定例記者会見令和4年11月

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ページID1030317  更新日 令和6年3月8日

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(注意)このページは、定例記者会見のもようを広報広聴課がまとめたものです。

日時・会場

令和4年11月24日(木曜日)午後1時から
宇都宮市役所・3階特別会議室

発表事項

庁議等案件

 それでは、本日開催いたしました庁議の結果について、発表いたします。
 まず、「原油価格・物価高騰等対策について」でありますが、本市におきましては、これまで、幅広い市民・事業者の皆様を支援するため、「宮のトク×トクチケット」の販売や水道料金の基本料金 2か月分の免除などに取り組んできたところでありますが、今回、第2弾といたしまして、本市独自の支援金制度を創設するとともに、企業等の体質改善・耐久力の向上に向けた、未来への投資に対する支援を実施するものであります。具体的には、原油価格・物価高騰対策として、医療機関や介護施設などを対象とした「(仮称)原油価格・物価高騰対策支援金」など5つの支援策を、また、未来への投資である 省エネ支援事業として、中小企業を対象とした「(仮称)事業者向け脱炭素化促進事業」など、5つの支援策を取りまとめたところであります。今後、議会における審議の上、速やかに、物価高の影響を受ける事業者の方々に支援が届くように取り組んでまいります。
 次に、「宇都宮市 中央卸売市場賑わいエリア整備方針の策定について」でありますが、この方針は、本市場の活性化に向けた新たな交流や賑わいを創出するために、賑わいエリアの基本的な整備の考え方を示すものであります。特徴といたしましては、「開かれた“食”のランドマーク」として、「飲食・物販などを通じて市場の食を楽しみ体験できる機能」や,「本市の食を中心とした多彩な魅力を発信できる機能」などを導入することであります。今後は、この方針に基づき、令和7年度末のオープンに向け、取り組んでまいります。
 次に、「令和4年度 総合計画主要事業」につきまして、10月末の主な事業の進捗状況でありますが、まず、「原油価格・物価高騰等対策」につきましては、経済的な負担増に直面する市民・事業者を幅広く支援するため、水道料金の基本料金の免除などを実施したところであり、新たな支援策につきましても、12月議会に補正予算を提出したところであります。また、「JR宇都宮駅 周辺地区における整備推進」につきましては、MICE開催の更なる誘致に向けて、交流拠点施設 「ライトキューブ宇都宮」が11月30日から供用開始する予定であります。さらに、「脱炭素社会の実現」につきましては、LRT沿線における再生可能エネルギーの導入拡大などの提案が評価され、環境省の「脱炭素先行地域」に選定されたところであります。本年度の主要事業につきましては、
概ね順調に進んでおり、引き続き、スーパースマートシティの実現に向けて全庁一丸となって取り組んでまいります。
 次に、「宇都宮市版 ご当地ナンバープレートのデザイン決定について」でありますが、原付バイクをはじめ、
本市で登録できる全ての車種に導入するご当地ナンバープレートデザインにつきまして、投票の結果、最多得票を獲得した、文星芸術大学2年 加澤くるみさんの作品、「宇都宮の魅力」にデザインを決定いたしました。このご当地ナンバープレートは、来年3月8日からの交付を予定しており、従来のナンバープレートからも、1台につき1回に限り、無償で交換ができますので、「宇都宮の魅力」の幅広いPRに向けて、ご当地ナンバープレートを
是非、ご利用下さい。
 次に、「地域共生社会の市民理解促進・意識醸成に向けたプロモーションについて」でありますが、地域に思いやりがあふれ、絆を深めながら支え合える「地域共生社会」のイメージを市民や関係団体等と共有し、ともに取り組めるよう、PR動画やオリジナルのロゴマークを制作いたしました。まず、PR動画「宇都宮エンジン」につきましては、バスケットをモチーフに、市民のつながり、支え合いから原動力が生まれることを表現したものであり、市公式YouTubeやSNS広告等で配信してまいります。ロゴマークにつきましては、投票で最多得票を獲得した田原由香里さんの「いっしょに育てる、宇都宮」がキャッチコピーの、芽吹きのデザインを最優秀賞に決定いたしました。今後は、このPR動画とロゴマークを活用し、「地域共生社会」の構築に向けた機運の醸成や、認知の拡大につなげてまいります。最後に、PR動画をご覧いただきます。
 次に、 「地区市民センター等の「窓口待ち状況」の配信について」でありますが、本事業は、窓口の混雑状況を、スマートフォン等からリアルタイムで確認できる「窓口待ち状況」につきまして、新たに8施設の窓口で12月1日から配信するものであります。これにより、来所前に市ホームページから「窓口待ち状況」をご覧いただくことで、混雑時間帯を避けての来所や、待ち状況を比較した上で来所する窓口を選択いただけます。また、窓口で発券された番号札にあるQRコードを読み取りいただき、受付呼び出しまでの時間をご確認いただくことで、
他の用事を済ませるなど、待ち時間を有効にご活用いただけます。今後とも、市民の皆様に、窓口を円滑にご利用いただけるよう、市民サービスの向上に取り組んでまいります。
 次に、「電動アシスト自転車と電動キックボードのシェアリングサービスの実証実験について」でありますが、本事業は、鉄道やバスを降りてから、目的地までの移動を気軽で便利に行える移動手段を増やすため、電動アシスト自転車と電動キックボードのシェアリングサービスの実証実験を実施するものであります。実施エリアは、中心市街地において、電動アシスト自転車は12月1日から、電動キックボードは年明けの1月10日から開始し、宇都宮駅西口や城址公園、八幡山公園など10か所に貸出場所を用意いたします。専用アプリで車両の利用予約や返却手続きを行っていただき、料金は30分100円からとなります。利用にあたりましては、ヘルメットの着用推奨や、オリオン通りや宇都宮城址公園などでは車両から降りて通行していただくなど、安全対策を講じてまいりますので、街なかでのちょっとした移動などに是非、ご利用ください。
