口」の開設について

記者 共生型の相談窓口をなぜ開設したかについて伺う。また、これまでより強化される部分について、併せて伺う。
市長 市といたしましては、スーパースマートシティの大きな柱として位置づけている「地域共生社会」の推進に併せて、市民の皆さんの困りごとを丸ごと受け止める窓口を設けることとしました。育児・介護・生活困窮など様々な保健福祉サービスの橋渡し役を担うという意味合いもあります。また、強化した部分は、市民からの相談を丸ごと全て受けるということと、子どもから多世代にわたって相談を受け付けられるような相談窓口を地域包括支援センターと、地区市民センターなどに設置する保健福祉相談担当を設け、地域で相談できるようになったことが強化したところです。

「(仮称)都心部まちづくりプラン」中間取りまとめについて、都心部における拠点形成に向けた施策展開について、都市再生推進法人の募集開始について

記者 「(仮称)都心部まちづくりプラン」を実現するために、拠点形成に向けた施策展開や都市再生推進法人の募集を行うという理解で良いか伺う。また、LRTの西側延伸計画とは関連性があるのかについても併せて伺う。
市長 西側延伸も見据えたまちづくりのプランの具体化に向けた取組です。
NCC推進課長 施策展開についてはご認識のとおりであり、プランの中間とりまとめを踏まえ、実効性の高い施策として展開していくものです。

「FIBA3x3ワールドツアーうつのみやオープナー2023」の開催概要について

記者 小学生男女のスイスへの派遣は、市が資金を出し実施するものか。また、市民代表の男女各1人ずつか伺う。併せて、なぜスイスかについても伺う。
市長 FIBAの本部がスイスにあり、ぜひ宇都宮の代表である子どもたちに本部を見てもらい、ローザンヌで試合をしてもらいたいというもので、市が費用を負担して派遣するものです。今回の派遣事業は、新型コロナウイルス感染症が拡大する前に、私がスイスを訪問した際にいただいた要請でありました。派遣時期は、大会のある8月を予定しています。

庁議等案件以外

マイナンバーカードに係る政府や市民への要望等について

記者 マイナポイントの申込対象となるマイナンバーカードの申請期限が迫った2月下旬、県内自治体の窓口は大変混雑した。宇都宮市でも最終日は平均2時間待ちだったと聞いているが、マイナンバーカードは社会や行政のデジタル化に欠かせない大きなメリットがある一方、現場には混乱も目につく。基礎自治体の長として、市長はマイナンバーカードを巡る政府の進め方をどのように見ているのか伺う。また、政府や市民に対する要望などがあれば併せて伺う。
市長 マイナンバーカードは、安心・安全で利便性の高いデジタル社会の基盤であり、国においては健康保険証との一本化など、カードの活用拡大に取り組んでいるところでありますが、本市におきましても、デジタル社会の実現に向けて、「書かない窓口」におけるカードの活用機会の拡大などに取り組んでおります。すべての方がこうしたデジタル化の恩恵を受けられるよう、市民の皆様にはカードの取得をお願いします。国においては、マイナンバーカードを活用した様々な施策・方針を打ち出すにあたり、引き続き、国民に対してマイナンバー制度の仕組みやカードの取得方法などを含めた丁寧な説明をしていただきたいと思います。

LRT車両に電気を供給する電力ケーブルのについて

記者 盗難の被害を受け、市長の意見を伺う。
市長 全国的に資材の高騰・物価高騰により、こうした盗難被害が相次いでいる中で、まさかLRTの事業でも被害を受けるとは思っていませんでした。本事業は、安全運転・安全運行が優先されるものですので、防犯体制も含めて、対策を講じるよう所管課に指示しました。今回の被害は、大変残念だと思いますし、安全安心に直結するということであります。更なる監視体制を構築していくなどの手段を講じて、対策してまいりたいと思います。

女性の活躍推進について

記者 女性の活躍推進に関して、組織運営を振り返りこの5年間の取り組みが十分だったか伺う。また、現状から女性の管理比率を30%にするという目標に向けて、どのように近づけていくのかについて、併せて伺う。
市長 女性の活躍推進は、市にとっても必要なことであり、命題であると思っています。女性の視点は必要ですし、これまで女性が活躍できる環境を整えてきました。比率については、退職とか後任人事のタイミングで下がることもありまが、職員の事情、職場の事情なども踏まえ、女性の登用につきましては、丁寧に、なおかつ大胆に今まで進めてきました。今後は、女性職員の皆さんが育ってくる時期に差し掛かってきます。この少子化による人口減少の中では、男性、女性ともにそれぞれの能力をしっかりと生かせる職場作りをして、特に、女性の活躍する場面、環境作りは当たり前でありますので、そこに重点を置いていきたいと思います。

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