定例記者会見令和4年1月

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ページID1028645  更新日 令和6年3月8日

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(注意)このページは、定例記者会見のもようを広報広聴課がまとめたものです。

日時・会場

令和4年1月28日(金曜日)午後1時から
宇都宮市役所・14階大会議室

発表事項

 それでは、本日開催いたしました庁議の結果について、発表いたします。

  まず、「新型コロナウイルス感染症対策に係る体制の整備」について でありますが、 これは、新型コロナワクチンの3回目接種の本格化や5歳から11歳の子どもへの接種開始を見据え、接種事業を 迅速かつ的確に進めるため、2月1日より、保健所保健予防課内に「コロナワクチン対策室」を設置し、体制強化を図るものであります。「コロナワクチン対策室」では、ワクチン接種に係る企画立案や広報、周知をはじめ、集団接種に関することなど、ワクチン接種全般に係る事務を所掌いたします。引き続き、感染症対策に全庁一丸となって取り組んでまいります。

 次に、「令和3年度宇都宮市男女共同参画推進事業者表彰『きらり大賞』」について でありますが、本事業は、男女がともに参画できる地域共生社会づくりの促進を図るため、性別に関わりなく働きやすい職場環境づくりに積極的に取り組んでいる市内事業者を表彰するものであります。本年度におきましては、株式会社 アド宣通、
株式会社安藤設計、第一生命保険株式会社栃木支社、株式会社栃木銀行、とちぎコープ生活協同組合、栃木トヨタ自動車株式会社の6社が受賞となりました。今後は、受賞された事業者の取組を市の広報紙や、就職情報サイトへ掲載するなど、幅広く周知し、男女共同参画のなお一層の推進につなげてまいります。

 次に、「生産緑地制度の導入について」でありますが、本制度は、緑豊かな都市環境の形成や都市における 貴重な緑空間を保全・活用するために導入するものであり、運用区域は、市街化区域のうち、立地適正化計画に定める居住誘導区域外とし、主な指定要件は、「災害の防止など、良好な生活環境に効用があること」、「農業の継続が可能な条件を備えていること」、などであります。生産緑地地区として指定された農地は、30年間、農地として管理することを義務付けられますが、固定資産税の課税が、市街化調整区域の 一般農地と同様となりますことから、安定した農業経営が可能となります。本年4月より、事前の申し込みを開始し、今後は、本制度を活用しながら、都市農地の適正な保全を推進してまいります。

 次に、「宇都宮駅東口 交流拠点施設等の愛称に係る投票の実施」についてでありますが、これは、スーパースマートシティの実現に向けた、まちの基盤となるNCC(ネットワーク型コンパクトシティ)の都市拠点であるJR宇都宮駅東口地区において、現在、整備を進めている「交流拠点施設」と「交流広場」が市民や利用者の皆様に
末永く親しまれ、愛される施設となるよう、皆様の投票により、愛称を決定するものであります。投票期間は、2月1日から2月28日までとなっており、投票方法については、専用ホームページによる ウェブ投票をはじめ、
Eメールや投票用紙などにより投票いただけます。投票結果は、3月下旬に公表する予定です。多くの皆様のご参加をお待ちしております。

 次に、「外国人市民向け生活情報『Life in Utsunomiya』について」でありますが、これは、本市在住の外国人の皆様が、暮らしのルールや行政サービスをはじめ、災害などの緊急情報を着実に入手できるよう、各種情報の入手先を 1枚にまとめた案内チラシを作成し、配布するものであります。特徴といたしましては、国や県、本市独自の多言語の情報発信ツールを市ホームページに一元化したことや、QRコードを活用することで、スマートフォンで簡単に情報収集ができることであります。今後とも、外国人の皆様が生活情報をはじめ、
新型コロナウイルス感染症に関する情報を着実に入手し、安心して生活できる環境づくりに取り組んでまいります。

 次に、「『FIBA3x3(フィバスリーエックススリー) ワールドツアーうつのみやオープナー』の開催について」でありますが、FIBA3x3ワールドツアーの開幕を飾る「うつのみやオープナー」を、5月13日から15日まで「宇都宮二荒山神社参道」と「バンバ市民広場」におきまして開催いたします。この「うつのみや オープナー」は、決勝大会として世界から注目を集める「ファイナル」と同等の格付けであり、FIBA3x3ワールドツアー史上初めて開催される大会として、前シーズンの上位チームなど、世界の強豪が宇都宮に集結し、
熱戦が繰り広げられるものであります。この大会の開催と併せ、オープニングセレモニーや、シンポジウムなど
MICE(マイス)関連イベントも開催し、「うつのみや オープナー」をより一層盛り上げるとともに、「3x3のまち宇都宮」を国内外に発信してまいります。