 次に、「『いちご一会とちぎ国体』の開催結果概要について」でありますが、本市では県内最多の14競技を実施し、県内外から約15万人が来訪され、経済波及効果は約57億円となったところであります。今大会を通して、「スポーツの楽しさを伝える取組」では、市民の皆様に、トップレベルの選手の活躍を肌で感じる機会を創出し、1人1スポーツの推進を図ることができました。また、本市の魅力発信や来訪者へのおもてなしの取組により、多くの方々に本市の多彩な魅力を伝えることができ、来場者の97%が「本市にまた訪れたい」と回答するなど、高い評価をいただくとともに、「オールうつのみや」で取り組んだことにより、地域の絆を深め、地域経済の活性化にもつながったところであります。今後は、これらの取組の成果を、次のまちづくりに生かしてまいります。
 次に、「ミヤミライ展の概要について」でありますが、11月26日、27日に「ライトキューブ宇都宮」で開催する「宇都宮駅東口地区まちびらきグランドオープニングイベント」に合わせ、デジタル技術などを活用した未来の暮らしを体験できる展示会「ミヤミライ展」を同時開催いたします。この展示会では、先進技術を有する民間企業のご協力による3D都市モデルや多機能型デジタルサイネージのデモンストレーションなどを体験することができ、展示会に合わせて、「スーパースマートシティとは、どのようなまちの姿なのか」などについて、幅広い世代に対応したイラストデザインやタイプ型診断ゲームなどを通して学べる特設サイトを11月24日に開設いたします。皆様、是非、会場に足をお運びいただくとともに、特設サイトをご覧ください。
 次に、「家庭用生ごみ処理機の購入費に対する補助について」でありますが、クリーンパーク茂原の施設復旧までを拡充の期間としていた家庭用生ごみ処理機 購入費補助制度につきましては、令和5年3月末まで購入費用の9割の補助を継続いたします。市民の皆様にはこの機会に生ごみ処理機を活用していただきながら、引き続き、燃えるごみの削減にご協力をお願いします。
 次に、「2022宇都宮シクロクロスの開催概要について」でありますが、自転車オフロードレースの国際大会
2022宇都宮シクロクロスが12月17日、18日に、「道の駅うつのみや ろまんちっく村」におきまして3年ぶりに開催されます。有力選手が参戦する迫力あるレースを間近で観ることができ、宇都宮市役所からは、宇都宮ブリッツェンの小坂 光選手が出場し、すばらしい走りを見せてくれることと期待しております。当日は、キックバイクのオープンコースやマウンテンバイクの体験コーナー、飲食ブースやキッチンカーが集結するエリアも展開され、「見る」「食べる」「遊ぶ」が詰まった2日間となっております。市民の皆様をはじめ、多くの方々に是非ご来場いただきたいと思います。
 以上をもちまして、庁議案件の発表を終了いたしますが、3件、ご報告いたします。
 まず、LRT試運転中の脱線事故に伴い、11月22日に実施した有識者による現地調査を踏まえた今後の対応につきまして、本日の午前中に市・町・会社の担当部局において、具体的な検討が行われており、本日、この後に実施する「軌道事業連携会議」において確認することとしています。この内容につきましては、本日の議員説明会において、資料を用いて、担当部局より説明させていただきます。
 次に、「宇都宮駅東口地区まちびらきグランドオープニングイベント」について、一言、申し上げます。JR宇都宮駅東口地区では、今月30日に交流拠点施設「ライトキューブ宇都宮」がオープンし、いよいよまちびらきを迎えます。それに先立ち26日・27日にグランドオープニングイベントを開催いたします。主な内容につきましては、3x3などの「アーバンスポーツイベント」や、デジタル技術を活用して未来の暮らしを体験できる「ミヤミライ展」、totraなどで公共交通を利用して来場された方に抽選でクーポンを配布するキャンペーンなどを展開してまいります。また、26日には、本市への移住定住を促進する拠点となる相談窓口「miya come」がオープンします。複合施設「ウツノミヤ テラス」3階の「miya come」内で、26日の11時15分から開所式を開催する予定です。是非、市民の皆様、移住を検討されている方をはじめ、記者の皆様もぜひ取材にお越しいただきたいと思います。
 最後に、本日、「宇都宮市新型コロナウイルスワクチン接種実施本部会議」を開催し、年末に向けた新型コロナワクチンの接種機会拡大について決定しましたので、ご報告します。
 本市におけるオミクロン株対応ワクチンの接種率は、20.4%となっており、市民の皆様のご協力により、全国平均を5.7ポイント上回っておりますが、現在、感染の第8波に入ったものと考えられ、更なる接種の加速化が必要となっていることから、市医師会と連携し、接種機会の拡充に取り組んでおります。その一環として、11月30日にまちびらきを迎える宇都宮駅東口地区の交流拠点施設「ライトキューブ宇都宮」において、大規模な集団接種を12月に実施いたします。働く世代の方も利用しやすいよう、金曜日の夜間や土・日において、約3、000人分の接種を実施するほか、駅東口エリアの魅力を一体的に知っていただけるよう、「宇都宮テラス」の店舗と連携し、当日、接種を受けた方が、割引などのサービスを受けられるようになっております。土・日には、予約なしで接種できる「ぷらっとワクチン」も実施しますので、まちびらき された駅東口エリアの散策も兼ねて、この機会をぜひご活用いただき、年末年始に向けて、早期の接種をご検討ください。
 これをもちまして、本日の発表を終了いたします。

