県名誉農業士(けんめいよのうぎょうし) 御子貝 荒江(みこがい あらえ)さん
宇都宮市(うつのみやし)には、スポーツや芸術(げいじゅつ)をはじめ様々(さまざま)な分野(ぶんや)で、日本一(にほんいち)になったり日本(にほん)を代表(だいひょう)する活躍(かつやく)をしている人(ひと)がたくさんいます。そんな、輝(かがや)いている「宮(みや)っこ」を紹介(しょうかい)します。
女性(じょせい)の力(ちから)を農業(のうぎょう)へ 内閣総理大臣表彰(ないかくそうりだいじんひょうしょう)
6月(がつ)に男女共同参画社会(だんじょきょうどうさんかくしゃかい)づくりの功労者(こうろうしゃ)として、内閣総理大臣表彰(ないかくそうりだいじんひょうしょう)を受(う)けた御子貝(みこがい)さん。女性農業者(じょせいのうぎょうしゃ)の仲間(なかま)たちと、野菜(やさい)や果物(くだもの)などの直売(ちょくばい)を行(おこな)う「アグリランドシティショップ」を中心市街地(ちゅうしんしがいち)のデパート内(ない)に出店(しゅってん)するなど、地域農業(ちいきのうぎょう)の振興(しんこう)や女性農業者(じょせいのうぎょうしゃ)の地位向上(ちいこうじょう)に貢献(こうけん)したことが評価(ひょうか)されました。「苦労(くろう)を一緒(いっしょ)に乗(の)り越(こ)えてきた仲間(なかま)に支(ささ)えられ、ここまでやってこれました」と周囲(しゅうい)への感謝(かんしゃ)の気持(きも)ちを忘(わす)れません。
結婚(けっこん)を機(き)に、本格的(ほんかくてき)に農業(のうぎょう)に携(たずさ)わるようになった御子貝(みこがい)さん。当時(とうじ)、女性農業者(じょせいのうぎょうしゃ)が休(やす)みも給料(きゅうりょう)もない中(なか)、懸命(けんめい)に働(はたら)いている現状(げんじょう)を目(ま)の当(あ)たりにし、環境(かんきょう)の改善(かいぜん)が必要(ひつよう)だと感(かん)じたと言(い)います。「別(べつ)に特別(とくべつ)な評価(ひょうか)が欲(ほ)しいのではなく、ただ当(あ)たり前(まえ)の評価(ひょうか)を受(う)ける必要(ひつよう)があると思(おも)いました」と活動(かつどう)のきっかけを振(ふ)り返(かえ)ります。
30年(ねん)ほど前(まえ)に直売(ちょくばい)を始(はじ)めた時(とき)には、周囲(しゅうい)からさまざまな意見(いけん)もあったそうです。それでも「自分(じぶん)たちで作(つく)った作物(さくもつ)を自分(じぶん)たちの手(て)で売(う)ることが、女性農業者(じょせいのうぎょうしゃ)の自覚(じかく)につながる」と、自分(じぶん)の信念(しんねん)を大切(たいせつ)にし、少(すこ)しずつ理解者(りかいしゃ)を増(ふ)やしてきました。
「女性(じょせい)の持(も)つ家族(かぞく)を思(おも)う優(やさ)しさ、食(しょく)を大切(たいせつ)にする心(こころ)を大切(たいせつ)にしていきたいです。農家(のうか)が元気(げんき)でなければ、農業(のうぎょう)の発展(はってん)はありません」という御子貝(みこがい)さん。今日(きょう)も女性農業者(じょせいのうぎょうしゃ)の先頭(せんとう)に立(た)ち、活躍(かつやく)しています。
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