 次に、「スマートフォンによる 現場映像通報『Live 119』について」でありますが、この度、2月1日より、119番通報の際に、スマートフォンのカメラを使い、簡単に現場の映像を送ることができるシステムの運用を 県内で初めて開始いたします。この取組は、消防隊や救急隊が現場の詳しい状況を 映像で把握し、リアルタイムで 活動に活かすことにより、これまで以上に 迅速で的確な災害対応や応急手当につなげ、被害の拡大防止や
救命効果の向上などを目指すものであります。この映像の送信は、全ての119番通報で行うものではなく、指令員が必要であると判断した場合に映像通報を依頼するものであり、市民の皆様のご理解、ご協力をいただきながら、運用をしてまいります。今後とも、市民の皆様の生命財産を守るため、災害対応力の強化に取り組んでまいります。

 これをもちまして、本日の発表を終了いたします。

資料

質疑事項

庁議等案件

新型コロナウイルス感染症対策に係る体制の整備について

記者 コロナワクチン対策室は何人で対応されるのか、また他部署から応援があるのか。また感染が拡大し、保健所の業務はひっ迫していると思うが、その受け止めを伺う。
市長 保健所業務が相当ひっ迫している状況、そしてワクチンの前倒し接種についても対応しなければなりません。それに対応していくためには、コロナワクチン対策室の設置が必要となりましたことから、今回の対策室は保健予防課内の課内室として新設しました。この室を設置するまでにも、状況に応じて本庁からも応援職員を保健所に派遣し、その都度適切な対応をとってきました。これからも現場の状況を鑑みながら、臨機応変に人員体制の強化を図っていきたいと思います。
人事課長 今回新たに12人の職員を人事異動させます。すでに専属の職員は7人おり、計19人と体制を強化し、円滑にワクチンの接種事業を進めていきたいと考えております。

宇都宮駅東口交流拠点施設等の愛称に係る投票の実施について

記者 どういった視点や思いで投票してもらいたいのか伺う。
市長 11月には宇都宮駅東口地区の「まちびらき」を大々的に行います。NCC(ネットワーク型コンパクトシティ)を基盤・基礎に、スーパースマートシティを目指している本市としましては、駅東口はNCCの核となるところでありますので、これまでも市民の皆さんに宇都宮駅東口地区の整備について説明させていただきました。新たな拠点の「まちびらき」、あるいは「未来都市宇都宮」の拠点として、市民の皆様には、ぜひ将来に向けた夢を想像しながら、ふさわしい愛称を選んでいただければ幸いです。

「FIBA3x3(フィバスリーエックススリー)ワールドツアーうつのみやオープナー」の開催について

記者 今回初開催となるワールドツアーオープナーはファイナルに相当する格付けということだが、開幕戦がファイナルに相当する格付けになるとは、どう捉えればいいのか。
市長 ワールドツアーは、オープナーから始まり、各都市でツアーを行い、最後にファイナルとなります。そのファイナルでの決勝が一番盛り上がり、そして年間チャンピオンを決定することになります。宇都宮で開催したときは、大変盛り上がり、なおかつ全世界に試合と結果が発表されましたので、ファイナルが一番大きな位置付けとされていました。今回、FIBAがファイナルと同様に、宇都宮で開催する開幕試合を決勝と同じぐらいの大きな規模で開催し、すべてのチーム、そして関係者が一堂に会して盛り上がりを作ることで、華々しく全世界に向けて、この3X3ワールドツアーの1年をスタートとしたいということです。ですので、格付けについては、盛り上がりや規模感がファイナル同様の大会になるだろうということです。市としましても、オープナーを引き受ける以上はファイナル以上の盛り上がりが作れるように、世界に3X3の素晴らしさ、スポーツの素晴らしさを伝えられるような大会にしていきたいと思っています。
記者 オープナーの位置づけで、来年以降も継続的に宇都宮で開幕戦を開催していくのか。
市長 正式決定というのは分かりませんが、FIBAからは、オープナーは宇都宮で継続して開催したいという言葉をいただいておりますので、体制を整えて、また様々な関係団体と調整をしながら、今回1回だけでなく、継続して宇都宮でオープナーが開催できるように努力をしていきたいと思っています。
記者 大会に出場する前シーズンの上位10チームは、10か国から参加となるのか。
都市魅力創造課長 ツアーの参加チームにつきましては、現時点でまだ明確にFIBAから発表されていませんので、明確に申し上げることはできませんが、概ね10か国からの出場になると思われます。
記者 オープナー開催にあたり、どれぐらいの経済効果が見込まれると想定しているのか。
都市魅力創造課長 現段階では、経済効果の予測は難しいのですが、過去の経済効果については、2019年にファイナル大会が行われたときには3億6,800万円の経済効果がありました。
記者 市は3x3に力を入れ、今回FIBAから提案があったとのことだが、今後、市と3X3の関わりやこの大会を通じて期待していることを伺う。
市長 希望する市立小中学校に3x3のバスケットゴールを設置していますが、今年、新たに設置を希望すると手を挙げた学校もありましたので、市内では3X3やバスケットボールに関心を持っている学校やお子さんが増えているのだと思います。3x3につきましては、今回オープナーということで、経済の循環に大きく寄与できる大会にしていきたいと思っています。3x3は、オリンピックで正式種目になって、さらに全世界で注目を集めていますので、この機を逃さず、日本においては宇都宮が最も熱心に取り組んでいる都市と言われるように努力をしていきたいと思っています。
記者 今回、 FIBAがオープナー開催都市として宇都宮市を提案したとのことだが、評価された点を改めてお聞きしたい。
市長 FIBAとは長い間、信頼関係のもとで、3x3のワールドツアーについて共に考え、そして宇都宮開催に当たっては大変ご協力をいただいて進めてきました。特にFIBAからは、「宇都宮方式」といわれる宇都宮の運営方法が極めて良いということで、宇都宮で大会を開催した際には、各国の代表者に宇都宮への来訪を求め、宇都宮の運営方法を見習ってもらう取り組みなどもしていただきました。この宇都宮方式が気に入ってもらえたのと、小中学生への3x3への理解、大会運営の状況も見ていただいて、 3x3を広めていこうというFIBAの考えを、日本国内で宇都宮が率先してやってきたことが理念に叶っているということも評価をいただきました。そして昨年、オリンピックで正式種目になって開催をされましたが、この大会の会場運営や設営に当たっても、宇都宮を見習って実施したと言っていましたので、そういう点でも宇都宮で開催すれば、FIBAが考える3X3を5人制バスケットボール同様、全世界に波及させていく、普及させていくことにつながるので、宇都宮をオープナーに選んでいただいたのではないかなと思います。