資料

質疑事項

庁議等案件

「原油価格・物価高騰対策について」

記者 市の単独事業であるか、また、事業に伴う予算額について伺う。
政策審議室長 全て市の単独事業で進めていくものであり、37億8,000万円の一部融資資金からコロナ関連などを除く金額となります。

「宇都宮市中央卸売市場賑わいエリア整備方針の策定」について

記者 「中央卸売市場賑わいエリア整備方針」概要版に「少子高齢化や市場外流通の進行などの社会経済情勢の変化に伴い、全国的に卸売業者の取扱数量が減少傾向にあり、本市場においても全国と同様の状況が進行している」という記述があるが、具体的に、宇都宮市ではいつからどれぐらい減っているのかを伺う。また、整備用地の現況について、整備エリアを示しているが、この面積分が今回の賑わいエリアの整備を行う敷地の広さという認識で間違いないないか併せて伺う。
中央卸売市場次長 平成30年度からの概況ですが、野菜につきましては、しばらく横ばいで推移していましたので、ここ1・2年で5%程度の減少傾向でございます。また、鮮魚につきましては、毎年10%弱の減少が続いている状況でございます。
市長 面積につきましては、資料に示されている面積でございます。

「ミヤミライ展」の概要について

記者 まちびらきイベントの主催である、宇都宮駅東口地区まちびらきイベント実行委員会の構成団体について伺う。
都市魅力創造課長 「宮みらい」地区連絡協議会、宇都宮市、東日本旅客鉄道・宇都宮駅、宇都宮駅東口交流拠点施設の指定管理事業者、今泉地区コミュニティ協議会、宇都宮商工会議所、宇都宮観光コンベンション協会、以上でございます。
記者 まちびらきイベントでの、出張ライトライン見学会は予定通り行われるのか伺う。
市長 現時点では、予定通り行いますので、ご覧いただければと思います。