スマートフォンによる現場映像通報「Live119」について

記者 県内初とのことだが、全国のどのくらいの消防本部で実施しているのか。現場映像通報の目的は、救急活動が主なのか、頻発する大雨災害などへも活用の幅を広げていくことも視野に入れているのか。
市長 救急活動に活用することを想定していますが、災害においても、必要と思われる状況の時は、その都度、状況判断をして、情報提供を求めていくことになると思います。
通信指令課長 政令指定都市、中核市などで制度を取り入れている消防本部などは、現在把握しているだけで27カ所あります。公表している主な消防本部は、東京消防庁、神戸市消防局、大阪市消防局、いばらき指令センター、豊田市消防本部、倉敷市消防局、呉市消防局、稲敷広域消防本部、太田市消防本部、小野市消防本部、美方広域消防本部、西宮市消防局、京田辺市消防本部、知多広域消防指令センター、小松市消防本部、津市消防本部、廿日市市消防本部、上山市消防本部です。

庁議等案件以外

新型コロナウイルスの感染の現状と対策について

記者 市内の新型コロナウイルス感染の現状、対策について伺う。
市長 全国的に感染が急拡大する中、本県におきましては、1月27日から「まん延防止等重点措置」が適用されました。本市におきましても、1日当たりの発生件数が 連日200名を超えるなど、急速な感染拡大が続いており、これまでになく大変厳しい状況にあります。このような中、本市におきましては、社会経済活動の維持を図るため、保育、教育、介護、福祉サービスを提供する事業者において、クラスターなど大規模な発生や、その従事者の半数以上が濃厚接触者となった場合に、待機期間を短縮して事業の早期再開を図るために行うPCR検査等について、その費用の助成等を行う「子育て・教育・福祉等 社会機能維持支援事業」を新たに開始したところであります。さらには、この事業に加え、広く社会機能維持者の待機期間の短縮を支援するため、既存の「ビジネスPCR等検査支援事業」の補助対象者を拡充したところであります。また、感染症収束の鍵となるワクチン接種につきましては、一般高齢者に対して1月25日から前倒しで接種を開始したところであり、多くの方にご予約いただいておりますが、1月27日時点でモデルナ社ワクチンの予約率は約74%の状況となっております。モデルナ社ワクチンで接種した場合でも十分な免疫を得られることが確認されているとともに、初回接種と比較して接種量が半分となり、接種後の発熱などの症状が少ないことが報告されておりますので、感染時の重症化リスクが高い高齢者の方々の早期接種に向け、モデルナ社ワクチンによる接種について積極的にご案内してまいります。市民の皆様には、不要不急の都道府県間の移動の自粛や外食の際は、「とちまる安心認証店」など、感染対策が徹底された飲食店を利用するなど、引き続き、最大限の警戒と慎重な行動により、ウイルスを家庭、施設、事業所などに「持ち込まない、拡げない」対策の一層の徹底をお願いします。
記者 モデルナ社の予約率が74%とのことだが、どう評価しているのか。
市長 はい。モデルナ社の予約率が74%となっている一方で、ファイザー社は100%になっています。これは特に1・2回目にファイザー、ファイザーで接種を受けた方が、3回目モデルナを接種することに抵抗があるようで、そういう方が接種を控えている状況であると思います。よってモデルナの予約率が低くなっていると考えています。モデルナ社の接種は、ワクチンの量は半分で済みますし、その点をご理解いただいて、コロナのまん延防止やご自身の身を守るために、モデルナ社でも接種いただくようにお願いをできればと思います。
記者 ワクチンの予約状況で、モデルナ74%、ファイザーが100%は2月1日以降の予約も含めての数字で良いのか。
保健予防課主幹 この数字は、高齢者の前倒し接種を開始した1月25日から2月8日までの接種期間の予約状況です。

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