「2022宇都宮シクロクロス」の開催概要について

記者 シクロクロスについて、3年ぶりに開催されるということで、市長が期待されているところについて伺う。また、今回は以前と比べてどのくらいの人が来て、どのくらいの経済効果があると期待されているか併せて伺う。
市長 3年ぶりの開催となり、ファンからは、開催することが決定して嬉しいといったお話等をいただいており、期待している方がたくさんいるということが改めて分かりました。感染防止対策を行いながらもしっかりと楽しんでいただけるよう、また、公式競技として、一流選手の大技、体力等を見ていただくとともに、宇都宮市職員で宇都宮ブリッツェンの小坂光選手が、昨年、全日本チャンピオンにもなりましたので、その姿、現役チャンピオンとして、日本一の選手として、その妙技を多くの方々に見せていただきたいと思います。ジャパンカップサイクルロードレースで、多くの方に観戦いただき、街の賑わいと宇都宮のPR、経済波及効果も大きいことが分かりました。シクロクロスも同じように盛り上げ、皆さんに、また宇都宮に来ていただくきっかけにしていただければと思っております。入場者でありますが、3年前よりも超える方がお見えになるのではないかと思います。ぜひ多くの方に来ていただきたいと願っております。
都市魅力創造課長 前回の大会が行われた2019年の来場者は、2日間で約2万5,000人でございます。

庁議等案件以外

「宇都宮市内の県有施設移転再編構想について」

記者 先日報道されました、県有施設の移転再編構想について、市長の見解を伺う。報道によると、県は老朽化が進む県立美術館と県立図書館を県体育館跡地に移転させ、県立美術館の跡地に宇都宮中央警察署を移す方向で検討しているようだ。一方、県庁前の栃木会館跡地は具体的な名前は挙がらず、現時点では公共施設を置かない方針であることだけが分かっている。県庁所在地の市長として、これらの大規模な県有施設の再編計画には関心があると思われるが、報道された内容をどのように受け止められているか伺う。さらに、栃木会館跡地が長年、芝生広場のまま活用されていないことについて、市長はどのように評価しているか。この件について県とはこれまでに相談や下話はあったのか。報道後に県から連絡はあったのかも含め伺う。
市長 老朽化した県立図書館・美術館の移転再編整備に伴うリニューアルにより、県にゆかりのある資料や美術品等が集約され、情報発信や文化振興機能が強化されることにより、新たな交流拠点となり、賑わいや交流の創出につながるものと市としては期待しております。また、県立図書館、県立美術館の移転再編整備の場所として、県立体育館跡地を候補地として検討いただけることは、本市の都市拠点との近接性、交通の利便性などを考慮していただいたものであると受け止めているところであります。県都にふさわしい「文化と知の拠点」として、本市のまちづくりとの整合を図りながら進めていただき、早期に再整備されることを期待しています。芝生広場につきましては、これまでも「県民の日記念イベント」など、様々なイベントに利用されており、賑わいや憩いの場所として活用されてきたと認識していますが、今後、民間活力の導入も視野に入れた検討を行うとのことでございますので、県都の顔にふさわしい、本市の中心市街地の賑わいの創出につながる利活用を期待しているところでございます。栃木県と宇都宮市においては、相互の発展に向けて、様々な行政分野における広域連携の促進や、県との連携による施策事業の推進のため、これまでも情報交換を常に行ってきたところでございます。今回の県有施設の移転再編についても、県から事前に情報をいただいたところでございます。なお、報道後につきましては、県からの改めての連絡はございません。

「LRTについて」

記者 試運転の脱線事故に伴う原因の調査について、調査の主体は市という理解でよろしいか伺う。また、来年8月の開業を目標とする中で、事故の原因についていつ頃を目途に究明したいと考えているか伺う。
市長 来年8月開業予定でありますので、試運転中に分かった事象は全て原因究明を行い、運行開始後には事象が発生しないよう、また、発生してしまう場合であっても、しっかり対応して未然防止に努めてまいります。なるべく早く原因究明して対策を講じ、問題を解決していきたいと思っております。時期につきましては、専門家からのご意見や課題が出されておりますので、それをクリアした後、また専門家のご意見を聞いて決めていきたいと考えております。
LRT整備課長 調査は宇都宮市と芳賀町が主体で行っており、宇都宮ライトレール株式会社と連携し実施しております。
記者 原因究明まで待って試運転を再開するのか、あるいはどこかの段階で試運転を再開するのかについて伺う。
市長 専門家のご意見を踏まえ総合的に判断し、芳賀町や宇都宮ライトレール株式会社とも協議して決定したいと考えております。
記者 今月中の試運転再開は、見通しとしては難しいかを伺う。
LRT整備課長 この後に軌道事業連携会議を行い、議員説明会でご説明していきたいと考えておりますのでよろしくお願いいたします。

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